「まあたぶん大丈夫でしょ(笑)。5年は大丈夫だと思いますよ」(久米一正・元清水エスパルス強化部長 Sの極み 12月29日付)
来季より名古屋グランパスへ移籍する久米一正・前強化部長のインタビューが3日間にわたってSの極みで掲載された。非常に興味深い内容だった。久米氏と川渕キャプテンのやり取りなどは政治色の濃いもので、好意的に読めばJ全体の底上げを狙ったものだろうが、クラブ単位で見れば脅威でしかない。非常に怖い話だ。
一方で、久米氏個人の多大な功績と政治力は認めざるを得ないけれども、清水の場合、それは静岡であり、クラブの設立者のひとりでもある健太が監督を務めたからこそ成功した面は否めない(健太が初年度に、プレーヤーに対して「清水愛」を求め、サポーターにメッセージしたのは非常に大きい意味を持つ)。結果的に柏ではどうだったのか、名古屋でも同じように成功を収めることができるのかは正直言って疑問だ。
むしろポスト久米の重要性は理解しつつ、数年後に訪れるであろうポスト健太の時代に危機感を覚えるような内容だった。プレーヤーは「チャレンジャー」でも仕方がないが、オレたちは応援するクラブを移籍できるわけではない。地元出身の平岡が札幌、ユース出身の太田、浩太が柏へ移籍したのは、3年ぶりの大きな転機が訪れていることを象徴している。
来年、再来年、そしてその先、「5年」どころではなく本物の優勝候補になるために、まずは来季タイトルを獲り、サポーターにとっても、プレーヤーにとっても魅力的なクラブにならなければいけない。
ま、人間、ある程度の危機感は必要だけれどね。
1ヶ月経てば読めるものだけれども、このインタビューは必読です。
来季より名古屋グランパスへ移籍する久米一正・前強化部長のインタビューが3日間にわたってSの極みで掲載された。非常に興味深い内容だった。久米氏と川渕キャプテンのやり取りなどは政治色の濃いもので、好意的に読めばJ全体の底上げを狙ったものだろうが、クラブ単位で見れば脅威でしかない。非常に怖い話だ。
一方で、久米氏個人の多大な功績と政治力は認めざるを得ないけれども、清水の場合、それは静岡であり、クラブの設立者のひとりでもある健太が監督を務めたからこそ成功した面は否めない(健太が初年度に、プレーヤーに対して「清水愛」を求め、サポーターにメッセージしたのは非常に大きい意味を持つ)。結果的に柏ではどうだったのか、名古屋でも同じように成功を収めることができるのかは正直言って疑問だ。
むしろポスト久米の重要性は理解しつつ、数年後に訪れるであろうポスト健太の時代に危機感を覚えるような内容だった。プレーヤーは「チャレンジャー」でも仕方がないが、オレたちは応援するクラブを移籍できるわけではない。地元出身の平岡が札幌、ユース出身の太田、浩太が柏へ移籍したのは、3年ぶりの大きな転機が訪れていることを象徴している。
来年、再来年、そしてその先、「5年」どころではなく本物の優勝候補になるために、まずは来季タイトルを獲り、サポーターにとっても、プレーヤーにとっても魅力的なクラブにならなければいけない。
ま、人間、ある程度の危機感は必要だけれどね。
1ヶ月経てば読めるものだけれども、このインタビューは必読です。