徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

#1 マイケル・ブルームフィールド

2008-01-31 20:29:19 | 今日のお言葉
私はただ模倣するのではなく、新しいものを生み出したいと思っていた。だからこそ私は古い曲も取り上げる。刷新するためには、古いものを解釈し直すということをしなければならない。そうすることでイミテーションはイノベーションに変わっていくんだ。
(マイケル・ブルームフィールド『十字路の彼方へ』リットーミュージック刊1994年)

ふにゃふにゃでぐだぐだ

2008-01-28 00:15:34 | 素日記
昼過ぎに南口に集合して、すんぷ夢ひろばで家族の新年会。風呂へ入って酒を呑もうという算段である。

それにしても、こんなに犬が多い施設だとは思わなかったよ。犬といってもこんなんですが。

リアルを一切求めずに、いい意味でチープなハリボテ感を押し出した代物なのだが、これひとつで子供(未就学児以下)はご機嫌。それを見る大人も笑うしかないという…。いまいち施設のコンセプトはよくわからないのだけれども、こういうゆるい施設はわりと嫌いではない。

で、目的の天下泰平の湯(温浴施設)に入ってまず出迎えるのが椅子に鎮座ましましたジャンボパルちゃん。ここはエスパルスのスポンサー企業でもある。40分ほど風呂に入ってから、座敷で宴会。帰る前にもう一度風呂に入ってから、シャトルバスで静岡駅まで。エスパルスコーナーもしっかり設置されていたことも確認できたし、日本平に行ったついでにまた行くつもり。

地元に帰れなくなったアウエイサポの皆さんにも是非利用していただきたいものである。朝まで仮眠できるし、無料シャトルバスも出ているし。

風呂でふにゃふにゃになったせいか、日曜日はぐだぐだで過ごし、夜の新幹線で帰京。もう1月も終わる。

(追記)
今日行けばよかった…副キャプテン

極みの年、始まる/2008シーズン必勝祈願

2008-01-27 23:43:45 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
土曜日。前夜に静岡に行き、朝から清水へ向かう。
清水魚町稲荷神社で清水エスパルスの必勝祈願。今年はサポサンも静岡(青葉公園付近)でのシーズンインのキックオフイベントも予定されなかったのでサッカー神社の必勝祈願に参加。
10時30分、サンバ隊に先導されて、健太を先頭に代表遠征中の大前を除くプレーヤー、スタッフが参拝。報道によると参加していたサポ、市民は500人ほど。
これまでの3年間の真価が問われる勝負の年が始まる。本当に今年こそはタイトルを獲らなきゃ洒落にならんよ。
それだけに今年こそは派手にキックオフして欲しかったんだが、サポサンも、静岡でのイベントもなかったのはアウレリオの契約の影響だったんだろうか。
祈願後は社長、健太、キャプテン、副キャプテンらによる必勝餅まき。
健太とキャプテン(和道)、副キャプテン(兵働、西部)が、サポがうじゃうじゃいる参道を通ってバスに戻ろうとしていたので当然取り囲まれて、もみくちゃになる。健太とも握手できた(頼むよ、ホント)。それにしても兵働は人気あるわ。

当然のようにS極の大場さんも取材に来ていたので声をかけてみた。今年のチームコンセプトは「極」である。そんな話を少々。
それにしても何であんなに黒いんだろうか…それは訊かなかったが。

さあ、これで清水エスパルスのゴールデンロードが始まったわけである。

2008-01-24 16:19:48 | Works
水曜日。
3月号も何とか無事終了。今年はエンジンがかかるのが遅くて迷惑かけた(悪い)。

神楽坂の事務所から高田馬場へ移動。東銀座から高田馬場へオフィスを移転した自由国民社のOさんと酒。取材後の挨拶もあったのだけれども、せっかく高田馬場へ移転してきたOさんに「おかしら」を紹介しときたかったのだ。ま、そもそも西武新宿線で育ったOさんにとって高田馬場は青春の地でもあるそうなのだが。久々にお会いしたOさんは相変わらずだなあという感じではある。
おかしら取材後には、ツー・スリーのみんなも店に顔を出してくれていたらしくて感謝。なかなか繁盛しとりました。
GATE ONEに寄ろうかとも思ったが、深酔いする前に帰る。

CBBB/サッカーメディアの不可思議な評価について

2008-01-16 20:53:07 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
清水
FW C
MF B
DF B
GK B
(サッカーダイジェスト 1月29日号)

本当にこれが専門誌の記者を名乗る人間の評価なのだろうか。これは営業妨害に近い不当評価と言える。そして他クラブサポーターを含め、一般人の不必要な偏見を拡大再生産させる要因でもある。ゲーフラは掲げないが、3年ほど前の川崎サポーターの気持ちがよくわかる。

健太が怒るよ。というか、プレーヤーも含めて激怒、発奮していただきたい。
順位予想が楽しみだ。

(追記)
<最大のテーマは、今月末に契約が切れ、退団濃厚とされるエース、チョ・ジェジンの代わりを見つけられるか。長谷川監督やクラブがリーグ制覇のために所望する“年間20ゴール計算できるFW”という点から見れば、現在の戦力では少々物足りない。(中略)マルコス・アウレリオも初来日とあっては、どれだけできるかは不透明な部分のほうが大きい。(中略)前線の強化という点では、一歩遅れをとってしまったといわざるを得ない。(中略)ある程度、形のできている中盤に関しては大きな問題はないと見ていいだろう。補強のなかった守備陣だが、ここはあえて手を加える必要はない。(中略)高木和道を中心としてさらなる結束力を見せてくれるはずだ。(広島由寛)>(サッカーダイジェスト 1月29日号)

アウレリオを選択した時点で攻撃の方向性がJJ仕様の戦い方から転換されていると見るのが妥当だ。ましてや昨季本来の調子を取り戻せなかった西澤にもはや上がり目がないとは思えない。つまりJJと同じタイプの補強をしないことは、さらに攻撃のヴァリエーションを増やすという健太とクラブの意志表示として見るべきではないか。同じ(形の)戦い方をしないとまるで評価できないらしい広島氏からすれば前線を過小評価する理由はよくわかるが(C)、やはりBBBの根拠がさっぱりわからない内容である。
とにかくDFがBとは、この3年間を否定するような、どこを見ていたのかわからない意味不明の評価としか思えない。

続いてサカマガ。

1位 浦和 70→90→90
2位 川崎 54→69→72
3位 鹿島 72→68→70
4位 G大阪67→67→70
5位 清水 61→66→64
6位 柏  50→65→68
※左から2007年→現時点→今後(サカマガPOINT換算)
(サッカーマガジン 1月29日号)

注目に値する批評も根拠もほぼなし。これでは打ちっぱなしの馬柱の予想印と同じである。それなりの根拠を示したサカダイ広島氏の方がまだ誠実に思えてくる。果たして昨季勝ち点9点差の清水が、浦和から勝ち点26もの差をつけられてしまうのか。一応サカマガPOINTと称しているが、実際勝ち点としての評価だろう。ずいぶん他サポを馬鹿にした企画である(ま、額面通りに受け取る浦和サポがいるとは思えないが)。

リスタート

2008-01-15 00:33:32 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
今季よりユース監督を務める大榎克己氏率いる早稲田大学がインカレ優勝で有終の美を飾り、同じく今季よりエスパルスに加入する大前元紀君の流通経済大学附属柏高校が選手権を優勝した。大榎は健太よりも先に復活優勝劇を演出し、また大前君はエスパルスサポを妄想させるに充分な内容で、凄まじい活躍を見せた。
その相手はともにエスパルス関係、静岡のチームで、同じく今季より新加入選手で、インカレ優勝を逃した法政大学の本田拓也君、さらにさらに37年ぶりの選手権優勝を逃した藤枝東と、この連休はエスパルスサポ、静岡の高校サッカーファンにとっては久しぶりの至福の2日間だったと言える。

まあ選手権に関しては、静岡県代表は満員の国立で、全国中継で、非常に重い課題を千葉県相手に突き付けられたわけで、数年前のエスパルスのように、本気できっちりと建て直しを図らないと「王国」などというものは、さらに過去のものになってしまう可能性が高い(それにしても流経大柏の完成度は驚くべきものだったが)。エスパルス(とジュビロ)が盛り上がるためには、やはり伝統あるユース世代の静岡サッカーの復活も必要不可欠だろう。
しかし、さすがに今日の選手権はどちらを応援するか悩んだ。

昨日、今日と、去年のノボリ引退ゲームを観た後のようなリスタートの気分を味わえた。さあ、明日からは清水エスパルスのホンタクとリオネル元紀だ。

●2008年新加入選手
マルコス・パウロ(ポルトゲーザ※横浜FC)
フェルナンジーニョ(ガンバ大阪・レンタル→完全移籍)
児玉新(ガンバ大阪・レンタル→完全移籍)
マルコス・アウレリオ(サントス)
永畑祐樹(神村学園高校)
大前元紀(流経大付属柏高校)
本田拓也(法政大学)
辻尾真二(中央大学)

そんな中、こんなこともあったりして、Jがないとスタジアム外でいろんなことが起こるものである。この人のブログでの主張のスタンスはわりと嫌いではなかったのだが、こういう迂闊なことに自ら係わるとは残念…。てか同世代だったのには驚いたよ。

始発まで

2008-01-14 00:22:03 | Music
さらに、さらに歩いてホンタケさんの聖地・JIROKICHIへ移動。レギュラーのライブはすでに終わっていて、スタッフのブルーズセッション。イカキンさんが大きくプリントされた本田さんの写真を背にギターを弾くと、さすがにセンチメンタルな気分になる。始発まで。
ブルーズはやっぱりいいです。

三連休で良かったよ…。

男たち

2008-01-14 00:07:21 | Music
国分寺から高円寺へ移動。
本田竹広さんのマネージャーをしていたTさんがの呼び掛けで、縁の酒場でホンタケさんを偲ぶ呑み会に遅れて顔を出す。もうあの日から三回忌である。イカキンさんや「春よ来い」のオヤジさんもいて、ホンタケさんの思い出話。Tさん以外の参加者は全員男。決してめそめそしているってわけじゃないんだけれども、男ってそういうもんだよなあ(男気という意味ではTさんも男っぽい)。THE PURE音源のオフィシャル化を強く望んだ。ホントにお願いしますよ。最後にみんな(といっても6、7人だけれども)で記念写真。
テーブルの上にはホンタケさん用の生ビール。



サラリーマン

2008-01-13 23:49:35 | LB中洲通信2004~2010
土曜日。コの字取材で、新秋津駅前にある居酒屋「サラリーマン」さん。ものすごくストレートな店名なのだが、それだけ店のターゲットが明確なわけである。「ウチで3000円も飲み喰いすれば歩けなくなるぐらい(酔う)」というだけあってメニューが豊富なのは嬉しい。普段はあまり縁のなかった駅前なのだけれども、酒場の豊富さにも驚く。新秋津恐るべし。3月号掲載予定。
肴を替えて新秋津でもう一軒、さらに国分寺の焼鳥へ。今日もハシゴしてしまった(この日は、それだけでは終わらないのだが)。

疚しさ/「隠された記憶」

2008-01-11 07:38:25 | Movie/Theater
隠された記憶
Cache/Hidden 2005/フランス=オーストリア=ドイツ=イタリア
監督:ミヒャエル・ハネケ
出演:ダニエル・オートゥイユ、ジュリエット・ビノシュ、モーリス・ベニシュー、アニー・ジラルド
<ジョルジュ(ダニエル・オートゥイユ)は妻アン(ジュリエット・ビノシュ)、息子ピエロとともに幸せに暮らしていた。そんなある日、送り主不明のビデオテープと不気味な絵が何度も届くようになる。テープにはジョルジュの家族の生活が記録されていたが、次第にプライベートな領域へと踏み、不安と恐怖を掻き立てた。ジョルジュは遠い日の記憶をたぐり寄せる。>(シネフィル・イマジカ 2008年1月放送中)

『隠された記憶』オフィシャルサイト

サスペンスでもスリラーでもない。ということでキャッチコピーにはとっても偽りがある。でもそうでもしなきゃ(少なくとも日本では)プロモーションできないというのもよーく判る。しかし、やはり、これは監督も言っているそうだけれども、間違いなく犯人捜しが目的のサスペンスでも、殺人事件が起こるようなスリラーでもない。それでも冒頭から不可思議なラストシーンまで、誰一人として感情移入できるようなキャラクターがいないにも関わらず(むしろ逆)、弛むことなく2時間きっちり飽きさせずに観せる。あー癖になるわ、この監督。
映画が始まってしばらくすると<疚しさ>がキーワードであることがわかる(実際に映画の終盤にやっと主人公はこの言葉を突きつけられる)。そして<疚しさ>のあまり主人公たちは、その場しのぎの下らない小さい嘘をつき続ける。子どものように。それぞれの<疚しさ>はますます増大し、最後には主人公は疲れ切って寝るしかなくなってしまう。まるで子どものように。
欧州の移民(排斥)問題は今始まったことではないし、フランスのアルジェリア人がどんな立場に置かれていたのかは、ジダンのストーリーを読めばわかることだ。そして日本を含む、世界の至るところで同じような<疚しさ>の物語が再生産され続けている。いや、そんなに大上段に構えなくても、誰でも多かれ少なかれそんな<疚しさ>を抱えていると思うが…例えば「酒と涙と男と女」みたいな。

ラストの回想シーンや下校シーンはエンタテインメント的なサービスカットと観た。
ジュリエット・ビノシュが妙に豊満で魅力的です。さすがに味がある。

お年玉決定

2008-01-10 01:00:52 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
<マルコス・アウレリオ選手(サントスFC/ブラジル) 期限付き移籍にて加入内定のお知らせ>(清水エスパルス公式

これで今季は本命が打てます。
まずは無事来日して、チームにフィットするのが先だけれども、フェルナンジーニョがふたりいると思っといて下さい。
改めて、You Tube(動画)

#47 JR東日本盛岡支社

2008-01-10 00:46:59 | 暴言・失言・珍言備忘録
「公共交通機関の利用客が、不快感を覚える可能性が高くないかなどを今後も総合的に判断する」JR東日本盛岡支社

<岩手県奥州市の黒石寺で1000年以上の歴史がある「蘇民祭」の観光ポスターを、市がJRの駅構内に掲示しようとしたところ、JR東日本盛岡支社が「ポスターは客に不快感を与えるかもしれない」と断わっていたことが8日、分かった。>(ナイガイ 1日10日付け)

毎日新聞 1月9日付

おそらく褌(下帯)の有無や髭や胸毛というのは大した問題ではないのだろう。<公共>を盾にはしているものの、要するに中央に映る男性の異様な迫力に気圧されたJR東日本盛岡支社の担当者が<不快感を覚え>たということなのだろうと思う。しかし異様な迫力というのは裸祭りのような祭事にはつきものだ。それが参加している男たちはもちろん、観る者にも高揚感を与える。この写真とポスターは、それを表現しているのだと思う。件の男性(38歳)は、テレビの取材に対して「(テレビニュースに取り上げられたので)余程宣伝になった」と冷静に答えていた。男前だね(その奥さんはちょっとご立腹だったけれど)。
もちろんJR東日本盛岡支社の担当者も<公共>の一部だし、<不快感>という感想を持つのはまったく自由なのだが、それを他人に強要しようというのはいかがなものか。「迫力があって、悪くないデザインだと思う」という別の意見を持つ<公共交通機関の利用客>もきっといるんですよ。そういう平衡感覚は日本人の美徳だったと思うんだけどなあ。
それにしても<公共>を盾に、主観を何でも押しつけようという無責任な手法はいつまで通用するのか。いや、もちろん<公共>は大事なんですけどね。ん~…。

とりあえずJR東日本盛岡支社が管轄する駅では大相撲の地方巡業や加山雄三の裸体ポスターはNGってことで了解した。