３回目は成り行きで

届くのが遅れていると聞けば気になり、届けばぎょっとする３回目のワクチン接種券。
それが今週の初めについに届いた。
このたびは、自治体の接種券で接種することにしている。
１，２回目は医療従事者枠にいれていただいたのだが、今回は在庫が少ないということで、現場で感染者と接触する可能性の高い保健師さんや検体搬送に関わる職員に優先的にまわされることになったのである。
同封されていたちらしには、予約システムのアドレスや電話番号が書かれているが、電話の方は、架けてみなくても、つながらないのはわかっているので、システムにログインしてみる。
ワクチンの種類を選んで、接種場所を選んで、日にちを入力して……そこまでは操作もさくさくとスムーズに進む。
前回騒ぎになっていたシステムダウンの兆しもない。
が、それはいいが、肝心の予約枠はほぼ埋まっている。
しかもファイザーの枠が。
モデルナを使用する集団接種会場には、空きがかなりあるのに、ファイザーに人気が集中しているようである。
やはり副反応のことや、打ったあとの体調も、以前経験しているほうを選びたいのだろう。
わたしも御多分にもれず、ファイザーにこだわった末、今月末に一旦予約をしたのだが、もう少し早い日程で空きがないものかと、昨日、直接予約できる医療機関に電話してみたら、ちょうど、明日の予約がひとり、体調不良でキャンセルになったという。
しかもファイザーが。
え、明日ですか。まだ心の準備が……と心の声がしたが、戸惑いとは裏腹に、
「はい、予約お願いします」と答える。
電話の向こうからの、「かなりラッキーだと思いますよ」という声に誘われたわけでもないのだが……。
というわけで、本日、接種を完了した。
あんまり早く打つと、抗体が下がるのも早いのではないか、という心配はある。
４回目なんて、さすがにからだにワルそうだ。

このたびの第６波は、コロナそのものよりもそれがきっかけで、持病が悪化する傾向にあるという。
そういう意味ではわたしに持病はないが、年齢は高齢者に近い。
接種してしまってからその必要性についてあれこれ考えてしまうのは、一事が万事、厄介な性分である。

とりあえず今は、明日の副反応が心配である。
１回目はおなかを思いっきりこわし、２回目は、指先の関節が全部痛くてパソコンが打てなかった。
バファリン、ビオフェルミン、睡眠導入剤完備！
なんとも心細い限りだ。