小金井公会堂で「自転車にのって ありがとう渡」。
会場に入るといきなりいせやの社長の花が目に入る。その脇にはイノダコーヒ、URC、ショーボートなど渡さん縁の会社からの花が多数(根岸季衣も)。ロビーと喫煙所には吉祥寺の有名人も勢ぞろいといった趣き。
夕方にどうしても外せない予定があったため、最初の1時間30分ほどしかいられなかったけれども、(その時点での)参加ミュージシャン全員による『自転車にのって』に始まり、発起人のひとり中川五郎さんがMCを務め、声を詰まらせながら友人代表で挨拶した柄本明さん、田川律さんのスピーチ、南こうせつ氏の『ブラザー軒』等、それぞれがそれぞれのスタイルで渡さんを送る。ステージ上には花束と一緒に多くの酒が手向けられ、笑って送ろうという雰囲気が会場に満ちていたのはよかった。長髪のおじさんも多かったけれども、意外なほど若い人が多かったか。次号LBでレポート予定。
(参加者)中川五郎、差等GWAN寛、南こうせつ、田川律、柄本明、キヨシ小林、山崎ハコ、松田幸一、いとうたかお、山田パンダ、遠藤賢司、山本コータロー、井上陽水、小室等、及川公平、大杉漣、四角ケイコ、なぎらけんいち、坂崎幸之助、佐久間順平、シバ、中川五郎、笑福亭鶴瓶、斉藤哲夫、中川イサト、杉田二郎、鈴木慶一/他
<追悼:フォーク歌手・高田渡さん、地元に“追悼の輪”小金井などでイベント/東京
◇小金井、28日にライブ形式の「送る会」
◇吉祥寺、30日~ドキュメンタリー上映
武蔵野市を生活の拠点にし、今月16日、56歳で亡くなった日本フォーク界草分けの歌手、高田渡さんを追悼する動きが、地元を中心に広がっている。28日には小金井市公会堂(同市本町)で仲間の音楽家が発起人となり、ライブ形式で送る会を開く。武蔵野市吉祥寺本町の映画館「バウスシアター」は昨年公開して話題となった高田さんのドキュメンタリー映画「タカダワタル的」を30日から上映する。(中略)送る会「自転車にのって~ありがとう、渡~」は、中川イサトさんら親交の深い8人の音楽家が「密葬だったため、ファンときちんとお別れする機会を設け、渡さんにありがとうの気持ちを伝えよう」と呼び掛けて実現した。午後1時に開始し、高田さんの楽曲をファンと一緒に7時間にわたって歌う。参加費は1000円で当日参加できる。
「タカダワタル的」は、高田さんが自宅に近い吉祥寺―三鷹駅付近にある行き付けの店で歌について語る内容で、ライブ映像も盛り込まれている。約1年前の公開から地元での上映が待たれており、バウスシアターでの上映がようやく決まった直後の訃報(ふほう)だった。
初日の30日には舞台あいさつやミニライブも予定されていただけに、バウスシアターの西村協さんは「地元では待ちに待った凱旋(がいせん)上映だったのに、残念でならない」と話す。30日から5月13日までの2週間、連日午後9時15分から上映される。前売り1300円、当日は一般1500円、大学・高校生1300円、中学生以下1000円。
西村さんは「吉祥寺の街の文化を象徴する存在だった」としのび、高田さんが足繁く通った吉祥寺の老舗やきとり店「いせや」には、訃報を聞き訪ねて来たファンや旧友が「寂しい」「惜しいなあ」とカウンターで会話を交わしているという。>(毎日新聞)
ちなみに6月24日、『タカダワタル的』DVDリリース。
いまだに映画『タカダワタル的』が「短い」だの「渡さんのインタビューが少ない」だの言う人がいるけれども、あれはあのスタイルだから「音楽映画」たり得たわけであって、テレビ的な(要するに説明過多な)ドキュメンタリーを求める人には物足りないだろうけれども、それは野暮というものだろう。と思ってはいるのだけれども、インタビューを含むDVDの映像特典は110分。本編の約2倍也。
(追記5月15日)
<顔を知っている記者が寄ってきて、テープレコーダーを突きつける。
あんまりよくなかったんじゃないかというので、俺はよかったよというと、少し不満そうだ。
今日の収益は高田家に入るんでしょうかと聞くので、入場料一律1000円じゃ儲からないだろと応える。
いったいなにを書く気なんだ。>
いしかわじゅんホームページより
ヘンな記者……。
(追記)
O氏にはかつて取材アポをスルーされた経験があるけれどもw いくら元経験者だからと言って
これはひどいんでないの? ライターとしての信用なくすと思う……てかオレはもう信用しないが。