mola_circus モラを楽しむ

パナマのクナ族が着ているモラ(ブラウス)は、模様がまるで絵画のようです。いっしょにモラを楽しみませんか。

ロートレック 続き

2024-05-31 | 美術館
大分市美術館で開催中の、
「ロートレックとベルエポックの巴里ー1900年」

昨日の続きになります。

会場で一際目をい引いた、
このポスター




ジュール・シェレ 「虹」 1893年

ミュージックホール「フォリー・ベルジェール」の音楽劇の公演ポスターです。





会場のこれ以外の作品は、
どれも額装されたものばかりでした。

ここにきて、やっとポスターを見られた思いでした。

シュレは、色彩ポスターを普及させた作家で
「近代ポスターの父」と呼ばれたそうです。

上記の右隅に写っている写真に注目すると、
そこにロートレックの姿があります。

ただポスターは大きいので、
それらをコレクションする人たちが増えるにつれ、「エスタンブ・モデルヌ」のような、
色鮮やかで、サイズが小さく、文字も入っていない、装飾版画が喜ばれれるようになったようです。




ルイス・ジョン・リード 「ジェーン」
「エスタンブ・モデルヌ」1989年4月号



会場のもう一つの大きな作品は、




ラウル・デュフィ 「電気の精」1953年

この作品は、
デュフィがパリ万国博覧会(1937年)
「電気と光館」のために描いた巨大な油彩壁画を10/1に縮小した作品です。

色鮮やかさでも目を引きました。

10枚組、350部の限定版画作品です。




右端を撮ってみました。




こちらは左端

「人間と電気と生活の発展」という課題を表現しています。


最後に、
もう出口間近な所でしたが、







第2回パリオリンピック1900年の
銅メダル(復刻)が飾られていました。

形状は四角形で、
この時が唯一この形だったそうです。
彫られているのは勝利の女神ニケ

首からリボンで下げるスタイルが定着したのは
1960年のローマ大会からだそうです。

何にでも歴史はありますね。









この日はほんとに良いお天気だったので、

歩いて上野の森を抜け、街にもどりました。


今回は会場の写真撮影オッケーでしたので、
紹介も長くなりました。


300点もの作品を見るのは、
嬉しいけど、少々疲れも感じます。






外の緑が癒してくれます。

美術館は豊かな緑に囲まれています。


おやつは、




いつもの南蛮珈琲館で、




街の緑も優しいですよ。


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ロートレックとベル・エポックの巴里 展

2024-05-30 | 美術館
大分市美術館で開催中の、
「ロートレックとベル・エポックの巴里ー1900年」へ行ってきました。




会場への案内看板


まずはロートレックのこの作品、



「ディヴァン・ジャポネ」1893年

ディヴァン・ジャポネ(日本の長椅子)という名前の音楽喫茶の開店案内ポスターです。

中央の黒いドレスの人は、ロートレックお気に入りの、踊り子のジャヌ・アヴリル

当時は、この店名が示すように、ジャポニズムがもてはやされていて、
ロートレックも大きく影響を受けていたそうです。

ロートレックの人となりはさて置き、

ベル・エポックとは、美しき時代、良き時代という意味だそうですが、
パリが「花の都」「芸術の都」として輝きを放った、19世紀から20世紀初頭ことです。

美術品も、一部の裕福な人だけのものではなく、誰もが楽しめるようになった時代です。




マルセル・ランデ嬢の胸像
1895年



会場では
ロートレック、ミュシャ、ジュール・シェレ、ドガ始め、300余点の多くの作品が見られます。


もちろん説明も何もおぼつかないですが、、




こちらは、「エスタンブ・モデルヌ」
が飾られた空間です。




「エスタンブ・モデルヌ」は
当時(1897-1899)領布された月刊誌です。

表紙の装丁デザインをアルフォンヌ・ミュシャが担当、全100点展示されています。

美術作品が定期的に提供され、
誰もが作品に触れ、収集して楽しむことができるようになり、これもベル・エポックということでしょう。



個人的に、ミュシャの絵はやっぱり魅力的だと感じます。

会場でもいくつか見られましたが、
一つだけ、
面白いと思った物を紹介します。



これはなんだと思いますか、

実は、額の中に缶が収められているのですが、
ビスケットの缶です。

1900年のパリ万国博覧会場で販売された物です。





ミュシャは依頼されて、
10種類の石版画を描き、
ビスケットは爆発的に売れたそうです。

上の額の三枚は、未使用だそうです。

私も、こんな素敵な缶に入ったビスケットなら迷わず買うと思います。


もうここまでで読み疲れていませんか、
何しろ、300点以上ありますので、

私の気持ちも、早くも
ロートレックからは離れてきています😅




アルマン・ボワン 黄金伝説 1897年9月号




会場にパリの写真も展示されて、
当時の様子が伺えます。



デパート「プランタン」1884年



パリ5区 サン・セヴラン通り 1899年

こちらもお見逃しなきよう、






シャルル・ドゥードレ 女城主 1897年10月号






美術館の外は抜けるような青空!




まだ紹介したいものがあるのですが、
一休み、

明日へ続きます。








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ラッキードクダミ

2024-05-29 | 雑記  花
きのうは風の強い日でした。

午前中は雨も強く降りました。

叔母に面会に行く午後には雨は止みましたが、
風は吹き荒れていました。


叔母は元気そうで、目にも力があり、
足取りもよく、ホッとしました。
私たちのことも覚えています。


帰り道、





厚い雲が覆っていて、
空は不思議な形を見せていました。










別府の街は雲に飲み込まれているよう、、

16時頃の空模様でした。




ソニックが音を立てて滑り込んできました。


🌿🌿🌿


ラッキードクダミって知ってますか。

花弁が5枚のドクダミをそう呼ぶそうです。









一群れあると、
必ずと言っていいほど見つかります。

私もここで3個探し出しました。

そうしたらKさんが、





6枚のも見つけましたって、
写真を送ってくれました。😵


まあ、八重のドクダミだってあるんだから、
(関係あるかはわからないけど)

なんでもラッキーと言われれば嬉しいものだわ。



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竹細工伝統産業会館

2024-05-28 | 近郊お出かけ
猪の瀬戸湿原の後、

別府市竹細工伝統産業会館へも足を延ばしました

別府は昔から竹細工が盛んで、




会館では巨匠たちの作品を見ることができます。




ただ
展示スペースは撮影不可なので、




撮影出来る所に限ってですが、







館内の様子をお届けします。





たまたまでしたが、




「次世代バンブーアート賞」が開催されていて、

次世代を担う作家の作品も見ることができました。







竹の編み目のなんと綺麗なこと!







こうして伝統は受け継がれていきます。

竹の種類もですが、
それぞれの人が生み出した多彩な編模様に心惹かれます。


☕️☕️

最後に、
こちらも久しぶり!



花は、コケサンゴ ドクダミ ネズミモチ





タピエスでコーヒータイムです。

開催中の猪口さんのジュエリー展を見てきました。





庭ではジューンベリーが実って、
風に揺れていました。





アンモナイトのピアスをget



お久しぶりな所ばかりでしたが、
巡って、良い一日を過ごしてきました。




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猪の瀬戸湿原

2024-05-27 | 近郊お出かけ
きのうは朝から出かけていました。

久しぶりに猪の瀬戸へ行ってきました。


猪の瀬戸湿原保全の会の方々が、
この湿原を整備し、守っているのですが、

月一回、月末の日曜日に、
湿原を歩いて、湿原の花々を観察する会があります。





林の奥に車を停めて、

一団になって進みます。

花が少ない時期ではあるのですが、


フタリシズカ



ハナウド




広々と緑濃い湿原です。

春先はここにサクラソウが一面咲きます。




野焼きした後に伸びてきたオギです。



山アザミの葉です。

このアザミは秋に咲くそうです。







今、咲いているのはノアザミです。




氷室近く、
ここが水源なのか、水が流れ落ちていました。


久しぶりに行ったので、

木々の様子も、水の流れも変わったように感じました。

大水が出たのか、木の根がむき出しになったり、岸が壊れているところも多々ありました。




緑はとても青く濃いです。

鹿の出没で、
オオキツネノカミソリは絶滅の危機に遭っていて、

保全の会の方々が網を張り巡らして守ろうとしていますが、効果は薄いようです。





これはこの日一番の目玉、

ラン科のツチアケビです。

これも鹿の好物なので金網で囲ったのですが、
時すでに遅く、食べられてこれだけがかろうじて残りました。

菌で増える腐食蘭です。

まだ花芽が出たところですが、
案内してくださった方が、ぶら下がった実がまるでソーセージみたいで、
これはぜひ見せたいのだと何度もおっしゃってました。


私は初めてでしたので、





ネットからお借りしてきましたが、
花が咲くのは6〜7月の梅雨の時期みたいです。


そのほかにも、



小さな花々を見ることができました。


帰り道、
皆と一時だけ外れて、小さな沼を発見、






おたまじゃくしがウジャウジャいて、
生まれたばかりのカエルも飛び回っていました。


9時半からお昼近くまでの
興味深い湿原散歩でした。



別府の街へ降りて、
「レストランりぼん」でランチです。









昔ながらの洋食屋さんです。

地元の方に長く愛されてきたお店らしく、
賑わっていました。


お昼からは、竹工芸館へも行きましたので、
明日に続きます。






コメント (2)
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