大分市美術館で開催中の、
ジュール・シェレ 「虹」 1893年
ラウル・デュフィ 「電気の精」1953年
右端を撮ってみました。
「ロートレックとベルエポックの巴里ー1900年」
昨日の続きになります。
会場で一際目をい引いた、
このポスター
ジュール・シェレ 「虹」 1893年
ミュージックホール「フォリー・ベルジェール」の音楽劇の公演ポスターです。
会場のこれ以外の作品は、
どれも額装されたものばかりでした。
ここにきて、やっとポスターを見られた思いでした。
シュレは、色彩ポスターを普及させた作家で
「近代ポスターの父」と呼ばれたそうです。
上記の右隅に写っている写真に注目すると、
そこにロートレックの姿があります。
ただポスターは大きいので、
それらをコレクションする人たちが増えるにつれ、「エスタンブ・モデルヌ」のような、
色鮮やかで、サイズが小さく、文字も入っていない、装飾版画が喜ばれれるようになったようです。
ルイス・ジョン・リード 「ジェーン」
「エスタンブ・モデルヌ」1989年4月号
会場のもう一つの大きな作品は、
ラウル・デュフィ 「電気の精」1953年
この作品は、
デュフィがパリ万国博覧会(1937年)
「電気と光館」のために描いた巨大な油彩壁画を10/1に縮小した作品です。
色鮮やかさでも目を引きました。
10枚組、350部の限定版画作品です。
右端を撮ってみました。
こちらは左端
「人間と電気と生活の発展」という課題を表現しています。
最後に、
もう出口間近な所でしたが、
第2回パリオリンピック1900年の
銅メダル(復刻)が飾られていました。
形状は四角形で、
この時が唯一この形だったそうです。
彫られているのは勝利の女神ニケ
首からリボンで下げるスタイルが定着したのは
1960年のローマ大会からだそうです。
何にでも歴史はありますね。
この日はほんとに良いお天気だったので、
歩いて上野の森を抜け、街にもどりました。
今回は会場の写真撮影オッケーでしたので、
紹介も長くなりました。
300点もの作品を見るのは、
嬉しいけど、少々疲れも感じます。
外の緑が癒してくれます。
美術館は豊かな緑に囲まれています。
おやつは、
いつもの南蛮珈琲館で、
街の緑も優しいですよ。