ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

@SWEET LOVE SHOWER

2011-08-28 14:31:01 | フェス、イベント
今日は上原ひろみトリオを観に、はるばる山中湖へ来ています。いや~、なかなか良いですよ! THE BAWDIESとか、OKAMOTO'Sとか、色々観ています。上原さんまではあともう少し。


帰宅後追記:

いや~、上原さんは最高でした! ま、その話は次回と言うことで、ここでは初めて参加したSWEET LOVE SHOWERの雑感など。

まず、行きのバスからの景色も含め、素晴らしいロケーションでしたね。残念ながら富士山はほとんど見えませんでしたが、湖と緑に囲まれた会場はとても気持ちがよかったです。メイン・ステージとなるLakesideステージは地面がフジロック並みにぬかるんでいてそれはそれで良い感じ。対してセカンドステージとなるMt.Fujiステージは芝生が気持ち良い、ゆったりスペース。上原さんが出演したのはこのステージ。ここは水はけが良いのか、芝生の上に座ったり寝転がったりしても、大して濡れないので、私も上原さん登場までここでダラダラしていました。

この大きな2つのステージの他に小さなステージが2つ。まずはForestステージ。ここはメイン会場から橋を渡って行くんですけど、橋を渡ると何故かワクワクするのは私でしょうか?そしてWarterfrontステージ。こちらはまさに中山湖畔に作られた小ステージ。湖に面したボードウォークの途中に作られてるので、フジロックの木道亭のような感じ。ただ森ではなく湖に抱かれている。

この4つのステージが、かなり近距離に固まっているんです。タイムテーブルを初めて見たとき、それぞれの出演者の演奏時間があまりに短くて驚きました。ステージ間での被りを無くすため、演奏時間が短くなってるような感じ。これはお客さんが見たいライヴを被りに悩まされずほとんど全部見れるようにという配慮かと思ってました。ですが、おそらく、ステージ間が近いため、音の被りが大きく、ステージの同時進行が出来ないんでしょうね。現地に行ってなるほど~、と思いました。ま、想像ですけど。



さて、私が見たライヴは、

コトリンゴ(Warterfront)→THE BAWDIES(Lakeside)→OKAMOTO'S(Forest)→SEKAI NO OWARI(Mt.Fuji)→SISTER JET(Mt.Fuji)→上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト(Mt.Fuji)→毛皮のマリーズ(Mt.Fuji)

こんな感じです。上原さん以外ではOKAMOTO'Sが良かったですね!彼等のライヴを観たのは2度目ですが、初めて見た時よりさらに良かったです! 演奏自体も最高でしたが、ドラマー君のキャラが良いですね!他には、THE BAWDIESや、毛皮のマリーズなんかも良かったです。

まあ、何はともあれ、最後の夏フェス気分を存分に味合わせて頂きました。オフィシャル・カフェのじぇいかつも美味しかったですし。甲州名物ほうとうも食べました。ただ一つ難点を言わせて頂けば、日帰りするにはちと遠いい!! ツアーバスを利用したんですが、東京駅出発で、往路3時間、復路4時間半ですよ! トリのサンボマスターを2曲程で切り上げても、東京駅についたのは12時半近かったですからね…。ま、渋滞が無かったらもっと早かったんでしょうけどね~。

上原ひろみ

2011-08-27 15:42:03 | ジャズ
HIROMI / VOICE

さて、上原ひろみさんの季節になってまいりました。

8月13日 RISING SUN ROCK FESTIVAL 2011 in EZO 東京スカパラダイスオーケストラ GUEST:上原ひろみ
8月28日 SWEET LOVE SHOWER 2011 上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト
8月30日 BLUE NOTE JAZZ MEETING@富山県民会館 上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト
9月 1日 BLUE NOTE JAZZ MEETING@秋田市文化会館 上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト
9月 3日 TOKYO JAZZ FESTIVAL 2011 上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト
9月 4日 TOKYO JAZZ FESTIVAL 2011 上原ひろみ×熊谷和徳
9月 9日 昭和女子大人見記念講堂 矢野顕子×上原ひろみ Recording Live in Tokyo~Get Together

11月21日~ 上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト「 VOICE 日本ツアー」



どうですか!? 多角的と言いますか、八面六臂の活躍が期待出来そうなスケジュールですよね~。上原さんが溌剌と飛び回ってる姿が目に浮かびます。

ライジングサンでのスカパラとの共演はもう終わってしまいましたが、どんな感じだったんでしょうかね? セットリストを見た限りでは、4~5曲で共演したようですが、スカパラ各メンバーとのインプロ合戦のような展開もあったんでしょうか? 生「水琴窟」も聴きたかったな~。この辺りはぜひテレビで放送してもらいたいですね!


さて、上記ライヴのうち、私が行きますのはまず8月28日の「SWEET LOVE SHOWER」です。これはアンソニー・ジャクソン(b)、サイモン・フィリップス(ds)とのザ・トリオ・プロジェクトによる日本初お目見えライヴ!会場が山梨なので、ちょっと遠いですが、早起きして行ってまいります。

そして9月9日の「矢野顕子×上原ひろみ」。このコンビも何度かライヴを行なっているようですが、私はこれが初めて。矢野さんにつきましても生で観るのは多分これが初めてなので楽しみです!

さらに「 VOICE 日本ツアー」最終日の12月4日 東京国際フォーラムです! フェスへの登場は顔見せのようなもので、ここが本番な訳ですよ!がっつり堪能したいと思います。

東京JAZZも行きたいんですけどね~。ま、トリオは山梨&ツアーで観ますし、熊谷さんとのデュオも何度か観てますしで、今回はパスの予定。きっとテレビで放送するでしょうから、そちらで楽しみます。


まあ、何はともあれ、明日の「SWEET LOVE SHOWER」ですよ! 久々にロックフェスで観る上原ひろみさん! 楽しみですね~! そしてこの「SWEET LOVE SHOWER」自体、私にとって初参加のフェスですし、これが今年最後の夏フェスになりそうなので、朝から晩まで、充分満喫してきたいと思います。

とにかく明日、アンソニー&サイモンとのニュー・トリオによる新モードの上原さんをしかとこの目で見届けてまいります!

プリシラ・アーン@ビルボードライヴ東京

2011-08-25 17:35:51 | SSW
PRISCILLA AHN / WHEN YOU GROW UP

8月17日、ビルボードライヴ東京にてプリシラ・アーンのライヴを観てまいりました!! 私にとって08年のビルボードライヴ東京、09年のフジロックに続いて3回目のプリシラ・アーン。しかも今回は今年5月にリリースされた最新作「WHEN YOU GROW UP」を引っさげての来日。しかも本来なら6月に来日するはずが、東日本大震災のため一旦中止となり、あらためてこの8月に決定した待望の来日公演です。

私は、前から3列目、プリシラの目の前の席。まずは素朴なワンピースを涼し気に着こなしたプリシラが一人でステージに登場。挨拶代わりに「Dream」です。ハーモニカ・ホルダーをセットしてのギター弾き語り。彼女の透明な歌声による繊細なメロディが、会場の空気にしっとりと溶け込んでいく。終盤はフット・スイッチによる一人多重コーラスで神秘的な美しさを醸す。これぞまさにプリシラ・アーン!! この曲はご存知、08年のブルーノートからのデビュー・シングルであり、彼女の代名詞的な曲。09年のフジロックでもハイライト的な場面で演奏されていました。それを今回はオープニングで早々と披露してしまう辺り、プリシラの新モードを予感させてくれます。

2曲目以降はバンド・メンバーが合流。今回はキーボード/ピアノ、ベース、ギター、ドラムスという4人がサポート。ベースは女性で多分フジロックの時も来ていた方でしょうね。そしてドラムスが参加するプリシラのライヴを見るのはこれが初めて。これまでのプリシラのライヴというと、プリシラのアコギ弾き語りを助ける必要最小限、もしくはある種の装飾音的な広がりに貢献する程度でしたが、今回はさらにバック・メンバーが一体となってプリシラの世界観を表していたように思います。つまりバンド感。それは新作からの「When You Grow Up」や「Vibe So Hot」のような曲に顕著。ドラムのビートがこれまでに無いポップ感を生み出していましたね。また「When You Grow Up」では、プリシラがギターではなくキーボードを弾きながら歌ったのにも驚きました。

もちろん、プリシラらしい幻想的な雰囲気にもさらに磨きがかかっています。ノリの良い「Vibe So Hot」に続いて披露された「Elf Song」。不思議なコード進行にアンニュイなプリシラの歌声が独特の世界を作る前半から、一瞬の間を置いて“You are so Beautiful ~”と歌われる瞬間は鳥肌ものの美しさ。彼女流のサイケデリックな音の重なりも秀逸でした。そしてプリシラのピュア・ヴォイスに身も心も洗われるようだった「Empty House」。やはりこういった曲でのプリシラの歌世界って言うのは、会場中の空気を取り込むような不思議な力がありますよね~。素晴らしい!

そして「Take Me Home, Country Road」ですよ。この曲の前にプリシラがジブリ映画が好きなことや、以前にジブリ美術館に行ったことなどを喋ってくれたのですが、その楽しそうなこと!! 笑いながら話すプリシラは本当に可愛いかったです! そして歌われた「Take Me Home, Country Road」。もちろん映画「耳をすませば」の日本語バージョンです。またプリシラの日本語が奇麗なんですよ。伸びやかに澄み切った声で歌う日本語の「カントリー・ロード」。これは何度聴いても気持ち良い!! さらにプリシラが日本語で「次の曲は日本のための曲です」と紹介して歌われた、“One day soon ~”というリフレインが印象的な曲。これはあの東日本大震災の直後に、プリシラが「Song For Japan」と題してYouTubeに投稿してくれた曲ですね。そして日本に対する思いも語ってくれました。ま、その辺は英語なので詳しい内容までは分かりませんでしたが、プリシラの優しい気持ちは充分伝わりました。ありがとう、プリシラ!!

そして「In A Tree」「Moonbeam Song」と、私の大好きな曲が続く。「In A Tree」の軽やかなフィンガー・ピッキングに乗るプリシラのちょっぴり甘い歌声にうっとり。この曲のようなカントリーがかったフォーキーな味わいもプリシラならでは。そしてハリー・ニルソンの「Moonbeam Song」。この微妙に浮遊感のあるメロディーがプリシラの歌声にぴったりなんですよ!これにもうっとり。ま、結局みんなうっとりなんですけどね…。

さらに新作から「Oo La La」。ちょっととぼけた感じのサビがポップで素敵な曲。続いてゆったりとしたリズムと美しいファルセットにとろけそうになった「Torch Song」。こういったポップな曲と静かな曲を並べたセットリストにはプリシラのより多面的な魅力が伺えますね。プリシラは曲によって、アコギを弾いたり、小型のキーボードを抱えて歌ったり、ギタリストからエレキギターを借りて弾いたりと、そういった楽器の持ち替えもポップ。さらに「Song For Japan」や「In A Tree」なんかは、バンド抜きのプリシラ一人による弾き語りでした。こういった細かい場面の転換にもポップさを感じます。そのポップさって言うのは、なんて言いますか、まるでプリシラの部屋へ招待されたような感じ。プリシラの多重コーラスや、キーボードのほんわかした独特な音色、ドラムスによるビート感、それらは決して派手ではなく、パステル・カラーのような落ち着いた色彩ながら、どこかドリーミーな世界へトリップさせてくれるような、それでいてプリシラならではの暖かい親密感がある、そんな感じ。それがまた心地良い!

続く曲は「I Will Get Over You」。この曲では可愛らしいアクシデントが! 曲の途中、歌っている表情が何となく不安げになり、歌詞を忘れてしまったのか、“フン~フン~♪”みたいなハミングになってしまい、しまいには「ごめんなさい!アハハ!」と笑ってしまったんです。観客からは思わず手拍子がおこり、その後は立ち直って歌い切りましたけどね。まあ、正直、可愛かったです! あの笑顔は堪りませんでしたね。このアクシデントも含めてプリシラ流ポップの世界ですよ!

終盤はデビュー作から名曲「Leave The Light On」。この曲も良い曲ですよね。いたって素朴なんですけど、その素朴さゆえにグッとくる。癒されました。そして本編ラストにしてこの夜のハイライト、ジョン・レノン「Love」のカヴァー。これは鍵盤のみをバックに歌われたんですけど、本当に素晴らしかった! とにかく神秘的な美しさに溢れる演奏で、プリシラの歌唱に引き込まれましたね。やはりこの人はシンガーとしての魔力のようなものを持ってますよね。

そしてアンコール。1曲目は「上を向いて歩こう」。この曲も日本語で歌ってくれました。私は初めて聴いたんですけど、今回の来日のために覚えて来てくれたんでしょうかね?どうなんでしょうか? これもプリシラの暖かい歌声が素敵でした。最後はお馴染み、プリシラがウクレレを弾きながら歌う「Find My Way Back Home」。柔らかく澄んだ歌声と、和やかな雰囲気が場内を包み込んで、プリシラのライヴは終了。

最新作「WHEN YOU GROW UP」で垣間見せたポップな歌もの指向をフューチャーしつつ、しっとりとした幻想的な世界もしっかり堪能させてくれて、さらに日本への愛と、プリシラならではの可愛さに溢れたライヴでした!




この夜のセット・リスト。(一応、メモを取りながら観たのですが、間違ってましたらごめんなさいね。)


8月17日 ビルボードライヴ東京 2nd

01 Dream
02 Wallflower
03 When You Grow Up
04 Vibe So Hot
05 Elf Song
06 Empty House
07 Take Me Home, Country Road
08 ???(Song For Japan)
09 In A Tree
10 Moonbeam Song
11 Oo La La
12 Torch Song
13 I Will Get Over You
14 I Don't Have Time To Be In Love
15 Leave The Light On
16 Love
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
17 上を向いて歩こう
18 Find My Way Back Home


プリシラ・アーン / Priscilla Ahn(Vocals/Guitar/Harmonica/Ukulele)
アーロン・アーンツ / Aaron Arntz(Keyboards)
ウェンディ・ウォン / Wendy Wang(Guitar/Bass)
チャーリー・ワドハムス / Charlie Wadhams(Guitar/Vocals)
アーロン・レッドフィールド / Aaron Redfield(Drums)




会場のグッズ売り場もプリシラっぽい飾り付けになってました。




記念に買ったプリシラのアート作品? 色使いがプリシラっぽくて素敵です。

SUMMERSONIC 2011

2011-08-20 12:03:08 | フェス、イベント
一応、私が観たサマソニについて纏めておきましょうか。

という訳で、8月13日、14日、幕張で行なわれたサマーソニックに行ってまいりました!!

まず13日、私が観たアーティストは、SHARKS(マリン)→ OFWGKTA(ソニック)→ CAGE THE ELEPHANT(ソニック)→ RYE RYE(ソニック)→ MILES KANE(レインボー)→ BEADY EYE(マリン)→ ZIGGY MARLEY(ビーチ)→ 花火(マリン)

こんな感じ。SHARKS は1発目に相応しい元気の良いUKパンク。トップ・バッターですからね、まだお客さんはパラパラな感じでしたが、それでも熱いパンク魂で盛り上げてくれました。しかし晴天のマリンは暑かった。メッセへ移動し、話題騒然のヒップ・ホップ・グループ、OFWGKTAでしたが、私はこの手のラップは少々苦手…。

そして個人的にはこの日のメインの一つ、ケンタッキー州出身のロック・バンド、CAGE THE ELEPHANT 。これは文句無しに格好良かった! ヴォーカリストの狂気を孕んだ歌声が強力。衝動的でグシャッとしたいかにもアグレッシヴな歌唱ですが、独特のブルース・フィーリングのような跳ねたグルーヴがあって、とにかく爆発的な熱気に溢れてる。何せこのヴォーカリスト、2曲目でフロアにダイブしちゃいましたからね。そして最後までまったくテンション衰えず。これぞロック!痺れました! このケイジの後はちょっとマウンテン・ステージを覗いてみましたら、あのパフュームが巨大なキャパを超満員にして大盛り上がってました。ちょっと面白かった。これもサマソニ。

そしてRYE RYEですよ。あのM.I.A.のレーベルがプッシュする女性ラッパー。これが格好良かった! 女性DJと2人の男性ダンサー、そしてフロントにRYE RYEというシンプルなステージながら、この女性DJの繰り出すリズムがバウンシーで堪らんのです! なにせRYE RYEはボルチモア出身ですからね。今流行のボルチモア系のエギゾ・グルーヴが強烈でした。で、この女性DJさん、まるで「RYE RYEって、シンガーとDJの二人組なの?」って思いたくなる程の存在感でして、何せMCや煽りなど全て彼女がやるもんですから、ステージのイニシアチブは彼女が握っているのでは?と疑いたくなる程。で、彼女が喋ってる間RYE RYEはどうしてるかというと、彼女の横で休んだりお化粧直したりしているという…。ですが一旦RYE RYEがラップし、踊り始めれば、その躍動感たるや!!って感じで、あれには痺れました。ただ先のパフュームに比べると集客が寂しかったのは残念ですけどね~。

続いてMILES KANE 。ビートルズの「Hey Bulldog」のカヴァーが格好良かった! そしてマリンに戻っていよいよBEADY EYEです。リアム・ギャラガーです! バンドは変われど、あの声、あのふてぶてしさ、やはりリアムはリアムでしたね。最後はビーチでZIGGY MARLEY 。夜の砂浜で聴くレゲエ、気持ちよかったですね~。さらにZIGGY MARLEYが終わった後、マリンのトリを務めるTHE STROKESに滑り込む。最後の1曲「Take It Or Leave It」だけ観れたんですが、これがめちゃくちゃ格好良かった。流石はトリですね。っていうかCDとまるでテンション違うじゃん!!しかも盛り上がり最高潮で花火がボンボン上がるし!でまたこの曲と花火がベストマッチング!これまでに野外ロックフェスで花火という演出は何度か見ていますが、これほどロックの衝動と花火がハマった瞬間は初めてでしたね。私なんか花火に向かって両腕挙げて「ウォー!!」と叫びまくってしまいましたから。もう大興奮! ってな訳で、この日はラストの花火に全部持っていかれた感じでした。


そして2日目。この日のメインはX-JAPAN~RED HOT CHILI PEPPERSと言うことで、マリン周辺は凄い人でしたね。夕方はスタジアムに入る列がとんでもない長さに伸びてましたから。しかも会場周辺には髪を真っ赤に染めあげたXファンの方々もいらっしゃったりで、なんか独特の雰囲気でした。しかしこの日の私はチケットを持っていない、いわゆるタダソニなので、迷わずビーチへ直行。そのタダソニ状況につきましては以前にも書きましたので、ここでは詳しく触れませんが、ようはビーチ・ステージの入り口付近をうろちょろしてステージを観たり観なかったりで雰囲気を楽しむ感じ。この日はあのRYE RYEをはじめ、渋さ知らズやyanokamiなど、昼間からず~っとビーチに居ても良いぐらいだったのですが、暑そうでしたし、タダソニという負い目もあることでしたので、夕方からLITTLE BARRIE、BOOTSY COLLINS and The Funk U Band、VILLAGE PEOPLE の3組を楽しませて頂きました! 何と言ってもブーツィー・コリンズでしょう! 海辺で聴くブーツィー、強烈でした。誰が誰だかさっぱり分からないほど遠目から眺めていましたが、金ラメのコートに紫ラメのパンツを履いたブーツィーだけは一目で分かりました。「Touch」ではお約束のブーツィーによる観客フィールドへの乱入が行なわれていたようですが、私の位置からではその様子はさっぱり分かりませんでした。しかしブーツィー不在のステージで永遠にドロドロなファンクをダラダラと垂れ流している感じがいかにもディープで、なんかゾクゾクしましたね。そしてブーツィー帰還後に「P. Funk (Wants to Get Funked Up」を歌い出した流れは昇天ものでした!

そしてラストはVILLAGE PEOPLEです。タダソニ組もみんなで「YMCA」踊りましたよ!楽しかった~!でも最後の「A」が何故か“Xジャンプ!”になってしまっていたのはタダソニならではのノリですかね?

なんだかんだで楽しいサマーソニック。来年も行こうかな?

















@ビルボードライヴ東京

2011-08-17 21:27:09 | SSW
今日はプリシラ・アーンのライヴを観に、ビルボードライヴ東京に来ています。震災のため6月の来日公演が中止になって以来、待ち焦がれたこの日がついにやってきました。これからプリシラの生歌を聴き、歌う姿を観ることが出来るかと思うだけで、なんだかうっとりしてきてしまいます。とりあえず、ハーブティーを飲みながら、新作を聴きつつ、開演を待ちます。

@サマーソニック2日目

2011-08-15 00:16:01 | フェス、イベント
今年も行っちゃいました! タダソニック!!

という訳で、今日はビーチ・ステージのみチラッと観てまいりました。ですが、これまでステージ・エリアの両サイド、つまり海岸側と土手部分が解放されていたのに対し、今年からはそこが全て立ち入り禁止となり、ステージ・エリアの後方のみ解放という形になっていました。例年までは「チケがなくてもビーチだけは少し観ても良いよ~!」というサマソニの気持ちを感じましたが、今年は「チケ持ってない人には見せないよ!」という心変わりを感じさせられ、タダソニももう終わりか…、と思ったりもしたものの、未練がましく雰囲気だけでも味合わせてくれ!とばかりにビーチへ行ってまいりました~。

今年のビーチ・ステージは恐ろしくメンツが良く、今日も朝からず~っとビーチにいても良いぐらいな充実振りだったのですが、ちょっと遠慮して夕方からリトル・バーリー、ブーツィー・コリンズ、ヴィレッジ・ピープルの3組を堪能してまいりました。今年はサイドから見れないので、後方入り口付近に屯して遠目にステージを眺める感じ。まあね、どのみち大して観れないので、チラチラとステージを観つつ、海観たり、ドリンク買いに行ったり、いたって気楽な感じです。それがタダソニ!

それでもあのブーツィー・コリンズのステージを観れた訳ですからね! しかもヴィレッジ・ピープルの「YMCA」ではタダソニ組もみんなで振り付けしましたし、飛び跳ねながら踊りまくりでしたし、あれはタダソニならではの開き直りというか、妙な開放感があって楽しかったです!

出来れば土手に座って観たかったですが、それは贅沢と言えば贅沢。ただで素晴らしい時間をくれたサマソニに感謝です!!

@サマーソニック初日

2011-08-13 13:03:42 | フェス、イベント
サマーソニックに来ています!暑いです!先程マリンの一発目シャークスを観ました。パンクでした。そのあとシーサイド・ヴィレッジで少し和んで、現在メッセです。OFWGKTAを観ていたのですが、やはりヒップホップは私の肌に合わないな、と感じて離脱。さて、何を観ましょうか? BoAとか観ちゃう?

明日からサマーソニック!

2011-08-12 22:42:37 | フェス、イベント
ZIGGY MARLEY / LOVE IS MY RELIGION

いよいよ明日からサマーソニック!! 今夜のオールナイト・イベント、ソニックマニアから3連チャンの方も多いのかもしれませんね。ちなみに私は明日13日(土)のチケットしか買っていません…。

さて、そんな私の明日の予定。

まずはマリンでSHARKS、メッセへ移動しソニックでOFWGKTA、レインボーでBETA WOLF、ソニックでCAGE THE ELEPHANT、マウンテンでRYE RYE、レインボーでMILES KANE、マリンへ戻ってBEADY EYE、最後はビーチへ移動しZIGGY MARLEY といった感じ。詰め込み過ぎ…。

ま、全部観るかは分かりませんけどね。でも必ず観たいのは、CAGE THE ELEPHANT、BEADY EYE、ZIGGY MARLEY 。この3組は楽しみですね~。さらにヒップホップ系のOFWGKTA、RYE RYEあたりも楽しみ。

今年はアリシア・キーズとか、ビヨンセとか、スティーヴィー・ワンダーなんかが出る訳ではないので、個人的は若干テンション低め…。しかも楽しみにしていたジェシー・Jのキャンセルもありました…。ですがリアム・ギャラガーはロックの夢ですし、その後、最後をビーチでジギー・マリーが締めるというのがまた良いじゃないですか! なんだかんだでワクワクしています!



そして14日(日)にはビーチ・ステージにブーツィー・コリンズが登場します! どうしましょ!

あの頃のプライマル・スクリーム

2011-08-12 13:25:29 | フェス、イベント
PRIMAL SCREAM / SCREAMADELICA

スクリーマデリカ完全再現ライヴで話題になっているプライマルスクリーム。「スクリーマデリカ」とは91年に発売されたプライマル・スクリームの大名盤。この頃のプライマル・スクリームは私のフェイヴァリット・バンドでした。ホント格好良かった! という訳で、今回はソニックマニア及びサマソニ大阪でそのスクリーマデリカ再現ライヴが披露されることもあり、私の頼りない記憶の彼方からあの当時の衝撃と興奮をたぐり寄せてみたいと思います。

その当時、私はロックン・ロールという音楽にハマっていました。つまりローリング・ストーンズ、フェイセズから、エアロスミス、ハノイ・ロックス、そしてジョニー・サンダースやラモーンズなどのパンク勢、さらにグレアム・パーカー、イアン・デューリーなどのパブ・ロック などなど。ですが比較的新しいバンドでロックン・ロールを感じさせてくれるものになかなか巡り会えませんでした。ストーン・ローゼスしかり、ガンズ&ローゼスしかり…。そんな時にCDショップで偶然目に入ったのがプライマル・スクリームの2nd作「PRIMAL SCREAM」でした。もうロックン・ロール以外にあり得ないジャケ写に、こんなバンドいたの?と半信半疑ながら即買いでしたね。

そして聴いたそのアルバム、あまりにふにゃふにゃとした頼りないヴォーカルがことのほか印象的ながら、それは間違いなくロックン・ロールでした! そしてそれは、あの頃の私にとって唯一と言っても良い現在進行形のロックン・ロールとなりました。 そしてやって来た初来日。90年7月4日渋谷クアトロ。このライヴは本当に衝撃的でした。私は、純粋にロックン・ロールを期待していたというか、あの2nd作そのまんまのサウンドになると思い込んでいた訳です。まあ、それはほぼ90%当たっていたのですが、残りの10%がとんでもなかったんです。まさに青天の霹靂。それはいきなり1曲目に訪れました。

SEのようなサウンドが会場中に鳴り響き、ヴォーカリストのボビー・ギレスピーをはじめバンド・メンバーが登場。観客の大声援の中、ボビーはマイクを持つ。それを私はそこそこ後ろの方から観ていたのですが、ちょうど私の隣にいた男子グループが、「え?やるの?このままやるの?歌うの~!?」とか言って盛り上がってる訳です。私は内心で「いやいやまだSEだから…。」とか思いつつ、その雰囲気に訳が分からない感じに。会場にはいまだそのSEが流れている。そしてあろう事かボビーはそのSEに合わせて本当に歌い始めてしまったんです!あのふにゃふにゃの声で。体を揺らしながら。もう会場中大盛り上がり。バンド・メンバー達もおもむろに楽器を持ち始め、その SEに合わせて弾き始める。不思議な恍惚感に会場が包まれていく。しかしこの期になっても私は訳が分からない。異様な盛り上がりの中、私一人取り残されてる感じ。何?SEじゃないの?始まってるの?

おそらく、この1曲目は「Come Together」だったと思うんです。この初来日時、もちろんまだ3rd作「SCREAMADELICA」は発売されてません。ですがシングルで「Loaded」「Come Together」は既に発売されていたんです。ところが私はシングルを追いかけるほど熱心ではなかったですし、当時のロック事情にもまったく疎かったんです。ただストーンズやジョニー・サンダースに通じるロックン・ロールをやる現行バンドを観に行っただけだったんです。

そんな私ですから、この1曲目にはホントぶったまげましたね。冒頭部分などSE的な要素は含んでいるものの、曲としてはハウス的な打ち込みだった訳です。当時の私にとって、ロックン・ロールと打ち込みは両極のような存在でした。正直、打ち込みのような音楽を忌み嫌ってました。だってロックン・ロールですよ! バンドがルーズなノリでもって一発勝負でやるもんでしょ? ですがこの「Come Together」はそんな私の価値観を180度ひっくり返すほど格好良かったんです。ハウス・ビートとロックン・ロール的な退廃美の融合。それはこれまでに感じたことのない恍惚感を生み出し、まるで昇天していくが如くの高揚感でした。私は訳が分からない状況の中、ただただ衝撃を受けまくっていたのです。

この先、どうなるんだろう?と思いながらも、2曲目以降は私が望んだ「PRIMAL SCREAM」の世界が展開され、純粋にロックン・ロールの世界に浸りました。何かに憑かれたように歌うボビーの格好良さに心底やられました。でも私の頭の中では、常にどこかで1曲目の美学がぐるぐると回っていた感じ。そして最後の曲。ここでまたしてもハウス・ビート。場内の空気が一気に新しい何かを見せつけられるようなゾクゾクとした雰囲気に包まれる。おそらく「Loaded」だったと思うのですが、まあ、とにかく驚異的に格好良かったのです。そしてアンコールでジョン・レノンの「Cold Turkey」(この辺の曲順なんかも既にかなり曖昧な記憶…)。さらにピストルズのカヴァーも演ったかな? 全てが最高でしたが、とにかく最初と最後のハウス2曲が圧倒的に輝いてましたね。まさに新しい扉を開けた感じでした。しかもその先には桁外れの高揚感と共に毒と妖気がたっぷり。

もう私は放心状態でした。帰宅後もそのハウス曲の興奮が忘れられず、結局「Come Together」と「Loaded」のシングルを即購入。繰り返し繰り返し聴きまくりました。当時の私が組んでいたバンド・メンバーにも「Come Together」を聴かせては「この曲どう?凄いでしょ?」みたいな。しかし「お前の好きそうな曲じゃないじゃん。どうした?」みたいな反応で、「いやいや、今、ロックン・ロールはこれなんだって!!」と説明しても分かって貰えず…。

そして翌年、いよいよ3rd作「SCREAMADELICA」(写真)発売。これがさらに衝撃作。キーワードはアシッド・ハウス、エクスタシー、アンディー・ウェザウォール、デニース・ジョンソン、ジミー・ミラー。あの当時、古いロックン・ロールしか知らない私にとって、これはまさに未知なる魅力。プライマル・スクリームこそ時代を映す、いや時代を変えるロックン・ロール・バンドだったのです。

そしてこの「SCREAMADELICA」を引っさげての再来日。91年10月7日川崎クラブチッタ。ちょっとはハウスをかじった私が臨んだ2度目の生プライマル。曲目等はまったく覚えていません。ですがほぼ全編ハウス仕様の強力ステージでした。もう私は脳の中がクラクラする感じでしたね。しかも単なるハウスではありませんから。爆音ハウス・ビートが会場中に轟くなか、それに絡むギターはストーンズ流のルーズな感じですし、ボビーは相変わらずヘロヘロで、とても尋常とは思えない妖しさをプンプンまき散らすという、まさにロックン・ロール特有の怠い妖気とハウスの享楽的な高揚感が混じり合ってとんでもない次元に達した瞬間を体験させられた感じ。そしてアンコールはまたしても「Cold Turkey」。前回はレノンにほぼ忠実なロック・ヴァージョンでしたが、この日はしっかりハウス流のアレンジに変換されてたのにも痺れましたね。とにかくプライマル凄いぞ!と。今、ロックン・ロールに何が起きているのか?何か異様なものが押し寄せてくるような興奮を肌で感じさせられた一夜でした。


『俺たちはクラブとロックン・ロールのライヴを組み合わせて、両方が持つ快楽主義を一つにして、もっともっと高いところへ飛んでいこうとしたんだ。』(rockin'on誌2000年4月号のプライマル・スクリーム特集における、あの頃を振り返ったボビーの言葉。)



さて、ソニマニでのスクリーマデリカ再現ライヴ、どんなステージになるんでしょうね?もちろん、あの頃のプライマルを再現するのではなく、現在のプライマルが「スクリーマデリカ」を再現する訳ですけどね。それでも気になりますよね~。残念ながら私は行けないんですけど~。



*なにぶん昔の話ですので、記憶違いや誇張があるであろうことは御勘弁してください。



PRIMAL SCREAM / PRIMAL SCREAM