と言うわけで、『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』の最終回を観終わった。
原作もの、と言っても原作を読んだことがないので、まったく知らない立場で観たわけだが、もちろん、そういうボヤっとした状態では、たぶん観なかったと思う。
主題歌は林原めぐみさん。わたしは、メグさんのラジオを聴き始めて10年目ということで、基本的に彼女が主題歌を唄っている作品はほとんど観ている。一番最初は『チンプイ』だが…と、その当時はまだ名前を知らない。
それはともかく、OP・EDは岡崎律子さんの曲のカヴァーである。亡くなってから早3年、岡崎さん自身が唄っていた曲のカヴァーは、初めてである。
当然ながら新曲が作られることがもうないわけだから、カヴァーがあって然るべき。しかし、どうも物足りない。それまでの曲は、“合作”と言って岡崎さんのコーラスが入っていた。今回は没後に録音するわけだから、コーラスがない。メグさん一人である。この点については、やっぱり今でも物足りないことに変わりはない。
しかし、実際にOPやED(こちらは岡崎さんが亡くなった時、まずメグさんがパッと思い浮かんだ曲だそうな)に映像が付き、何話か観ることによって、まるでこの作品のために書き下ろされたのではないか、と思えるようになった。実際には何年も前、当然『まなび』とはまったく関係なく作られた楽曲であるが、まあ、こういう場合を想定して作ったわけでもないのだが、とても不思議なことである。
言いたくはないが、「作品をイメージして作った」と言いながら、そのことを聞いてもどこが作品に合ってるのか分からない主題歌が多い昨今(ひじょうに失礼な話だが、だって本当のことだからしょうがないもんね)、このように作品に合った主題歌が使われるのは嬉しい。
どういう話なのか、という概要は、チラッと聞いたような気がするが、やっぱり観ようかどうかは迷った。
で、放送に先駆けて発売されたキャラクターソングである。まなび役の堀江由衣さんが唄っている「まっすぐ大作戦」。これは気に入った。たぶん、<こういうキャラが活躍するのかなあ…>と、またボヤっと思ったわけだが、これも何かの縁だということで、観てみることにした。
結局のところ観るか観ないかは、第1話が観られるかどうか、である。そこで見逃せばハイそれまでョってな感じである。
第1話、書記しかいない生徒会、転校生のまなびが校歌を唄い、生徒会長に。この校歌というのが、実に校歌らしい。校歌らしい校歌ってのは何かは割愛するが、とりあえず校名が入ってるのがよろしい。
話は進んで、まなびの属する聖桜学園は、近代的な大規模校愛洸学園の傘下に入る。制服や校歌も変更される…というが、その“新校歌”というのが、まあ、何ともいい難い曲だったわけで…。あんな山も谷もないのっぺりした楽曲が、“今風”なんだろうか。いや、30年ほど未来の話なのか…。
長い前置きはともかく、物語である。
特に大事件があるわけでもなく、全12話と短い。これは“流行り”の1クールもの。
しかし、キャラクターの見た目は可愛いものの、中身は「まっすぐGO」である。この「まっすぐGO」というのはまなびのモットーであるが、語呂が良いので、既に本日誌でも何回か使っている。全然関係ないのに…。
たった12回とはいえ、密度は濃い。
野中藍さん演じるみかん一人きりで存亡の危機に陥っていた生徒会が、まなびの加入により活気を取り戻す。その後、生徒会室を色々なクラブの協力の元改装。「ワクワクでキラキラ」な学校生活を送るビジョンを、平野綾さん演じるメイやみかんの親友むっちーらの協力の元、生徒総会で発表。
そしてヤマ場は、愛光学園との合併決定により中止を命ぜられた学校祭を、生徒から署名を集めて復活させよう…という動き。実はまなびの兄が愛光学園理事長の彼氏だった(!)という珍妙な展開もあったが、何とか必要な署名を集め、学校祭を開催。
たったそれだけではあるが、毎回楽しく観続けることができた。こういう作品は好き嫌いがはっきり分かれるものである。こういう作品が深夜にしか放送できない現状を憂える。
さて、学校祭が終わった後の最終回は、一気に卒業式。早い(笑)。
ここで初めてねむねむ桃葉のお嬢様ぶりが明らかになるが、別に本編とは関係ない…かも。
生徒会の“関係者”は5人。それぞれが別々の道を歩む。みんながみんな得意分野を活かし(?)、独自の道へ。“まなびイズム”も後輩たちに受け継がれたようで、当分は聖桜学園も安泰…か?
そんな中、みかんはアメリカ留学へ。『まなびストレート』というタイトルだが、まなびの影響を受けて一番成長したのはみかんではあるまいか。って言うか主人公?
みかんを4人が見送り、アメリカへ。他の4人も、それぞれの道へ。特にセリフがなくBGMの後ろでの映像だが、ここではセリフも何もいらない。
後日談もある。しかし、余分でも何でもない。この先もステキな人生が待っていることだろう。
これで『まなび』はおしまい。ありがとうございました。
ちなみに、わたしの好きなキャラは芽(長くなったのでここで打ち止め)。
原作もの、と言っても原作を読んだことがないので、まったく知らない立場で観たわけだが、もちろん、そういうボヤっとした状態では、たぶん観なかったと思う。
主題歌は林原めぐみさん。わたしは、メグさんのラジオを聴き始めて10年目ということで、基本的に彼女が主題歌を唄っている作品はほとんど観ている。一番最初は『チンプイ』だが…と、その当時はまだ名前を知らない。
それはともかく、OP・EDは岡崎律子さんの曲のカヴァーである。亡くなってから早3年、岡崎さん自身が唄っていた曲のカヴァーは、初めてである。
当然ながら新曲が作られることがもうないわけだから、カヴァーがあって然るべき。しかし、どうも物足りない。それまでの曲は、“合作”と言って岡崎さんのコーラスが入っていた。今回は没後に録音するわけだから、コーラスがない。メグさん一人である。この点については、やっぱり今でも物足りないことに変わりはない。
しかし、実際にOPやED(こちらは岡崎さんが亡くなった時、まずメグさんがパッと思い浮かんだ曲だそうな)に映像が付き、何話か観ることによって、まるでこの作品のために書き下ろされたのではないか、と思えるようになった。実際には何年も前、当然『まなび』とはまったく関係なく作られた楽曲であるが、まあ、こういう場合を想定して作ったわけでもないのだが、とても不思議なことである。
言いたくはないが、「作品をイメージして作った」と言いながら、そのことを聞いてもどこが作品に合ってるのか分からない主題歌が多い昨今(ひじょうに失礼な話だが、だって本当のことだからしょうがないもんね)、このように作品に合った主題歌が使われるのは嬉しい。
どういう話なのか、という概要は、チラッと聞いたような気がするが、やっぱり観ようかどうかは迷った。
で、放送に先駆けて発売されたキャラクターソングである。まなび役の堀江由衣さんが唄っている「まっすぐ大作戦」。これは気に入った。たぶん、<こういうキャラが活躍するのかなあ…>と、またボヤっと思ったわけだが、これも何かの縁だということで、観てみることにした。
結局のところ観るか観ないかは、第1話が観られるかどうか、である。そこで見逃せばハイそれまでョってな感じである。
第1話、書記しかいない生徒会、転校生のまなびが校歌を唄い、生徒会長に。この校歌というのが、実に校歌らしい。校歌らしい校歌ってのは何かは割愛するが、とりあえず校名が入ってるのがよろしい。
話は進んで、まなびの属する聖桜学園は、近代的な大規模校愛洸学園の傘下に入る。制服や校歌も変更される…というが、その“新校歌”というのが、まあ、何ともいい難い曲だったわけで…。あんな山も谷もないのっぺりした楽曲が、“今風”なんだろうか。いや、30年ほど未来の話なのか…。
長い前置きはともかく、物語である。
特に大事件があるわけでもなく、全12話と短い。これは“流行り”の1クールもの。
しかし、キャラクターの見た目は可愛いものの、中身は「まっすぐGO」である。この「まっすぐGO」というのはまなびのモットーであるが、語呂が良いので、既に本日誌でも何回か使っている。全然関係ないのに…。
たった12回とはいえ、密度は濃い。
野中藍さん演じるみかん一人きりで存亡の危機に陥っていた生徒会が、まなびの加入により活気を取り戻す。その後、生徒会室を色々なクラブの協力の元改装。「ワクワクでキラキラ」な学校生活を送るビジョンを、平野綾さん演じるメイやみかんの親友むっちーらの協力の元、生徒総会で発表。
そしてヤマ場は、愛光学園との合併決定により中止を命ぜられた学校祭を、生徒から署名を集めて復活させよう…という動き。実はまなびの兄が愛光学園理事長の彼氏だった(!)という珍妙な展開もあったが、何とか必要な署名を集め、学校祭を開催。
たったそれだけではあるが、毎回楽しく観続けることができた。こういう作品は好き嫌いがはっきり分かれるものである。こういう作品が深夜にしか放送できない現状を憂える。
さて、学校祭が終わった後の最終回は、一気に卒業式。早い(笑)。
ここで初めてねむねむ桃葉のお嬢様ぶりが明らかになるが、別に本編とは関係ない…かも。
生徒会の“関係者”は5人。それぞれが別々の道を歩む。みんながみんな得意分野を活かし(?)、独自の道へ。“まなびイズム”も後輩たちに受け継がれたようで、当分は聖桜学園も安泰…か?
そんな中、みかんはアメリカ留学へ。『まなびストレート』というタイトルだが、まなびの影響を受けて一番成長したのはみかんではあるまいか。って言うか主人公?
みかんを4人が見送り、アメリカへ。他の4人も、それぞれの道へ。特にセリフがなくBGMの後ろでの映像だが、ここではセリフも何もいらない。
後日談もある。しかし、余分でも何でもない。この先もステキな人生が待っていることだろう。
これで『まなび』はおしまい。ありがとうございました。
ちなみに、わたしの好きなキャラは芽(長くなったのでここで打ち止め)。
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