3月9日(水) ときどき
朝のうち、少し出荷を手伝い、その後は、鶏ふんの袋詰め。これからの畑の種蒔に向けての元肥用として。ニワトリのいる鶏舎に入って作業する。小屋の中での平飼なので、鶏舎の床(土間)は、籾殻などの敷き料と草や野菜の残渣などと鶏ふんが混ざり合っている。ジョレンという平鍬のようなもので、土間に溜まっているのをかき集め、手箕で米袋の中に入れる。ところどころ、固まっている部分もあるから、それらは、削る様に砕いてかき集める。
ニワトリは、非情に憶病な性質で、警戒心も強い。ちょっと驚くと、いっせいにバタバタと飛び上がったり、けたたましく、警戒の声をあげる。その癖、好奇心も強い。普段の鶏の世話は、連れ合いの役割。私が鶏舎に入ると、何時もより大きな動物が侵入してきたと、いっせいに警戒する。しかも、普段は、給餌かタマゴ取り。鶏ふんの袋づめは、めったにないこと。ジョレンや、手箕、米袋が鶏舎の中を移動することなど、まずないこと。とくに、米袋のように、大きく、ひらひらするようなものには、特に警戒する。カラスやトンビが、鶏舎の上空を舞っている時なども、「クウェー!」と警戒声を発する。そんな鶏達だから、私が、米袋を動かすとたまらない。飛び回ったり、叫んだり。100羽もの鳥達だから、その騒がしいこと、けたたましいこと。
特に好奇心の強い鶏が、何羽か、私の動かすジョレンのそばにやってくる。土を掘っているように見えるようだ。足を動かし、一緒に土間を削ってくれる。が、それは良いが、突然、ジョレンの動きに驚いて、飛び上る。またまた、いっせいに、警戒声だ。そんなこんだをしながら、20袋ほど袋詰め。
午後は、花畑。畑に散布。風が強くなってきたが、手箕に入れては、腰をかがめて、出来るだけ飛ばないように、低く撒く。4a位の面積に散布する。