畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

屋根工事

2010-11-10 18:21:13 | 農作業

11月10日(水)  

昨日ほどだはないが、風は強い。その上、昨晩から、温かい南風から、北寄りの風に変わる。日中は、西風が強く吹き続ける。

昨日耕した畑に、マルチを張る予定だったが、この風では、難儀そうなので、様子を見る。施肥の鶏ふんも、粉状だから、この風では、飛ばされるし、舞い上がって、被ってしまうだろう。ポリシートもバタバタして、きれいに張れず、あと後、苦労することになる。

ヤマイモを整理して、出荷作業を手伝った後は、納屋建築。午後にでも、風が治まれば、畑に行こうと、小屋の上に上る。昨日に続く、垂木の取り付け。基準になる垂木を、端から端まで、一つの通りを打ちつける。そこから、計算された幅で、垂木を打つ位置に印をつける。印は、両端だけに付ける。その幅は、9mもあるから、仮釘を打ちつけ、糸をぴんと張る。その糸を目印に、打ちつければ、まっすぐに通る。上に上がったり下りたり。上の空間にも、梁から梁に、足場板を渡して、横にも移動できるようにしておく。一人作業だから、下で、垂木を寸法に切り、上にあげては、打ちつけての繰り返しは、時間がかかる。夕方までかかり、8通りを取りつけただけ。5通りはまたの日に、残して、片づける。

明日は、風が収まり、畑作業ができればよいが。

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強風

2010-11-09 18:25:11 | 農作業

11月9日(火)  

晴れるが、強い風が吹く。しかし、南風なので、寒くはない。風が弱まると、ムッとするような暖気を感じるほど。秋の強い北風は、木枯らし。木枯らし一号は、もう過ぎた。春の強い南風は、春一番と云っている。晩秋の、あるいは、初冬の強い南風は、名前が付いているのだろうか。

納屋建築で、垂木の取り付け作業にかかっているが、小屋の上に上ると、強風で、身体が揺れるほどだ。寸法を測るために伸ばした、スケールも、風にあおられ、外れて震えている。畑では、表面の乾いた土が飛ばされ、頬に当たると痛い。作業中は、ヤッケの帽子部分が顔にまとわりつき、うるさい。寒くないだけ良いが、強風は、何かと、うっとうしい。

こんな一日だが、納屋建築と秀畑。

納屋建築は、トタンを張る下地の、垂木の割り付け。屋根全体の長さのトタンを取りつける場合は、単純に割り算をすればよい。しかし、何枚かのトタンを、重ねて張る時は、そうはいかない。重ね代の分を計算しながら、割りつける。単純に同じ幅に割り付けはできない。もし、束などが、突き出ていれば、その位置はずらすことになる。寸法を測り、図面を画きながら、割り振る寸法を計算する。その上で、小屋の母屋に、糸を張り、墨付けをする。強風が邪魔になる作業だ。

畑は、トラクターで耕し、畝立の準備。明日の出荷のヤマイモ掘り。

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釣瓶落し

2010-11-08 18:04:02 | 農作業

11月8日(月)    ときどき  

 

すっきりとは晴れないが、暖かい日。汗ばむほどの陽気となる。

午前中は、納屋建築。

製材所から、連絡があり、注文した材木を引き取りに行く。

屋根トタンなどを張る時の、直角を図るための三角定規を作る。三辺が、3,4,5の三角形は直角三角形となる。これを利用して直角を出すのが、最も手っ取り早い。たとえば、0.8mを一単位にすると、0.8×3は2.4mだ。同じように、3.2m、4m。この長さの板を組み合わせると、大きな直角三角形になる。これを直角を図りたい所に持って行き、角から、延長する長さまで、糸を張る。二本の糸を張ると、直角になる。その糸を基準にして、トタンを張ると云う訳だ。これだけ、きちんとやっても、空間がある所なので、いくらかの狂いはできてしまうが。

今日はここまで。明日からは、これを基準に、垂木を取りつける作業。高所の、空間のある所での作業になる。落ちないように気をつけながら。

午後は、秀畑。

ソラマメ植付の準備。またしても、尻に火が付いてからの作業開始。サツマイモを掘った後の蔓や、草の片付け。ここを耕して、畝たてして、植付となる。一週間ほど後には、植え付けることになる。大急ぎで、準備をしなければ。草刈などもしたものだから、片づけだけで、今日は終わり。

暗くなるのが、ぐっと早まった。五時のチャイムが鳴ると、もう真っ暗になるほど。早め、早めに、やらなければ。

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立冬

2010-11-07 18:47:39 | 農作業
11月7日(日)    ときどき  

秋から、冬にかけての、恒例の籾殻クン炭作りをやっている。籾殻は、大量に出る。そのまま、畑の籾殻マルチなどにも使うが、クン炭も土壌の改良に良い資材となる。ネズミやモグラの忌避作用もあるといわれているので、畝立の時、土に鋤きこむ。
米の貯蔵缶(5俵入り)の中で、籾殻を蒸し焼きにする。朝、火をつける。後はそのまま。昼ころには、上の方まで、火が回ってくる。スコップでかき回し、燃え残りが出ないようにして、一時間ほど放置。その後は、ポリシートを掛け、ゴムバンドで、しっかりとめて、空気を遮断する。そのまま一日も置けば、火は自然に消えている。ポリ袋に入れ、次の火入れだ。一日おきに繰り返すのが、日課になっている。
そんなことをやりながら、精米や、米の出荷準備など、をやると、半日など、すぐ経ってしまう。
半日は、畑。タマネギの苗取り。植付は、連れ合いに任せ、畑の片付け。ダイコンの畝間の中耕徐草。管理機ではやれないほどに、ダイコンが育ってしまったので、鍬で、掻くように土を削り、草を取る。ただ、草はそのままだから、よほど乾かないと、再生するものもあり、管理機ほどには、よくできない。

今日は、立冬。
七十二候は、
山茶始開(さんちゃはじめてひらく)  ツバキ(サザンカの説もある)の花が咲き始めるころ
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上棟

2010-11-06 18:00:45 | 農作業
11月6日(土)    のち  

秋晴は、二日と続かない、と、連れ合いが嘆く。梅干がきれいに仕上がらないのだという。昼食後の、昼休みの会話だ。
出荷作業
タマネギの苗取り、植付。約1000本。しゃがんでの作業で、夕方には、腰が痛くて、まともに歩けないほどになる。腰を掛けている時は、なんともないのだが。

納屋建築も、建物の構造部分は、完成した。いわゆる、上棟(建て前)が終わったということ。建物の骨格は出来上がった。これから、屋根工事。外壁の取り付け。窓や、吊扉の取り付けに移る。
昨日は、材木店に、屋根の垂木材を注文してきた。屋根トタンを張る時の、シール剤として使う、コーキング剤も用意した。

鉄骨梁に取り付けた小屋束と母屋


片屋根(一方向へだけの傾斜の屋根)の母屋が完成
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認知症

2010-11-05 18:48:35 | 介護日記
11月5日(金)    

炊飯器のスイッチを入れ、天気が良くなるであろうからと、洗濯を始める。日の出前の、6時少し過ぎだ。母が、便所に入るので、寝ていた布団の具合を見ようと、部屋に行く。と、便所の前から部屋へと(と云っても、2mもない廊下だ)、点々と水溜り。部屋の中の畳にも。母に声を掛ける。
「小便を漏らしてるよ!」
「私は、漏らしたりしませんよ」
「あんたの部屋の中から、便所まで濡れてるんだよ」
「私は、全然濡れていませんよ」
扉を開けて、
「ちゃんと見てみろ! 部屋まで、たれてるだろうが」
「私が、トイレに入ったとき、床が濡れていたから、拭いたんです。他の人が、漏らしたんです」
「この便所は、お前しか使っていないんだ! 他の誰が、汚すというんだ」
「私じゃない、他の人ですよ!」

あくまで、自分でないと言い張る。
便所の中で、リハビリパンツと、パジャマを、下着に履き替えさせる。
布団の中は、今日も最悪。シーツが濡れたものだから、タオルケットも下に敷いて、包まって寝ていたのだ。タオルケットも洗濯しなくてはならない。
しかし、今日は、ショートステイの迎えが来る日。10時ころには、解放される。認知症ゆえと、気持ちを切り替える。

タマネギの苗取り。植付。400本強。
納屋建築。柱材を、間柱として使うため、半分に切り割っておく。
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不順

2010-11-04 18:05:22 | 農作業
11月4日(木)    いちじ  

どうなっているんだ。朝から、お日様を期待して、洗濯機を回していた。が、時が過ぎて行っても、外は、一向に明るくならない。灰色の雲が、一面覆っている。天気予報を点けると、南部は、午前中は曇り空。沿岸では、雨が降るかもしれない。
犬の散歩を終えた連れ合い、「小雨が降ってきたよ」
濡れるか濡れないかほどの雨だが、降り始めた。外に出るころになっても、続いている。いくら量は少なくとも、続けば、地面もうっすら濡れてくる。
午前中は、畑行きを中止。納屋作りを続ける。とりあえず、小屋組は終わる。母屋が全部通ったから、後は垂木を付ける順だ。垂木は、地元の製材所から、購入する予定なので、規格の長さと、本数を計算して、拾う。
午後は、秀畑。
タマネギの植付用の畝マルチ。20m弱の長さで、4畝作る。
相変わらずの作業は、籾殻クン炭散布。鶏ふんなどの肥料散布。畝立マルチ機で、畝立、同時マルチ張り。

夏野菜も終わる。しかし、秋、冬野菜の出来が悪くて困る。播種、植付の遅れ。異常な害虫の繁殖。10月以降の、多雨、日照不足。この所の、急な寒さの到来。夏以降の気候のせいばかりに、仕度はないが、やはり恨めしい限り。不織布の中で育てた、チョウホウナ、ミズナなど、すべて、虫に食われて、穴だらけ。その上、生育も悪く、丈が短く、とても使いものにならない。根菜類だけで、かろうじて、つないでいる次第。

天狗ナスも気候の不順のせいだろうか


寒さで、肌も汚くなったナスの中に見つけた
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細切れ仕事

2010-11-03 18:00:38 | 農作業
11月3日(水)  

気持ちよい秋晴。気温もそんなに低くなく、快適に過ごせる日。
ヤマイモ整理、出荷作業。
納屋建築。
秀畑で、久しぶりに畑作業。
タマネギなどの、植付を急がなければならない。植える準備作業は、耕起、施肥、畝立マルチ張り。
午後、トラクターで、耕起する。雨が降り止んでから、まる二日、晴れの天気だったが、畑が乾いているのは、表面だけ。中の方は、まだたっぷり水分を保っている。土が重く、しっとりと、ぐっちゃりの中間。耕起はできたが、畝立には少しきつそうな感じだ。畝立機を、タマネギ用の畝にセットするが、作業は、中止、後一日位、畑を乾かすことにする。
そんな訳で、合間、合間には、ちょこちょこと、納屋の建築。電気のこぎりや、電ドルを出したり、片づけたり、忙しいことだ。
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錦織

2010-11-02 18:34:37 | 農作業
11月2日(火)    ときどき  

晴れた秋らしい一日だった。何か、久しぶりに、秋のすがすがしさを感じられたようだ。ガソリンを入れたスタンドでも、「やっと秋空になったね」、などと云う会話だった。
ヤマイモの収穫に行く。明日の出荷分を掘る。
それ以外は、納屋建築。小屋組が、ほぼ出来上がり、後は、補強しながら、補助の小屋組みをする。そうすれば、垂木を取りつけて、トタンを張れる。屋根のトタンを張りさえすれば、雨が降っても、その下で、いろいろと作業できるようになる。

七十二候
楓蔦黄(ふうかつきなり) カエデやツタの葉が色づき始めるころ

今年の紅葉はどうなのだろう。雨ばかりの10月だったが、これからは寒くなるとか。千葉県では、最も遅い紅葉と云われるような、養老渓谷などがある。もう10数年紅葉狩りなどしたことはないが、たまには、龍田姫の「錦織りなす」風景でも、ゆっくりと味わってもみようか。
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霜月

2010-11-01 18:28:30 | 暮らし

11月1日(月)    のち  

新しい月も、嵐での幕開けだった。
未明、防災放送が、大声を上げる。
「大雨洪水警報が、発令されました」
目が覚めたので、時計を見ると、四時半少し前だった。
昨夜は、久しぶりで、遅くまでテレビを見ていて、床に付いたのは、11時だった。その時は、小雨だったが、雨音は大きくなっていた。その上、風もかなり強くなっている。雷も鳴り始める。稲光の青白い光が、ときどき、闇を切り裂く。布団の中にいるのだが、外のありさまは、嵐そのもの。雷鳴は、どんどん大きくなり、頭上で響くほどになる。
しばらく続いた、嵐も治まり、六時半過ぎに、警報の解除が告げられ、それを合図に、布団から抜け出す。気温は低くはない。温かい朝で、雨も、小雨から、降りやんで行った。雲も切れて行き、急速に晴れ上がり、外に出るころは、青空に、太陽。秋晴を思わす空模様になってきた。しかし、家の前の田んぼは、土が見えないほどになり、大雨だったことが分かる。
今日も畑はできないので、納屋の建築。

午後は、母の定期検診で、病院に連れて行く。10分もしない診察のために、2時間以上のお付き合い。月に一回は、半日つぶすことを、予定表に入れておかなくてはならない。

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