MTVで追悼ビデオクリップ集を観たのでマイケルのことを書く。
90年代以降はもうまったく、いろんな意味で別次元のスターだったし、リアルタイムでは圧倒的に(現在も)プリンス派だったので思い入れがある人ではなかったけれども、最近では(それでも2003年だけれども)『Number Ones』を買ったぐらいの過去の人であった。ちなみに『Number Ones』に収録されていた当時の新曲「One More Chance」は全米83位、全英5位だった(レコード会社のプロモーションがほとんどなかったようだが)。ミュージシャンとしては、日本だけではなく本国でもそういうことだったのだろうと思う。
それでも、今でもマイケルを聴くとMTVからライブエイドの頃あたりまで、リアルタイムの80年代がまざまざと甦って来る。
少年への性的虐待疑惑が日本でも話題になっていた頃、某社の編集部にいたのだけれども、社内の若い連中が異様に盛り上がっていたのをよく覚えている。彼女たちが何で盛り上がっているのか、さっぱり理解できなかったけれども、やはりマイケルは世界中の玩具だったのだと思う。
そしてよく知られているようにマイケルは金の成る木だった。『漣流』にもマイケルが登場するエピソードを書いたのだけれども、マイケル自身が85年に金の成る木を手に入れている。著作権ビジネスというのは、良くも悪くも余程強い意志を持たなければ怖いビジネスになる。マイケルという金の成る木がビートルズという、もっと金の成る枝を接木してしまったのだから、これは世界最強の金の成る木である。亡者が沸いて寄ってくるのは当然。こうなると話はThrillerで、マイケルはLeave Me AloneやYou Are Not Aloneみたいな気分になって、終いにはGhostsになってしまう。最後がOne More Chanceってのは出来すぎた話ではあるが。
それにしてもマイケルには名作が多い。
ファンの皆さん、誤解しないように。これは別の意味で、愛されていた証拠である。
こんなスターはもう二度と出てこないかもしれない。
90年代以降はもうまったく、いろんな意味で別次元のスターだったし、リアルタイムでは圧倒的に(現在も)プリンス派だったので思い入れがある人ではなかったけれども、最近では(それでも2003年だけれども)『Number Ones』を買ったぐらいの過去の人であった。ちなみに『Number Ones』に収録されていた当時の新曲「One More Chance」は全米83位、全英5位だった(レコード会社のプロモーションがほとんどなかったようだが)。ミュージシャンとしては、日本だけではなく本国でもそういうことだったのだろうと思う。
それでも、今でもマイケルを聴くとMTVからライブエイドの頃あたりまで、リアルタイムの80年代がまざまざと甦って来る。
少年への性的虐待疑惑が日本でも話題になっていた頃、某社の編集部にいたのだけれども、社内の若い連中が異様に盛り上がっていたのをよく覚えている。彼女たちが何で盛り上がっているのか、さっぱり理解できなかったけれども、やはりマイケルは世界中の玩具だったのだと思う。
そしてよく知られているようにマイケルは金の成る木だった。『漣流』にもマイケルが登場するエピソードを書いたのだけれども、マイケル自身が85年に金の成る木を手に入れている。著作権ビジネスというのは、良くも悪くも余程強い意志を持たなければ怖いビジネスになる。マイケルという金の成る木がビートルズという、もっと金の成る枝を接木してしまったのだから、これは世界最強の金の成る木である。亡者が沸いて寄ってくるのは当然。こうなると話はThrillerで、マイケルはLeave Me AloneやYou Are Not Aloneみたいな気分になって、終いにはGhostsになってしまう。最後がOne More Chanceってのは出来すぎた話ではあるが。
それにしてもマイケルには名作が多い。
ファンの皆さん、誤解しないように。これは別の意味で、愛されていた証拠である。
こんなスターはもう二度と出てこないかもしれない。