銀河後悔日誌、つぶやき

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博多よ今夜はありがとう

2009-11-29 18:07:40 | 大相撲観測日誌
 平成二十一年十一月(九州)場所(於・福岡市博多区築港本町 福岡国際センター)は千秋楽。追記した。

  日本相撲協会「本場所情報」

  銀河大角力協会


 各段の優勝者など。

・序ノ口
 13日目に決定済み。
◎7勝
 寺下(東20)


・序二段
 碧山あおいやま風斧山かざふざん(西119)が決定戦。碧山が圧倒し、優勝決定。
◎7勝
 碧山(東25)


・三段目
 右肩上(東34)は慶(東27)に勝って5勝目。幕下昇進は?
 男女ノ里(東15)は北櫻龍(西11)を破り、3勝で終了。

 貴ノ岩と無双傑(西67)が決定戦。貴ノ岩が無双傑を引き落とし、貴乃花部屋初の優勝。
◎7勝
 貴ノ岩(西14)


・幕下
 吐合(西45)を寄り倒し、李改メ栃乃若(西29)は6勝で終了。上位で星を伸ばせるか?
 若龍勢(西15)を押し出し、佐田の富士(西9)も6勝。関取間近?
 松谷(西5)を叩き込み、駿河司(東2)が勝ち越し。

 優勝は13日目に決定済み。
◎7勝
 黒澤(東23)


・十枚目(十両)
 幕内に休場者が出たので、双大竜(東下3)が“負け越し緩和策”で「八番相撲」。琴禮を破り、2勝6敗(負け越し4点)で終了。琴禮は4勝11敗で、またも関取を守れず。
 なるべく上に行きたい蒼国来(東下筆頭)、勝ち越しを懸ける清瀬海に簡単に押し出され、5勝2敗。清瀬海は千秋楽勝ち越し。
 勝てば関取復帰の徳真鵬(西下2)と、負ければ幕下陥落の十文字(東8)ふわっと立って、長い相撲。最後は徳真鵬を送り出し、十文字が関取防衛。
 粘る境澤を寄り倒し、霧の若勝ち越し。
 琴春日をさっさと送り出し、白乃波が9勝目。

 優勝に関係する3番が続く。
 まず、5敗同士で光龍が春日錦を下して10勝目。春日錦は脱落。
 土佐ノ海は勝ち越しを懸ける隠岐の海と対戦。隠岐の海が押し出して勝ち越し、土佐ノ海も脱落。
 勝てば優勝の北太樹と、負ければ幕下の臥牙丸の対戦。大きな臥牙丸が寄って行き、北太樹がうっちゃりを見せるが先に落ちた。臥牙丸が勝ち越し、北太樹は5敗に後退。決定戦が確定した。あとは瀬川を待つのみ。
 星風が磋牙司を引き落として9勝目。磋牙司(西4)は8勝止まりで、幕内は…?
 海鵬をさっと送り倒し、旭南海は6勝・海鵬は4勝で終了。
 激しい突っ張り合いを制したのは千代白鵬、9勝目。豊桜は5勝で終了。
 大翔湖を引き落とし安壮富士6勝目。大翔湖は4勝止まりで、幕下へ。

 先場所と一字一句違わない(正確には「大相撲発展」が「大相撲の発展」になっているのと、日付が違うのみ)協会ご挨拶。文字に起こしてみると、改めて変わり映えのなさが際立つ。
 千秋楽に当たり、謹んでご挨拶を申し上げます。
 本日、無事千秋楽を迎えることが出来ました。これも、ひとえに皆様方の、温かいご支援、ご声援の賜物と、厚く御礼申し上げます。
 今場所も新進古豪の各力士は良く健闘し、白熱した土俵を展開。ご期待にお応えできたものと存じます。
 今後も土俵の更なる充実を図り、大相撲の発展に努力してまいる所存でございます。
 何卒いっそうのご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶といたします。
 平成二十一年十一月二十九日 財団法人日本相撲協会理事長 武蔵川晃偉


 7敗同士の対戦は、休場ありの普天王を、若天狼が動き勝って引き落とし。勝ち越してやれやれ。
 勝てば決定戦進出の瀬川が登場。栃乃洋を下し、瀬川が巴戦に進出。
 若荒雄が白馬を突き出し、9勝目。白馬は8勝止まりだが、幕内復帰へ。

 北太樹・光龍(東6)・瀬川(西8)の3人で巴戦。
 まず、北太樹が瀬川を下す。続いて光龍も下し、本割で敗れたものの巴戦で優勝を決める、珍しい結果となった。

◎10勝5敗
 北太樹(東5)

◆十枚目年間最多勝争い
 順位・シコ名・年間勝敗・今場所の星取の順。
1 白馬    49-41   ○●●○● ○●○○● ○○●○●
------------------------------
以下、圏外
2 北太樹   48-42   ○●○●● ○○○○○ ●○○○●

 2人とも敗れたため、白馬の単独最多勝が決定。9番で到達できた50勝には1勝及ばず、49勝で今年は終わり。


・幕内
 春日王を引き落とし、将司(東十筆頭)は4勝で終了。
 翔天狼が玉鷲を下し、9勝目。玉鷲は10勝と健闘した。
 朝赤龍を寄り切り、猛虎浪は上出来の9勝。
 勝てば敢闘賞の雅山。豊響は何もして来ず、余裕に押し出して200万。
 嘉風が張り、土佐豊も負けずに張り合う。最後に笑ったのは土佐豊、勝ち越し。嘉風は結局10勝止まりで、三賞にもかからず。
 気合いと星が結びつかない高見盛。今日も阿覧に敗れて8勝で終了。阿覧は7勝まで戻している。
 黒海が玉乃島に押し出され…たかに見えたが、残っていた…かに見えたが物言い。黒海の足は俵で残っていたので、団扇のとおり勝ち越し決定。
 木村山の動きを見極めて、若の里7勝目。
 垣添を寄り切って、霜鳳勝ち越し。
 敢闘賞の栃ノ心。北勝力に付いていけず、12勝3敗で終了。北勝力は勝ち越し。
 豊真将を押し出し、武州山は落ち着いて6勝目。豊真将が武州山のように動ければ…ねえ?
 旭天鵬を寄り切り、琴奨菊10勝目。どちらかと言えば、こちらの方が「技能賞」だと思うんだけど…ねえ?
 安美錦が岩木山を寄り切って5勝目。岩木山は負けも負けたり、13敗。
 栃煌山に力を出させず、豪風押し出し。
 時天空を押し出し、豪栄道7勝で終了。あと1番が難しい…?
 出会い頭の叩き込み、鶴竜7勝で小結残留か。稀勢の里は、こういう負け方はみっともない。
 豊ノ島の後褌(?)を取って、ガバッと吊り出し。把瑠都は9勝目、技能賞豊ノ島は11勝4敗で終わり。今場所は吊りが多かった気がするが、把瑠都はある意味“特殊技能賞”ではないか?

 三役揃い踏み。

 五分の魁皇と、勝ち越している琴光喜。光喜が勝つ“奇蹟”を期待したが、それはお客さんが許さない。魁皇が小手投げで琴光喜を下し、見事な見事な、まるで“筋書きのある勧進帳”のような勝ち越し。もう、これでお客さん帰って良いのでは?
 10勝している琴欧洲と、8勝しかしてない日馬富士。日馬富士が引き落として9勝目。何とか大関の体面は保った…という。

 せっかく来たので見ておきたい、横綱同士の結びの一番。さすがに千秋楽なので、相撲を取る朝青龍。しかし白鵬の強さには如何ともしがたく、最後は豪快な上手投げに地を這った。これで白鵬は全勝で、年間も86勝目。ここまで来ると、もう破るとか破らないとかという問題ではない数字である。

◎15勝
 白鵬(横綱)


 以下、改めて各段の優勝者などを列記する。

・幕内最高優勝
◎15勝
 白鵬(横綱、7月以来12回目)

☆殊勲賞
 該当者なし(6場所連続40回目)
※殊勲賞の該当者なしは、14年9月~15年3月の4場所が最長だった。また、三賞全体では、技能賞が6年9月~7年5月まで、5場所該当者なしが最長だった

☆敢闘賞
 栃ノ心(前8、初)
 雅山(前9、17年11月以来5回目)
※もと大関の三賞受賞は、19年5月の出島以来

☆技能賞
 豊ノ島(前5、19年1月以来2回目)

☆雷電賞(関脇以下の最高成績者を勝手に表彰)
 栃ノ心(前8、初)


・十枚目(十両)
◎10勝5敗
 北太樹(東5、初)

・幕下
◎7勝
 黒澤(東23)

・三段目
◎7勝
 貴ノ岩(西14)

・序二段
◎7勝
 碧山(東25)

・序ノ口
◎7勝
 寺下(東20)

 三役陣は、大関の千代大海が陥落決定。関脇の鶴竜が1点負け越し、小結の稀勢の里・豪栄道ともに負け越し。関脇は勝ち越した把瑠都と、陥落の千代大海か。小結は、東2で10勝の琴奨菊と、鶴竜か。

 幕内から十枚目へは、豊響・春日王・木村山・山本山・玉飛鳥か。十枚目から幕内へは、白馬・栃乃洋・北太樹・光龍はほぼ決まり。豊響と磋牙司を入れ替えるかどうか。

 十枚目から幕下へは、大翔湖と琴禮。幕下から十枚目へは、蒼国来と宮本と思われる。


 平成22年1月場所は、12月21日に早くも番附発表。編成から3週間もないのは異例である。初日は1月10日なので、発表から3週間も空くので間延びしそう。

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