しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

小川郷太郎

2021年04月18日 | 銅像の人
場所・岡山県浅口郡里庄町  里庄歴史民俗資料館





小川郷太郎

旧制第一高等学校、東京帝国大法科大政治学科に進学、1903年首席で卒業、大蔵省に入った。
36歳で京都大教授になり財政学を担当した。
大正6年(1917)京都市選挙区から衆議院議員に当選。
大正13年大学を止め、岡山2区から立候補、TOP当選。
選挙にはめっぽう強かった。

昭和11年広田内閣の商工大臣として初入閣。
昭和15年近衛内閣に鉄道大臣で入閣、どちらも補充入閣だった。
このころは政治家小川がもっとも輝いた時期。
商工大臣就任後お国入りでは地元あげて大歓迎、村民はちょうちん行列や鼓笛隊を繰り出して祝った。
60歳の時である。

鉄道大臣在任中の昭和16年4月、山陽線関門トンネル下り線が完成、軍需物資優先の貨物列車運行が始まった。
昭和18年、ビルマ政府最高顧問に任じられ赴任、同国の財政再建指導にあたった。
1年半後任務を終え帰国途中乗っていた緑十字船「阿波丸」が台湾沖で米潜水艦の魚雷攻撃で沈没、死去した。
享年69。

「岡山人じゃが2011」 岡山ペンクラブ 吉備人出版 2011年発行 
 






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城見村からも、多くの票が入っている。


昭和3年、初めて普通選挙
         
【岡山2区】城見村の投票結果
犬養毅 政友会 庭瀬 1 ( 引退予定の犬養は担ぎ出され最下位当選。昭和6年首相。昭和7年5月15日77歳で死亡)
西村丹次郎  民政党 秦 13
星島二朗   政友会 藤戸  1
小川郷太郎  民政党 里庄 216
高草美代蔵 政友会 矢掛 121(落選)
難波秀夫 労農党 2 (落選)
小谷節夫 政友会 正田 1

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撮影日・2021年3月31日  



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