第1位
Brian Owens / Love Came Down
まさにニューソウル期のマーヴィン・ゲイが現代に蘇ったような作品にして、このクオリティーは奇跡としか言いようのない大傑作。冒頭の陰影溢れるサウンドから徐々に染み入るファンクネス、そしてブライアン・オーウェンスの表情豊かな歌声が醸すブラックネスに、ただただ引き込まれていく。今年一番聴いたアルバム!!
第2位
Solange / When I Get Home
随分前にサマソニで観たソランジュと、前作「A Seat at the Table」のソランジュが同一人物とは俄に信じ難かったですが、新作を聴いて確信しました。ソランジュはヤバい!!今、一番生で観たい人。
第3位
THe Lumineers / III
フジロックのステージも最高だったルミニアーズ。遅れて届けられた最新作は、奥深いコンセプトが味わい深い楽曲群で彩られたモダン・アメリカーナ。連作PVによる短編映画のような世界観も秀逸でした。
第4位
Beyoncé / The Lion King: The Gift
ビヨンセの新作は映画『ライオン・キング』へのインスパイアード・アルバム。ビヨンセによるアフリカへのリスペクトが詰まった作品。豪華ゲストと共に繰り広げられるビヨンセの歌唱は、相変わらずの絶品にして圧巻!!
第5位
The New Orleans Catahoulas / Homegrown
今年もニューオーリンズ物を色々聴きましたが、なんだかんだで一番テンション上がったのがこの作品。ジェラルド・フレンチ、ケヴィン・ルイスなど、ニューオーリンズの職人達が集い、オールドスタイルのR&Bを演っている。かの地の緩さ溢れる、最高にゴキゲンな録音。
第6位
Anderson Paak / Ventura
アンダーソン・パックの描くモダンR&B。ソウル、ファンク、ジャズ、そしてヒップホップの行く末を見ているよう。ブラック・ミュージックの未来はこの人に託した!
第7位
Rhiannon Giddens with Francesco Turrisi / There Is No Other
アメリカーナから一歩も二歩も踏み込んで来たリアノン・ギデンスの新作は、イタリア出身、ダブリンを拠点に活動するフランチェスコ・トゥリッシとのコラボ作。深淵なるルーツを感じさせる、彼女ならではの視点が秀逸。そして悲しげでありながら凛とした歌声も素晴らしい。
第8位
Bobby Rush / Sitting on Top of the Blues
大好きなブルースマン。現行、ブルースの猥雑さを感じさせる最後のレジェンドと言っても良いでしょう。ルイジアナの南部臭も相変わらず強烈。
第9位
Ezra Collective / You Can’t Steal My Joy
先鋭的な英ジャズ界の震源地、エズラ・コレクティヴ。数枚のEPを経てついにドロップされたフル・アルバム!!
第10位
John Boutté / a “well tempered” Boutté
ニューオーリンズの至宝。シンプルなバンドをバックに円熟の歌声を聴かせてくれます。まさに極上。
第11位
The Soul Rebels / Poetry in Motion
第12位
Robbie Robbrtson / Sinematic
第13位
Tank and the Bangas / Green Balloon
第14位
Michael kiwanuka / kiwanuka
第15位
Galactic / Already Ready
第16位
Stella Donnelly / Beware of the Dogs
第17位
Bill Frisell / Harmony
第18位
Brittany Howard / Jaime
第19位
Faye Webster / Atlanta Millionaires Club
第20位
Leyla McCalla / Capitalist Blues
以上です。今年は20枚に絞りました。例によって、私が趣味と今日の気分だけで選んだ2019年の20枚です。ほんの余興ではありますが、楽しんで頂けたら幸いです。これにて、本年の「ルーツな日記」は終了です。
来年も、また宜しくお願いいたします!!!