昨夜はナビスコ帰りに斎藤君、スマイリーさんと京王線沿線で始発まで飲んで、2、3時間寝たあと、11時に帝国ホテルで出田さん、入江と合流し、藤堂さんと打ち合わせ。昨日のツイートにあるように、本当によく起きられたと思う。何ヶ月ぶりだろな、朝帰り。
ということで帝国ホテルでの打ち合わせは、
LB中洲通信ブログでは告知しているが、10月に帝国ホテルでLB中洲通信30周年記念パーティーの件(藤堂さんの著書刊行記念、ママ生活40周年記念とか、いろいろとある)。
打ち合わせはさくっと1時間ほどで終了し、「軽く打ち合わせ…」ということで磐田へ帰る出田さんに付き合って東京駅まで。
まあ、「軽い」わけがないのである。
それから連続9時間飲酒。
12時過ぎから始まって21時過ぎまで。
ただ話はとても充実していたと思う。ツー・スリーの電子出版に対するスタンスや今後の展開について出田さんと直接話せたのは良かった。まあ終盤の「江ぐち」話はいつもながらの出田さんなんだけど。
ツー・スリーは基本的にデザイン会社なのでデザインの話になるのだけれども、デザイナーが関わる「紙の本」はとても付加価値の高い本になるんだろうなあとか、一般のデザイナーの仕事ってのはアニメーターみたいになっていくんだろうなとか。ただそれはデザインの話だけでは勿論なく、編集・ライターだって同じだ。編集的な資質の無いデザイナーもあり得ないし、そもそもデザイン感覚のない編集者は勿論あり得ない(知識は勿論技術もより求められると思っている…)。
そして会社のあり方。ツー・スリーは最近オリジナルTシャツを販売したのだけれども(完売!)、これは周辺の関係者としては、あの慎重な出田さんのことを思うとちょっとした驚きで、これはやっぱり時代が動いている証明なんだと思った。で、話を聞いてみると、その後の展開というのも勿論考えているわけで、驚きと同時に嬉しくなってしまった。いまや編集スタッフも抱えるツー・スリー規模の“スタジオ”ならば、下請けだけではなくメーカーとして動くのは当然だ。クリエイター集団ならば、そうでなくちゃいけない。実に心強い。
電子出版についてはまだまだ情勢は流動的なので出田さんも慎重…というかまだ懐疑的なのだけれども、これについては、オレとしては自分なりに形にしていきたいと思っている。
電子出版という形は編集者として手段であり、ライターとしては目的とも言える。
でもそれが「仕事」なのかといえば現時点ではかなり微妙なところではある。
確かに当面は「仕事」にはなり得ない可能性の方が高い。
ホリエモンは「仕事は手段」だと言う。
勿論細かいニュアンスは当然違うと思うけれども、この言葉に関しては、オレは完全に同意である。どちらかというとオレの場合は「仕事は目的じゃない」かもしれないけれども。いずれにしても「仕事(ライフスタイル)」観の大転換が本当に起こっているんだと思う。それは間違いなく。
こんな時代に若い連中が「仕事」に安定や保険を求める気持ちはわかる。若いってことは本質的に保守的だから。
「仕事は目的じゃない」のにね。
出田さんとヒサ宛てに逗子の大越さんからメールが来たという。
「何であいつは平気なんだ?」。
うん、最近大越さんと会ったときも「ブラブラしている」と言ったし、確かにここ数ヶ月は誰がどう観ても「平気」でブラブラしている。
しかし時代は確実に動いている。オレも変わらなくちゃいけない。時間はたっぷりあるが、金はなくて、ブラブラしているだけなんだけれども、こんな大変換を楽しんでいたりする。
要するに、アレです。
馬券で言う「見(ケン)」の状態です。
まあ、呑み話が何だか長くなってしまったけれども、それだけ、久々に飲み話で触発されたということです。