ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

Peter Gabriel - Shock The Monkey(1983年の洋楽 Part4)

2019-02-07 22:42:24 | '83年洋楽
1983年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart4はPeter Gabrielの"Shock The Monkey"。
最高位は1月29日と2月5日の29位。年間チャートは圏外でした。

Peter Gabriel、ブリティッシュロックファンの皆さんはもちろんご存知のスーパースター。ジェネシスの初代リードボーカリストです。

プログレッシブ・ロック・バンド「ジェネシス」ですが、デビューは1969年。アンソニー・フィリップス、トニー・バンクス、マイク・ラザフォード、クリス・スチュアート、そしてピーター・ガブリエルの5人で結成されました。1971年の三作目のアルバム『怪奇骨董音楽箱』からはフィル・コリンズが加入していますね。改めてすごいメンバーでした。

ジェネシスはイギリスではすでに5作目のアルバム『月影の騎士』が3位を記録する大ヒットとなりますが、アメリカではなかなかヒットしませんで、やっと1974年に発表された彼ら6作目のアルバム『眩惑のブロードウェイ』が41位を記録するなど、少しずつ人気が出てきます、が、Peter Gabrielはこの6作目のアルバムを最後にジェネシスを脱退、ソロ活動を始めます。

1977年にソロ1作目を発表、イギリスではいきなり7位を記録、アメリカでも38位とまずまずのヒットとなります。
その後もコンスタントにソロアルバムをヒットさせ、ソロ4枚目のアルバム『ピーターガブリエル IV (Security)』からのシングル"Shock The Monkey"が初めてアメリカのチャートにエントリーしてきました。
このアルバム『ピーターガブリエル IV (Security)』ですが、イギリスではタイトルなしの「4」のみ、アメリカとカナダで「Security」のタイトルが印刷されたようです。

"Shock The Monkey"ですが、作者はPeter Gabriel自身。アルバム『ピーターガブリエル IV (Security)』からは2枚目のシングルカット曲です。イギリスではあんまりヒットしなかったのですが、アメリカでは初めてのヒットとなりました。


1999年にメタルロックバンドCoal Chamberがカバーしていますが、なんとそこにはゲストとしてOzzy Osbourneが参加しています。全く違う曲に聞こえます。
コメント (22)
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