第1位
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/d2/dafbc65fe918b294fad67f3a246b3f7b.jpg)
KAMASI WASHINGTON / THE EPIC
1位はカマシ・ワシントン!! これぞ最新LAジャズの現在。サンダーキャット、ブランドン・コールマン他、ストリングスも含め総勢60名を超えるミュージシャンが参加し、CD3枚組、収録時間170分超となる大作「THE EPIC」。フライング・ロータス総指揮によりブレインフィーダーからリリース。これは2015年、最大の衝撃でしたね。その得体の知れない黒々とした音塊に、一聴してとりつかれ、聴けば聴くほどにのめりこんでいきました。スピリチュアル・ジャズというのかもしれませんが、ここにはソウルも、ファンクも、アフロも、ブラックミュージックの全てが詰まっています。これを引っ提げての来日公演も凄まじかった! 2015年のジャズ界、いやブラックッミュージック界を代表する1枚。フジロックでの来日も決まっていますから、そちらも楽しみです!!
第2位
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/d9/b2542bf8eb8395f0f375aa7ff989a5ba.jpg)
WATKINS FAMILY HOUR / WATKINS FAMILY HOUR
ニッケルクリークのサラ・ワトキンス(fiddle,vo)とショーン・ワトキンス(vo,guitar,bass)を中心に、ベンモント・テンチ(piano,organ,vo)、グレッグ・リーズ(pedal steel,dobro,vo)、セバスチャン・ステインバーグ(bass,vo)、ドン・ヘフィントン(drums,vo)という、その界隈における錚々たるメンバーにフィオナ・アップル(vo)まで加わるという、強力プロジェクト。元々、ワトキンス兄弟がホストとなって行われているライヴから形になったそうで、作品中でも様々なカヴァーが麗しのカントリー・テイストで繰り広げられています。中でも、およそ半分の曲でリードを取るサラ・ワトキンスの歌声が良いんですよ!あと、元ローン・ジャスティスのドン・ヘフィントンが参加しているところもミソ。モダンですが、オルタナ感は薄目。そこもまた良い!
第3位
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/82/537d8181f5d6cfb9c4548b9aded01e34.jpg)
POPS STAPLES / DON'T LOSE THIS
2000年12月19日に亡くなられたステイプル・シンガーズの生みの親ローバック"ポップス"ステイプルズ 。彼が生前に残した録音を、娘メイヴィス・ステイプルズから託されたウィルコのジェフ・トゥイーディが完成させた、奇跡のラスト・アルバム。ローバックの滋味あふれる歌声とビヤビヤと鳴るギターが醸すブルージーなゴスペル・フィーリング、素晴らしいの一言!。ステイプルズ姉妹も参加。
第4位
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/ee/e6399a7ee4472154232fe71ae63b844d.jpg)
DONNIE FRITTS / OH MY GOODNESS
アラバマ州フローレンスで録音されたドニー・フリッツ、7年振りのソロ・アルバム。デヴィッド・フッド、スプーナー・オールダム、レジー・ヤングといった往年の南部ミュージシャンに加え、アラバマ・シェイクスのベン・ターナーや元ドライヴ・バイ・トラッカーズのジェイソン・イズベルなど現行のルーツ系ミュージシャンも加わった、渾身の一枚。これぞ本物のスワンプ・ロック!
最5位
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/37/6f2e3351d7376d29928a8cccdf9e17e9.jpg)
JON CLEARY / GOGO JUICE
今やニューオーリンズを代表するピアニスト、ジョン・クリアリー。彼がテレンス・ヒギンス(ds)、ダーウィン・パーキンス(g)、シェイン・テリオット(g)など、名うてのメンバーを集めて作りあげた、ニューオーリンズらしい弾力抜群のファンキー・ソウル。グラミー賞『BEST REGIONAL ROOTS MUSIC ALBUM』部門を受賞するなど、2015年のニューオーリンズを代表する1枚になると同時に、自身のキャリアにおいても最高傑作に数えられるであろう快作。
第6位
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/18/2e1b080076b7dc0413df55d0f313e5df.jpg)
SOULFINGER / LIFE, LOVE & PASSION
リーラ・ジェイムス、アンジェラ・ジョンソン、アンソニー・デイヴィッド、シリーナ・ジョンソンなど、ゲスト・シンガーに惹かれて試聴したところ、その歌以上に、古き良きモータウン・マナーなサウンド/グルーヴにすっかりやられ、即買いの即愛聴盤となった逸品。恥ずかしながら私、DJ Eric Moral、Chris Hofbauerの二人から成るヨーロッパのプロジェクト・チームというこのSOULFINGERについては、この作品に出会うまでよく知らなかったんですけどね…。マニア心をくすぐるソウル愛と、それを古く感じさせないモダンな感覚のブレンド具合が絶妙です。
第7位
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/99/64f1b7fd988276a9c5852f91032d7891.jpg)
NINA REVISITED: A TRIBUTE TO NINA SIMONE
ロバート・グラスパーがプロデュースを手掛けたことも話題になったニーナ・シモンのトリビュート作ですが、何と言ってもローリン・ヒルですよ。彼女の新録がこれだけ纏めて聴けたというだけでも嬉しい限り。しかも内容も最高なんですから!!そしてこの2015年、ローリンはまさかの来日もしてくれましね。そのライヴも本当に素晴らしかった!さて、単独の新作はいつでしょうか?
第8位
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/53/b59d7d8a132c5c7909f59f295752a2bd.jpg)
ALABAMA SHAKES / SOUND & COLOR
アラバマ・シェイクスの2枚目。1st作は、内なる野心とエネルギーをまだコントロールしきれていないような印象を私は受けたんですけど、この2nd作は違います!それらを南部指向とオルタナ感の中に、ミニマル且つクールな感性でギュギュッと凝縮させ、唯一無比のロック表現に昇華させている。グラミー賞も複数部門で受賞し、2枚目にして名実共にロックのトップ・ランナーに!
第9位
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/80/f96e74284f0101dd3c38adc84fb2e186.jpg)
WILLIE NELSON & MERLE HAGGARD / DJANGO AND JIMMIE
格好良いですね~。ウィリー・ネルソン&マール・ハガード。レジェンド2人によるいぶし銀のアウトロー・カントリー。こういうカントリーが聴きたかった!と言う見本のような作品。ですが残念ながら、マール・ハガードにとってこれが遺作となってしまいました。
第10位
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THE WEEKND / BEAUTY BEHIND THE MADNESS
私にとって、R&Bと呼ぶにはあまりにも先鋭過ぎるウィーケンドでしたが、BET Awardsでのアリシア・キーズとの共演を観て、大好きになりました。この人、シンガーとしてもとんでもない資質の持ち主ですね。声に宿る緊張感が半端ない。オルタナ的なサウンドも、前作より大分聴き易くなったというか、一皮剥けた印象で、これは素直に格好良い!!
11位から30位はこちら↓
2016-05-30 2015年 ベスト・アルバム 30選(前編)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/d2/dafbc65fe918b294fad67f3a246b3f7b.jpg)
KAMASI WASHINGTON / THE EPIC
1位はカマシ・ワシントン!! これぞ最新LAジャズの現在。サンダーキャット、ブランドン・コールマン他、ストリングスも含め総勢60名を超えるミュージシャンが参加し、CD3枚組、収録時間170分超となる大作「THE EPIC」。フライング・ロータス総指揮によりブレインフィーダーからリリース。これは2015年、最大の衝撃でしたね。その得体の知れない黒々とした音塊に、一聴してとりつかれ、聴けば聴くほどにのめりこんでいきました。スピリチュアル・ジャズというのかもしれませんが、ここにはソウルも、ファンクも、アフロも、ブラックミュージックの全てが詰まっています。これを引っ提げての来日公演も凄まじかった! 2015年のジャズ界、いやブラックッミュージック界を代表する1枚。フジロックでの来日も決まっていますから、そちらも楽しみです!!
第2位
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/d9/b2542bf8eb8395f0f375aa7ff989a5ba.jpg)
WATKINS FAMILY HOUR / WATKINS FAMILY HOUR
ニッケルクリークのサラ・ワトキンス(fiddle,vo)とショーン・ワトキンス(vo,guitar,bass)を中心に、ベンモント・テンチ(piano,organ,vo)、グレッグ・リーズ(pedal steel,dobro,vo)、セバスチャン・ステインバーグ(bass,vo)、ドン・ヘフィントン(drums,vo)という、その界隈における錚々たるメンバーにフィオナ・アップル(vo)まで加わるという、強力プロジェクト。元々、ワトキンス兄弟がホストとなって行われているライヴから形になったそうで、作品中でも様々なカヴァーが麗しのカントリー・テイストで繰り広げられています。中でも、およそ半分の曲でリードを取るサラ・ワトキンスの歌声が良いんですよ!あと、元ローン・ジャスティスのドン・ヘフィントンが参加しているところもミソ。モダンですが、オルタナ感は薄目。そこもまた良い!
第3位
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/82/537d8181f5d6cfb9c4548b9aded01e34.jpg)
POPS STAPLES / DON'T LOSE THIS
2000年12月19日に亡くなられたステイプル・シンガーズの生みの親ローバック"ポップス"ステイプルズ 。彼が生前に残した録音を、娘メイヴィス・ステイプルズから託されたウィルコのジェフ・トゥイーディが完成させた、奇跡のラスト・アルバム。ローバックの滋味あふれる歌声とビヤビヤと鳴るギターが醸すブルージーなゴスペル・フィーリング、素晴らしいの一言!。ステイプルズ姉妹も参加。
第4位
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/ee/e6399a7ee4472154232fe71ae63b844d.jpg)
DONNIE FRITTS / OH MY GOODNESS
アラバマ州フローレンスで録音されたドニー・フリッツ、7年振りのソロ・アルバム。デヴィッド・フッド、スプーナー・オールダム、レジー・ヤングといった往年の南部ミュージシャンに加え、アラバマ・シェイクスのベン・ターナーや元ドライヴ・バイ・トラッカーズのジェイソン・イズベルなど現行のルーツ系ミュージシャンも加わった、渾身の一枚。これぞ本物のスワンプ・ロック!
最5位
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/37/6f2e3351d7376d29928a8cccdf9e17e9.jpg)
JON CLEARY / GOGO JUICE
今やニューオーリンズを代表するピアニスト、ジョン・クリアリー。彼がテレンス・ヒギンス(ds)、ダーウィン・パーキンス(g)、シェイン・テリオット(g)など、名うてのメンバーを集めて作りあげた、ニューオーリンズらしい弾力抜群のファンキー・ソウル。グラミー賞『BEST REGIONAL ROOTS MUSIC ALBUM』部門を受賞するなど、2015年のニューオーリンズを代表する1枚になると同時に、自身のキャリアにおいても最高傑作に数えられるであろう快作。
第6位
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/18/2e1b080076b7dc0413df55d0f313e5df.jpg)
SOULFINGER / LIFE, LOVE & PASSION
リーラ・ジェイムス、アンジェラ・ジョンソン、アンソニー・デイヴィッド、シリーナ・ジョンソンなど、ゲスト・シンガーに惹かれて試聴したところ、その歌以上に、古き良きモータウン・マナーなサウンド/グルーヴにすっかりやられ、即買いの即愛聴盤となった逸品。恥ずかしながら私、DJ Eric Moral、Chris Hofbauerの二人から成るヨーロッパのプロジェクト・チームというこのSOULFINGERについては、この作品に出会うまでよく知らなかったんですけどね…。マニア心をくすぐるソウル愛と、それを古く感じさせないモダンな感覚のブレンド具合が絶妙です。
第7位
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/99/64f1b7fd988276a9c5852f91032d7891.jpg)
NINA REVISITED: A TRIBUTE TO NINA SIMONE
ロバート・グラスパーがプロデュースを手掛けたことも話題になったニーナ・シモンのトリビュート作ですが、何と言ってもローリン・ヒルですよ。彼女の新録がこれだけ纏めて聴けたというだけでも嬉しい限り。しかも内容も最高なんですから!!そしてこの2015年、ローリンはまさかの来日もしてくれましね。そのライヴも本当に素晴らしかった!さて、単独の新作はいつでしょうか?
第8位
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/53/b59d7d8a132c5c7909f59f295752a2bd.jpg)
ALABAMA SHAKES / SOUND & COLOR
アラバマ・シェイクスの2枚目。1st作は、内なる野心とエネルギーをまだコントロールしきれていないような印象を私は受けたんですけど、この2nd作は違います!それらを南部指向とオルタナ感の中に、ミニマル且つクールな感性でギュギュッと凝縮させ、唯一無比のロック表現に昇華させている。グラミー賞も複数部門で受賞し、2枚目にして名実共にロックのトップ・ランナーに!
第9位
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/80/f96e74284f0101dd3c38adc84fb2e186.jpg)
WILLIE NELSON & MERLE HAGGARD / DJANGO AND JIMMIE
格好良いですね~。ウィリー・ネルソン&マール・ハガード。レジェンド2人によるいぶし銀のアウトロー・カントリー。こういうカントリーが聴きたかった!と言う見本のような作品。ですが残念ながら、マール・ハガードにとってこれが遺作となってしまいました。
第10位
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/26/b37112da101c346107772406fffd50f6.jpg)
THE WEEKND / BEAUTY BEHIND THE MADNESS
私にとって、R&Bと呼ぶにはあまりにも先鋭過ぎるウィーケンドでしたが、BET Awardsでのアリシア・キーズとの共演を観て、大好きになりました。この人、シンガーとしてもとんでもない資質の持ち主ですね。声に宿る緊張感が半端ない。オルタナ的なサウンドも、前作より大分聴き易くなったというか、一皮剥けた印象で、これは素直に格好良い!!
11位から30位はこちら↓
2016-05-30 2015年 ベスト・アルバム 30選(前編)