ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

近況報告

2020-03-02 20:19:48 | 余話
Ezra Collective / You Can’t Steal My Joy


すいません。2週間以上も放置してしまいました。新型肺炎が猛威を奮っておりますが、私は今のところ大丈夫です。元気にやっております。

残念なことに、ライブの中止、延期が本格化してきましたね。やっぱり、"政府の要請"の威力は半端ないんですね。次から次へとライブの中止、延期が発表されいき、悲しくもあり、少し怖くもありました。まさか、ウィルス拡散防止のため、こんな事態になるとは思いもしませんでしたし。

私は2月28日、ビルボードライブ東京へ、UKジャスの旗手エズラ・コレクティブを観に行く予定で、楽しみにしていたんです。ですが、確か前日ですよ、中止のアナウンス…。

ビルボードライブは、東京、大阪共に2月28日から3月11日まで全公演中止とのこと。

あと1日早ければ観れたんですけどね〜。ちなみにエズラ・コレクティブ、2月27日にはビルボードライブ大阪でライブをやってるんですよ。これはショックですよね〜。来日自体が中止なら諦めもつきますが、大阪はやって東京は中止とは。まあ、そういうタイミングだったので仕方ありませんけどね。

あと、妻と一緒に観に行く予定だった、TOKYO GUITAR JAMBOREEも中止。森山直太朗、ハナレグミ、田島貴男、崎山蒼志、カネコアヤノ、などなど。結構楽しみにしてたんですけどね。

3月もベン・ハーパーが中止で残念無念。

ですが私の場合、腎臓病もありますし、感染のリスクが高い所へはなるべく行かないほうが良いという思いも強いんです。もちろん、私個人の話だけでなく、感染が広がるのも心配です。なので、正直、中止になってホッとしている面もあるんです。大阪のライブハウスの件もありますし。

とは言え3月は、ベン・ハーパー以外にも、ジュリアン・ラージ、リアノン・ギデンズ、モーリス “モベッタ” ブラウンなど、行きたいライブが色々あるんです。ですが諦めた方が良さそうですかね。それにしても、ブルーノート系は、ちらほら中止、延期が出て来てるとは言え、通常営業ですから、頑張りますよねー。


さて、話は変わってフジロックです。
やっぱり新型肺炎の影響で、3月6日(金)より予定されていたチケット第1次先行発売が、3月17日(火)からに延期されました。チケットの発売も延期しなきゃいけないもんですかね?2月29日の岩盤店頭販売は決行してたのに…。

ちなみに私は、早割抽選には見事ハズレました。本来なら、迷わず岩盤に並びに行くところだったのですが、ウィルスのこともあり、なんとなく気が重く、今回はパスてしまいました。なので、まだチケ取れてません。第1次先行で買います。
 
フジロックのチケットを早割で買わなかったなんて、レディオヘッドが出た2012年以来ですよ。あの時は岩盤に並んでも買えなかったんですけどね…。



そんなこんなで、フジロック第1弾も近づいてきましたし、我がブログも頑張らないと!色々書きたいことはあるんですけどね。とりあえず、近々、タンク・アンド・ザ・バンガスと、ヴードゥ・デッドのライブ・レポをアップ予定ですので、お楽しみに。






2019年 ベストアルバム 20枚

2019-12-31 21:24:57 | 余話

第1位

Brian Owens / Love Came Down
まさにニューソウル期のマーヴィン・ゲイが現代に蘇ったような作品にして、このクオリティーは奇跡としか言いようのない大傑作。冒頭の陰影溢れるサウンドから徐々に染み入るファンクネス、そしてブライアン・オーウェンスの表情豊かな歌声が醸すブラックネスに、ただただ引き込まれていく。今年一番聴いたアルバム!!


第2位

Solange / When I Get Home
随分前にサマソニで観たソランジュと、前作「A Seat at the Table」のソランジュが同一人物とは俄に信じ難かったですが、新作を聴いて確信しました。ソランジュはヤバい!!今、一番生で観たい人。


第3位

THe Lumineers / III
フジロックのステージも最高だったルミニアーズ。遅れて届けられた最新作は、奥深いコンセプトが味わい深い楽曲群で彩られたモダン・アメリカーナ。連作PVによる短編映画のような世界観も秀逸でした。


第4位

Beyoncé / The Lion King: The Gift
ビヨンセの新作は映画『ライオン・キング』へのインスパイアード・アルバム。ビヨンセによるアフリカへのリスペクトが詰まった作品。豪華ゲストと共に繰り広げられるビヨンセの歌唱は、相変わらずの絶品にして圧巻!!


第5位

The New Orleans Catahoulas / Homegrown
今年もニューオーリンズ物を色々聴きましたが、なんだかんだで一番テンション上がったのがこの作品。ジェラルド・フレンチ、ケヴィン・ルイスなど、ニューオーリンズの職人達が集い、オールドスタイルのR&Bを演っている。かの地の緩さ溢れる、最高にゴキゲンな録音。


第6位

Anderson Paak / Ventura
アンダーソン・パックの描くモダンR&B。ソウル、ファンク、ジャズ、そしてヒップホップの行く末を見ているよう。ブラック・ミュージックの未来はこの人に託した!


第7位

Rhiannon Giddens with Francesco Turrisi / There Is No Other
アメリカーナから一歩も二歩も踏み込んで来たリアノン・ギデンスの新作は、イタリア出身、ダブリンを拠点に活動するフランチェスコ・トゥリッシとのコラボ作。深淵なるルーツを感じさせる、彼女ならではの視点が秀逸。そして悲しげでありながら凛とした歌声も素晴らしい。


第8位

Bobby Rush / Sitting on Top of the Blues
大好きなブルースマン。現行、ブルースの猥雑さを感じさせる最後のレジェンドと言っても良いでしょう。ルイジアナの南部臭も相変わらず強烈。


第9位

Ezra Collective / You Can’t Steal My Joy
先鋭的な英ジャズ界の震源地、エズラ・コレクティヴ。数枚のEPを経てついにドロップされたフル・アルバム!!


第10位

John Boutté / a “well tempered” Boutté
ニューオーリンズの至宝。シンプルなバンドをバックに円熟の歌声を聴かせてくれます。まさに極上。


第11位

The Soul Rebels / Poetry in Motion


第12位

Robbie Robbrtson / Sinematic


第13位

Tank and the Bangas / Green Balloon


第14位

Michael kiwanuka / kiwanuka


第15位

Galactic / Already Ready



第16位

Stella Donnelly / Beware of the Dogs



第17位

Bill Frisell / Harmony



第18位

Brittany Howard / Jaime



第19位

Faye Webster / Atlanta Millionaires Club



第20位

Leyla McCalla / Capitalist Blues



以上です。今年は20枚に絞りました。例によって、私が趣味と今日の気分だけで選んだ2019年の20枚です。ほんの余興ではありますが、楽しんで頂けたら幸いです。これにて、本年の「ルーツな日記」は終了です。

来年も、また宜しくお願いいたします!!!

2019年 ベストアルバム 発掘物編

2019-12-31 20:39:28 | 余話
VA / THE NEW ORLEANS JAZZ & HERITAGE FESTIVAL

今年のリイシュー/発掘物は、ビートルズの「アビーロード」とか、ボブ・ディランの「トラヴェリン・スルー」とか、泣く子も黙る大物もありましたが、「ルーツな日記」的には、何と言っても、ニューオーリンズ・ジャズフェスティヴァルの歴史が詰まった5枚組ボックス、「Jazz Fest: The New Orleans Jazz & Heritage Festival」でしょう!!

1970年から始まり、来年で50周年を迎えるというこのフェスティヴァル。ニューオーリンズ音楽ファンにとっては、まさに憧れですし、聖地といっても良い、唯一無比のフェスなのであります。

ニューオーリンズ音楽ファンとして、ジャズフェスに行ったことが有るか無いかが、一人前かどうかの分かれ目みたい印象もある程で、かく言う私はいまだ行ったことがありませんので、とても肩身が狭い思いではありますが、だからこそ、こういうボックスセットはありがたいのです!!だってこれを聴き、付属のブックを眺めているだけで、その歴史を俯瞰出来るだけではなく、まるでその場にいるような疑似体験すら出来てしまうのですから!!

ザ・ゴールデン・イーグルスの「Indian Red」から始まり、ネヴィル・ブラザーズの「Amazing Grace / One Love」まで、トロンボーン・ショーティやドクター・ジョン、アーマ・トーマス、スヌークス・イーグリン、アラン・トゥーサン、ワイルド・マグノリアス、ファンキー・ミーターズ、などなど、古くは74年のアール・キングから、近年は2016年のビッグ・フリーディアまで、あらゆるジャンルをごった煮にした、まさにガンボなニューオーリンズ・ジャズ・フェスティヴァルを思う存分に堪能することが出来ます。

今年は、デイヴ・バーソロミュー、アート・ネヴィル、ドクター・ジョンという、ニューオーリンズの音楽を作って来たレジェンド達が、相次いで亡くなられてしまいました。彼らが培って来た音楽は、脈々と受け継がれ、新しい要素を吸収しながら、今も成長を続けています。その土壌としてジャズフェスが果たした役割は果てしなく大きく、カトリーナ被災等の艱難辛苦を乗り越えながら、50年も続いていることにもただただ圧倒されるばかりです。そしてまだまだ終わりではありません。この先年々も、ニューオーリンズ音楽を見守り続け、さらなる発展を演出し続けることでしょう。

そんなかの地の空気に思いを馳せながら、この5枚組CDに没頭するのが、これまた至福の時間なのであります!!

タワレコ渋谷店がリニューアル

2019-01-13 00:02:30 | 余話
タワーレコード渋谷店が、1月19日(土)にリニューアルOPENするそうです。

今回のリニューアルは、K−POP、J-POP、そしてイベントスペースの強化が中心のようで、洋楽ファンとしては正直、ちょっと残念な感じになりそう。


洋楽は、これまでクラシックも含めて5〜7階の3フロアでしたが、リニューアル後は6〜7階の2フロアに纏められるそうです。

どんどん上へ押しやられ、床面積も狭くなっていく印象ですよね〜。

タワーレコードこそ洋楽CDの最後の砦と思っていったのですが、時代の流れには抗えないのでしょうか…。

特にブルースとかカントリーとかは、肩身の狭い思いをさせられそうで心配です。


それと現状では、ブルース、R&B、ジャズが同フロアで便利でしたが、リニューアル後は、R&Bは6階、ブルースとジャズは7階と、フロアが分かれてしまうよう。

これはかなり不便。特にジャンルを越境しているものとか、どっちのフロアへ行けば良いのやら迷いそう…。



新年のご挨拶

2019-01-01 21:15:42 | 余話
明けましておめでとうございます。

また新しい年になりましたね。



フジロックもサマーソニックも、今年の開催を正式発表しましたし、

今年がどんな年になるのか? 今からワクワクしますね!!


とは言え、昨年の我が「ルーツな日記」は、相変わらず更新したりしなかったりな緩〜い感じで、

どうにも不本意なブログになりがちではありましたが、

辛抱強くご訪問頂いた方々、本当にありがとうございました。


今年こそ、充実した記事を書こう!! という意欲はあるんです。

いつもあれを書こう! これを書こう! と頭では考えてるんですけど、なかなかね…。


と言う訳で今年も頑張りますので、どうか温かく見守っていてください。


それでは、今年も宜しくお願いいたします!!!

中秋の名月

2018-09-24 21:14:41 | 余話




Neil Young - Harvest Moon


今夜は中秋の名月ですね。中秋の名月と言えば、「Harvest Moon」。ニール・ヤングが1992年にリリースした名曲ですね。

動画は、その翌年のMTVunplugged から。


ロマンチックで良い曲ですよね〜。

ほうきで掃く音がまた良いんですよね。

今夜はこの曲をBGMに、お月見でもどうですか?


捻りが無くてすいません…。

中野サンプラザの思いで

2018-09-12 00:24:37 | 余話
中野サンプラザが取り壊されるそうですね。前からそういう話はありましたが、たしか区長さんが変わられて、もう一度議論し直す、ってことになったかと思うんですけど、やっぱり取り壊す方針に決まったようですね。

私は若い頃、ハードロック、ヘヴィメタルが大好きだったので、その辺りのライヴを観に、中野サンプラザへはよく行きました。80年代後半の頃です。今でこそ、洋楽のライヴもスタンディングで行われることが多くなりましたが、当時は来日アーティストというと、ほとんどが座席指定のホールだったんです。大きいところだと武道館、それ以外だと、NHKホール、厚生年金会館、渋谷公会堂、そして中野サンプラザ、この辺りが主流でしたね。

私が初めて中野サンプラザに行ったのは、1984年7月、オジー・オズボーンのライヴでした。ギターはジェイク・E・リーでしたね。その後、色々と行ってるんですけど、思い出深いのは1985年7月、モトリークルーの初来日ですね。当時、私が一番好きだったバンドだったんで。初めて見るニッキー・シックスに歓喜でしたね〜。あとメタリカの初来日も中野サンプラザで見ました。アンスラックスの初来日も。

メタル以外では、ストレイ・キャッツとか、ザ・ポーグスとか。あと意外なところではネヴィル・ブラザーズもサンプラで見てます。


でも最近は、何故か中野サンプラザのようなホールで洋楽のライヴを見なくなりましたね。行くとしたら、妻の付き合いで森山直太朗さんのライヴですかね。数年前に妻が足を怪我しまして、結構酷かったんですけど、それでも森山直太朗さんを観に松葉杖で中野サンプラザへ行ったんですよ。あそこってロビーからホールの中へ入るのに階段必須で、どうしたものかと途方に暮れていると、スタッフさんが「こちらへどうぞ」的に案内してくれたんです。一旦、外へ出で、横側の地味な扉から入ると、いきなりホール最前列付近の横に繋がっているという魔法のような通路がありまして、あれはびっくりしましたね。



実際に取り壊すのがいつ頃なのかは分かりませんが、建物自体も中野を象徴するものだったと思うので、なくなってしまうのは残念ですね。もちろん跡地にはまた新しいホールが出来て、新たなランドマークになるんでしょうけど…。



渋谷公会堂も、厚生年金会館もなくなって、今度は中野サンプラザですね。なんだか寂しいですね。

神保町 ジャニス閉店の悲しみ

2018-09-04 23:38:56 | 余話
神保町のレンタルCDショプ「JANIS」(本店)が11月をもって閉店となるそうです。

移転してまださほど経っていないのに、まさに寝耳に水の衝撃でした。

「JANIS」のホームページには、SINCE 1981とありますので、37年間の長きに渡って我々音楽好きの耳を満たしてくれたことになりますね。


私は多分、中学生の頃からお世話になっていますので、かれこれ30年以上ですね。本当にありがとうございます。

正直な話、私の音楽体験の8割はジャニスと言って良いほどお世話になっていました。

特に若い頃はね。


だってYouTubeはおろか、ネットそのものが無い時代ですよ。

音楽、特に洋楽を聴きたければラジオを聞くかレコードを買うしかなかったんです。

でも少ないお小遣いではなかなかレコードは買えません。

そこでレンタル・レコードです。


初めてジャニスを訪れた時の緊張は今も覚えています。

当時、神保町には他にもレンタル・レコード店はいくつかあったんですが、そのなかでもジャニスは大人っぽいと言うか、独特の雰囲気だったんですよね。


私は若い頃、ヘヴィ・メタルや、パンクが大好きだったので、その手のレコードを借りまくりました。

普通のレンタル・レコード店は国内発売されている有名なものしか置いてないのですが、ジャニスには輸入盤もある。

しかもマイナーなやつ。スラッシュメタルとかハードコアパンクとか。日本のインディーズものとか。

こんなの私以外に誰が借りるんだろう?みたいな。

でもみんな借りるんですよ。マニアックな方々が借りに来るんです。それがジャニス!!

レコードの裏には感想を書く紙が貼ってあって、マニアな方々と言いたい放題に感想を書き合うのが楽しかったですね。



便利な世の中にはなりましたけど、失うものもたくさんありますね。

出来ればあの頃に戻りたい…。


私にとって青春とは、ジャニスに通うことでした。ジャニス様、長い間、本当にありがとうございました。















謹賀新年

2018-01-01 19:35:38 | 余話
NORAH JONES / THE FALL

明けましておめでとうございます!!

昨年9月以来、ほぼ開店休業状態だった当ブログですが、筆者である私は元気に生きております。

という訳で、こんなブログですが、今年もよろしくお願いします。

とりあえず、新年になったことをきっかけに、また張り切って書いていく所存ですので、どうぞ暖かくお見守りくださいませ。


*写真はノラ・ジョーンズの09年作。今年2018年は戌年なので、犬ジャケを選んでみました。見開きジャケットには、もっと沢山の犬に囲まれたノラの写真があしらわれていますが、当時、来日したノラが、朝のテレビ番組にゲスト出演した際に、あの撮影はどんな感じでした?的な質問を受け、「臭いが…」みたいな答えをしていたのが印象的でした。もちろん犬は好きだって言ってましたけど。



猫ジャケ

2017-02-22 20:19:28 | 余話
BOB DYLAN / BRINGING IT ALL BACK HOME

今日、2月22日ってネコの日だそうですね。ニャー、ニャー、ニャー!ってことで。いつからそうなったのでしょう? 今年からですか? なんかツイッター等に猫ジャケを上げるのが流行ってるようで。

という訳で、私も時流に乗って猫ジャケを一つ。って言うか、にわかにはこれしか思い浮かびませんでした。猫ジャケと言うには、猫が小さくてごめんなさい…。でも、カメラ目線のこのネコちゃんが、意外と好きなのです。