土曜日。先週のマリノス戦は涙を呑んで断念したので久しぶりに日本平で「
清水対柏」戦。
心配された雨は結局小康状態のままで、ゲームにもほとんど影響はなく、湿度は高いけれども涼しくて気持ちのいい夏の夜。前半1分、11分と早い時間に立て続けに得点したからなのか、それともチャンスがありながら3点目を決められなかったためなのか、前半27分に素晴らしいクロスから菅沼にゴールを決められたあとは、どうもいただけない内容だった。
精神論を嫌がる人もいるけれども、サッカーは一度ピッチに足を踏み入れたら45分間ノンストップで動き続けなければならないスポーツなのだから、どうしたってやはりメンタルを軽視するわけにはいかない。あの時間帯はここ何ゲームか続いている、先制し追いつかれ勝ち切れず、というイメージがプレーヤーにもフラッシュバックしてきたんじゃないかというような嫌な流れだった。
とはいえ、結局その後同点に追いつかれたのも、逆ホームタウンデシションを繰り返すことで、意味のない無駄なフェア精神を体現しようとするような、いまだにサッカーを「スポーツ」「エンタテインメント」ではなく「体育」としてでしか見られないような、力量不足の審判が意味不明のPKを柏に与えただけであって、焦るような内容では決してなかったのだ。
結果的に3点を獲ったオフェンスが悪いわけがなく、全体的に個々の小さなミスはあったとは言え、概ね清水のゲームと言っていい内容だったと思う。
残りはあと12節。残留争いなど想像したこともないが、さすがにいい加減、この辺りで走らないと置いてかれるぞ。
次は水曜日に瑞穂で名古屋戦。流れに乗り切れない今シーズンは、すべて3月の、あの無残な名古屋戦から始まったと思うのだ。やはりその名古屋に完勝することで、負の連鎖を断ち切るべきだろう。
馴れ合いするのはグランパス君とパルちゃんだけで結構。
今度は毎度の名古屋に戻してやるぐらいのつもりで戦い切って欲しいものだ。
ゲーム後の顛末を持ち出すまでもなく、それぐらいの屈辱だったですよ、アレは。いろんな意味で。