有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

266  新しい市の東御市社会福祉協議会主催  ボランティア講座

2006-09-20 18:50:12 | 身体障害者福祉
↑東御市社会福祉協議会の参加者の方たちと、デモスタッフ。参加者のみなさま、とってもやさしかったです。ありがとうございました。 

 長野県の新しい市(東部町、御代田町)の合併市である東御市の社会福祉協議会からのお招きで、ボランティア講座をさせていただきました。

 聴力お手伝いペット犬のユーザーさん、村澤さんもお手伝いいただけました。
 代表犬タカとルーキーあきちゃんが参加。あきちゃんのデモ・デビューは初めて。なのに、タカがデモをすると、「ボクがデモをする、する」とでしゃばってたそうです。
 あきちゃんのデモは、携帯用の鈴と目覚ましで起こすの2つだけでしたが、何度もそれを見せたいらしく、文句を言ってました。同じことしかできない癖に、結構目立ちたがり屋のあきちゃんでした。
 育ての親の矢沢さんとしては、その積極性がうれしいらしい。
 矢沢さんの講演に、えみちゃんのデモ。
 タカは、デモ好きですが、10歳なので、動きも落ち着いてきているようです。若いときの、音はまだか、まだかといった、あせったようなデモと違い、説明の時には、休みをとっているようです。ワンちゃんもだんだんに経験を積むと、何でもわかってきますよね。

 

265 タカちゃん、作家デビュー。伊那毎日新聞に連載スタート

2006-09-19 15:27:16 | 補助犬&聴導犬&介助犬
↑なんか、しぶく新聞を読んでるようなまつ君と、代表犬タカがレポートする「ありがとうをいっぱい 10年目の聴導犬」の連載が始まりました。タカの作家デビューーーです。

 伊那毎日新聞(地元新聞社)の飯島様のご好意で、連載を持たせていただけることになりました。2週に1回。金曜日の掲載です。1回目は9月8日の新聞でした。
 沖縄に行くまつ君のことから、聴導犬全般のお話を載せていただきました。

 これから24回の連載です。これまでの10年間、ありがとうございますと申し上げることがいっぱいありました。その蓄積を書かせていただけること、本当に飯島様に感謝しております。心から、ありがとうございます。

  

264 JKC ガゼットに連載を持たせていただきました

2006-09-19 12:37:39 | 補助犬&聴導犬&介助犬
↑「いぬとともだちになりたい」。 
 JKC(敬称略にさせていただいてます。すみません)の会報誌「gazette(ガゼット)」に連載を持たせていただいてます。
 すでに、4回目の掲載です。

 100%ORENGEさんのステキなイラストとご一緒なので、ページがものすごく良い雰囲気になってます。光栄です。これまでは、写真と一緒に載せていただく企画はあったのですが、イラストと一緒のページって初めてなので、文章をできるだけ早めに編集部にお出しして、イメージを作っていただくのに、時間がたっぷりとあるようにしていただいてます。

今回のポエムっぽい文章も、初の試みなのでドキドキです。編集部の方に、読者の方から好意的な感想が結構たくさん来ているとお聞きして、ホッとしてます。
 なので、連載から4ヶ月もたっているのですが、ブログに書かせていただいてます。JKCの皆様、今後ともよろしくお願い申し上げます。

263 竹虎さんからの「ビニール・モミモミ」逆・上陸

2006-09-19 12:28:52 | 犬のしつけ&愛犬家
↑(福)日本聴導犬協会では、協会犬のケアにものすごく自然派志向なのです。
 
 アロマ・マッサージもそうですが、マラセチア(犬の足や耳に良く出る。カイカイもひどい。皮膚や毛が赤っぽくなる、水虫のようなカビによる皮膚病)には、足の場合は竹酢液を原液のままビニール袋に入れ、片隅に寄せて、中に犬の足を入れて、モミモミするのを根気強く続けると、治ります。
 4年ほど前から聴導犬みかんの後ろ足がなかなか治らず、獣医さんにも行かせていただきましたが、塗り薬、飲み薬、ステロイドと、いろいろと試しましたが改善しません。木酢液が水虫やアトピーに良いとお聞きし、はじめは薄めてスプレーで洗浄してもらいましたが、それもあまり改善しません。

 そんな頃に、ボランティアで東京から来てくれている母の背中に、毛虫の毛がついたらしく「かゆい、かゆい」と、背中に塗るように塗り薬をもってきましたが、もしやと、犬の沐浴用の竹酢液を原液でかけたら、真っ赤に晴れ上がっていた背中が、毛虫の毛がついたところは赤く残り、腫れあがっていたところは、皮膚の色に戻ったのです。一瞬ですよ。もうビックリ。
 なので、みかんのお母さんにも、原液を無駄に使わないように、ビニールにいれ、隅に集め、その液で足をモミモミすることをお勧めしました。原液なので、しばらくは、黄色い足になっていましたが、現在は、完治しています。
 足から移った耳のかゆかゆもありません。

 ただ、酢なので、顔とかには、原液はお勧めしていません。ある程度薄めて、遣ってもらっています。ただ、価格が高いので、なんとかならないかなぁ・・・と。

 そんなこんなしているうちに、今日、竹酢液を買わせていただいている竹虎さんのMLで、この「ビニールモミモミ治療」をAさんという方が紹介している文が送信されてきました。アレレ、同じダーーと。おんなじことを考える人はいるものですね。とても効果があるので、良いので皆様にもお勧めです。

 あと、お勧めは全身が草やほこりなどのアレルギーでカユカユの子に「草津の湯の花」。薄めにして沐浴させると、犬にも良いです。

 

262 臨床獣医師会での展示コーナー

2006-09-18 17:40:51 | 身体障害者福祉
↑毎年、臨床獣医学フォーラム(敬称略とさせていただきます)で、展示コーナーを持たせていただいています。ボランティアの大澤さんご夫妻が例年どおり、お手伝いに来てくださいました。助かりました。今年も日本盲導犬協会、全国介助犬協会の2つの団体とご一緒できることになりました。

 (福)日本聴導犬協会だけが、小さな犬なので、なんとなく、3種類の補助犬がそろうと、不思議な感じですが、商品や展示物など見せていただくと勉強になります。
 
 会場で、柴内裕子先生や晶子先生、加藤元先生ともひさしぶりでお目にかかれました。 臨床獣医学フォーラムで、多くの獣医師の方々とお目にかかれ、ご支援もしていただけるようになるケースが多いので、参加させていただけるのは、光栄です。獣医関係の企業とも、このフォーラムがご縁で、お付き合いをさせていただくきっかけになった会社さんもあります。2日間、ありがとうございました。

261 犬介護用マットをご紹介いただきました。

2006-09-18 17:32:53 | 補助犬&聴導犬&介助犬
↑ タカ(10歳)と聴力お手伝いペット犬のヒロちゃんも、結構気に入ってます。帝人さんから紹介いただいたマット(白い)の上に乗ってます。
 
 協会犬の福祉のために、ケア&介護用品をいつも探し&考えています。
 今回は、たまたまイベントでご一緒した帝人様からマットを紹介いただきました。
介護用のマットです。実は、以前も、人間用のいろいろなマットを駆使しました。たとえば、カー○○。(これは高かった)も試しましたし、低反発(これはまぁまぁ高かった)も購入しましたが、犬たちが、長時間は寝てないのです。
 見ていると、寝ている場所が熱がこもって、暑くなるらしくウロウロとしています。湿気もそのままになるし、カビが生えやすいのも難点。どうしようかなぁと、思っていたら、イベントで隣り合わせになった帝人さんからTuffyという介護マットをご紹介いただきました。
 帝人さんの場合は素材から、開発できる強みがありますよね。網の目状のウネウネのマットなので、暑さでむれず、通気性もよく、洗えるし、乾きやすい。
 ということで、矢澤さんも愛犬アリスちゃんのためにさっそく購入。
 協会でも購入させていただきました。
 Pro-Dog Clubのみなさまにもすすめなくっちゃ。

 だって、完全寝たきりの前に、細かい毛細血管とかが、床寝だと、危ないらしい。私も腰に良いと床寝でしたが、人間用もさっそく購入いたします。

260 259の「テレビがほしい」に、PCA生命さまからテレビデオのご寄贈

2006-09-18 17:25:51 | 身体障害者福祉
↑ブログNo259でテレビがほしい。それもテレビデオがほしいと書かせていただきましたら、PCA生命さまからテレビをいただけました。
 それも、ステキなテレビデオ。協会での録画用に、さっそく、平屋家屋におかせていただきました。
 昨日の台風情報も、仕事中に知りました。
 昨日は、東京から中央道で諏訪湖の前あたりが濃霧で、まったく前が見えないくらいでしたが、全国的には、それどころではなく、すごい被害があったと知りました。
 被害にあわれた方に、謹んでお見舞いを申し上げます。
 
 

263 日本発条株式会社(NHK)からご寄付をいただきました

2006-09-13 15:22:30 | 身体障害者福祉
↑すみません敬称略で表示させていただいております。
 地元の企業さんに応援していただけるのは、名誉なことです。これまでの補助犬団体の歴史を見ても、地元の理解を得られない団体はつぶれていくしかありません。これ、ほんと。地元は大事ですし、日々の活動をきちんと評価してくださってます。

 線路をはさんで対面にある日本発条㈱の労働組合様から今年も、ご寄付を頂戴できました。施設建設準備金に遣わせていただけることになりましたので、もしも、補助金が決まり、施設が建てられたら、玄関横のステンレスボードにお名前を表示させていただくことになります。深夜残業の多さは、日本発条か、(福)日本聴導犬協会かというくらい、遅くまで業務が続いております。

 うれしいです。ありがたく、大切に遣わせていただきます。

262 京都ケアドッグさんにお邪魔しました

2006-09-13 15:15:13 | 補助犬&聴導犬&介助犬
↑アメリカで会ったパピヨンの介助犬(右)とドーベルマンのペット犬。パピヨンは、シスターが訓練していました。
 保健所等で、捨て犬が減ってきたこともあって、聴導犬・小型介助犬の候補となる小さめの犬が、なかなか見つかりません。
 それを京都ケアドッグさんの長谷川会長にお話しましたら、長谷川さんのご主人の犬舎から、良かったら、選ばせてくださるとのことで大阪からの帰りに、寄らせていただきました。スタッフ9人。研修生も入れて24人というお所帯だそうです。すごい。うちは、ボランティアさんを入れても、わずか10人です。
 長谷川さんのご主人がJKCの役員をされています。
 すぐれたブリーディングをされているので、犬舎の中で模様がちょっと変わっていたり、大きすぎたり、小さすぎたりといったショーに出せない子がいたら、選ばせていただきたいとお願いしました。
 
 協会で、候補犬にほしいのは、スパニエル系やシーズー、チワワ、プードルなど。
 補助犬の候補として大事なのは、気質になります。大きさとか、毛色とかは、まったく関係ないので、ぜひ、JKCのみなさま、よろしくお願い申し上げます。
 英国では、KCのメンバーが協会の活動に、積極的に協力してくださっています。お礼としてはお金は無理なので、補助犬になった場合のみ、その犬舎から譲渡いただいた子の気質が優れているという、感謝状をお出ししています。

 通常は、候補として選ぶのは、300頭に1頭くらい。そのうち、半分は成長にともなって、個性が出るので補助犬向きというより、家庭犬向きということで、新家族になりますが、ご協力をいただけたら、うれしいです。よろしくお願い申し上げます。

261 OCA主催、補助犬シンポジウム、ステキでした。

2006-09-13 12:51:09 | 補助犬&聴導犬&介助犬
↑講師をさせていただいている大阪コミュニケーション・アート専門学校さん主催の第1回「補助犬シンポジュウム」に、ライトハウスさんとご一緒に、参加させていただきました。
 生徒さんが企画・立案・実行というイベントです。特に福祉イベントの実施ということで、身体障害者の方とのふれあいにもなり、良い機会だったのではないでしょうか。生徒さんたちも、いつもの講義と異なり、全員スーツだったので、見違えてしまいました。動きもキビキビしていらしたようです。何かをお願いしても、すぐにトランシーバーとイヤフォーンを通して、指示を仰ぐという、なんともスピーディな対応でした。ウチもイベントの時に、見習わなくてはと思いました。

 補助犬育成団体にとっても、犬に関わるお店にとってもイベントはPRや普及のために大切です。そんなチャンスに恵まれるのも、OCAの学生さんにとって、ラッキーなことです。企業さん(敬称略にさせていただきます)からは、ホテル・ニューオータニ大阪。JAL。名鉄観光。そごう本店が参加され、補助犬への対応についてお話くださいました。
 壇上には、育成団体として、ライトハウスさんと、(福)日本聴導犬協会。ユーザーさんとして、奥様と一緒に盲導犬を使用するユーザーの生長さん。日本で初めて介助犬ユーザーとなられた千葉れいこさん。聴導犬みかんのユーザー岸本淑子さん。みかんは、日本で初めて公的な乗り物(JR西日本)の同伴を認められた聴導犬です。
 日本代表するユーザーさんがそろい、第1回目としては豪華な顔ぶれでした。
 
 ホテル側からは「補助犬受入のための研修会の実施とともに、ハード面での対応はなかなかできないが、ソフト、つまりお客様への対応を個々の従業員が心をこめて行わせていただくことが、ユニバーサル」といったお話がありました。(福)日本聴導犬協会作成の補助犬同伴可ステッカーを貼ってくださっています。また、以前から手話ができるホテルマンの目印も、つけられ、身体障害者の方へのあたたかな受入に心がけていらっしゃるそうです。
 すが訓練士から「できれば、大阪なり、地域なりで、ホテルの業界で、話合いをもち、サービスを統一できたら」といったお話がありました。
 JALの浦野さんからは「顧客の意見を聞いてサービスをする」という個々への対応や、プライオリティルームという障害を持たれる方向けの窓口があり、サービスに当たっている旨、お聞きしました。
 盲導犬ユーザーからは
「搭乗の際に、『最初に搭乗して最後に降ろす』というのは、何か理由があるんですか?」との質問が。浦野さんからは
「ゆっくりと時間をかけて搭乗していただきたいからの配慮です」とのこと。すが訓練士から
「説明が必要なのでは」といったお話がありました。
 また、盲導犬の搭乗についても、ユーザーと一緒でなければ未だに搭乗できず、訓練士とでは、荷物扱いになります。ユーザーの急病等で迎えに行くのに、せっかく訓練した盲導犬を貨物室で空輸すると、恐怖でトラウマになる犬もいるので、必要性におおじた対応をしてほしい、との話が出ました。(福)日本聴導犬協会でも、沖縄に聴導犬を出すので、以前から交渉していますが、プライオリティデスクでは、まったく取り合ってくれません。なので、浦野さんにお目にかかったのを幸いに善処してほしいと、お願いを申し上げました。
 名鉄観光も、そごうも補助犬対応のサービスについてのお話があり、逆に、ユーザーさんたちに、アドバイスを求められていました。
 
 観光については、すが訓練士から「盲導犬を連れて行くと、わざと宿泊先に言わないユーザーもいた」とのお話がありました。連れて行くというと断られるので、事前にお伝えしなかったのだそうです。補助犬法後は、権利として補助犬同伴の宿泊が認められますが、以前は、宿泊先の個々の判断に任せられていたようです。
 そごうさんは、身体障害者の方むけにコンシェルゼェという、サービススタッフの導入と配置についてのご説明がありました。そごうさんは、以前から、ステッカーをいち早く貼るなど、補助犬対応に迅速なデパートさんでしたので、今回、お目にかかれたのは、とても嬉しいことでした。

 私もこの6月に「全国脊椎損傷者連合会」の総会に参加させていただきました時、山形のメトロポリタンホテルが、車椅子使用者の宿泊室のトイレのドアを全部取り払い、突っ張り棒でカーテンをつけるという対応を拝見して、感激しました。通常のドアをあけた幅に、ドアの板分があると、車椅子での出入りが難しくなることからの対処ですが、すばらしいでしょ。それをお話させていただきました。
 実は、この8月長野県庁の委託事業で「補助犬ユーザーのための研修会」を実施させていただいた際に、JALホテルに宿泊する際に、同じことをお願いし、実行していただきました。一度でも、モデルになる良い対応を拝見できれば、強気でお願いできるものですね。
 育成団体側、ユーザー側からのお願いもさせていただきました。このような機会はなかなかないので、OCAさんに深く感謝しております。

 写真は、OCAの野口さんからのレス待ちです。写真、楽しみにしてます。