徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

変化の年

2009-12-31 15:42:24 | Works
エスパルスの総括は来年スカパーで2009年シーズンゴール集を観てから書くことにする。

ということで個人的に今年一年を振り返る。
2009年というのは誰にとっても激動の年になったと思うけれども、個人的にも変化の年だった。
現在のスタイルでの中洲通信が終了することが決まり、最後の3、4ヶ月というのはやりたかったものがやれたと思うし、いま会っておきたい人に会うことはできた。
年明けには納品される予定の2月号でひとまず区切りをつけることになる(現在のところ、30年を振り返る大感謝号を制作予定……だが)。

また4月には、刊行されるまでに2、3年かかってしまった『漣流 日本のポップスの源流を作り出したヒットメーカー』がようやく日の目を見た。
「フリースタイル」で小西康陽さんが『漣流』を取り上げているという情報を、最近あるブログで見つけたので早速amazonで購入。ありがたいことである。当の情報が書いてあったブログもとても好意的に取り上げてくれていて、オレが意図したところもしっかり伝わってくれたようで読んでいて嬉しくなった。本当にありがとうございました。
まあ、ここからがスタートです。

いろんなものが終わり、変化していく。
来年はまた始まりの年にしたいもんですな。

今どこにいるのかわからない

2009-12-19 11:02:26 | Works
ナミさんの奥さんの研子さんからFAXを頂く。
2月号に掲載される予定のナミさんの「水と星の祭り in チェン・ダーオ 2010」の原稿の確認をしようと連絡したのだが、ナミさんは旅(ライウ)に出かけていて、<携帯を持っていないので今どこにいるのかわからない>とのこと。
いいよね、お互い今どこにいるのかわからない夫婦。
まあ結局旅先(ライブハウス)経由で連絡が取れたのでノー問題だったし、国内のツアーなら連絡の取りようもあると思うのだが、研子さんのFAXを読んで、実にナミさん夫婦らしいなあと思ったわけです。

メールの言葉遣いで神経磨り減らすぐらいなら、携帯がないぐらいの面倒臭さは残しておいた方がやっぱり世の中は平和になるんじゃないかと思ったりする。

通販ドラマ

2009-10-13 12:01:42 | Works
<俳優が身につけた服やアクセサリーが、放送と同時に番組ホームページで購入できるという仕掛けの連続ドラマが、13日からフジテレビ系で放送される。通販会社やファッション業界と手を組んだ、この新手の放送ビジネスには他局も注目している。だが、番組と広告との境界があいまいになりかねないと指摘する声が上がっている。>(朝日新聞 10月11日付

あまり地上波を見ないオレでもテレ朝の24時台バラエティというのは結構チェックしていたのだけれども、この秋の編成で一気に終了してしまった。一掃、という印象さえ受ける。代わって始まったのがランキング形式の番組で、「シルシルミシル」のような、実に企業の宣伝・広告色の強いバラエティ番組になっている。
地デジ移行を目前にして、株式会社としてのテレビ局の意図はとてもよくわかる。
良い悪いは別として。
見る見ないは別として。

そして通販ドラマ。
このアイデアはライブドアの堀江元社長も考えていたシステムらしい。堀江さん、戦術的には失敗しちゃったけれども、さすがにビジネスマンとして戦略的には正しかったのかもしれない。

10月号到着

2009-09-02 01:33:30 | Works
中洲通信10月号到着。
今回は「人生のサウンドトラック」と題して、『あがた森魚ややデラックス』のあがた森魚さん、『のんちゃんのり弁』の緒方明監督、『ディア・ドクター』の音楽を担当するモアリズムのナカムラさんにご登場頂いた映画とサウンドトラックを特集。あ、あとパティ・スミスのイメントもちとレポート。八本正幸さんには欲望百貨店の異名を持つ官能小説界の巨匠、館淳一氏のブックガイドも掲載。
関係者、ご協力者の皆様、今回もありがとうございました。
昨日から続々発送中であります。

古本屋

2009-05-09 03:32:50 | Works
北千住の古本屋さんに取り置きしておいてもらった本を買いに行く。
近所に3、4軒あったはずの古本屋はほとんど壊滅状態になってしまった。しかも近所のは漫画かエロDVDがメインの古本屋だったので、別の町の、こじんまりとしたまっとうな古本屋に行くとつい長居してしまう(まあそういう店でもエロは扱うし、まっとうと言っても、それはそれでこの店の相場も高かったんだけど)。で、『女海賊大全』(東洋書林)とか、別に今買う必要はまったくなかったんだが、古本は一期一会なので予算の倍以上購入。

夜には雨も上がった。ずっと見ていても飽きないぐらいお月様もきれいだった。
明日(今日か…)はライブ日和になるだろう。

今は「500マイル」がぴったりな心細い夜明け前だ。


まとめて

2009-04-19 20:33:17 | Works
先週もまとめて。

月曜は3年越しの仕事になった『漣流』がついに校了。最後の最後にバタバタになってしまったが、今週末には音楽出版社さんから発売の予定です。

金曜日まではひたすらナカス6月号の作業。いや『漣流』がようやく終わったもんでボケてました。ツー・スリーの衆、迷惑かけた。ごめん。
土曜の夕方に静岡に到着し前泊。

で、惨敗ダービー観たってわけさ。つらいのう……。

泉谷さん

2009-02-13 02:31:05 | Works
ポニー・キャニオンで泉谷しげるさん取材。あの歳で、現役で、これだけ元気にやってくれる人もなかなかいない。スカパー!の番組紹介と来月にはリリースされる還暦ライブDVDの第一弾の話など…と思ったが、その辺りも薄く触れつつ、予定の倍以上時間をもらって取り止めもなくフォーク・ロック談義(まあ取材が始まるのも遅かったし、取り止めもなかったのはなかったなりの理由があるのだが)。
泉谷さんの話を聞いていて、ナカスではどうにもこうにもアポが取れていなかった理由が何となくわかったですよ。改めて見本誌を渡しておいた。
やっぱし幾つになってもフットワークは軽くしとかなきゃ駄目だよね。

電話

2009-01-30 19:58:36 | Works
3年がかりの書籍になってしまった『漣流』(書名もほぼ決定)も最終段階に入り、取材関係者に電話連絡しつつ、最後のチェックをお願いするためにFAXを一斉送信。来週、再来週が山場で、ようやく今月中には終わる…か。

レッズのことについて書くことになったので吉沢康一さんとちと電話で話す。

Jファン高齢化 40代以上4割超(東京中日スポーツ 1月28日付)
Jリーグ 若年層のファン開拓は難問?(産経新聞 1月28日付)
Jのさらなる飛躍のために(オギライズ)

最近、このニュースが気になっていた…というか、まるで承服しかねる内容だったので、この辺も踏まえつつ、レッズのコアはなぜ魅力的に「見えるのか」の原点。
それにしても「若い客をほとんど見かけないという意見もある」(産経)、これはないよ。どこで「見て」んだよと思う。きっと「どこか」で見てんだとは思うが。若年層の増加=右肩上がりの成長は幻想に過ぎないと思うんだがね。もう認識がまるで旧いとしか思えない。もう本質を棚に上げた無邪気なマーケティングはやめようよ、という話。

気のせい

2009-01-23 00:46:16 | Works
年明けから始まったサザナミとナカスの怒涛の作業も、ひとまず、何とか、見通しがついた(ツー・スリーの皆、申し訳ない)。ブログ更新しないまま、Kトラ本の打ち上げだとか、思ってもみなかった部位に激痛が走ったりだとか、アレとかコレとか、凸とか凹とか、まあ年明け早々からいろいろあったのだけれども、風邪も発熱も痛みも忙しさのピークをすぎると治まった。何なんだコレ。

ということで明日から来週にかけては次の仕込みとサザナミ最終決戦。
その前に明後日は静岡でエスパルス総決起集会

久保さん

2008-12-28 16:26:52 | Works
土曜日。夕方から渋谷のMANXで「余命」のプロデューサー久保理茎さんの取材。NHKディレクターを経てアメリカで映画製作を学び、30代後半で映画の世界に飛び込んだという御仁。カメラマンの望月さんもそうだけど、NHKの制作って変な人が多いんだな…いや、変というか熱いというか。

マッドマックスみたいなスタイルでぴあのMさんも店に来たので、久しぶりに話(そもそもMANXは6、7年ほど前、Mさんに初めて連れて来てもらったのだが)。ぴあもいろいろ大変ですな。Oさんにもお世話になりました。来年もよろしくお願いします。

昨日(土曜)で年内の取材関係は終了。幸か不幸か仕事部屋での引き篭もり作業が大量に残っているので、まだまだ仕事納めというわけにはいかないのだけれども、ひとまず大掃除と年賀状書きと正月準備もしつつ……引き篭もります。

年末

2008-12-17 02:32:22 | Works
ひとます年内の締め切りは今日で終了。
残りの2週間は来年の仕込み、取材、打ち合わせ。あとは仕事の整理、資料返却、年賀状の準備、それから大掃除。これにライブと天皇杯のスケジュールを加えると、思ったよりも時間がないんだな、これが(毎年のことながら)。

ここんところ仕事していると、邪魔をするように役所やらNHKやら集金が多い……年末だね。世間はいろいろアレなんだが、我が家は周囲に恵まれているというか、何とか無事に年越しできそうで何よりです。

2冊目到着

2008-11-20 21:34:57 | Works
今回は見本誌が早めに到着した「坂崎幸之助とJ-POPフレンズ 2」。カップスのデイブさん(&エディさん)も掲載されてます。

また、明日の夜はシンプジャーナル編集長が復活する模様。
<11/21は「坂崎幸之助とJ-popフレンズ」その2発刊記念!大越編集長をお迎えして、苦労話をお聞きします。それと!10/12の大宮ソニックシティでの音源<もオンエア♪>(NACK5

パート1

2008-11-09 20:20:50 | Works
金曜日。自由国民社へテープの受け取り。ようやく『坂崎幸之助とJ-POPフレンズ』のパート1も受け取る。もう発売から一ヶ月経っているわけですが……。
もともとの素材(K's TRANSMISSION)が面白いと、いつもは苦行でしかないテープ起こしも結構楽しかったりする。やっている方が面白がって作業している本というのは、大抵の場合読者にとっても面白い本になる。ということで、やっぱり面白い本になってます。
これからパート3の作業。

ということで大越さん、古矢さんと高田馬場の「おかしら」で呑む。ミュージシャンの反応も上々、今月には大越さんのK's TRANSMISSIONの出演も決まり(←番組にメールを送ろう!)、ご機嫌でへろへろになった大越さんを駅まで見送り、古矢さんとタクシーでゴールデン街。なぜか始発で帰る。
エコパに行かなきゃならないのに。