石切山は良質な石、積み出し港が近い、という条件が必要だったので瀬戸内地方は”石の島”が多かった。
セメントや輸入石材によって市場を狭められた。
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「広島県の民謡」 中国放送 第一法規出版 昭和46年発行
石切り唄
石工は左手にタガネ右手にノミを持って岩塊にいどみ、力をふるって穴をあける。
穴は浅いのは一尺から深いのは一尺二、三尺。
これに火薬を装填する。
穴の直径は六分五厘ときまっていた。
力感あふれる歌である。
石工歌
呉市吉浦
吉浦町上地区から良質の花崗岩が出る。ここに石工が集まり定着してしまった。
彼らが仕事に際してうたったのが「石工歌」(いしくうた)である。
〽
可愛がられて寝た夜もござる
泣いた明かした夜もござる
〽
うるめ島には霞がかかる
わたしゃあんたに気がかかる
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石堀り歌
安芸郡蒲刈町
〽
わたしゃこのごろ 衒妻ばなれ
池の小鮒も水ばなれ
〽
あなた思えば三度の食も
のどにせかれて湯で流す
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矢掛町史 矢掛町 ぎょうせい 昭和55年発行
「石わり唄」
一
やれ山はやけてもよーい
山鳥りゃよたたぬよーい
二
子ほどかわゆきものはないよーい
よいよ よいよ
チンカコン チンカコン
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撮影日・2012年5月28日 香川県丸亀市広島