ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

フェスの無い夏

2020-08-13 20:39:58 | フェス、イベント

あー、暑い! 夏フェス行きたいな〜!


先日ついに、夏フェス最後の砦だったスーパーソニックが、来年への延期を発表いたしました。

うん、まあこれは仕方ない。覚悟してましたし。

それにしても皆さま、延期発表に際したクリエイティヴマン代表、清水さんの言葉、読まれましたか?「コロナに潰された数々のフェスティバルの無念を思いながら」と、始まるんです。


毎年、春から夏にかけて、数々のフェスが、私達にかけがいのない音楽体験を提供してくれました。それが今年は全て無いのです。

フジロックも無い、グリーンルームも無い、ロックインジャパンも、ライジングサンも、そしてスーパーソニックも無いんです。

まさに、コロナに潰されたのです。

フェス主催者様、関係者の皆様、本当に無念でしょうね。

まさかこんな年が来るとは…。私も夢にも思っていませんでした。フジロックもサマソニも、夏になれば必ずあるものだと思ってました。

夏の暑さと、フェスは一緒にあるものだと。

なのに今年は、ただ暑いだけの夏。

あ〜、本当ならあと1週間でフジロックだったんですよ。今頃、一番ワクワクしている時分ですよ。さらに1ヶ月後にはスパソニだったんです…。

あー、コロナさえなければ!!
コロナのバカやろー!!

そう言えば、若かりし頃、まだフェスの無かった夏、何してたんだっけ?

セミ捕りでもしてたのかな?



すいません、長々と。単なる愚痴です。


でもね、楽しみが無いわけではないんです。フジロックは、開催予定日当日に、過去のアーティストパフォーマンスを中心に編成した特別ライブ番組を配信をしてくれるそうですし、他にも前夜祭の大抽選会を再現したのプレゼント企画や、フェス飯のデリバリー及びテイクアウトもあったりで、壮大な"エアフジロック"を満喫出来るのです。

ま、プレゼント企画は早々にハズレてしまいましたけどね。


他で面白そうなのは、ライジングサンですね。8月15日(土)の22:00~翌05:00予定で、過去映像を中心にライヴ配信をしてくれるそうです。なかなか北海道までは行けないので、こういう形でも参加できるのは嬉しいです。時間帯がまさにライジングサンで濃密そう!

あと、スウィートラヴシャワーや、氣志團万博なんかも、オンラインでのイベントをやってくれるようですし、なかなか賑やかになっています。

フェスはまだまだコロナに負けません!
そして来年、倍返しするためにも、私達一人一人が感染を広げないよう、日々気を付けなければいけませんね。

気をつけながら、キープオンロッキンです!


 




スパソニも延期に…。

2020-08-11 17:08:36 | フェス、イベント
9月19日(土)・20日(日)・21日(月・祝)に幕張にて開催予定でした、スーパーソニックですが、残念ながら、来年への延期が発表されました。

正直、延期になるだろうな、と覚悟をしていました。いまだコロナの感染者数が減らない状況ですからね。覚悟はしていたとは言え、無念ですね。ただ、ギリギリまで開催に向けて頑張ってくれたクリエイティブマンの皆様には、感謝の言葉しかありません。ありがとうございました!

オフィシャルサイトに掲載された清水社長の言葉の中に「私達も今年は負けました。ここまで信じてきてくれた皆さま、感謝と共に心よりお詫びします。」とありまして、ここは読んでてとても辛かった。

でも負けてないですよ!詫びる必要もないですよ!スパソニの火はまだ消えてませんし、私達はまだまだ信じています。来年、2年分の笑顔を準備して待ってます!!


花火、見たいな〜。

2020年上半期アメリカーナ・ベストアルバム その2

2020-08-09 16:48:38 | SSW
Jonathan Wilson / Dixie Blur

おもむろに始まった2020年上半期アメリカーナ・ベスト・アルバム企画。第2回はジョナサン・ウィルソンです。第1回で紹介したローガン・レジャーと並んで、ここ最近、私が最も聴いているアルバムがこれです。

2014年にフジロックへ出演した時は、まだまり知られた存在ではなかったジョナサン・ウィルソン。もちろん、その時すでに、ソロ名義のアルバムを数枚リリースしていました。ですが彼が注目されたきっかけは、やはりファーザー・ジョン・ミスティのプロデューサーとしてかもしれません。ファーザー・ジョン・ミスティ名義としては初作となる2012年の「Fear Fun」から、既にジョナサン・ウィルソンはプロデューサー、マルチ・プレイヤーとして参加していました。ですが、注目度が上がったのは、その後の「I Love You, Honeybear」、「Pure Comedy」の成功からでしょう。それら傑作の影の参謀、コラボレーターとして、ジョナサン・ウィルソンの存在もクローズアップされてきました。


米ノースカロライナ生まれ。19歳の頃、LAに移り住み、伝説の地“ローレル・キャニオン”の空気を存分に吸いこみ、数多のセッションを繰り広げてきたというジョナサン・ウィルソン。ソロ・アーティストとしての本格デビューは、2011年のアルバム「Gentle Spirit」。そして今年2020年3月にリリースされた「Dixie Blur」は、彼の4枚目のソロ作になります。

ローレル・キャニオン的な古き良きロックの香りを、アシッドフォーク、フリーフォーク的なソフトサイケで包み込んだような作風は、デビュー時から一貫してはいますが、前作「Rare Birds」では、ダンスミュージック的なアプローチを見せ、幾分モダンになりすぎた印象があったものの、こちらの最新作は、よりフォーキーなサイケへと回帰しつつ、さらにカントリー/ブルーグラスなフレイバーを色濃く感じさせる、そんな作品に仕上がっておりまして、これがすこぶる良いのです!!それもそのはず、名フィドラー、マーク・オコナーを筆頭に、ケニー・ヴォーン、パット・サンソン、ラス・パールといった名うての猛者達が参加しています。

全14曲中、13曲がジョナサン・ウィルソン自身によるオリジナル曲。唯一のカヴァーが、いきなり1曲目「Just For Love」。クイックシルヴァー・メッセンジャー・サービスによる70年のサイケ名曲。こういうカヴァーを1曲目に持ってくるところが嬉しい。この曲や「New Home」、「Fun For The Masses」など、スローな曲の味わいには思わずうっとりとさせられる。こういう曲のでのラス・パールによるスティール・ギターはホント素晴らしい。一方、「So Alive」、「In Heaven Making Lave」、「El Camino Real」といったアップテンポな曲も最高で、マーク・オコナーのフィドルが鮮烈。特に「El Camino Real」での高速ソロにはやられます。

他にも、アーシーなグルーヴへの展開が格好良い「Oh Girl」、憂いを感じせながらテンポアップする「Riding The Blinds」、感傷的なアコギのアルペジオが印象的な「69 Corvette」、フォーク・ロック調の「Enemies」などなど。フォーキーを基調にしつつ、聴けば聴くほど楽曲それぞれの魅力が浮き上がってくる。そして全編に貫かれたジョナサン・ウィルソンの抑制を効かせた歌声が、ジワジワと脳内に滲みてくるよう。

ジョナサン・ウィルソンというアーティストの、作曲センス、プレイヤー資質、シンガーとしての魅力、そしてプロデュース能力、それらが結実した美しい作品。文句無しに格好良い!!

GREENROOM FESTIVAL 開催中止

2020-08-02 19:48:19 | フェス、イベント
9月5日(土)、6日(日)、横浜赤煉瓦倉庫にて開催予定だったグリーンルーム・フェスティヴァルですが、昨日、無念の中止が発表されました。元々は、毎年5月に開催されていたフェスでしたが、今年はコロナのため、5月から9月に延期、そして残念ながら中止。最初の延期の際に、MGMTや、タッシュ・サルタナなどのキャンセルがあったものの、それでも、!!! 、ホセ・ジェイムス、オスカー・ジェロームなど、魅力的なメンツが並んでいただけに、残念でなりません。とは言えまあ、これは仕方ない。今は我慢の時ですね。

ただ、毎年開催されていた愛すべきフェスが、またも中止に追い込まれてしまったことは、やるせないことこの上ないですね。ここまで頑張ってくれた主催者様には、感謝の言葉しかありません。ありがとうございました! 

来年の春、また最高のフェス体験が出来ることを願っています。


さて、これで残るはスーパーソニックのみになりましたね。かなり厳しいと思います。そろそろ発表があると思いますが、覚悟して待ちましょう。

それでも、音楽は不滅です!