有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

1172 きょうの 「こうちゃん ファミリー」:ママの巣離れ

2013-07-13 08:40:24 | 補助犬×身体障がい者支援

 7月3日の出産。こうちゃんの育児期間も10日間を過ぎました。途中、途中で不明な点があるBaby Booさんにお電話しては、時間を問わず、教えてもらってます。本当にありがとうございます。

 こうちゃんは、見込んだ通りに、理想的なお母さんです。

 巣床をきれいにする。排泄をうながす。授乳は、もちろんです。とても忍耐強いお母さんです。おかげさまで子犬たちの体重も、ほぼ2倍になりました。

← 寝てても、笑ってる? おなかポンポン

 さて、こうちゃんの育児期間も、順調に進み通常「2週間くらいから巣を離れる」と、育児書には書いてありますが、9日目から巣から離れる距離を徐々に延ばしています。

←ママがおっとりなので、子犬たちもおっとり

  昨日は、8日ぶりに屋外訓練場(育児室に続く庭)で、一回り。

 いつもと違うのは、一回りしては育児室に戻り、また、訓練場に出て、一回りしては戻ってく る。4頭がきちんとしているか、見ては、また一回り。全部で4回ほど走って、満足げに帰ってきました。戻ってきたのは、ちょうど、赤ちゃんたちが目を覚まし、おっぱいを捜 しまわる時間でした。

 こうちゃんに、哺乳類としての愛情や本能、子孫を育てるためのDNAに組み込まれた知識を教えてもらっています。子犬での保護犬だったので、誰からも教えてもらってないのに、すごいことです。

 補助犬の計画的な社会化は2日目からはじまります。

←こうちゃんが、巣から離れた時がシーツ換えの時間

 巣箱のシーツなどを最低限とり変えますが、この時に、人がやさしい声をかける。お母さん犬が嫌がらない程度に、床に寝かしたまま触っています。

 これは、盲導犬も同様ですが、生後2日目から巣箱をきれいにする時に、あかちゃんを床の高さの手の上で、裏返しにして体の向きを変えさせるという社会化を行っています。