アフシン「人生で何かを勝ち取るためにはファイティングスピリットは大事です。やはりサッカーへの情熱、このシャツへの愛が成功させるうえで大事だと思います。それは人生でも同じです。(中略)今日のような試合の後で、彼らが勇気を落とさないでほしい。ロッカールームで彼らには、私の心では試合に勝ったと伝えました」(J's GOAL 3月24日付)
だいぶ過ぎてしまったけれども、土曜日は柏戦。これまでのアウエイ側のゴール裏が改修されたことで、ホーム&アウエイの位置は入れ替えで、これまでホーム側だったスタンドに入る。
そして久々のアウエイ。しかしデモのコールと訳が違うのは、チャントというのは基本的に歌なのだ。久々のアウエイとはいえ、それなりに声は出るものの前半はかなりテンションを保つに苦労してしまった。緊張感はそれほどでもないけれども、ピッチの近さと共にスタンドもアウエイ感を感じさせてくれる日立台なので、ゴール裏はかなり盛り上がった。
ゲームの内容も盛り上がるに値する内容だったと思う。
先制点の時間帯も良かったし、いくら序盤からハイプレスで飛ばしていたとはいえ、そしていくら柏のホームとはいえ、ミッドウィークにゲームがあった柏よりも先にバテてしまうとは思えなかった。実際バテたというよりも、後半13分に伸二に変わって投入されたジミー、そして大悟が、まったくキープできていなかったことも影響していたように思う。あれではゲームコントロール以前の問題で、柏の猛攻をただ受け続けるだけになってしまう。もったいないゲームと言ってしまえばそれまでなのだけれども、やはり十分勝てたゲームだった(今回も無駄な、意味不明なカードを連発したレフリー吉田の件は置いておいても)。
この日はバーケンこと、清水を見守り続ける永遠の番記者・大場健司の命日だっただけに、やはり勝っておきたかったね。
開幕3戦は1勝2敗で、今シーズンはスタートした。
どのゲームも決して下を向くような内容ではなかったし、開幕2戦、特に柏戦は誰が見たって面白いゲームだったと思うし(柏にしたら内容はともかく、最高の展開だろう)、仮に今後カードの影響が出てきても故障者の復帰や大悟やジミーが時間を追ってフィットしてくればチームとしてのオプションは確実に増えていく。
また先制点後のゲームコントロールの問題は当面の課題になるのだろうけれども、こればかりはシーズン中にチームとして熟成させていくしかない。若いプレーヤーたちにとっては、それを「若さ」というわけで、それを克服するのは「経験」しかない。まだまだ、今シーズンはまったく前向きに思っている。若いって素晴らしいことだぜ。
まあ、当日はその後呑みに行って、敗戦の反省も感傷もすっ飛んでしまったのだけれども…。
しかし、湯浅健二氏がレポートで清水を褒めるのは別にいいんだが、ゴーラーの名前を間違えたまんまというのはどういうことだろう。激賞レポートも台無しと言わざるを得ない。
次はホームで札幌戦。ナイトゲームということでちょっと現場に行くのは難しいか…。