5月14日(日)
突然、4か月ほどの空白を埋める気持ちになった。
4月30日。75歳の誕生日を迎えた。後期高齢者にくくられる記念日だ。前日、29日には、長年お世話になった、国民健康保険の資格を失った。そして、後期高齢者医療保険の資格を取得し、被保険者となった。被保険者証の切り替えだ。日常的には、何にも変わらないが、新しいくくりでのスタートだ。それにしても、よくここまでと、しみじみ思う。
この一年ほどは、なんとなくすっきりせず、気分がすぐれない日が多かったような気がする。田畑の作業にもあまり気持ちが乗らず、だらだらとやっていたようだ。機械類も、使いっぱなしで、ろくに掃除も整備もせず、放置してしまっている。やるべき作業も、ついつい先延ばしにして、やっと手を付けたりするから、うまく、きれいにできなかったり、余計な手間がかかったりで、なおさら、やる気を失せたり、疲れたりだった。
昨夏からの、入退院の繰り返しは、一週間程くらいの短期間であったが、やはり、心身の消耗はあったようだ。日常生活の寸断となり、リズムは狂わされる。そのうえ、暮れから新年早々の寒さは、かなり体に堪えた。寒さに縮こまり、暖房の部屋にこもっていると、気持ちもふさいでくるようだ。冬の間に、田んぼや畑の片づけや枯草の処理をして、準備をやって、春先には、気持ちよく、早々に作業開始をと思ってはいても、全くやれていない。
こんな調子では、田んぼの大土手の草刈りなど、とても耐えられそうもないと、米つくりは、今年を最後にしたいなと、思えてくる。水の管理を、役員に頼んで、ポンプを動かしてもらわなければならないハンディーを抱える田んぼであることが、そんな気持ちをさらに強める。
そして、さらなる事態も。