ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード 全米 Top40 1983年11月19日付 The Fixx - One Thing Leads To Another

2019-11-17 21:05:25 | 1983年ビルボードTop40
1983年11月19日付ビルボード All American Top40、2週目の1位はLionel Richieの"All Night Long"。Lionel Richieですが、The Commodores時代から数多くのヒットを持っていますが、The Commodores時代には"Three Times a Lady"と"Still"、ソロになってからもDiana Rossとのデュエットで1位となった"Endless Love"、ソロの1位"Truly"に続くこれで通算5曲目の1位となりました。

2位は4位からアップ、Paul McCartney and Michael Jacksonの"Say Say Say"。Paul McCartneyもMichael Jacksonも説明することありません、ソロでも数多くの大ヒットを持っています。この二人のデュエットとしては、Michael Jacksonのアルバム『Thriller』に収録の"The Girl Is Mine"が最高位2位を記録していますので、それに続く大ヒットとなりました。
3位は前週と変わらず、Billy Joelの"Uptown Girl"。Billy Joelですが、Top40ヒットは1974年の"Piano Man"からこの曲で通算19曲目、Top3ヒットは1977年の"Just the Way You Are"以来、No.1ヒット2曲を含めこの曲で5曲目となります。
4位は2位からダウン、2週間の1位を記録、Kenny Rogers with Dolly Partonの"Islands In the Stream"。カントリー界の大御所二人のデュエットです。両者とも50年代から活躍していますが、Kenny Rogersについては1980年の"Lady"以来、Dolly Partonについては1980年の"9 to 5"以来、両者とも2曲目のNo.1ヒットです。
5位は7位からアップ、Quiet Riotの"Cum on Feel the Noize"。70年代中頃から活躍していますが、シングルでは初めてのヒット、もちろん初めてのTop5ヒットです。

この週6位からダウンして8位はThe Fixxの"One Thing Leads To Another"。
最高位は11月5日付の1週間の4位。最高位は4位、Top40には13週滞在する大ヒットでしたが、年間チャートは年度の途中にかかってしまい残念ながら圏外でした。

The Fixxですが、1979年にデビューしたイギリス出身のニューウエイブロックグループ。
初めはシングルのみの発表でしたが、1980年代に入ってからファーストアルバム『Shuttered Room』をリリース。このアルバムはイギリスでは多少ヒットしたようですが、アメリカでは全く話題にならず。
初めてヒットチャートに顔を出したのはセカンドアルバム『Reach the Beach』から。このアルバムからのファーストシングル"Saved by Zero"が初めてのTop40ヒット、1983年8月13日付で最高位20位を記録します。

そしてこのアルバムからのセカンドシングルがこの曲"One Thing Leads To Another"で、4位を記録する彼ら初めての大ヒットとなりました。
曲の作者はメンバー4人の共作。プロデューサーはRupert Hine。Rupert Hineは彼自身もミュージシャンですが、Chris De BurghやTina Turner、Howard Jonesなどのプロデューサーとしても有名です。
"One Thing Leads To Another"ですが、カッティングギターというのでしょうか、なんといってもギターが特徴的で印象に残ります。曲もミステリアスな雰囲気がなかなか良いですね。

The Fixx、この曲が彼らの最大のヒットでしたが、その後も1990年代初めまで数曲をアメリカのヒットチャートに送り込みます。
現在も活動を続けているようです。


今週 先週 song / artist
1 1 ALL NIGHT LONG / LIONEL RICHIE
2 4 SAY SAY SAY / PAUL MCCARTNEY & MICHAEL JACKSON
3 3 UPTOWN GIRL / BILLY JOEL
4 2 ISLANDS IN THE STREAM / KENNY ROGERS with DOLLY PARTON
5 7 CUM ON FEEL THE NOISE / QUIET RIOT
6 5 TOTAL ECLIPSE OF THE HEART / BONNIE TYLER
7 13 LOVE IS A BATTLEFIELD / PAT BENATAR
8 6 ONE THING LEADS TO ANOTHER / FIXX
9 10 SUDDENLY LAST SUMMER / MOTELS
10 17 SAY IT ISN'T SO / DARYL HALL & JOHN OATES
11 8 DELIRIOUS / PRINCE
12 15 HEART AND SOUL / HUEY LEWIS & THE NEWS
13 18 P.Y.T. / MICHAEL JACKSON
14 19 CRUMBLIN' DOWN / JOHN COUGAR
15 11 TELEFONE (LONG DISTANCE LOVE AFFAIR) / SHEENA EASTON
16 9 MAKING LOVE OUT OF NOTHING AT ALL / AIR SUPPLY
17 22 CHURCH OF THE POISON MIND / CULTURE CLUB
18 16 TONIGHT, I CELEBRATE MY LOVE / PEABO BRYSON & ROBERTA FLACK
19 14 MODERN LOVE / DAVID BOWIE
20 28 WHY ME? / IRENE CARA
21 12 TRUE / SPANDAU BALLET
22 21 IF ANYONE FALLS / STEVIE NICKS
23 25 SEND HER MY LOVE / JOURNEY
24 42 UNION OF THE SNAKE / DURAN DURAN
25 26 TENDER IS THE NIGHT / JACKSON BROWNE
26 30 IN A BIG COUNTRY / BIG COUNTRY
27 27 HOW MANY TIMES CAN WE SAY GOODBYE / DIONNE WARWICK & LUTHER VANDROSS
28 32 MAJOR TOM / PETER SCHILLING
29 29 AIN'T NOBODY / RUFUS & CHAKA KHAN
30 31 MIRROR MAN / HUMAN LEAGUE
31 23 LOVE IS STRANGE / EURYTHMICS
32 38 TWIST OF FATE / OLIVIA NEWTON-JOHN
33 36 SOULS / RICK SPRINGFIELD
34 41 SYNCHRONICITY II / POLICE
35 35 THE SMILE HAS LEFT YOUR EYES / ASIA
36 37 JUST GOT LUCKY / JOBOXERS
37 45 OWNER OF A LONELY HEART / YES
38 46 I GUESS THAT'S WHY THEY CALL IT THE BLUES / ELTON JOHN
39 48 UNDERCOVER OF THE NIGHT / ROLLING STONES
40 20 KING OF PAIN / POLICE
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ビルボード 全米 Top40 1983年11月12日付 Stevie Nicks - If Anyone Falls

2019-11-10 20:10:39 | 1983年ビルボードTop40
1983年11月12日付ビルボード All American Top40、1位の交代がありました、2位から上がっての1位はLionel Richieの"All Night Long"。Lionel Richieですが、The Commodores時代から数多くのヒットを持っていますが、The Commodores時代には"Three Times a Lady"と"Still"、ソロになってからもDiana Rossとのデュエットで1位となった"Endless Love"、ソロの1位"Truly"に続くこれで通算5曲目の1位となりました。

2週間の1位からダウンしての2位はKenny Rogers with Dolly Partonの"Islands In the Stream"。カントリー界の大御所二人のデュエットです。両者とも50年代から活躍していますが、Kenny Rogersについては1980年の"Lady"以来、Dolly Partonについては1980年の"9 to 5"以来、両者とも2曲目のNo.1ヒットです。
3位は5位からアップ、Billy Joelの"Uptown Girl"。Billy Joelですが、Top40ヒットは1974年の"Piano Man"からこの曲で通算19曲目、Top3ヒットは1977年の"Just the Way You Are"以来、No.1ヒット2曲を含めこの曲で5曲目となります。
4位は6位からアップ、Paul McCartney and Michael Jacksonの"Say Say Say"。Paul McCartneyもMichael Jacksonも説明することありません、ソロでも数多くの大ヒットを持っています。この二人のデュエットとしては、Michael Jacksonのアルバム『Thriller』に収録の"The Girl Is Mine"が最高位2位を記録していますので、それに続く大ヒットとなりました。
5位は3位からダウン、4週間の1位の大ヒット、Bonnie Tylerの"Total Eclipse of the Heart"。Bonnie Tylerですが、1977年に3位を記録した初めてのヒット曲"It's a Heartache"以来2曲目のTop40ヒットがNo.1獲得です。

この週21位はStevie Nicksの"If Anyone Falls"。
最高位は前週11月5日付の1週のみの14位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

Stevie Nicks、説明する必要はありませんね、フリートウッド・マックの歌姫、というよりも、アメリカを代表する女性ロックボーカリストです。
全米1位を記録した彼女のファーストソロアルバム『Bella Donna』に続いてリリースされたセカンドソロアルバム『The Wild Heart』から、最高位5位を記録した"Stand Back"に続く2曲目のシングルカットがこの曲"If Anyone Falls"です。

"If Anyone Falls"ですが、作者はStevie Nicksとこのアルバムにシンセサイザーとバックボーカルでも参加しているスタジオミュージシャンSandy Stewartとの共作。この曲にはほかにもギターにWaddy Wachtel、ドラムスにはRuss Kunkelと、有名スタジオミュージシャンが参加しています。
このアルバムには、ほかにもTom PettyやSteve Lukather、Don Felder、Princeなど凄いメンバーが参加しています。
プロデューサーはJimmy Iovine、Jimmy Iovineは『Bella Donna』もTom Pettyとともに手掛けていましたね。


今週 先週 song / artist
1 2 ALL NIGHT LONG / LIONEL RICHIE
2 1 ISLANDS IN THE STREAM / KENNY ROGERS with DOLLY PARTON
3 5 UPTOWN GIRL / BILLY JOEL
4 6 SAY SAY SAY / PAUL MCCARTNEY & MICHAEL JACKSON
5 3 TOTAL ECLIPSE OF THE HEART / BONNIE TYLER
6 4 ONE THING LEADS TO ANOTHER / FIXX
7 12 CUM ON FEEL THE NOISE / QUIET RIOT
8 8 DELIRIOUS / PRINCE
9 7 MAKING LOVE OUT OF NOTHING AT ALL / AIR SUPPLY
10 11 SUDDENLY LAST SUMMER / MOTELS
11 9 TELEFONE (LONG DISTANCE LOVE AFFAIR) / SHEENA EASTON
12 10 TRUE / SPANDAU BALLET
13 17 LOVE IS A BATTLEFIELD / PAT BENATAR
14 15 MODERN LOVE / DAVID BOWIE
15 18 HEART AND SOUL / HUEY LEWIS & THE NEWS
16 16 TONIGHT, I CELEBRATE MY LOVE / PEABO BRYSON & ROBERTA FLACK
17 19 SAY IT ISN'T SO / DARYL HALL & JOHN OATES
18 20 P.Y.T. / MICHAEL JACKSON
19 21 CRUMBLIN' DOWN / JOHN COUGAR
20 13 KING OF PAIN / POLICE
21 14 IF ANYONE FALLS / STEVIE NICKS
22 26 CHURCH OF THE POISON MIND / CULTURE CLUB
23 24 LOVE IS STRANGE / EURYTHMICS
24 22 BURNING DOWN THE HOUSE / TALKING HEADS
25 30 SEND HER MY LOVE / JOURNEY
26 31 TENDER IS THE NIGHT / JACKSON BROWNE
27 32 HOW MANY TIMES CAN WE SAY GOODBYE / DIONNE WARWICK & LUTHER VANDROSS
28 37 WHY ME? / IRENE CARA
29 43 AIN'T NOBODY / RUFUS & CHAKA KHAN
30 44 IN A BIG COUNTRY / BIG COUNTRY
31 36 MIRROR MAN / HUMAN LEAGUE
32 46 MAJOR TOM / PETER SCHILLING
33 23 THE SAFTEY DANCE / MEN WITHOUT HATS
34 35 QUEEN OF THE BROKEN HEARTS / LOVERBOY
35 41 THE SMILE HAS LEFT YOUR EYES / ASIA
36 45 SOULS / RICK SPRINGFIELD
37 39 JUST GOT LUCKY / JOBOXERS
38 49 TWIST OF FATE / OLIVIA NEWTON-JOHN
39 42 MY TOWN / MICHAEL STANLEY BAND
40 40 SPICE OF LIFE / MANHATTAN TRANSFER
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ビルボード 全米 Top40 1983年11月5日付 Kenny Rogers with Dolly Parton - Islands In The Stream

2019-11-03 22:22:09 | 1983年ビルボードTop40
1983年11月5日付ビルボード All American Top40、2週目の1位はKenny Rogers with Dolly Partonの"Islands In the Stream"。カントリー界の大御所二人のデュエットです。両者とも50年代から活躍していますが、Kenny Rogersについては1980年の"Lady"以来、Dolly Partonについては1980年の"9 to 5"以来、両者とも2曲目のNo.1ヒットです。

2位は3位からアップ、Lionel Richieの"All Night Long"。Lionel Richieですが、The Commodores時代から数多くのヒットを持っていますが、ソロになってからもDiana Rossとのデュエットで1位となった"Endless Love"、ソロの1位"Truly"に続くTop3ヒットです。
3位は2位からダウン、4週間の1位の大ヒット、Bonnie Tylerの"Total Eclipse of the Heart"。Bonnie Tylerですが、1977年に3位を記録した初めてのヒット曲"It's a Heartache"以来2曲目のTop40ヒットがNo.1獲得です。
4位は5位からアップ、The Fixxの"One Thing Leads to Another"、2曲目のTop40ヒットで初めてのTop5入りです。
5位は10位からアップ、Billy Joelの"Uptown Girl"。Billy Joelですが、Top40ヒットは1974年の"Piano Man"からこの曲で通算19曲目、Top5ヒットは1977年の"Just the Way You Are"以来、No.1ヒット2曲を含めこの曲で5曲目となります。

この週2週目の1位はKenny Rogers with Dolly Partonの"Islands In the Stream"。
No.1はこの2週間、年間チャートは年度の途中になってしまい1984年の56位でしたが、Hot100に25週、Top10に12週間滞在する大ヒットでした。

さて、Kenny Rogers と Dolly Parton、両者とも紹介する必要がないほど1950年代から活躍し、数多くの大ヒットを持っている大スターです。
まずはKenny Rogers、1950年代から活躍しているカントリー界の大御所歌手。初めはバンドを組んでいましたが、1970年代中頃にソロ活動をはじめ、1977年にリリースした"Lucille"が初めてのTop40ヒットとなり、最高位5位の大ヒットになります。その後は数多くのTop40ヒットを出し、この曲で17曲目のTop40ヒットとなります。中でも"Lady"は6週間のNo.1、1981年の年間チャート3位の大ヒットとなります。その後、90年代以降はHot100のシングルヒットこそなくなりましたが、カントリー界を中心に活躍を続けるまさにアメリカを代表する国民的な歌手です。

そしてDolly Parton、こちらも50年代後半から活躍するカントリー界を代表する国民的な大歌手。
レギュラーチャートこそ初めてのヒットは70年代中頃ですが、カントリーチャートでは70年代初めころから沢山のNo.1ヒットを持っています。
Top40では1977年の"Here You Come Again"が初めてチャートインして最高位3位を記録、"Islands In the Stream"で7曲目のTop40ヒットになります。"9 to 5"が2週間の1位を記録して年間9位の大ヒットになっています。

さて"Islands In the Stream"ですが、この曲はKenny Rogersのアルバム『Eyes That See in the Dark』に収録。このアルバムはThe Bee Gees3兄弟が全面参加、プロデュースや作詞作曲を手掛けています。
もちろんこの曲もBarry, Robin & Maurice Gibbの作によるものです。さすがBee Gees、いい曲作りますね。


こちらはビージーズバージョンです。


今週 先週 song / artist
1 1 ISLANDS IN THE STREAM / KENNY ROGERS with DOLLY PARTON
2 3 ALL NIGHT LONG / LIONEL RICHIE
3 2 TOTAL ECLIPSE OF THE HEART / BONNIE TYLER
4 5 ONE THING LEADS TO ANOTHER / FIXX
5 10 UPTOWN GIRL / BILLY JOEL
6 11 SAY SAY SAY / PAUL MCCARTNEY & MICHAEL JACKSON
7 6 MAKING LOVE OUT OF NOTHING AT ALL / AIR SUPPLY
8 8 DELIRIOUS / PRINCE
9 9 TELEFONE (LONG DISTANCE LOVE AFFAIR) / SHEENA EASTON
10 4 TRUE / SPANDAU BALLET
11 12 SUDDENLY LAST SUMMER / MOTELS
12 14 CUM ON FEEL THE NOISE / QUIET RIOT
13 7 KING OF PAIN / POLICE
14 15 IF ANYONE FALLS / STEVIE NICKS
15 16 MODERN LOVE / DAVID BOWIE
16 17 TONIGHT, I CELEBRATE MY LOVE / PEABO BRYSON & ROBERTA FLACK
17 20 LOVE IS A BATTLEFIELD / PAT BENATAR
18 19 HEART AND SOUL / HUEY LEWIS & THE NEWS
19 30 SAY IT ISN'T SO / DARYL HALL & JOHN OATES
20 23 P.Y.T. / MICHAEL JACKSON
21 27 CRUMBLIN' DOWN / JOHN COUGAR
22 13 BURNING DOWN THE HOUSE / TALKING HEADS
23 18 THE SAFTEY DANCE / MEN WITHOUT HATS
24 25 LOVE IS STRANGE / EURYTHMICS
25 24 THIS TIME / BRYAN ADAMS
26 40 CHURCH OF THE POISON MIND / CULTURE CLUB
27 21 TELL HER ABOUT IT / BILLY JOEL
28 29 FOOLIN' / DEF LEPPARD
29 31 CAN'T SHAKE LOOSE / AGNETHA FALTSKOG
30 33 SEND HER MY LOVE / JOURNEY
31 34 TENDER IS THE NIGHT / JACKSON BROWNE
32 38 HOW MANY TIMES CAN WE SAY GOODBYE / DIONNE WARWICK & LUTHER VANDROSS
33 28 DR. HECKYLL & MR. JIVE / MEN AT WORK
34 36 AUTOMATIC MAN / MICHAEL SEMBELLO
35 35 QUEEN OF THE BROKEN HEARTS / LOVERBOY
36 39 MIRROR MAN / HUMAN LEAGUE
37 46 WHY ME? / IRENE CARA
38 22 SEXY + 17 / STRAY CATS
39 41 JUST GOT LUCKY / JOBOXERS
40 42 SPICE OF LIFE / MANHATTAN TRANSFER
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ビルボード 全米 Top40 1983年10月29日付 Air Supply - Making love Out of nothing at all

2019-10-27 17:45:19 | 1983年ビルボードTop40
1983年10月29日付ビルボード All American Top40、1位の交代がありました、3位から上がっての1位はKenny Rogers with Dolly Partonの"Islands In the Stream"。カントリー界の大御所二人のデュエットです。
両者とも50年代から活躍していますが、Kenny Rogersについては1980年の"Lady"以来、Dolly Partonについては1980年の"9 to 5"以来、両者とも2曲目のNo.1ヒットです。

2位は4週間の1位からダウン、Bonnie Tylerの"Total Eclipse of the Heart"。Bonnie Tylerですが、1977年に3位を記録した初めてのヒット曲"It's a Heartache"以来2曲目のTop40ヒットがNo.1獲得です。
3位は5位からアップ、Lionel Richieの"All Night Long"。Lionel Richieですが、The Commodores時代から数多くのヒットを持っていますが、ソロになってからもDiana Rossとのデュエットで1位となった"Endless Love"、ソロの1位"Truly"に続くTop3ヒットです。
4位は前週と変わらずこれで4週目の4位、Spandau Balletの"True"。Spandau Ballet、イギリスでは大ヒットを連発する人気歌手ですが、アメリカではこの曲が初めてのTop40ヒットです。
5位は6位からアップ、The Fixxの"One Thing Leads to Another"、2曲目のTop40ヒットで初めてのTop5入りです。

この週3週間続けた2位からダウンしての6位はAir Supplyの"Making love Out of nothing at all"。
最高位はこの3週間の2位、年間チャートは66位。年間チャートは年度の途中にかかってしまい66位止まりでしたが、チャート記録としてはHot100に25週、Top40に17週エントリーする大ヒットでした。

Air Supplyですが、Graham RussellとRussell Hitchcockの2枚ボーカルが看板のオーストラリア出身のソフトロックグループ。
デビューアルバム『Air Supply』のリリースは1976年。ヒットしたのは母国オーストラリアのみで、それから1980年まで4枚のアルバムは母国のみのヒットで、アメリカでは話題になりませんでした。

アメリカでのヒットは1980年にリリースした5枚目のスタジオアルバム『Lost in Love』からのシングル"Lost in Love"が3位を記録する大ヒット、アメリカでの人気を確立します。それからの活躍は凄いものでした。"Lost in Love"から、1位を記録した"The One That You Love"を含め7曲連続のTop5ヒットを記録します。

1982年にリリースした7枚目のアルバム『Now and Forever』ではファーストシングルの"Even the Nights Are Better"こそ5位を記録しますが、その他のシングルは30位台に沈み、人気に陰りが出てきたか、と思っていました。
そんな時に彼らの初めてのベスト盤『Greatest Hits』に納められた新曲"Making love Out of nothing at all"がチャートを駆け上がり2位を記録する大ヒットになりました。

さてこの曲"Making love Out of nothing at all"ですが、Bonnie Tylerの週で話題になりました、曲の作者、プロデュースはJim Steinman。
まさにJim Steinmanお得意のドラマティックバラードロックです。Bonnie Tylerの"Total Eclipse of the Heart"よりも「さらにJim Steinmanらしい!」といってもいいパワーバラードですね。

Air Supplyですが、メンバーは何人かいたようですが、基本的にはGraham RussellとRussell Hitchcockの二人のグループです。
この曲のPVにも二人しか出てきません。
この曲のギターにはRick Derringerの名前があります。途中のカッコイイギターソロはRick Derringerなのでしょうか?


この曲はBonnie Tylerもカバーしています。このPVはfeat. Air Supply版です。



今週 先週 song / artist
1 3 ISLANDS IN THE STREAM / KENNY ROGERS with DOLLY PARTON
2 1 TOTAL ECLIPSE OF THE HEART / BONNIE TYLER
3 5 ALL NIGHT LONG / LIONEL RICHIE
4 4 TRUE / SPANDAU BALLET
5 6 ONE THING LEADS TO ANOTHER / FIXX
6 2 MAKING LOVE OUT OF NOTHING AT ALL / AIR SUPPLY
7 7 KING OF PAIN / POLICE
8 8 DELIRIOUS / PRINCE
9 10 TELEFONE (LONG DISTANCE LOVE AFFAIR) / SHEENA EASTON
10 15 UPTOWN GIRL / BILLY JOEL
11 19 SAY SAY SAY / PAUL MCCARTNEY & MICHAEL JACKSON
12 12 SUDDENLY LAST SUMMER / MOTELS
13 9 BURNING DOWN THE HOUSE / TALKING HEADS
14 21 CUM ON FEEL THE NOISE / QUIET RIOT
15 16 IF ANYONE FALLS / STEVIE NICKS
16 18 MODERN LOVE / DAVID BOWIE
17 17 TONIGHT, I CELEBRATE MY LOVE / PEABO BRYSON & ROBERTA FLACK
18 11 THE SAFTEY DANCE / MEN WITHOUT HATS
19 23 HEART AND SOUL / HUEY LEWIS & THE NEWS
20 26 LOVE IS A BATTLEFIELD / PAT BENATAR
21 13 TELL HER ABOUT IT / BILLY JOEL
22 14 SEXY + 17 / STRAY CATS
23 32 P.Y.T. / MICHAEL JACKSON
24 25 THIS TIME / BRYAN ADAMS
25 29 LOVE IS STRANGE / EURYTHMICS
26 20 BIG LOG / ROBERT PLANT
27 34 CRUMBLIN' DOWN / JOHN COUGAR
28 28 DR. HECKYLL & MR. JIVE / MEN AT WORK
29 31 FOOLIN' / DEF LEPPARD
30 - SAY IT ISN'T SO / DARYL HALL & JOHN OATES
31 33 CAN'T SHAKE LOOSE / AGNETHA FALTSKOG
32 22 PROMISES, PROMISES / NAKED EYES
33 38 SEND HER MY LOVE / JOURNEY
34 39 TENDER IS THE NIGHT / JACKSON BROWNE
35 41 QUEEN OF THE BROKEN HEARTS / LOVERBOY
36 42 AUTOMATIC MAN / MICHAEL SEMBELLO
37 27 HOW AM I SUPPOSED TO LIVE WITHOUT YOU / LAURA BRANIGAN
38 45 HOW MANY TIMES CAN WE SAY GOODBYE / DIONNE WARWICK & LUTHER VANDROSS
39 47 MIRROR MAN / HUMAN LEAGUE
40 54 CHURCH OF THE POISON MIND / CULTURE CLUB
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1983年10月22日付 ビルボード 全米 Top40 Spandau Ballet - True

2019-10-20 22:25:47 | 1983年ビルボードTop40
1983年10月22日付ビルボード All American Top40、4週目の1位の大ヒットとなりました、Bonnie Tylerの"Total Eclipse of the Heart"。Bonnie Tylerですが、1977年に3位を記録した初めてのヒット曲"It's a Heartache"以来2曲目のTop40ヒットがNo.1獲得です。

2位は前週と変わらずこれで3週目の2位、Air Supplyの"Making love Out of nothing at all"。Air Supplyですが、1982年に最高位5位を記録した"Even the Nights Are Better"以来のTop5ヒット、No.1となった"The One That You Love"以来4曲目のTop3ヒットです。Top5となるとアメリカデビューしてからたったの3年間でなんと8曲目となります。
3位は5位からアップ、Kenny Rogers with Dolly Partonの"Islands In the Stream"。カントリー界の大御所二人のデュエットです。
両者とも50年代から活躍していますが、Kenny Rogersについては1981年に3位を記録した"I Don't Need You"以来、Dolly Partonについては1980年に1位を記録した"9 to 5"以来のTop3ヒットです。
4位は前週と変わらずこれで3週目の4位、Spandau Balletの"True"。Spandau Ballet、イギリスでは大ヒットを連発する人気歌手ですが、アメリカではこの曲が初めてのTop40ヒットです。
5位は7位からアップ、Lionel Richieの"All Night Long"。Lionel Richieですが、The Commodores時代から数多くのTop5ヒットを持っていますが、ソロになってからもDiana Rossとのデュエットで1位となった"Endless Love"を含めこの曲で5曲連続のTop5ヒットです。

この週4位はSpandau Balletの"True"。最高位は10月8日から29日まで4週続いた第4位。年間チャートは92位。年度の途中にちょうどかかってしまいましたのでだいぶ下位になってしまいましたが初めての大ヒットです。

Spandau Balletですが、1979年に結成されたイギリスのニューロマンティック系の5人組ロックバンド。
恥ずかしながら、初めはSpandau Balletという個人アーチストだと思っていました。
Spandau Balletとういのは、メンバーがドイツのベルリンを旅行した時に壁にかかれていた落書きをヒントにしてつけられた名前だそうです。

ファーストアルバム『Journeys to Glory』のリリースは1981年。その時はまずはイギリスで人気が出て、そこからのシングルもヒットします。
アメリカでのヒットは3枚目のアルバム『True』から、そのアルバムからタイトル曲"True"がシングルカットされ初めてのシングルヒットとなります。

"True"の作者はメンバーのリードギター担当Gary Kemp。テンポが良く、メロディアスな曲でもありますが、得にボーカルのTony Hadleyの声が良いですよね。アメリカでの初めての大ヒットとなりました。


1991年にアメリカのヒップ・ホップグループP.M. Dawnによりこの曲がサンプリングされ、"Set Adrift on Memory Bliss"という曲で全米No.1を記録します。


今週 先週 song / artist
1 1 TOTAL ECLIPSE OF THE HEART / BONNIE TYLER
2 2 MAKING LOVE OUT OF NOTHING AT ALL / AIR SUPPLY
3 5 ISLANDS IN THE STREAM / KENNY ROGERS with DOLLY PARTON
4 4 TRUE / SPANDAU BALLET
5 7 ALL NIGHT LONG / LIONEL RICHIE
6 6 ONE THING LEADS TO ANOTHER / FIXX
7 3 KING OF PAIN / POLICE
8 13 DELIRIOUS / PRINCE
9 12 BURNING DOWN THE HOUSE / TALKING HEADS
10 11 TELEFONE (LONG DISTANCE LOVE AFFAIR) / SHEENA EASTON
11 8 THE SAFTEY DANCE / MEN WITHOUT HATS
12 17 SUDDENLY LAST SUMMER / MOTELS
13 9 TELL HER ABOUT IT / BILLY JOEL
14 10 SEXY + 17 / STRAY CATS
15 24 UPTOWN GIRL / BILLY JOEL
16 18 IF ANYONE FALLS / STEVIE NICKS
17 19 TONIGHT, I CELEBRATE MY LOVE / PEABO BRYSON & ROBERTA FLACK
18 22 MODERN LOVE / DAVID BOWIE
19 26 SAY SAY SAY / PAUL MCCARTNEY & MICHAEL JACKSON
20 20 BIG LOG / ROBERT PLANT
21 31 CUM ON FEEL THE NOISE / QUIET RIOT
22 15 PROMISES, PROMISES / NAKED EYES
23 30 HEART AND SOUL / HUEY LEWIS & THE NEWS
24 14 FAR FROM OVER / FRANK STALLONE
25 25 THIS TIME / BRYAN ADAMS
26 35 LOVE IS A BATTLEFIELD / PAT BENATAR
27 16 HOW AM I SUPPOSED TO LIVE WITHOUT YOU / LAURA BRANIGAN
28 29 DR. HECKYLL & MR. JIVE / MEN AT WORK
29 32 LOVE IS STRANGE / EURYTHMICS
30 27 SITTING AT THE WHEEL / MOODY BLUES
31 36 FOOLIN' / DEF LEPPARD
32 55 P.Y.T. / MICHAEL JACKSON
33 37 CAN'T SHAKE LOOSE / AGNETHA FALTSKOG
34 42 CRUMBLIN' DOWN / JOHN COUGAR
35 21 PUTTIN' ON THE RITZ / TACO
36 38 EVERYDAY I WRITE THE BOOK / ELVIS COSTELLO & THE ATTRACTIONS
37 40 EVERYDAY PEOPLE / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
38 46 SEND HER MY LOVE / JOURNEY
39 49 TENDER IS THE NIGHT / JACKSON BROWNE
40 41 MIRACLES / STACY LATTISAW
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