柿の木のある畑に雑草が生えてきました。
なんにもない真冬から季節が一歩進んだようです。
目を凝らさないと見えない小さな花です。
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ハコベ
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ホトケノザ
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オオイヌノフグリ
ハコベは、子供の頃「鶏の餌にするのに切らされた」と妹が言いました。
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ、春の七草
うん、食べられるはずだ。
ハコベラだから、人だって鳥だって食べられます。
ならばこのホトケノザも、
食べられるのかと調べてみると、
このホトケノザは七草のホトケノザとは別物で、食べられません。
春一番に青い花を見せてくれるオオイヌノフグリは大好きな花ですが、
見るたびに名前が残念、
誰が一体こんな名前をつけたのかと思います。
日本在来種は、イヌノフグリといって、今や絶滅に瀕していて、
オオイヌノフグリは明治時代にヨーロッパから帰化した物だそうです。
イヌノフグリの名前を踏襲して、花が在来のものより大きいということでオオイヌノフグリとなったようで、
では何故犬のふぐり(陰嚢)なのかというと、
実の形がそれに似ているからだそうです。
ちなみに名付け親は、
かの牧野富太郎博士だそう、
「誰がつけたのー」って文句も言えなくなっちゃいました。
実といえば、
この鮮やかな青い実は、
竜の髭
宝石みたいにきれいな色です。
これを見たいと思っていたら、
別府公園からの帰り道に見つけました。
キョロキョロ、ガサゴソ、
探して見つけた花たちです。
この小さな花たちがたくさん咲くには
もう少し季節が進んで暖かくなってからです。