ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

パティ・スミス@ラフォーレミュージアム原宿

2009-07-30 18:36:33 | フジロック
先日、フジロックでエキサイティングなステージを披露してくれたパティ・スミス。そのパティ・スミスが、今月29日から公開される自身のドキュメンタリー映画「パティ・スミス:ドリーム・オブ・ライフ」の先行上演会に来場するということで、私も生パティ見たさに、その会場であるラフォーレミュージアム原宿に来ています。お客さんの入りはかなりの盛況です。パティがどんなことを話してくれるのか楽しみです。もちろん映画も!



帰宅後追記:
パティ・スミスの映画、良かったです! まだ公開前なので多くは語りませんが、なんか一遍の長いポエトリー・リーディングを聴いているかのような、そんな映画でした。英語がダメな私は、普段は耳から入ってくるパティの声と、目で読む歌詞カードの内容とがなかなかシンクロしませんでしたが、映画では声に沿って字幕が出るのでダイレクトにパティの叫びを感じることが出きました。パティはやっぱり詩人ですね。ブッシュを糾弾する件は特に凄いです!

そして映画鑑賞の後はパティ・スミスとスティーヴン・セブリング監督が登場。パティ・スミスは終始笑顔で、質問の一つ一つにジョークを交えながらも真摯に答えていましたね。映画の話はもちろん、御両親のこと、原爆のこと、ニューヨークのこと、飼っている猫や犬のこと、などなど。その一方で突然立ち上がり、そのままステージを降り、客席通路をゆっくり歩きながら、ステージ上の監督達を振り返って笑顔で手を振ってみたり。そして途方に暮れるステージ上を尻目に観客達と握手をする。(その後サイン攻めに遭いそうになったところで足早にステージへ戻りましたけどね。)さらには司会の人を差し置いて勝手に客席からの質問コーナーを始めてしまったり。お茶目と言うよりかなりの自由人。一方、監督の方はほとんどしゃべりませんでした。お酒の飲み過ぎみたいなことを言われていたので、あまり調子が良くなかったのかもしれませんね。

さらに最後にはパティの嬉しすぎるアコースティック・ライヴ。パティが一人でアコースティック・ギターを持って歌いました。「People Have The Power」の朗読を含め4曲。アコギ弾き語り曲については恥ずかしながらはっきりと曲名が分からなかったんですけど、「Greatful」とか「Beneath The Southern Cross」とか、その辺の曲ですね。これも素晴らしかった!! 最後の曲では、歌詞の中に、たぶんですけど“東京”が出て来たり、所々で客席から笑いが漏れていたりしたので、即興だったのかもしれませんね。午後7時に始まったイベントでしたが、映画上映を含め、終わったときは10時を回っていました。


フジロックのステージではその後半、鬼神のごとく凄まじいパフォーマンスを魅せてくれたパティですが、今回のイベントでは、それとは対照的に、静かで、柔らかく、そして内なる力強さを魅せてくれたパティでした。どちらもパティ・スミスであり、その両面があるからこそパティ・スミスなのです。とは言え、実は私、フジロックではパティの前半を見逃してるんです…。

ヘブンでジェフ・ラングを観た後、急いでグリーンへ向かったんですけど、パティのステージはもう始まっていました。それでも「People Have The Power」や「Because The Night」、そして終盤の「Horses」~ 「Gloria」。そしてラストの「Rock 'n' Roll Nigger」などはガッツリ観ました。特に「Horses」から「Rock 'n' Roll Nigger」までの流れは強烈でした! パンクの時代から生き続けてなおこのリアルな衝撃には、何度でも興奮させられます! もちろん躍動感溢れる「People Have The Power」も最高でした。野外でこの曲を聴く開放感と一体感は格別ですよね。その一方で、映画上映会で聴いたこの曲の淡々とした朗読には、静かな中にもスピリチュアルな力と希望が沸いてくるような、不思議なパワーが漲っていました。

近々、新作を出し日本をツアーすることも考えているというパティ、これからの活躍がますます楽しみです。次回のライヴは最初っから観なくては!

帰宅後一夜明けて…

2009-07-28 07:42:05 | フジロック
フジロック09 とにかく最高でしたね。

昨日は夕方に帰宅し、このブログに頂いたコメントの返事を書いたり、様々なサイトで今年のフジロックはどうだったのかを確認したりしながらも、なんとなくまだ気持ちは苗場にいたような感じでしたが、流石に今朝、自宅で起床すると、夢のような時間が終わり、またいつもの日常に戻ってしまったことを痛感させられ、ただただ呆然としてしまいます。

ステージの背後にそびえる山々。木々の匂い。雲。雨。ぬかるんだ土。トンボ。ボードウォーク。ミラーボール。ろうそく。もち豚。ピザ。舞茸。星。ごんちゃん。川。素晴らしい音楽。素晴らしい人々。笑顔。何から何まで最高でした!

初日がネヴィル・ブラザーズ、二日目がファンキー・ミーターズ、最終日がシェウン・クティ。毎日のように最高のアクトが最高の演奏でメインを飾る!しかも山の中というシチュエーションで! ジェフ・ラング~パティ・スミス~ロバート・ランドルフ~ネヴィル・ブラザーズという流れも凄かった! イーライ・リードとプリラ・アーン、イージー・スター・オールスターズとファンキー・ミーターズ、さらにはブッカー・Tまで。これを同じ日に観た贅沢。レーベン、ZAZ、DICK EL DEMASIADOなど、未知なるアーティストとの出会い。

なんだかんだでやっぱり心はまだは苗場に居るようです。このブログのくだらないフジロック・レポートにお付き合いしてくださった方々、本当にありがとうございました。私も楽しく投稿させて頂きました。この後は恒例の「ルーツな日記」的偏ったフジロック・ベスト5をやります。よろしかったらまた覗いてください。

嗚呼、完全にフジロック後遺症です…。



喪失感

2009-07-27 12:05:11 | フジロック
おはようございます。目覚めると同時に今日はフジロック無いんだ…、という巨大な喪失感に襲われました。朝ご飯はヘブンのオーガニックなパン屋さんで買っておいた、カレー味のパイの実です。あまりカレーの味はしませんが美味しいです。

夜は長い

2009-07-27 03:29:40 | フジロック
まだまだ終わらないフジロック。場外の不夜城、パレス・オブ・ワンダー。サーカスやテントでのライウ゛を含め、フジロッカーズを眠らせない怪しい魅力のエリア。体力さえあれば遊んで行きたいんですけどね~。

また来年

2009-07-27 03:23:32 | フジロック
レッドから漏れてくるソニーJに後ろ髪引かれながら、ゲートをあとにします。これをくぐる瞬間は本当に切ない。でも悔いはありません。ファンキーな三日間をありがとう!また来年!

グリーン終了

2009-07-27 01:14:48 | フジロック
今クロージングのベースメント・ジャックスが終わりました。めちゃくちゃ盛り上がりましたね。最後に相応しい、賑やかに踊りまくりのライウ゛でした。で、今「パワー・トゥ・ザ・ピープル」です。