6月22日(木)
私の生きてきた時代を振り返ると、あらゆることが、ものすごい速さで、変わってきた。それは進化なのだろうか。私の親たちの時代も、明治から、大正になったころに生まれ、60年も続く昭和の時代を生きた親たち。社会の目まぐるしい変化に翻弄され、変化を生活に取り入れ、肉体的には、いくらかは、「楽」になったと感じてきただろう。それをそのまま引き継ぎ、さらなる「変化」と、そのスピードを受け入れてきたのが私たち世代だろう。変化は、当然、人口の密集する都市部に現れ、広まった。地方の農山村部などは、かなりの遅れがあり、変化はゆっくりだ。しかし、私たち、いわゆる団塊の世代が、中心になるころには、変化は、中央と地方の格差を一気に縮め、均質化した時代でもあった。それは、人間が自然から飛び出し非自然化する過程でもあったように思う。そして、私たちの次の世代は、それを完成させる。人間という動物が、自然から、完全に飛び出し、自然を完全に対象化しようとしている。
そんな時代に、農業を生業にしてきた、40年。その変化のスピードを振り返る。
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