どうせ復刻されないだろうし、音源も埋もれるんだろうなあと思いつつ(VIBERHYMEも希少だし、高値だし、今更入手できないだろうなあとも思いつつ)ライムの書き起こしをコツコツとしていた。しかし、それでいいのだ。もう公開された音楽と言葉、それは、自分のものなのだから。
前回の投稿に関連するが、オレはJAGATARAの想いを、ある意味でビブラストーンに託していた。あの、日比谷野音で行われた江戸アケミ追悼コンサートで高田エージの『タンゴ』の最中に、悲痛なまでのある女性の叫び声がいまだにオレは忘れられない。2019年に復活したTokyo soy sauceで、その高田エージの『みちくさ』で踊りながら、あの日のビブラストーンを思い出していたのだ。野音の金網の外で、バブルの終わりにオレは『WABI SABI』を踊っていた。
<自分では、いつまでも古びない、そして他にはない独特の表現をここに残してきているつもりなのだが『VIBERHYME』>
と復刻版に近田さんは書いている。
残すも残さないも、そして古びるも古びないも、それを受け取った側の問題である。
そして『VIBERHYME』は復刻された。
今、つまらない大人の諸般の事情により電気グルーヴは配信されてないが、ビブラストーンはほぼ完璧に配信されている。
つまらない大人にならないようにハズレくじを選んでクソオヤジになってしまったが、それはそれほど問題はない。これは今聴くべきだし、今噛みしめるべき言葉たちである。
今聴かないとお前らいつか後悔するぞ、と思う次第である。
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