今月のモラ教室の課題の一つ、
幾何学模様のモラです。
とても複雑に見えますでしょうか。
モラはいつもこんなシンプルな図案から始まります。
幾何学模様といえども、
書くのはいつもフリーハンド、
左右対照でもなく、線と線の幅も一定ではありません。
そしてこの図案で、
最後まで他の一切の線を加えることなく仕上げます。
使う布は、黒、臙脂、オレンジの濃淡、
ピンク、エメラルドグリーンの6枚だけです。
土台布が臙脂色で中布がオレンジ色の濃淡、上布が黒になります。
①モラはまず中布を切って土台の色(臙脂)を出すことから始まります。(写真右)
上級者はお気付きと思いますが、
オレンジ色の濃淡は、差し替えられる布で、
切り線で土台の臙脂を出した時の内外の色になります。
モラは元々はブラウスなので、必ず前後身頃を作ります。
多くがこの差し替えの技術を使いますが、
今回はオレンジの濃淡で色の違いが顕著でないのでやり方は割愛します。
ただ中布のオレンジ色から土台の臙脂色の線を出したとだけ理解して下さい。
②オレンジ色から切り出して、
土台の臙脂色が全て出たら、
全体に黒布を被せます。
オレンジ色の線を探りながら、
オレンジ色を3~4㎜出すようにして黒をまつりつけます。
これで上布の黒が全体にかかったことになります。
そして、ここからがこのモラの特徴的と言える
ピンク布とエメラルドグリーンの布の扱いです。
③全体に黒布がかかったモチーフの内側全体にピンクの布をかけ、5㎜幅の細い線でアップリケをします。
同様にモチーフの外側には、エメラルドグリーンの布を被せアップリケをします。
私もこのモラを一目見た時は、
とても複雑なモラだと思ったのですが、
作ることを前提で見ると、
決して難しいモラではないとわかりました。
ピンクとエメラルドグリーンの布が、このモラを複雑に見せていていること、
それと同時にこの布の扱いが秀逸だと思いました。
④上布の黒が広く残ったところには、
三角の掘り出しをして、完成です。
作ったことのある者には、
見かけよりも易しいモラなのですが、
説明するとなると、、難しくて、
理解はしにくかったかと、、思います。🙇♀️
ただ、
Sさん、見ていただけましたか。
あなたには分かっていただけたかと😊
綺麗なモラですね♪
順に何度か説明を見て、私も作ってみようと
いう気持ちになりました。
ありがとうございます
おはようございます。
それはよかったです。
この上布にかけるリボン状のアップリケは、
他にも応用が効きそうです。
モラをよりカラフルに、複雑に見せることができるかも😊