1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年10月22日付、3位から上がって1位はPhil Collinsの"A Groovy Kind Of Love"。映画『Buster 』挿入歌。Phil Collinsですが、ご存じ、Genesisのドラマー兼ボーカルであり、ソロでも大ヒットを連発、ソロではまず、1981年に"I Missed Again"が最高位19位を記録、このシングルを皮切りに、この曲までにTop40ヒットは計12曲、Top5ヒットは7曲目の。"Against All Odds (Take a Look at Me Now)"、"Sussudio"、"One More Night"、"Separate Lives"に続き、この曲で5曲目のNo.1となりました。
2位は1週間の1位からダウン、UB40の"Red Red Wine"。UB40ですが、イギリス出身のレゲエ・ポップ・バンド。イギリスでは80年代初めからヒットを持つ人気バンドでしたが、アメリカでは、84年にこの曲"Red Red Wine"が最高位34位の初のTop40ヒット。88年のネルソン・マンデラ70歳コンサートに出演し、再びこの曲に火が付き初のNo.1を記録しました。
3位は5位からアップ、Information Societyの"What's on Your Mind (Pure Energy)"。Information Societyですが、アメリカのエレクトリックポップバンド。初のシングルヒットが3位まで上がってきました。
4位は2位からダウン、1週間の1位を記録、Def Leppardの"Love Bites"。Def Leppardですが、イギリス出身のハードロック・ヘヴィメタルグループ。70年代後半にデビューし、83年には"Photograph"が最高位12位を記録、この曲で6曲目のTop40ヒットで、3曲目のTop10ヒット、惜しくも1位を逃した"Pour Some Sugar On Me"を超え、ついに初のNo.1獲得です。
5位は9位からジャンプアップ、The Escape Clubの"Wild, Wild West"。The Escape Clubですが、イギリスロンドンで結成されたポップ・ロックグループ。デビューは1986年、初めてのシングル"Wild, Wild West"が5位まで上がってきました。
この週4位からダウンして9位は、Cheap Trickの"Don't Be Cruel"。最高位は10月8日付と15日付の2週間の第4位。年間チャートは70位。No.1となった"The Flame"に続く大ヒットになりました。
4位は2位からダウン、1週間の1位を記録、Def Leppardの"Love Bites"。Def Leppardですが、イギリス出身のハードロック・ヘヴィメタルグループ。70年代後半にデビューし、83年には"Photograph"が最高位12位を記録、この曲で6曲目のTop40ヒットで、3曲目のTop10ヒット、惜しくも1位を逃した"Pour Some Sugar On Me"を超え、ついに初のNo.1獲得です。
5位は9位からジャンプアップ、The Escape Clubの"Wild, Wild West"。The Escape Clubですが、イギリスロンドンで結成されたポップ・ロックグループ。デビューは1986年、初めてのシングル"Wild, Wild West"が5位まで上がってきました。
この週4位からダウンして9位は、Cheap Trickの"Don't Be Cruel"。最高位は10月8日付と15日付の2週間の第4位。年間チャートは70位。No.1となった"The Flame"に続く大ヒットになりました。
チープ・トリックですが、1974年にシカゴ郊外にあるイリノイ州ロックフォード市で結成されたアメリカンロックグループ。まずはギターのリック・ニールセンと、ベースのトム・ピーターソン、ドラムスのバン・E・カルロスが中心となって結成、その後、ボーカルのロビン・ザンダーが加入、1975年にデビュー・アルバム『チープ・トリック』発表。その後、2枚のアルバムを発表するも、本国アメリカでは全くヒットしない状況が続きます。
ただ、唯一日本で人気が高まり、1978年4月に、「武道館」で初の日本公演を行うまでの人気ロックグループとなります。その時のライブを収録したアルバムが『チープ・トリックat武道館』。1978年に日本限定で発売され、本国アメリカでも、日本からの逆輸入盤が話題となり、リリースされることに、バンドにとって初の全米でのヒットアルバムとなります。
このアルバムからシングルカットされたのが「甘い罠 (I Want You To Want Me)」、最高位7位を記録、年間チャートでも34位のアメリカでは初の大ヒット・シングルとなりました。
その後、Top40ヒットが3曲続きますが、80年代に入ってからは、シングルは、Hot100には入るものの、40位以内には入れず、約8年間、低迷する時期が続きます。
その低迷から脱したのが1988年にリリースされた彼ら10枚目のアルバム『Lap of Luxury』邦題『永遠の愛の炎』、このアルバムからのファーストシングル"The Flame"が突然チャートを駆け上がり、初のNo.1シングル、ついにカムバックを果たしました。こちらをご覧ください→→→
そのアルバム『Lap of Luxury』からのセカンドシングルがこの曲"Don't Be Cruel"。2曲連続の大ヒットになりました。
そのアルバム『Lap of Luxury』からのセカンドシングルがこの曲"Don't Be Cruel"。2曲連続の大ヒットになりました。
この"Don't Be Cruel"ですが、オリジナルはエルビス・プレスリー。プレスリー56年のロックンロールヒット曲です。曲の作者はソングライターのOtis Blackwell。50年代の数々のロックンロールの名曲を生み出した方だそうです。
この曲、チープ・トリックのほかにも、ビートルズなどたくさんのミュージシャンがカヴァーした曲ですが、このチープ・トリックバージョンが、最高位4位と、最もヒットしたカバーになりました。このPVの最後の場面で、ドラムスのバン・E・カルロスでしょうか、太ったエルビスに扮して登場しますよ。
こちらが1956年のオリジナル、エルビス・プレスリー バージョンです。
今週 先週 song / artist
1 3 GROOVY KIND OF LOVE / PHIL COLLINS
2 1 RED RED WINE / UB40
3 5 WHAT'S ON YOUR MIND(PURE ENERGY) / INFORMATION SOCIETY
4 2 LOVE BITES / DEF LEPPARD
5 9 WILD, WILD WEST / THE ESCAPE CLUB
6 16 KOKOMO / BEACH BOYS
7 7 DON'T YOU KNOW WHAT THE NIGHT CAN DO? / STEVE WINWOOD
8 8 DON'T BE CRUEL / BOBBY BROWN
9 4 DON'T BE CRUEL / CHEAP TRICK
10 17 THE LOCO-MOTION / KYLIE MINOGUE
11 14 NEVER TEAR US APART / INXS
12 18 ONE MOMENT IN TIME / WHITNEY HOUSTON
13 12 FOREVER YOUNG / ROD STEWART
14 13 TRUE LOVE / GLENN FREY
15 22 BAD MEDICINE / BON JOVI
16 20 CHAINS OF LOVE / ERASURE
17 6 DON'T WORRY BE HAPPY / BOBBY MCFERRIN
18 25 DESIRE / U2
19 15 I'LL ALWAYS LOVE YOU / TAYLOR DAYNE
20 26 ANOTHER LOVER / GIANT STEPS
21 10 I HATE MYSELF FOR LOVING YOU / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
22 28 HOW CAN I FALL? / BREATHE
23 27 DON'T KNOW WHAT YOU GOT / CINDERELLA
24 11 ONE GOOD WOMAN / PETER CETERA
25 19 PLEASE DON'T GO GIRL / NEW KIDS ON THE BLOCK
26 32 BABY, I LOVE YOUR WAY / WILL TO POWER
27 29 TIME AND TIDE / BASIA
28 34 KISSING A FOOL / GEORGE MICHAEL
29 35 LOOK AWAY / CHICAGO
30 33 DANCE LITTLE SISTER / TERENCE TRENT D'ARBY
31 37 A WORD IN SPANISH / ELTON JOHN
32 21 FALLEN ANGEL / POISON
33 39 WAITING FOR A STAR TO FALL / BOY MEETS GIRL
34 23 IF IT ISN'T LOVE / NEW EDITION
35 24 SWEET CHILD O' MINE / GUNS N' ROSES
36 43 GIVING YOU THE BEST THAT I GOT / ANITA BAKER
37 38 IT TAKES TWO / ROB BASE & D.J. E-Z ROCK
38 49 I DON'T WANT YOUR LOVE / DURAN DURAN
39 45 WALK ON WATER / EDDIE MONEY
40 41 THE PROMISE / WHEN IN ROME
1 3 GROOVY KIND OF LOVE / PHIL COLLINS
2 1 RED RED WINE / UB40
3 5 WHAT'S ON YOUR MIND(PURE ENERGY) / INFORMATION SOCIETY
4 2 LOVE BITES / DEF LEPPARD
5 9 WILD, WILD WEST / THE ESCAPE CLUB
6 16 KOKOMO / BEACH BOYS
7 7 DON'T YOU KNOW WHAT THE NIGHT CAN DO? / STEVE WINWOOD
8 8 DON'T BE CRUEL / BOBBY BROWN
9 4 DON'T BE CRUEL / CHEAP TRICK
10 17 THE LOCO-MOTION / KYLIE MINOGUE
11 14 NEVER TEAR US APART / INXS
12 18 ONE MOMENT IN TIME / WHITNEY HOUSTON
13 12 FOREVER YOUNG / ROD STEWART
14 13 TRUE LOVE / GLENN FREY
15 22 BAD MEDICINE / BON JOVI
16 20 CHAINS OF LOVE / ERASURE
17 6 DON'T WORRY BE HAPPY / BOBBY MCFERRIN
18 25 DESIRE / U2
19 15 I'LL ALWAYS LOVE YOU / TAYLOR DAYNE
20 26 ANOTHER LOVER / GIANT STEPS
21 10 I HATE MYSELF FOR LOVING YOU / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
22 28 HOW CAN I FALL? / BREATHE
23 27 DON'T KNOW WHAT YOU GOT / CINDERELLA
24 11 ONE GOOD WOMAN / PETER CETERA
25 19 PLEASE DON'T GO GIRL / NEW KIDS ON THE BLOCK
26 32 BABY, I LOVE YOUR WAY / WILL TO POWER
27 29 TIME AND TIDE / BASIA
28 34 KISSING A FOOL / GEORGE MICHAEL
29 35 LOOK AWAY / CHICAGO
30 33 DANCE LITTLE SISTER / TERENCE TRENT D'ARBY
31 37 A WORD IN SPANISH / ELTON JOHN
32 21 FALLEN ANGEL / POISON
33 39 WAITING FOR A STAR TO FALL / BOY MEETS GIRL
34 23 IF IT ISN'T LOVE / NEW EDITION
35 24 SWEET CHILD O' MINE / GUNS N' ROSES
36 43 GIVING YOU THE BEST THAT I GOT / ANITA BAKER
37 38 IT TAKES TWO / ROB BASE & D.J. E-Z ROCK
38 49 I DON'T WANT YOUR LOVE / DURAN DURAN
39 45 WALK ON WATER / EDDIE MONEY
40 41 THE PROMISE / WHEN IN ROME
やだなー⭐⛴️さん?間違えて9位の方を出しちゃいましたかー。ボクは8位なんですよ~🐽
さぁ、ボクの8分のヤツにブログ、直しちゃってくださいよ~😆
アルバムバージョンだからクドいですよぉ~😃
ぇ?お呼びでない?こりゃまた……(植木さん☺️)
同名異曲のこの2曲、一緒に上がってきて、一緒に下がっていきました。で、片方が8位の片方が4位、まあ、やっぱりCheap Trickでしょうね。今回見送りの片方は、この後大ヒットするじゃあないですか。私のブログに載るかはわかりませんが。
この曲を録音した頃は、彼ら自身もまさかこれだけのヒットになるとは思っていなかったでしょうね。
30年以上前の大御所のシングルには驚きでした。
彼らも日本発のグループですから応援したくなりますね。
リンクはエルビスの“Don't Be Cruel”になりますのでお許しを。“Don't Be Cruel”は「冷たくしないで」という邦題が有名になっていますね。でも原題に込められたニュアンスはCruel“=〔人・行為などが〕残酷な、残虐な、むごい、無慈悲な、非情な…という意味で、「冷たくする」というだけでないニュアンスがあるのだと思います。
ニック・ロウの曲で“Cruel To Be Kind”がありますが、英語で男女間の関係を“Cruel”という言葉で表現すtるのもなかなか面白いと思いました…!
そうなんですよね、チープ・トリックといえば、アメリカ出身のグループとはいえ、日本で育てたロックグループと言っても良いですね。他のグループよりも、私も応援していましたので、そんなグループの思いもよらない復活大ヒットはとってもうれしいサプライズでした。上手くアレンジして原曲の良さを、うまく引き出していますね。
「cruel 」勉強になります。「冷たくする」よりももっと強く、「残酷なほど冷たくする」ですか。ニュアンスはよく分かりました。このエルビスカバー曲をNo.1ヒットの次のシングルに持って来るのには驚きましたが、上手くヒットに繋がりましたね。
とにかく新年を待ってみまそう😃
んでドンビークーの新旧2曲を貼ってもらったので両方聞いてみましたぞ😆
チプトリのはもう最初のドラムからしてカッコいいですな😃さすがロックバンドのカバー、イイじゃないですか(久々の日陰タミーさん)❗
でもロヒザの声が甘すぎるかな🤔楽しそうなのは良いんだけど、ここはちょと低音も欲しかったです。
そしてエルビー、イントロはこちらもおしゃれス☺️
トンツトントン、トンツトントン、は何やら含みがあって素敵ね😃でも声がちょと子供ポイような…。私が好きなヤツとは何かちがうなー。もしかして別にカバーしてヒットさせた人がいるのかな?
ちなみに⭐⛴️さん、私はFENではチプトリのこれ、ほとんど知りませんでした。だからビデオのドラムスタートが今回新鮮でありましたよ👋🤣👍️
最後のはまあ……こらえてくださひ😱
思い起こせば、♪At Budokan♪がヒットした時は、誰しも日本で人気あってもアメリカでは無理でしょう、を覆したビックリの大ヒット。
これで勢いついて次作の♪Dream Police♪も大ヒット、かと思いきや思ったほどのヒットではなく。
80年代になってすっかり忘れられた頃に、初の№1のみならず連続の大ヒット。
ホントに予測不能のグループでした。
しかも作曲は谷村新司さんです。
fanの肩からしてみれば、まさかこの数年でこの2人が…、といったところでしょうね。
ところで、チープ・トリックといえば再三話題に出ている「日本発人気」。
彼らの人気を決定づけたのが例の武道館でのライブ・アルバムのようですが、その武道館のことを彼らは「ビッグ・オニオン」と呼んでいたそうです。
そんな彼らの言葉に誘発されて出来上がったのが、爆風スランプの『大きな玉ねぎの下で』…、っていうのは私の勝手な想像ですが…。
ちなみに東京ドームが出来上がった時には、もっと親しみを持ってもらおうと「ビッグ・エッグ」というニックネームがつけられました。
しかし、このニックネームは、今ではすっかり忘れされてしまいました。