しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

広島湾要塞・三高山砲台跡

2021年01月31日 | 「戦争遺跡」を訪ねる
場所・広島県江田島市沖美町 砲台山
訪問日・2013年1月16日

一つの島だが、なぜか三つの島に分離される江田島・西能美島・東能美島。

広島と広島湾を見下ろせる、西能美島の三高山(砲台山)。







三高山に、日露戦争に備え要塞が造られた。


「戦争遺跡の辞典」 柏書房 2002年発行
広島湾要塞・三高山堡塁砲台
西能美島の西部の最高所に、西の海面を制圧するため1901年竣工。
28センチ榴弾砲編成で、2門を1砲座とした3砲座である。
200m離れて、付属建物がある。











規模も大きく、保存状態もいい。
今は憩いの村になっている。







現地看板
三高山砲台跡の歴史

江田島市北西部に位置する三高山(401m)の北部に、ロシアとの国交が急を告げる明治31年2月を境に、
バルチック艦隊の入港を阻止するため、広島湾一帯の数ケ所をの一つとして、起工し2年の歳月を費やして完成しました。
播州煉瓦といわれる特殊な薬焼の煉瓦で造られた。

280ミリりゅう弾砲6門、90ミリ連射砲4門、90ミリ臼砲4門、弾薬庫4個、機械設備庫、大規模な巡回監視所、
その他の建物跡が残されています。
三高山砲台は、総面積が約6万坪あり、西日本最大規模とも伝えられ、近代土木技術を今日に伝えています。








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