徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

あのひと/U-23代表オリンピック壮行試合(ベネズエラA代表戦)

2004-07-31 15:17:11 | Sports/Football
Sがチケットを取ったので、昨日は国立競技場でU-23代表のオリンピック壮行試合(ベネズエラA代表戦)へ。最近J以外は自分でチケット取ってないな。代表(とその周辺)への興味は著しく低下しているわけだが。そういえば壮行試合ってよく行ってるわ。前回は駒場まで見に行ったし。ちなみに今日入場者に配布されたおみやはオリンピック代表の紹介DVD。

バックスタンド中央は空席になっており4万程度の入りか。そういえば恒例の入場者数、発表してなかったような気が……。ゲームはそれほど内容があったとも思えないが(特にダイレクトプレーに拘泥した前半)、前半に大久保の得点で1-0で降り返した後半は、壮行試合らしく平山、達也、高松と出場したFW全員が得点を取るという派手な展開。結果、花試合だからそれなりに盛り上がった。テレ朝の中継は録画もしてこなかったが、相変わらずだったのだろうか。

試合終了後、案の定国立に来ていた小泉首相が、貴乃花に優勝トロフィーを渡した時と同じヒステリックな声で絶叫。最近この人は人の集まるところには必ず顔出しますな。ハーフタイムにオーロラビジョンに映し出された時には罵倒してる人もいたが、試合終了後のスピーチでは観客も大歓声。心あるブーイングも聞こえたが、ゴール裏の若い連中の歓声にかき消される。盛り上がれば何でもいいのか。何でもいいようなので、馬鹿馬鹿しくなりセレモニーの途中で席を立ち、新宿へ向かう。新宿の居酒屋(チェーン)で2時間ほど酒。朝方まで営業してるかと思ったら、駅前の店なのに11時30分で追い出される。んー。大テーブルの対面に座った女の子が深キョンに似てたから、まいいか。

2時近くに家に戻ると、朝まで生テレビで「プロ野球問題」。比較対象としてJリーグが持ち出され、すごい勢いで持ち上げられる(二宮清純が強力に主張してるから当然か)。この枠では何回かサッカーで討論番組が作られたが、今回ほどまともに語られたことはなかった。これまでいかにいい加減に出演者を選んで、いい加減な構成をしていたかという証明である。

噂の角ちゃん

2004-07-28 21:11:00 | Sports/Football
今や中学生にも批判されているという噂の角ちゃん、今日のアジアカップ・イラン戦も相変わらず酷い。彼の発言は下のフレーズの繰り返し。

●ドーハ、ジョホールバルなど日本とイランは過去に死闘、名勝負を繰り広げている
○あーはいはい。完全に場繋ぎの煽りフレーズ。この人には引き分けの意味が全然理解できていないと思う。
●30日に国立競技場で「弟分」の五輪代表、「妹分」の女子代表が“激闘”する
○五輪まであと2週間なのに激闘なんてしねえよ。
●勝って日本を元気にしたい日本代表
○代表に何を求めてんだか。
●勝ちたい日本、先に点を獲りたい日本(負ける訳にいかない、勝たなくてはいけない日本)
○角ちゃんの場合「~したい」インフレ状態。強迫神経症としか思えない。
●ほとんどイランサポーターの重慶競技場
○中国人だろ。
●アジア最強を賭けた試合になっています
○グループリーグだろ…勢いで何言ってんだか。

他に言うことねえならもう黙ってりゃいいじゃねえか。
興奮しつつも、そのままの口調で番宣を繰り返す角ちゃんの実況を聞いていると、こんなに試合が観られなくて、空気を読めないならアナウンサーは辞めた方が良いと思う。例えば、川平慈英の存在は確かに中継を盛上げているだろう。しかしそんなお祭り男はひとりでいい。角ちゃんまで(解説のふたりを含めれば4人!)が川平化したら中継は成り立たないのだ。皆でわっしょいわっしょいだもん。残念ながら角ちゃんが実況し始めてからテレ朝のサッカー中継は絶望的に酷くなってきた。これ、誰の影響なんでしょうかね。それともテレ朝の伝統なのか。

と、ここで試合終了。「見事に引き分け」だって! これまでの実況台無しじゃん…。

食い物

2004-07-27 23:16:21 | Sports/Football
渋谷で音楽評論家のKさんと会う。先月も原稿をお願いしたが、会うのは2年ぶり。いくつか企画の話をしながら、クラシックとオペラの現状について話を伺う。日本の観客を食い物にしている欧州のオペラ・エージェントについて憤慨。
今日浦和×インテル、神戸×ラツィオの有料練習試合があったようだが(興味無し)、これも同じようなもんか。この後、レアルだのバルサだの次から次に欧州のビッグクラブが(メンバーを落として)やってくる。しかしこうもホイホイ来日してしまうと、やはりサポーター以外はそんなに無理して見に行くようなもんではないのではと思う。顔見世興行だし。といってもまあインテル、ラツィオだろうが、ベッカム様だろうが、ヨン様だろうが、とにかく名前に食いついてホイホイ出かける人たちもいなければ、イベントは盛り上がらないし、底辺も広がらない。適度なミーハー層もやはり必要ですな。これ必要悪。

Kさんと2時間ほど話し、駅で別れたあと、レコファンで先日イラストレーターのMさんに勧められたDVD『the american folk blues festival1962-1966』と、『松浦亜弥コンサート2003秋 あややヒットパレード!』購入。

中島らも死去。脳挫傷ということは転落事故の時点でかなりヤバかったのだろう。52歳。こんなものか。

ライブのことも少々

2004-07-26 20:56:29 | Music
昨日のバッパーズのライブのことも書いておこう。
やっぱり生で聴く吾妻さんのギターと声は最高である。

IとNさんを仕事に走らせておきながら、オレとイラストレーターのMさんはしっかり酒を飲みにいった。だってそうじゃなきゃ気が納まらないもの。あんなライブ見てさ。
居酒屋に入ると早速、吾妻さん&牧さんインタビューページをバッパーズマニアのMさんに目を通してもらう。何とか合格点はもらった模様。これでオッケ。Mさんとは「バッパーズのあり方こそブルースマンと呼ぶに相応しい」という見解で合意。さらになぜが、BIG3(たけし、タモリ、さんま)以降のお笑い界について熱く語り合う。

ビッグバンド

2004-07-26 20:36:11 | LB中洲通信2004~2010
LB9月号校了。
今回の特集は題して「ビッグバンドで行こう!!」。インタビューは吾妻光良&ザ・スウィンギンバッパーズ(吾妻光良さん、牧裕さん)、the thrill(スマイリーさん)、原信夫とシャープス&フラッツ(原信夫さん)。毎度のことながら終盤バタバタになりながらも何とか……と思ったが今回はデザインのツー・スリー(編集・営業I君と今回のメインデザインを担当したNさん)の粘り腰に感謝。

実は表紙(吾妻光良&ザ・スウィンギンバッパーズ)撮影は昨日、吉祥寺のスター・パインズ・カフェで演ったバッパーズのライブで行われた。昨日の今日ですべてを終わらせたわけだが、印刷を福岡で行っている事情もあり、むちゃくちゃタイトなスケジュールだ。まあIもバッパーズ好きということもあり、今回ばかりは粘って粘っていいものができたと思う。
写真は何とかなるんだよねえ、写真は。ま、いいけど。もうちょっと中身も煮詰めたかったが、またそれは自戒を込めて次号以降で。

音楽誌でもないのに、なかなか良い企画だと思うのだが、またこれもさらに今後進めていきたい企画になりそう。とりあえずLB中洲通信9月号は8月初旬に書店等に並ぶ。

生意気な若僧

2004-07-25 14:32:50 | Sports/Football
計画通り、昨日のナビスコカップ大分戦は快勝。無事に決勝トーナメント進出が決定した。まあ実力的にいって当然の結果だけども。
そして清水が属することになった準々決勝の山は、どこが勝ちあがってもおかしくない状況(もうひとつの山は金満クラブと強豪が集まった、そういう意味ではこちらもどこが勝ちあがってもおかしくないが)。ヴェルディもFC東京もガンバもみんな決勝行く気になってんだろうなあ。もちろん清水もだが。
とにかく、たった2、3年の不振で清水をナメてる連中を見返してやろうぜ。

今日の朝日新聞社会面にLivedoorのあの人が登場していた。記事の中の彼は、絵に描いたような「生意気な若僧」なのだが、絵に描いたような「老害」と対決するために、そういう役回りを演じているような気がする。それは朝日の演出かもしれないがw
この件に関して、先日たまたまラジオの野球中継で聞いた、ある野球評論家の話。ワイドショーで「かーつ!!」とか言ってるあの人である。自分より立場の弱い選手やスポーツの時は思い存分「喝」入れるが、この件に関してはまったく腰抜け。「まあまあ仲良く」みたいな感じ。なんだあれ。プロ野球で食ってる元プロ野球選手というのも、また絵に描いたように「伝統だけに固執する口うるさいOB」でしかないんだよなあ。大変ですね、野球ファン。

ま、同じ状況がJの場合は川渕キャプテンとその周辺を中心に起こり始めてるけどね。

比較

2004-07-23 00:12:30 | Sports/Football
ナベツネ「何がファンの声だ。君らが勝手に扇動しておいて」

三洋電機・井植会長「(オールスターが)東西対抗になると、スポンサーとしての魅力を感じない(スポンサー降りるかも)」
ナベツネ「ああどうぞ」 (朝日新聞 7月21日付

もう何だか頑固な老人にありがちな被害者意識に凝り固まっていて気の毒になってきた。
そういうことでナベツネは素人でもわかりやすい老害を演じてくれるのだが、マスコミもやはり世論の尻馬に乗ってるのは間違いないだろう。普段はジャイアンツ様サマなのに、こういう時になると過剰に反応してしまう。まあそれでも紙媒体やネットはましで、テレビなんてのはここぞとばかりに「中立公平」(誰かの名前みたい)を遵守して主張はない。ま、当たり前か。

プロ野球の場合、まともなファンの声なんてこれまで形成されてこなかった。では、その声はどこへ行ったのか――90年代以降、一部の心あるファンは野茂、イチローたちと同じような発想でメジャーへ行ったのだと思う。それほど日本で「日本のプロ野球の事」を考えると暗澹たる思いになる。
今年1月、携帯サイトの仕事でイチローと糸井重里氏の対談イベントを取材する機会があった(この時のイベントは『キャッチボール』というタイトルで書籍になっている)。その時イチローの言葉からは、日本のプロ野球ン10年の歴史は評価しつつも、閉塞感を感じて、ある意味日本のプロ野球に関して諦念みたいなものを持っているような印象を持った。フロンティアとしての自覚がとても高いイチローのことだから「日本は捨てた」という意識は強いだろう。もちろん言わないだろうけども。糸井氏は「将来(日本で)コミッショナーになるかも?」と水を向けていたけれども、それはまずあり得ないだろうなあ。糸井氏も昔からプロ野球な人だけれども、ちょっとズレてたかな。

ま、これ以上プロ野球を語るほど興味はない。
これまでJリーグ(サッカー)が、プロ野球のように国民の間に浸透したら文化になる、というようなことは、散々言われてきたことだが、やっぱり……そもそも比べるもんではなかったのだろう。ホームタウンとフランチャイズの発想の違いはあるにしても、やっぱり「プロ野球」はスポーツではなかったのかもしれない。ま、なかったのならばこれから始めればいい話なんですけどね。
ナベツネは断末魔か……まだ大物が残ってるが。

ナビスコカップは計画通り

2004-07-18 18:17:04 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス04~05
昨日はナビスコカップ予選リーグ5節。清水は、7月末までのオファー次第だとはいえ、戸田和幸がとりあえず復帰した。相変わらずバーやポストを叩くシュートが多かったようだが(これは決定力の問題ではない)なかなか良い内容で勝った模様。勝つのは当然なのだが、浦和×市原戦で浦和がロスタイムに勝ち越したことで、3チームが勝ち点9で並び、現在得失点差で3位。リーグ戦序盤で市原、浦和に大量失点している清水はどっちにしても次も勝たなければならなくなったが、まあその方が話はシンプルだ。次戦は来週土曜。久々の実戦であった今回よりも悪くなっているはずがないし、大分も個々のプレーヤーのモチベーションはともかく、ガチガチの勝負モードで来るわけがない。清水よりもリーグ戦モードになっているのは大分である。戦術上のチャレンジやテスト的な選手起用もあるだろうし、リスクを犯してまで勝負する可能性はほとんどないだろう。まあリーグ戦のシミュレーションで守備的モードにでもされたらちと面倒だが、早いうちに得点できればすんなりいけるだろう。ネガになる必要はない。
それよりもどうせプレッシャーになるのは、清水勝利の場合、勝った方が決勝トーナメント進出になる市原×浦和である。今回は両チーム共メンバーを落とした対戦だったが、次戦五輪、フル代表でメンバーを落とさざるを得ないのは浦和、逆にサンドロも復帰する市原はある程度メンバーは揃う。市原のプレーヤーは、オシムの自虐的コメントにいつになったら奮起するのか。……もちろん次戦でしょ?
いや、しかし清水が今回のように、きっちり次戦も勝てれば関係のない話だ。さあ次も勝とうぜ。

ちょうど今、曽我さん一家来日。見なきゃいい話なんだが、これから明日にかけて、メディアは曽我さん一家一色になるんだろうなあ。

日本語

2004-07-16 01:01:18 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス04~05
今日は新宿文化センターでピナ・バウシュのヴッパタール舞踊団「バンド・ネオン」初日。ダンサーたちは日本語で演じる。さすがに初日ということもあったのか、聞き取り辛い場面も多かった。終演後、拍手の中登場したピナも苦笑い、か…。もう一度観たい。
今日は招待だったので、そのぶん物販に金を使う。これが礼儀。で、ピナのポスター2種購入。んーかっこ良過ぎる。LBの「強い女」特集もピナの公演まで待った方がよかったかなー。オノ・ヨーコとピナを並べたら(売れそうもないけど)かっこ良かったかも。

今週、来週はナビスコカップ予選リーグ最後の2試合(大分2連戦)。2試合勝てば文句なし、大丈夫である。1勝1引き分けでもほぼ大丈夫だろう。1勝でも大丈夫か。2引き分けなら市原×浦和次第。でもそっちは潰し合いになる公算が高い。ということでよもやの2敗さえなければ大丈夫……。監督に昇進したノブリンは2nd初戦の横浜戦の調整試合のようなこといってるが、こういうとこしっかり勝っていかないと(いろんな意味で)波にのれねーぞ、と言いたい。プレーヤーとサポの信頼を得るためには是が非でも勝ちにいった方がいい。

等身大のブルース

2004-07-14 20:57:35 | Music
昨日は新宿でスウィンギン・バッパーズの吾妻光良さんと牧裕さんに話を聞いた。実際に会う吾妻さんはその音楽、ステージパフォーマンス同様、ガハハと笑い、冗談を連発し、撮影になればサービス精神旺盛な人だった。バッパーズの番頭(永井隆さんは著書でそう呼ぶ)の牧さんもそれは同様だった。要するにどこまでいっても自然体なのだ。
メンバー全員がそれぞれ堅気の仕事につく彼らは、自らを「プロ」とは呼ばないし、「(バンドの進路について)真剣に話し合ったことはない」と言う。しかしバンドの評価が高まるにつれ、やはり(人知れず、か?)自分たちの立ち位置を確認して、自分が楽しめる範囲で最大限のエンターティンメントを見せているのだと思う。「他に趣味がないんですよ~」と言いながら、その立ち振る舞いが、またバンドの評価を高める。
生活のリズムを崩してまで無理はしないし、へんてこなプロバンドのような虚勢も張らない。だから自分の等身大のブルースが歌えるのだと思う。「若いミュージシャンからも支持されている」というような記事もよく読むのだが、若い、プロのミュージシャンじゃこの世界、なかなかできっこないんだな。

今月25日、吉祥寺でライブがある。彼らのライブは年に数えられるほどしかないので必見である。

the thrill

2004-07-13 02:34:58 | Music
今日は渋谷で、スマイリーさんが参加するロックンロール・ビッグバンド「the thrill」のライブを観てきた。勿論中洲通信の特集の件もあるが、やっぱりyukarieもいるし、最近のthrillの動向も知らなかったし、ということでライブを観させてもらった。
午後6時リハ終わりを狙って渋谷O‐WESTへ行き、スマイリーさんに挨拶。前にも増してシブさに磨きがかかってる(…と思ったらライブのMCで全然変わってないことが判明したが)。スマイリーさんにはスタッフの方を紹介していただき、thrillの画像をお願いした。んー相変わらずいい人だ。そのまま会場に残ってライブスタートを待つ。7時30分を少し過ぎたところでライブスタート。yukarieは驚くほど変わってない。しかしむちゃくちゃサックスが上手くなった(ような気がする)。アンコールを含め、giant groove、speed jazzなど一気に2時間吹きつづけた。驚いたのはクィーンの「ボヘミアン・ラブソディ」完全コピーw ある意味ベタベタなコピーなのだが、それがまたカッコ良かったりして。
今回のライブはバンドのDVD発売記念ライブ。このあと8月から9月にかけてthe thrill名義のライブが立て続けにあるという。8月にはディナーショー、9月には山下洋輔、ブラック・ボトム・ブラス・バンドとの競演(これは僕の地元でやるので行くつもり。しかもこれは江東区の施設・ティアラこうとうが主催しているので入場料も激安。行くべし)とライブは続く。

月曜締め切りの仕事をいくつか放ってきたのでスマイリーさんには申し訳ないが途中で抜けよう……と思っていたのだが、結局アンコールまで見てDVDも買った。やっぱりライブはいろいろ触発されます。

今日のライブも開場直後、やはり最初に会場に入ってきた30~40人はほとんどが女の子だった。最終的にはほぼ会場は埋まったが、やはり男女比では女の子が圧倒的だったと思う。こんないいもん女だけに観させとくのもなあ。働く男はどんなライブ観ているんだろうか。遠藤ミチロウ氏は「30、40代以上の男は(仕事が忙しくて)ライブなんていかないすよ」と断言していたが、まあ最近は働かない、働けない30、40代以上の男もいるしなあ…そんな時こそライブ観ろ、と思うのだが。

あれだけバカにされてもプロ野球見ているのか…。

音楽がサバイバルするということ

2004-07-10 14:22:17 | Music
先日、麻布の「ギャラリーぬかが」でシャープス&フラッツの原信夫さんに話を伺ってきた。原さんの歴史は、現在日本で「老舗」と呼ばれるビッグバンドの歴史そのものである。その歴史と共に、原さんに是非聞きたかったのは、ビッグバンドを持続できた理由、維持できた理由だった。その話の途中、原さんは「(本当に自分がやりたい)音楽はやはり残ったんですよ」といった。
それは今から30年以上前、歌謡番組華やかかりし頃、引っ張りだこだったビッグバンドのバンマスとして、そして経営者として、テレビ業界のやり方に忙殺され、自分の音楽を見失いかけたときに、収入を度外視し、バンド経営を賭して「自分のやりたい音楽」を選択した瞬間に思ったことだったという。理想と現実、そしてまた選択。原さんの言葉はひとつひとつが重かった。業界は違っても「好きな世界で生きること」と「その世界でサバイバルすること」の示唆を含んだ時間だった。
いやもちろん、本当にお洒落で素敵なバンドマンでした。詳しくは来月初旬発売の中洲通信9月号で是非。

昨日はサックスプレイヤーのスマイリーさんに連絡。12日は彼が参加しているthe thrillのライブ(渋谷)を取材予定(インタビューは後日)。こちらはthe thrillの紹介と共に、ひとりのミュージシャンとして「ビッグバンド」に参加する意味を聞く。本当に10年ぶりくらいでスマイリーさんと会うことになった。
この他ライブハウス、アマチュア・ビッグバンドの統括協会など何件か飛び込み取材を予定。来週は取材も佳境に入る。

取材決定

2004-07-08 11:19:35 | LB中洲通信2004~2010
と思ったら、先ほど牧さんからご連絡があり、吾妻光良さんと牧裕さんの取材ケテイー♪ やたー!!
今日はこれからシャープ&フラッツで有名な“ビッグバンド界の長老”的存在である原信夫さんを取材。音楽好きは必見の良い特集になりそうだ(メンバーだけで自画自賛)。

世間は狭い(というか業界が狭いのか)

2004-07-07 22:38:20 | Music
中洲通信9月号「ビッグバンド」特集で、吾妻光良さんにインタビューを申し込んだ。
といってもご本人ではなく、レコード会社を辿っていった結果、やっとスウィンギン・バッパーズのベーシストである牧さんに連絡が取れた。VIVID SOUNDの担当者も「(吾妻さんは)年に数回しかコンタクト取れないんで、取材は無理だと思いますよ」と苦笑交じりに教えてくれたのだが…。ま、無理も承知で頼んでいるのだから仕方ない。
 で、だ。牧さん(出版社勤務)に連絡を取ったところ、驚いた。7~8年前高田渡さんを特集したときにも、渡さんのバックでベースを弾いていたという。つまり撮影しているのだ。取材しているのである。世間は狭いというか、良い音楽にはやっぱり同じ人が関わってるんだなあ。嗚呼、武蔵野人脈。

報道ステーションに妻夫木聡が出て、『69』の宣伝をしている。今更なぜ『69』なのか。漫画の連載も含めてまったくわけがわからない。何となくわけわかるのだが、もうわけわからないと言ってしまった方がいいだろう。無視無視。

食べないとパンチする

2004-07-07 00:02:16 | ネタ
 2日午後5時ごろ、大阪府八尾市南木の本4丁目の路上で、近くに住む市立小2年の男児(7)2人に、見知らぬ男がまんじゅうを渡し 「食べないとパンチする」と無理やり口に入れさせた。2人は吐き出したが、帰宅後に「眠い」などと訴え、病院で胃の洗浄を受けるなどした。異常は見つかっていないが、八尾署は傷害容疑で調べている。
 調べでは、男は40-50歳ぐらいで白っぽい服を着ていた。2人が口に入れると立ち去った。2人のうち1人は、男がいなくなってすぐ吐き出したが、もう1人は少し食べたという。
http://www.zakzak.co.jp/top/2004_07/t2004070317.html

「むりやりまんじゅうを食べさせる」という事件そのものより、「食べないとパンチする」というのが何とも間抜けですな。パンチ…。