先日、フジロックでエキサイティングなステージを披露してくれたパティ・スミス。そのパティ・スミスが、今月29日から公開される自身のドキュメンタリー映画「パティ・スミス:ドリーム・オブ・ライフ」の先行上演会に来場するということで、私も生パティ見たさに、その会場であるラフォーレミュージアム原宿に来ています。お客さんの入りはかなりの盛況です。パティがどんなことを話してくれるのか楽しみです。もちろん映画も!
帰宅後追記:
パティ・スミスの映画、良かったです! まだ公開前なので多くは語りませんが、なんか一遍の長いポエトリー・リーディングを聴いているかのような、そんな映画でした。英語がダメな私は、普段は耳から入ってくるパティの声と、目で読む歌詞カードの内容とがなかなかシンクロしませんでしたが、映画では声に沿って字幕が出るのでダイレクトにパティの叫びを感じることが出きました。パティはやっぱり詩人ですね。ブッシュを糾弾する件は特に凄いです!
そして映画鑑賞の後はパティ・スミスとスティーヴン・セブリング監督が登場。パティ・スミスは終始笑顔で、質問の一つ一つにジョークを交えながらも真摯に答えていましたね。映画の話はもちろん、御両親のこと、原爆のこと、ニューヨークのこと、飼っている猫や犬のこと、などなど。その一方で突然立ち上がり、そのままステージを降り、客席通路をゆっくり歩きながら、ステージ上の監督達を振り返って笑顔で手を振ってみたり。そして途方に暮れるステージ上を尻目に観客達と握手をする。(その後サイン攻めに遭いそうになったところで足早にステージへ戻りましたけどね。)さらには司会の人を差し置いて勝手に客席からの質問コーナーを始めてしまったり。お茶目と言うよりかなりの自由人。一方、監督の方はほとんどしゃべりませんでした。お酒の飲み過ぎみたいなことを言われていたので、あまり調子が良くなかったのかもしれませんね。
さらに最後にはパティの嬉しすぎるアコースティック・ライヴ。パティが一人でアコースティック・ギターを持って歌いました。「People Have The Power」の朗読を含め4曲。アコギ弾き語り曲については恥ずかしながらはっきりと曲名が分からなかったんですけど、「Greatful」とか「Beneath The Southern Cross」とか、その辺の曲ですね。これも素晴らしかった!! 最後の曲では、歌詞の中に、たぶんですけど“東京”が出て来たり、所々で客席から笑いが漏れていたりしたので、即興だったのかもしれませんね。午後7時に始まったイベントでしたが、映画上映を含め、終わったときは10時を回っていました。
フジロックのステージではその後半、鬼神のごとく凄まじいパフォーマンスを魅せてくれたパティですが、今回のイベントでは、それとは対照的に、静かで、柔らかく、そして内なる力強さを魅せてくれたパティでした。どちらもパティ・スミスであり、その両面があるからこそパティ・スミスなのです。とは言え、実は私、フジロックではパティの前半を見逃してるんです…。
ヘブンでジェフ・ラングを観た後、急いでグリーンへ向かったんですけど、パティのステージはもう始まっていました。それでも「People Have The Power」や「Because The Night」、そして終盤の「Horses」~ 「Gloria」。そしてラストの「Rock 'n' Roll Nigger」などはガッツリ観ました。特に「Horses」から「Rock 'n' Roll Nigger」までの流れは強烈でした! パンクの時代から生き続けてなおこのリアルな衝撃には、何度でも興奮させられます! もちろん躍動感溢れる「People Have The Power」も最高でした。野外でこの曲を聴く開放感と一体感は格別ですよね。その一方で、映画上映会で聴いたこの曲の淡々とした朗読には、静かな中にもスピリチュアルな力と希望が沸いてくるような、不思議なパワーが漲っていました。
近々、新作を出し日本をツアーすることも考えているというパティ、これからの活躍がますます楽しみです。次回のライヴは最初っから観なくては!
帰宅後追記:
パティ・スミスの映画、良かったです! まだ公開前なので多くは語りませんが、なんか一遍の長いポエトリー・リーディングを聴いているかのような、そんな映画でした。英語がダメな私は、普段は耳から入ってくるパティの声と、目で読む歌詞カードの内容とがなかなかシンクロしませんでしたが、映画では声に沿って字幕が出るのでダイレクトにパティの叫びを感じることが出きました。パティはやっぱり詩人ですね。ブッシュを糾弾する件は特に凄いです!
そして映画鑑賞の後はパティ・スミスとスティーヴン・セブリング監督が登場。パティ・スミスは終始笑顔で、質問の一つ一つにジョークを交えながらも真摯に答えていましたね。映画の話はもちろん、御両親のこと、原爆のこと、ニューヨークのこと、飼っている猫や犬のこと、などなど。その一方で突然立ち上がり、そのままステージを降り、客席通路をゆっくり歩きながら、ステージ上の監督達を振り返って笑顔で手を振ってみたり。そして途方に暮れるステージ上を尻目に観客達と握手をする。(その後サイン攻めに遭いそうになったところで足早にステージへ戻りましたけどね。)さらには司会の人を差し置いて勝手に客席からの質問コーナーを始めてしまったり。お茶目と言うよりかなりの自由人。一方、監督の方はほとんどしゃべりませんでした。お酒の飲み過ぎみたいなことを言われていたので、あまり調子が良くなかったのかもしれませんね。
さらに最後にはパティの嬉しすぎるアコースティック・ライヴ。パティが一人でアコースティック・ギターを持って歌いました。「People Have The Power」の朗読を含め4曲。アコギ弾き語り曲については恥ずかしながらはっきりと曲名が分からなかったんですけど、「Greatful」とか「Beneath The Southern Cross」とか、その辺の曲ですね。これも素晴らしかった!! 最後の曲では、歌詞の中に、たぶんですけど“東京”が出て来たり、所々で客席から笑いが漏れていたりしたので、即興だったのかもしれませんね。午後7時に始まったイベントでしたが、映画上映を含め、終わったときは10時を回っていました。
フジロックのステージではその後半、鬼神のごとく凄まじいパフォーマンスを魅せてくれたパティですが、今回のイベントでは、それとは対照的に、静かで、柔らかく、そして内なる力強さを魅せてくれたパティでした。どちらもパティ・スミスであり、その両面があるからこそパティ・スミスなのです。とは言え、実は私、フジロックではパティの前半を見逃してるんです…。
ヘブンでジェフ・ラングを観た後、急いでグリーンへ向かったんですけど、パティのステージはもう始まっていました。それでも「People Have The Power」や「Because The Night」、そして終盤の「Horses」~ 「Gloria」。そしてラストの「Rock 'n' Roll Nigger」などはガッツリ観ました。特に「Horses」から「Rock 'n' Roll Nigger」までの流れは強烈でした! パンクの時代から生き続けてなおこのリアルな衝撃には、何度でも興奮させられます! もちろん躍動感溢れる「People Have The Power」も最高でした。野外でこの曲を聴く開放感と一体感は格別ですよね。その一方で、映画上映会で聴いたこの曲の淡々とした朗読には、静かな中にもスピリチュアルな力と希望が沸いてくるような、不思議なパワーが漲っていました。
近々、新作を出し日本をツアーすることも考えているというパティ、これからの活躍がますます楽しみです。次回のライヴは最初っから観なくては!