しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

ドンガメを食べる

2020年05月29日 | 城見小・他校
ドンガメを食べる
ドンガメは大きな生き物なので、子供2~3人で食べても腹を満たしてくれた。
食べるのは
海で遊んでいて、かつ、昼をまたいで遊ぶ時。ドンガメで腹をおこす。
食べる準備も面白かった。
かまどを作る。これは、それなりの形の石を数個集める。
焚き木。これは流木を集める。
ドンガメを漁船から失敬する。
くどを焚く。
ドンガメが焼ける、臭い匂いが充満する。
焼く時間がかかって、焼き上げ完了。
身を食べる。不味い。
まずいが我慢してハラにとおす。
ドンガメは笠岡湾干拓で消滅したが、
もとをただせば、戦前から「金浦湾のカブトガニ」として保護されていた。

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ゆすらんめ(ユスラウメ)を食べる
初夏の食べ物はゆすらんめとびーびーが代表で、食べるのが楽しみな季節だった。
どちらも農家の庭の隅などに一本か二本植えてあった。
昔から、子供のおやつように植えていたのだろう。
どこの家にもあることと、実の数が多く、食べても食べても減らないのが特徴だった。
味と見た目はゆすらんめの方が良かった。
実は赤く光り、口に入れると甘みがあった。
欠点は、木の枯葉に毛虫がいるのがいけなんだ。

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びーびー(ぐみ)を食べる
びーびーは、ゆすらんめ以上に木が多かった。
遠慮容赦なく食べたり、失敬して食べるのが可能な実だった。
家によっては特別大きな実のびーびーがあった。
山に行けば自生したびーびーがあった、これは許可なく自由に食べられるが、実が小さかった。
渋みがあって、食べたらサネを口から遠くへ飛ばして遊んでいた。


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棗(なつめ)を食べる
裏のいいさん方にナツメの大木があった。
秋になって実がなる頃、
その実の状況を毎日観察していた。そろそろ食えるなあ・・・・とか。
そうゆうときは、家からいいさんが出るのを待っていた。
そしてナツメの木のまわりで遊んでいた。
その目的は、いいさんがナツメを食べる時を待っていた。
いいさんが食べだすと、いっしょに木に登って実を採って食べた。
いいさんは7歳も年上だった。
きっと、私の目的がわかっていたのだろう。

コメント
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