紅葉狩りにはバスツアーで行きました。
九年庵 = 仁比山神社 = 旧高取邸 = 雷山千如寺 = 大興善寺
佐賀県の、名勝や古刹です。
九年庵から仁比山神社に続く庭
九年庵は紅葉の時期に合わせて9日間だけ公開される、
佐賀県の実業家、伊丹弥太郎の別荘と庭園です。
明治時代、九年の歳月をかけて築かれた庭園ということですが
木々はそこからも成長を続け木の肌にも植物を宿らせています。
仁比山神社は九年庵と隣接し、こちらも紅葉が見事でした。
旧高取邸は国の重要文化財に指定されている建物で、
炭鉱で財を成した高取氏の邸宅です。
家の中を巡るだけで4~50分かかるという大豪邸です。
杉戸絵、欄間、床柱、仏間、暖炉のある寝室、大広間、茶室、
能舞台まであります。
ため息ものの意匠ばかりでした。
雷山千如寺の大かえで(400年)は見事に散ってしまっていて
葉っぱ一枚残っていませんでした。
裸の木からもその大きさはわかりましたが、
赤い葉が見頃の時はそれはそれはきれいでしょうと思われます。
大興善寺
ライトアップされた山はなかなか幻想的でした。
127の階段を上った所にある古いお寺です。
もみじもそれはきれいでしたが全山に植えられているつつじの方が数が多く、
つつじの名所としても知られているそうです。
平成26年には開創千三百年の本尊十一面観世音菩薩の開帳法要があるそうです。
パンフレットを見なければ覚えてもいられない名前ばかりでした。
日々はすぐに過ぎ去り、つい最近のことまでも遠い昔のように覚えるこの頃です。
私の記憶は「思い」が残るのかそれとも「景色」が残るのか、、
メキシコの諺にあるそうです。「若者は夢を見て、老人は回想する」と。
「夢を失い、いつの間にか老人になってしまったあの人にこの歌をささげる」と歌う映画を見ながら、
私が思うのも、やはり記憶に残る様々な古い出来事です。
なんだか紅葉狩りが変な方向にいってしまいました。 やれやれ。