健太「勝ち続けるしか道はない」(
Sの極み 9月12日付※岩下のコメントより)
今日はアウスタに行けずスカパー!で
清水対大宮戦。
第1節のゲーム後に湯浅某に言われるまでもなく、大宮戦というのは膠着した内容になりがちなわけで、内容云々を期待する方が間違っている。現地で見た人間によるとピッチのあちこちで小競り合いやラフプレーがあったようだし、大宮はそういうチームだし、大宮戦というのはそういうゲームになる。
それにしては前半はお互いアグレッシヴに闘ったし、シュートシーンも多かった。あの45分は、どう観ても、清水は不可解なナビスコ敗戦、大宮は前節の鹿島戦快勝をイメージしながら闘ったからだろう。フローデのゴールは美しかったし、テルは高い位置でボールを奪取し、2本もシュートを撃った。前半は意外にも面白かったのだ。
あれは幻だったのか。
後半はお互いに、現実に立ち戻った戦いを見せた。
ハーフタイムで素に戻っちゃった、というか。
てか、いつも通りの大宮戦じゃん、というか。
ただし、互いに消し合う膠着した内容とはいえ、タクがフィットしつつあるためにテルの自由度は格段に上がっている。フィールド上のポイントが2ヶ所に増えたために自動的に前線やSBの自由度も上がって(負担が減って)いるように感じる。その意味で今季のチームには戦術的にも戦略的にも伸びしろがまだまだあるのではないか。フローデとタクへの対策を打ち始めた他クラブにとってテル(やタク)のハーフライン前後の高い位置でのボール奪取と展開は、さらに脅威になると思う。
ひとまず勝ち点3は着実に積み上げた。ナビスコ敗退の喪失感について、そしてタイトル争いの終盤10ゲームに向けて、結果を出す以上の薬はないのだから、内容はともかく、これでいいのである。
このあとアウエイ山形、ホーム神戸という難敵との対戦が控えている。特に神戸戦は大宮戦のような内容になることは必至で、実に嫌な相手である。
しかしタイトルのために勝ち続けなければならない。「勝ち続けるしか道はない」のだ。
ゲーム後の岩下のインタビューは観ていて熱くなった。
岩下「まあホントナビスコがね、なかなか……納得のいく結果じゃなかったですし、まあそのピッチにも立てなかったっていう不甲斐ない結果に終わってしまったっていうのに対して、チームに対してもホントに迷惑掛けましたし、もちろんナビスコ(決勝)でリベンジするっていう気持ちもあったので……まあでも終わったことはしょうがなかったので、まあ切り替えてやるしかないですし(中略)まだまだ満足してはいけないですし、まだ僕らはホントにタイトル取るためにやってますし、ACL圏内目指してやってるので、まあそれを成し遂げてからだと思うので、まだまだホントに次に次にってどんどん切り替えてやって行けたらなと思います」(
Sの極み 9月12日付)
鹿島対川崎のノーゲームについて。
あれは本当に天候の問題だけだったのだろうか。
とにかく、もう鹿島スタジアムで19時キックオフのゲームは金輪際止めていただきたいものである。
それほど改善が見られたとも思えない鹿島にとってこの裁定は本当にラッキーだったのか、川崎にとっては例えこれから決定する再ゲームが後半30分からのキックオフであっても、ただでさえ過密なスケジュール的にもアンラッキーには違いない。
まだまだ、わからんね。ナビスコもリーグも。
ナビスコを仮に東京が勝っちゃうのも癪なんだがリーグの清水戦、決勝の直前なんだよね……。
アウスタは最高に盛り上がると思う。