ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ホット「エンジェル・イン・ユア・アームス」(1977年の洋楽 Part12)

2013-07-25 20:39:46 | ’77年洋楽
1977年の洋楽のヒット曲を紹介するシリーズの第12回目、アメリカの女性3人組ボーカルグループHotの"Angel In Your Arms"。

1977年7月16日の23日の2週間最高位6位を記録しましたが、実はこの曲、この当時まれに見る超ロングセラーヒット曲だったのです。
最高位6位を記録した週ですでにHot100に22週目、最終的にはHot100内に27週間滞在、今でこそ27週というのは特に珍しくはありませんが、たくさんの曲がめまぐるしくチャートインしてきたこの当時としては異例のロングセラーで、最高位が6位にもかかわらず年間チャート5位と凄いヒット曲となりました。
でもこのホットというグループ、Top40入りはこの曲ただ1曲、まさに1発屋で終わってしまいました。曲はやさしいバラードで、聴き応えある女性コーラスが素晴らしいです。

ちなみに、日本ではまったくヒットしませんでしたので、Googleで検索してもほとんどヒットしませんでした。

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マーシャル・タッカー・バンド「Heard It In A Love Song」(1977年の洋楽 Part11)

2013-06-19 22:02:15 | ’77年洋楽
1977年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズの第11回目、サウス・キャロライナ出身のサザンロックの6人組グループMarshall Tucker Bandの"Heard it in a Love Song"。
Billboardでは1977年6月11日と18日の2週間記録した14位が最高位。彼らの最もヒットしたナンバーです。

サザンロックといえばオールマン・ブラザーズ・バンドやレイナード・スキナードが有名で、泥臭いハードなロックナンバーが多いのですが、マーシャル・タッカー・バンドの曲はサザンロックというよりもウエストコーストロックや最近のカントリーロックに近いさわやか系の曲、特にフルートが特徴的で、この"Heard it in a Love Song"もイントロからフルートがリードしています。また、曲の途中のギターソロも、アコースティックギターやピアノが間に入り、ウエストコーストロックとカントリーの中間のような曲仕立てになっています。
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マンフレッド・マンズ・アース・バンド「スピリッツ・イン・ザ・ナイト」(1977年の洋楽 Part10)

2013-06-05 22:33:29 | ’77年洋楽
1977年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズ、今回はその第10弾で、ちょっと渋いスマッシュヒット曲Manfred Mann's Earth Bandの"Spirits In The Night"。

1977年6月4日付で40位が最高位、Top40内は1週のみで落っこちてしまいました。
前シングルのNo.1ヒット曲「光に目もくらみ」に比べて小さなヒットで留まってしまいましたが、この曲もブルーススプリングスティンによる曲のカヴァー曲、ちょっと地味な感じもしますが、LPヴァージョンは6分を超える大作で、中盤のギターソロ、そして終盤のキーボードソロが特にこのバンドらしく素晴らしくカッコイイのです。
なぜかわかりませんが、この曲は、「光に目もくらみ」が入ったアルバム「THE ROARING SILENCE」の収録ではなく、その前作「NIGHTINGALES&BOMBERS」の収録曲です。


1973年発表のブルーススプリングスティンのオリジナルです。
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ボズ・スキャッグス「リド・シャッフル」(1977年の洋楽 Part9)

2013-05-29 19:58:43 | ’77年洋楽
1977年の洋楽を紹介するシリーズ第9弾は、Boz Scaggsの"Lido Shuffle"。

昨年の10月17日付の私のブログでも紹介しましたが、1976年発表のアルバム「シルク・ディグリーズ」の収録曲。
アルバム「シルク・ディグリーズ」は、1976年9月18日から連続5週の最高位2位を記録、「フランプトン・カムズ・アライブ」に阻まれて残念ながら1位にはなれませんでしたが、500万枚以上を売り上げる大ヒットアルバムでした。

このアルバムからのシングルカットで、"Lowdown"に続く大ヒットとなり、最高位は1977年5月14日と21日の2週間連続の11位、年間チャート74位のヒットとなりました。

もちろんバックバンドは後にTOTOを結成するメンバー、曲もBoz ScaggsとDavid Paichの共作になっています。
この"Lido Shuffle"は、"Lowdown"や日本で大ヒットした"We're All Alone"などのAOR系の曲よりもロック色の強い曲で、彼の曲の中では私のもっとも好きな曲なのです。

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10cc 「愛ゆえに」(1977年の洋楽 Part8)

2013-05-01 20:08:45 | ’77年洋楽
1977年の洋楽を紹介するシリーズ第8弾は10ccの"The Things We Do For Love"邦題「愛ゆえに」。

この曲は1977年4月16日と23日の2週間最高位5位、年間チャート44位を記録、彼らとしては1975年に最高位2位を記録した大ヒット曲"I'm Not In Love"に続く2曲目の大ヒット曲です。

10ccですが、イギリス・マンチェスター出身の4人組ロックグループ、ただし、オリジナルメンバーから"I'm Not In Love"の大ヒット後2人が抜け、この時には2人が残り、5ccとも言われていました。脱退した2人はGodley & Cremeというデュオを結成し、1985年に"Cry"というヒット曲を生み出します。

この"The Things We Do For Love"「愛ゆえに」ですが、"I'm Not In Love"の時の独創的かつ幻想的な曲作りからだいぶポップに変身、しかしながら残った2人でも素晴らしいコーラスとプログレ的な曲調は健在で、ポップでかつ透明感のある素晴らしい曲に仕上がっています。
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