VICTOR DEME / VICTOR DEME
6月12日、13日に横浜赤レンガ倉庫で開催される「アフリカン・フェスタ2010」。数々のプログラムでアフリカの音楽や文化が楽しめるイベントのようですが、注目は何と言っても今話題のヴィクター・デメ!
西アフリカの内陸部、ブルキナファソ出 身のシンガー・ソング・ライター。08年に「VICTOR DEME」でアルバム・デビューしたばかりというニュー・フェイス。とは言えこのとき既に40代半ばを超え、30年のキャリアを持っていたというベテランでもあるとか。プロフィールによりますと、音楽家の母を持ち、10代の頃から地元のクラブでシンガーとして活躍していたとか。その後、コートジボアールのクラブに進出したり、マリの大物歌手アブ ドゥライ・ジャバテのオーケストラと共演したり、自国で数多くの音楽賞を受賞したり、そして一時音楽から離れたり、復帰後は不遇の時代を過ごしたりと、かなりの苦労人。
しかし40代半ばでようやく製作されたデビュー作はヨーロッパなどで大絶賛され、日本でも「ブルキナファソからの黄昏アフロ・ブルース」という邦題で今年リリースされました。そして来る10月に予定されている来日公演に先駆けてこの「アフリカン・フェスタ2010」のゲストとしてメイン・ステージのトリを務めるようです。
しかし「黄昏アフロ・ブルース」とはよく言ったもので、確かに黄昏れています。「Djon'maya」や「Cherie」、「Djarabi」、「Sabu」、「Djabila」といったスロー・ナンバーの黄昏れ具合は特に格別。アフリカならではの朴訥とした土っぽさ、ブルースにも通じる深い情感、郷愁を誘うメロディー、そしてそんな“黄昏”の中にもアフリカ独特の“大地の喜び”のような高揚感がしっかりと刻まれている。いや~、良いですね!そしてどことなくラテンとかフラメンコのようなニュアンスを感じるダンサブルな「Toungan」や「Burkina Mousso」辺りの哀愁も味わい深いです。さらに美しいアフリカの民族楽器が鳴り響く「Tama Ngnogon」や「Dala Mogoya」の素晴らしいこと!
アフリカならではの“鄙びた”感じというか、“いなたさ”のようなものを色濃く残しているところがまた良いですね。ライヴでもおそらくそんな人間的な、暖かくも黄昏れた歌声を披露してくれることでしょう。楽しみです! 何せ「アフリカン・フェスタ2010」は無料ですからね!!
「Djon'maya」のPV。やっぱり黄昏れてます。表情もね。それにしても良い声ですね。絞るように張り上げる声に痺れます。なんとなく日本の演歌に通じる哀愁も感じられたり。
こちらはライヴ映像で「Djabila」。この曲は良い曲ですよね~。素朴且つ力強い歌声にもグッときます。こういうバンド編成で来てくれると嬉しいんですけどね~。
6月12日、13日に横浜赤レンガ倉庫で開催される「アフリカン・フェスタ2010」。数々のプログラムでアフリカの音楽や文化が楽しめるイベントのようですが、注目は何と言っても今話題のヴィクター・デメ!
西アフリカの内陸部、ブルキナファソ出 身のシンガー・ソング・ライター。08年に「VICTOR DEME」でアルバム・デビューしたばかりというニュー・フェイス。とは言えこのとき既に40代半ばを超え、30年のキャリアを持っていたというベテランでもあるとか。プロフィールによりますと、音楽家の母を持ち、10代の頃から地元のクラブでシンガーとして活躍していたとか。その後、コートジボアールのクラブに進出したり、マリの大物歌手アブ ドゥライ・ジャバテのオーケストラと共演したり、自国で数多くの音楽賞を受賞したり、そして一時音楽から離れたり、復帰後は不遇の時代を過ごしたりと、かなりの苦労人。
しかし40代半ばでようやく製作されたデビュー作はヨーロッパなどで大絶賛され、日本でも「ブルキナファソからの黄昏アフロ・ブルース」という邦題で今年リリースされました。そして来る10月に予定されている来日公演に先駆けてこの「アフリカン・フェスタ2010」のゲストとしてメイン・ステージのトリを務めるようです。
しかし「黄昏アフロ・ブルース」とはよく言ったもので、確かに黄昏れています。「Djon'maya」や「Cherie」、「Djarabi」、「Sabu」、「Djabila」といったスロー・ナンバーの黄昏れ具合は特に格別。アフリカならではの朴訥とした土っぽさ、ブルースにも通じる深い情感、郷愁を誘うメロディー、そしてそんな“黄昏”の中にもアフリカ独特の“大地の喜び”のような高揚感がしっかりと刻まれている。いや~、良いですね!そしてどことなくラテンとかフラメンコのようなニュアンスを感じるダンサブルな「Toungan」や「Burkina Mousso」辺りの哀愁も味わい深いです。さらに美しいアフリカの民族楽器が鳴り響く「Tama Ngnogon」や「Dala Mogoya」の素晴らしいこと!
アフリカならではの“鄙びた”感じというか、“いなたさ”のようなものを色濃く残しているところがまた良いですね。ライヴでもおそらくそんな人間的な、暖かくも黄昏れた歌声を披露してくれることでしょう。楽しみです! 何せ「アフリカン・フェスタ2010」は無料ですからね!!
「Djon'maya」のPV。やっぱり黄昏れてます。表情もね。それにしても良い声ですね。絞るように張り上げる声に痺れます。なんとなく日本の演歌に通じる哀愁も感じられたり。
こちらはライヴ映像で「Djabila」。この曲は良い曲ですよね~。素朴且つ力強い歌声にもグッときます。こういうバンド編成で来てくれると嬉しいんですけどね~。