大阪のお酒。米は山田錦の70%精米です。2007年3月上槽ですから、5年古酒ということになります。
「酛(もと)」というのは「酒母」ともいいますが、日本酒を仕込むときに一番最初に造る、酵母や乳酸菌を培養した発酵の「スターター」のようなもので、通常は、この「酛」に3回に分けて蒸し米と麹と水を加えていってお酒を仕込みます(これを「三段仕込み」と言います)。このお酒は、これをそのまま搾って瓶詰めにしたものです。(参考:「常きげん」の酒母造り工程)
言わば「日本酒の原液」のようなものなので、味も独特で、非常に酸っぱくて甘い、乳酸菌飲料のような味がします。ただ、甘みは麹が米のデンプンを糖化したものですから、糖類で甘みを加えている市販の乳酸菌飲料よりは、ずっとあっさりしたきれいな甘味です。
さらに、このお酒は5年寝かせてあるので、カラメルや紹興酒のような風味もでていて、日本酒と聞かずに飲んだら、リキュールと間違うと思います。
とても美味しいお酒ですが、マニアックで面白いお酒で、日本酒としては上級者向けだと思います。
「酛(もと)」というのは「酒母」ともいいますが、日本酒を仕込むときに一番最初に造る、酵母や乳酸菌を培養した発酵の「スターター」のようなもので、通常は、この「酛」に3回に分けて蒸し米と麹と水を加えていってお酒を仕込みます(これを「三段仕込み」と言います)。このお酒は、これをそのまま搾って瓶詰めにしたものです。(参考:「常きげん」の酒母造り工程)
言わば「日本酒の原液」のようなものなので、味も独特で、非常に酸っぱくて甘い、乳酸菌飲料のような味がします。ただ、甘みは麹が米のデンプンを糖化したものですから、糖類で甘みを加えている市販の乳酸菌飲料よりは、ずっとあっさりしたきれいな甘味です。
さらに、このお酒は5年寝かせてあるので、カラメルや紹興酒のような風味もでていて、日本酒と聞かずに飲んだら、リキュールと間違うと思います。
とても美味しいお酒ですが、マニアックで面白いお酒で、日本酒としては上級者向けだと思います。