<Yahoo!オークションにおける詐欺被害者が、「被害者が多発するシステムそのものに瑕疵がある」としてヤフーを相手に損害賠償請求訴訟を起こすことをWebサイト上で公表した。Yahoo!オークションでの商品未着などの詐欺被害に対してヤフーでは、最大50万円まで補償する制度「Yahoo!オークション補償」を設けている。しかし、原告団では「補償規定を前提としても、被害者が多発するシステムの構築法そのものに瑕疵がある」として、2005年3月末までに名古屋地方裁判所にヤフーを提訴する予定だ。
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ネットショップはよく利用する。特に最近、書籍、CD等はネットで買う回数の方が増えている。
そこで初めての経験をした。Amazonマーケットプレイスで注文した古書が、3週間経っても来ないのだ。これまで遅くとも1週間程度で到着していたものだが、今回ばかりはガチで来ない。
出品者に問い合わせのメールを送ってもまったく返答はない。仕事の資料にしようと思っていたものだが、その仕事は終わってしまったので正直もう不要なのだけれども、「注文したものだから」と、それはそれで待つ気でいたのだ。なんて売り手に優しい消費者だろうか。
しかし先日、商品の未着を(もちろん)知らないAmazonが「出品者の評価をしてくださ~い♪」てなお気楽なメールを送ってきた。
来てないス!、音沙汰ないスよ!
このメールで火がついた。
絶対いらない。もういらない。
で、この出品者の「評価・フィードバック」を遡ってよーく読んでみた。
この出品者の評判がよろしくない。
九州で古書店Hを経営しているらしい、この出品者(住所も電話番号も認可番号も全部確認)の利用者の評価、一見悪くはないのだが、「評価1」(届かない、メールの問い合わせを無視する等)の登場頻度が意外と高いのだ。そして「評価1」にしている被害者のコメントひとつひとつがオレの胸を撃つ内容。心の中でオレもユニオンしたよ、あなたたちと……。おそらくこの先何週間待とうがもはや商品は来ないだろう。メールを送っても無視されるだろう。仮に返金されるのはAmazonにクレームを出してからだから……それからまた1ヶ月程度はかかるだろう。少額とはいえ、最悪である。
また古書店組合が運営しているネットショップでもちょっとだけ嫌な経験をした。注文したところ古書店からメールが来た。オレがしたのは問い合わせではない。注文である。
<○○様 誠に申し訳ありませんが すでに売り切れです。○○書房>
とこれだけ。本当にこれだけだ。ザッツ・オールである。
もうちょっと何とか言えないものか。<誠に申し訳ありませんが>と書きつつ、申し訳なさを感じさせず、<売り切れです>のあとに何の説明もないのはどういうことだろう。
メールのように文字だけのやりとりは、余計なトラブルを生みかねない。しかも無闇にエキサイトしやすい。エキサイトしてしまったオレは少し反省もした。だからこそネットでの会話は必要以上に丁寧になるものだが(丁寧すぎて気持ち悪いサイトもあるが)、プロアマ含めて一部の呑気な自称古書店主にはそんな意識もないのだろう。こういう人たちはネットショップどころか商売自体するだけ不幸になる。無駄に恨まれるから。
yahooオークションでのトラブルでyahooが訴えられるというニュースがあったばかりだが、誰でも<出品>できるマーケットプレイスなのだから、Amazonもいい加減トラブルの多い出品者にはそれなりの対処をするべきだろう。
コミュニケーションとしても、サービス業の末席にいる人間としても気をつけなきゃいけない経験ですた。あーあ……。
この記事はHの対応によっては削除するかもですが。ちなみに大多数のマーケットプレイス出品者は丁寧な対応をしていることは言うまでもないス。
(追記その1 1月29日)
ようやくメールが返って来た(Amazonのフィードバックには弁護士など代理人を匂わすメールを送ってようやく業者からメール返ってきたと言う人がいた。そこまでする気はないが)。が、ほとんど業務連絡みたいなメールである。水掛け論になる可能性大。やっぱりダメかもしれんね、この人。すぐメールを返したが勿論まだ連絡なし。もう一回メールを送り同じ状況なら……アウツです。
(追記その2 2月7日)
やる気がないようなのでAmazonにクレーム発動。
(追記その3 2月15日)
あっさり返金処理。それはそれでいいのだが、何となく納得いかず。もう終了。