1984年12月22日付ビルボード All American Top40、1位の交代がありました、3位から上がって1位はMadonnaの"Like a Virgin"。Madonnaですが、初のTop40ヒット"Holiday"から4曲連続のTop40ヒットで、最高位4位の"Lucky Star"に続く2曲目のTop5ヒット。もちろん初めてのNo.1です。
2位は前週と変わらず、急上昇してきたMadonnaに抜かれてしまいました、Duran Duranの"The Wild Boys"。Duran Duranですが、1982年に初めてのアメリカでのヒット"Hungry Like the Wolf"がいきなりの3位を記録、84年には"The Reflex"が初めての1位を記録します。この曲で通算4曲目のTop3ヒット、5曲目のTop5ヒットになりました。
3位は2週間の1位からダウン、Daryl Hall & John Oatesの"Out of Touch"。Daryl Hall & John Oatesですが、1976年に初めてのTop40ヒット"Sara Smile"が4位を記録、その後沢山のヒット曲を重ねています。この時点で"Rich Girl"を皮切りに5曲のNo.1ヒット、この曲でなんと6曲目の1位となりました。
4位は5位からアップ、The Honeydrippersの"Sea of Love"。The Honeydrippersですが、ロックファンの方々がはご存知ですよね。 Led Zeppelinのリードシンガー Robert Plantが中心となって結成されたスーパースターの共演によるロックグループ。結成されたのは1981年ですが、その時とはメンバーを変えて、1984年に1枚だけEP盤をリリースしました。そのEP盤からのシングルが4位まで上がってきました。
5位は7位からアップ、New Editionの"Cool It Now"。New Editionですが、1981年にデビューした10代の少年5人組R&Bグループ。初めてのTop40ヒットで5位まで上がってきました。
この週2週間の1位からダウンしてしまいました、3位はDaryl Hall & John Oatesの"Out of Touch"。
年間チャートは1985年の第6位。この曲で6曲目の1位となりましたが、これまでの年間チャートでは、1981年に"Kiss On My List"が第7位、1983年には"Maneater"が同じく第7位で、この曲が彼らの最大のヒットとなりました。
さてそのDaryl Hall & John Oates、結成は1970年、ロックとR&Bを融合した新しい音楽で大人気デュオとなります。彼らの登場による新しい音楽、ブルーアイド・ソウルと呼ばれました。
レコードデビューは1972年の『Whole Oats』になります。このアルバムは全くヒットせず、次のアルバム『Abandoned Luncheonette』が初めてのアルバムヒット、シングル"She's Gone"が初めてのHot100ヒットで、60位を記録します。この"She's Gone"は1976年の"Sara Smile"の大ヒットの後再リリースされ、7位を記録する大ヒットになります。その"Sara Smile"が初めてのヒットで最高位は第4位、年間チャートも11位の特大のヒットになります。この"Sara Smile"と"She's Gone"、両方とも名曲でしたよね。
その後も沢山のヒット曲を重ね、この曲で6曲目の1位となりました。
"Out of Touch"ですが、彼らの12枚目のスタジオアルバム『Big Bam Boom』からのファーストシングル。
"Out of Touch"の作詞作曲はDaryl HallとJohn Oatesのコンビ。プロデュースもHall & OatesにBob Clearmountain。
ドラムスの効いた曲で、ロックにポップス、ダンスミュージックが入り混じった、彼らにとっても新しい傾向の曲で大ヒットにつながりました。
今週 先週 song / artist
1 3 LIKE A VIRGIN / MADONNA
2 2 THE WILD BOYS / DURAN DURAN
3 1 OUT OF TOUCH / DARYL HALL & JOHN OATES
4 5 SEA OF LOVE / HONEYDRIPPERS
5 7 COOL IT NOW / NEW EDITION
6 9 WE BELONG / PAT BENATAR
7 4 I FEEL FOR YOU / CHAKA KHAN
8 6 NO MORE LONELY NIGHTS / PAUL MCCARTNEY
9 14 ALL I NEED / JACK WAGNER
10 12 VALOTTE / JULIAN LENNON
11 8 WAKE ME UP BEFORE YOU GO-GO / WHAM!
12 16 RUN TO YOU / BRYAN ADAMS
13 10 ALL THROUGH THE NIGHT / CYNDI LAUPER
14 15 BORN IN THE U.S.A. / BRUCE SPRINGSTEEN
15 23 YOU'RE THE INSPIRATION / CHICAGO
16 13 I CAN'T HOLD BACK / SURVIVOR
17 19 DO WHAT YOU DO / JERMAINE JACKSON
18 11 PENNY LOVER / LIONEL RICHIE
19 24 UNDERSTANDING / BOB SEGER & THE SILVER BULLET BAND
20 22 HELLO AGAIN / CARS
21 32 I WANT TO KNOW WHAT LOVE IS / FOREIGNER
22 30 EASY LOVER / PHILIP BAILEY & PHIL COLLINS
23 17 STRUT / SHEENA EASTON
24 28 CENTIPEDE / REBBIE JACKSON
25 27 JAMIE / RAY PARKER JR.
26 18 WALKING ON A THIN LINE / HUEY LEWIS & THE NEWS
27 29 THE BOYS OF SUMMER / DON HENLEY
28 25 WE ARE THE YOUNG / DAN HARTMAN
29 20 BETTER BE GOOD TO ME / TINA TURNER
30 31 STRANGER IN TOWN / TOTO
31 35 LOVERBOY / BILLY OCEAN
32 42 I WOULD DIE 4 U / PRINCE & THE REVOLUTION
33 38 BRUCE / RICK SPRINGFIELD
34 34 THE BELLE OF ST. MARK / SHEILA E.
35 37 TENDER YEARS / JOHN CAFFERTY & THE BEAVER BROWN BAND
36 40 LOVE LIGHT IN FLIGHT / STEVIE WONDER
37 - CARELESS WHISPER / WHAM!
38 33 (PRIDE) IN THE NAME OF LOVE / U2
39 41 FOOLISH HEART / STEVE PERRY
40 46 NEUTRON DANCE / POINTER SISTERS
2位は前週と変わらず、急上昇してきたMadonnaに抜かれてしまいました、Duran Duranの"The Wild Boys"。Duran Duranですが、1982年に初めてのアメリカでのヒット"Hungry Like the Wolf"がいきなりの3位を記録、84年には"The Reflex"が初めての1位を記録します。この曲で通算4曲目のTop3ヒット、5曲目のTop5ヒットになりました。
3位は2週間の1位からダウン、Daryl Hall & John Oatesの"Out of Touch"。Daryl Hall & John Oatesですが、1976年に初めてのTop40ヒット"Sara Smile"が4位を記録、その後沢山のヒット曲を重ねています。この時点で"Rich Girl"を皮切りに5曲のNo.1ヒット、この曲でなんと6曲目の1位となりました。
4位は5位からアップ、The Honeydrippersの"Sea of Love"。The Honeydrippersですが、ロックファンの方々がはご存知ですよね。 Led Zeppelinのリードシンガー Robert Plantが中心となって結成されたスーパースターの共演によるロックグループ。結成されたのは1981年ですが、その時とはメンバーを変えて、1984年に1枚だけEP盤をリリースしました。そのEP盤からのシングルが4位まで上がってきました。
5位は7位からアップ、New Editionの"Cool It Now"。New Editionですが、1981年にデビューした10代の少年5人組R&Bグループ。初めてのTop40ヒットで5位まで上がってきました。
この週2週間の1位からダウンしてしまいました、3位はDaryl Hall & John Oatesの"Out of Touch"。
年間チャートは1985年の第6位。この曲で6曲目の1位となりましたが、これまでの年間チャートでは、1981年に"Kiss On My List"が第7位、1983年には"Maneater"が同じく第7位で、この曲が彼らの最大のヒットとなりました。
さてそのDaryl Hall & John Oates、結成は1970年、ロックとR&Bを融合した新しい音楽で大人気デュオとなります。彼らの登場による新しい音楽、ブルーアイド・ソウルと呼ばれました。
レコードデビューは1972年の『Whole Oats』になります。このアルバムは全くヒットせず、次のアルバム『Abandoned Luncheonette』が初めてのアルバムヒット、シングル"She's Gone"が初めてのHot100ヒットで、60位を記録します。この"She's Gone"は1976年の"Sara Smile"の大ヒットの後再リリースされ、7位を記録する大ヒットになります。その"Sara Smile"が初めてのヒットで最高位は第4位、年間チャートも11位の特大のヒットになります。この"Sara Smile"と"She's Gone"、両方とも名曲でしたよね。
その後も沢山のヒット曲を重ね、この曲で6曲目の1位となりました。
"Out of Touch"ですが、彼らの12枚目のスタジオアルバム『Big Bam Boom』からのファーストシングル。
"Out of Touch"の作詞作曲はDaryl HallとJohn Oatesのコンビ。プロデュースもHall & OatesにBob Clearmountain。
ドラムスの効いた曲で、ロックにポップス、ダンスミュージックが入り混じった、彼らにとっても新しい傾向の曲で大ヒットにつながりました。
今週 先週 song / artist
1 3 LIKE A VIRGIN / MADONNA
2 2 THE WILD BOYS / DURAN DURAN
3 1 OUT OF TOUCH / DARYL HALL & JOHN OATES
4 5 SEA OF LOVE / HONEYDRIPPERS
5 7 COOL IT NOW / NEW EDITION
6 9 WE BELONG / PAT BENATAR
7 4 I FEEL FOR YOU / CHAKA KHAN
8 6 NO MORE LONELY NIGHTS / PAUL MCCARTNEY
9 14 ALL I NEED / JACK WAGNER
10 12 VALOTTE / JULIAN LENNON
11 8 WAKE ME UP BEFORE YOU GO-GO / WHAM!
12 16 RUN TO YOU / BRYAN ADAMS
13 10 ALL THROUGH THE NIGHT / CYNDI LAUPER
14 15 BORN IN THE U.S.A. / BRUCE SPRINGSTEEN
15 23 YOU'RE THE INSPIRATION / CHICAGO
16 13 I CAN'T HOLD BACK / SURVIVOR
17 19 DO WHAT YOU DO / JERMAINE JACKSON
18 11 PENNY LOVER / LIONEL RICHIE
19 24 UNDERSTANDING / BOB SEGER & THE SILVER BULLET BAND
20 22 HELLO AGAIN / CARS
21 32 I WANT TO KNOW WHAT LOVE IS / FOREIGNER
22 30 EASY LOVER / PHILIP BAILEY & PHIL COLLINS
23 17 STRUT / SHEENA EASTON
24 28 CENTIPEDE / REBBIE JACKSON
25 27 JAMIE / RAY PARKER JR.
26 18 WALKING ON A THIN LINE / HUEY LEWIS & THE NEWS
27 29 THE BOYS OF SUMMER / DON HENLEY
28 25 WE ARE THE YOUNG / DAN HARTMAN
29 20 BETTER BE GOOD TO ME / TINA TURNER
30 31 STRANGER IN TOWN / TOTO
31 35 LOVERBOY / BILLY OCEAN
32 42 I WOULD DIE 4 U / PRINCE & THE REVOLUTION
33 38 BRUCE / RICK SPRINGFIELD
34 34 THE BELLE OF ST. MARK / SHEILA E.
35 37 TENDER YEARS / JOHN CAFFERTY & THE BEAVER BROWN BAND
36 40 LOVE LIGHT IN FLIGHT / STEVIE WONDER
37 - CARELESS WHISPER / WHAM!
38 33 (PRIDE) IN THE NAME OF LOVE / U2
39 41 FOOLISH HEART / STEVE PERRY
40 46 NEUTRON DANCE / POINTER SISTERS
元々は"Big Bam Boom"にジョンがソロで歌うことを想定していた曲だったそうです。そのときの歌詞は"You're out of touch、I'm out of town…"
"僕は町から離れててきみに手が届かない"と、ツアーに出て、恋人と離れている寂しさを歌った曲でした。でもそのあと、ダリルと共同で曲を仕上げたときにダリルが歌詞を"I'm out of town"を"time"に変更して意味を抽象的にしたそうですよ。
アルバムのオープニングはダンサブルな"Dance on your Knees"からのメドレーで、僕は結構好きでした!この曲を聴くと、深夜に歩いて家に帰った想い出が甦ってきます…(^▽^;)
80年代前半を第一線で頑張ってきたH&Oですが、多分この曲が最後の1位ですか。
81年の♪You've Lost That Lovin' Feeling♪以降は常に彼らの曲がランクインしていたような感じさえするぐらいの大活躍でした。
年間6位も彼らの最大のヒットですか。♪Man Eater♪の方が上位かと思いました。
プロデューサーのB.ClearmountainはB.Adamsでもおなじみですね。
聴きましたよ、『Big Bam Boom』のオープニング、カッコ良かったです!
"Out of Touch"単体で危機よりも、よっぽどすごい曲になっています。特に"Out of Touch"への導入部分がカッコいい良ですね。
そうですか、ジョンのソロとして企画されたのですね。ジョンのソロとしても聴いてみたかったですね。
そうでしたね。Hall & Oatesは1976年の"Sara Smile"の第4位のヒット以降、毎年何らかのTop40ヒットがありましたし、特に1980年の"You've Lost That Lovin' Feelin'"以降はずっと大ヒットが続きました。No.1こそこの曲が最後になりましたが、その後も90年代初めまでTop40ヒットを出し続けた、脅威のデュオでした。
ダンス…音時さんのとおり、この曲あっての次の曲、ヘビーメタルのパターンを盗んだのか?
メイデンの3月15日からのラスチャイルド、ジューダスのヘリオンからのイレクトリックアイ、ボンジョビのピンクフラミンゴズからのLET IT ROCK、など華麗なインストからのメジャーソング展開は大好きですよ。
アウトオブタッチ…泣かせる曲ですがいい加減飽きていたかも。カラオケでも私も私の友達も早々とH2O以前に帰って行きましたの。
メソッド…転調部まではクソ、転調以降は神。
バンク…A面の休憩所。
言わずにおいて…これは新境地!ホールとオーツにここまでのリラックスソングが出来るとは!
ゴーイン…最高です!小林克也サウンドホットラインでニューアルバム発売で取り上げられた先行シングル以外の曲としては、ビートイット、レッツゴークレイジー以来の快挙だったはず、シングルにならなくて残念です。
コールドダーク…切ない!H2Oのオープンオールナイトと同じくらいの哀しい、しかし素晴らしい曲です。
アメリカンガール…B面の休憩所。
ポゼッション…これこそ100点の切なさを誇る曲、チャート不発などどーでも良いくらいの涙曲、できれば転調部が欲しかった…。
アルバムだとホールとオーツではこれが一番好きでした。
そうそう、アルバムでは♪Out Of Touch♪に入る展開がカッコよかったです。
たまにアルバムではシングルと異なる展開で始まる曲がありますね。
最初のプラン通りJ.Oatesのヴォーカルとしてシングルにしても良かったのでは?と思います。
♪Possession Obsession♪がなかなかいい曲に仕上がっていましたから。
ホール&オーツも90年の「チェンジ~」までアルバム買っておりました。
アルバム「ビッグバン」まではバックメンバーもまさにライブと一緒で良かったですね!ライブエイドでもこの曲を演奏していたのは良く覚えています。
好きなアルバムは沢山ありますが1978年にデヴィッドフォスターがプロデュースした「赤い断層」はかなり好きです。
AORとプログレ風(ロバートフリップが参加しているから?)な感じで、ゲストもジェイグレイドン、リックニールセン、トッドラングレン、ジョージハリスンと豪華でしたが残念ながらセールスは27位でした。
シングルですと「アダルト~」と音時さんも取り上げていた「ジングル~」は今でも良く聴きます。
80年代のHall&Oatesはこれで5曲の№1ヒットになりますが、ソングライターとしての№1を合わせると、85年のP.Youngの♪Every Time You Go Away♪を含めて6曲になります。
80年代でこの6曲を越えるのは、L.Richie、Madonna、M.Jackson、P.Collins(Genesis含む)ぐらいでしょうか。
やはり稀代のヒットメーカーでした。
やっぱり皆さん、シングル"Out of Touch"というよりも、アルバム『Big Bam Boom』の評価高いですね。
いつもシングルを主に聴いている私としては、もっと勉強しなくっちゃなりませんです。
とりあえず『Big Bam Boom』、通しで聞いてみます。
そうですね、この曲の入り、最高ですね。
イントロ部分は別として、"Out of Touch"の本体はかなりソウルフルですので、そのところはジョンのボーカルがぴったりだったかも。ジョンのメインボーカルの曲はあんまりヒットしなかったですが、意外に良い曲が沢山ありました。