この間の月曜日、午前中だけ時間があったので、
一番行きたかった明知鉄道に乗りに行きました。
朝、ラッシュが終わった頃を見計らって、バスに乗って多治見へ。
多治見から中央線に乗って恵那へ向かいました。たった5駅です。
恵那に着くと、明知鉄道の気動車はもうホームでアイドリング中。
改札でおじさんから切符を購入し、ホームへ向かいます。
手渡された切符はなんと硬券でした! …って事前に知ってたんですけどネ(-∀-
市街地を抜け、一面の田園風景の中を走りますが、すぐに山間に入っていき、
日本で最も勾配のきつい駅、
飯沼駅にも停まります。
予想はしていましたが、やはりこの駅からの発車は大変そう。
床下からエンジンが頑張る音が聞こえて、間をおいてやっと動き出します。
沿線の風景の美しさは見ものです。かなりの高所を走ったりもします。
スピードはそんなに出ていない様子。まだ雪の残っている区間も多くありました。
1時間ばかしかかって終点の明智駅に到着。
ここから写真つきです。
いやぁ、模型にしたくなる駅ですね。
明智といえば有名なのは大正村。ですが、今回はそんなに時間が無いので
ちょこっと歩いただけでしたが、それでも大正文化は満喫できました。
模型的な視点で構内を観察しました。
勿論、構内には入っていませんよ。
構内ハズレの踏切の一般道から失礼して撮ってます。
恵那には車庫等がありませんし、途中でも見かけませんでしたから、
ここで車輌整備等を行っているんでしょう。
実に小ぢんまりとしてて、模型的な構内ですね。
…って写真撮ってても模型の事しか頭に無いんですよね。
このあたりが「模型テツ」なんでしょうか…。
線路と鳥居。
そういえば宮下氏の中越地鉄でも鳥居と鉄道の組み合わせが描かれていました。
その手前の踏切には、警報機すらありません。カーブミラーのみ。
見てのとおり、明智から10分程歩いただけなのに、線路はぐぐっと坂を上ります。
あ、勿論カメラは水平に持ってますよ。
しばらく沿線を歩きましたが、一体どうやってあの鳥居にたどり着くのか…
そこへ至る道が発見できませんでした。
かといって、田畑の中を図々しく歩くのはマナー違反ですし。
ゴトン…ゴトン…
思ったより速くて、シャッターを切るときに失敗しちゃいました。
この塗装、いいですね。
後から知ったんですが、明智の1コ前の「
野志」駅も
日本で二番目の勾配を持つ駅なんですね。
野志へ向かっていくこの線路もまた、30‰ぐらいの勾配を持つのでしょうか。
走り去っていく気動車。
写真はすべて公道上から撮影しています。
さっきの鳥居を撮った後、くるっと右を向けば、
国道をSカーブで越えていく列車(↑の写真)が撮れます。
そっから先は、もう山岳路線の様相。
いや、小さいけどすごい路線なんですね。
今までいろんな路線に乗ったりしてきましたが、
これ程「もう一回行きたい…」って感じた路線は初めてです。
恐らく、東京行く前に再訪します。いや確実に。
車窓も素晴らしい、乗ってて楽しい、
そして何より、運転手さんも駅員さんも笑顔がステキでした。
明智駅も綺麗ですし、ちょっと昔の日本の駅の空気を味わえました。
ちょっと昔の日本を知らない私には感動の連続でした。
素晴らしい路線でした。
頑張る3セク。