ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

シンプル・マインズ Simple Minds - Sanctify Yourself(1986年の洋楽 Part13)

2022-04-07 21:51:33 | '86年洋楽
1986年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart13はSimple Mindsの"Sanctify Yourself"。最高位は3月15日から3週連続した第14位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

Simple Mindsですが、イギリススコットランド出身の5人組ロックグループ。
デビューは1977年。1979年にはデビューアルバム『Life in a Day』をリリース。母国イギリスでヒットしますが、アメリカでは全くヒットしませんでした。その後、イギリスやヨーロッパ各国で徐々に人気が高まってきましたが、相変わらずアメリカではヒットが出ませんでした。
1985年になって、映画「The Breakfast Club」のサントラ盤収録曲"Don't You (Forget About Me)"が、突然全世界で大ヒット、アメリカではなんとNo.1ヒットとなります。こちらをご覧ください→→→

「The Breakfast Club」サントラに続き、1985年、彼ら7枚目のアルバム『Once Upon a Time』をリリース、このアルバムからのファーストシングルカット曲"Alive and Kicking"が最高位3位を記録、順調にヒットを重ねます。

そしてこのアルバムからの2曲目のシングルがこの曲"Sanctify Yourself"です。
曲の作者はメンバーのJim Kerr、Charlie Burchill、Mick MacNeilの3人の共作。プロデューサーはJimmy IovineとBob Clearmountain。
Jimmy Iovineは、数々の名アルバムを手掛けた方です。Bruce Springsteenを手掛けていて、たしかPatti Smith Groupの超名曲"Because the Night"もJimmy Iovineです。Stevie Nicksの『Bella Donna』もJimmy Iovineです。私のブログの"Edge Of Seventeen"の週でもそのことを紹介しています。
Bob Clearmountainもなかなかの方で、Hall & Oatesの『Big Bam Boom』や、Bryan Adamsのアルバムも手掛けてますね。

正直言って、ブリティッシュニューウエイブ系の多少陰のあるロックは、私にとってはあまり好みではないのですが、この曲は違いました、いい曲でした。メロディアスで、力強く、サビの部分は強く印象に残ります。いい曲作りますね。プロデューサーも良かったのでしょうか。
Simple Mindsですが、現在も頑張って活躍しているようです。

コメント (26)
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