ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

シンデレラ Cinderella - Don't Know What You Got (Till It's Gone)(1988年の洋楽 Part45)

2024-11-21 20:00:00 | '88年洋楽
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart45は、Cinderellaの"Don't Know What You Got (Till It's Gone)"。最高位は11月19日付の1週間の第12位。年間チャートは圏外でした。

この1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズ、Vixen ⇒Cinderellaと、80年代にデビューした新しいメタルバンドが続いての掲載となりました。なかなか良い流れです。

そのCinderella、アメリカフィラデルフィアで結成されたヘビーメタルバンド、デビューは1983年、ボン・ジョヴィ の後押しもあり、1986年、ファーストアルバム『Night Songs』をリリースします。

そのファーストアルバム、まずはアルバムから火が付き、さらに、シングルも、セカンドシングルのパワーバラード"Nobody's Fool"が初のTop40ヒット、最高位13位を記録するヒットシングルとなりました。こちらをご覧ください→→→

このファーストアルバムからは、シングルのTop40ヒットは"Nobody's Fool"1曲だけでしたが、アルバムは特大のヒットとなり、最高位は3位を記録、年間チャートも8位の大ヒットアルバムとなりました。このファーストアルバムからのシングルは、PVが3部作となっていて話題となりました。最後にシングルカットされた"Somebody Save Me" のPVには、なんとJon Bon Jovi とRichie Sambora が出てくるのですよね。音時さんのブログをご覧ください→→→

続くセカンドアルバムが1988年にリリースされた『Long Cold Winter』。このアルバムからのシングルがこの曲"Don't Know What You Got (Till It's Gone)"。曲の作者は、バンドの中心メンバー、リードボーカル・ギターのTom Keifer です。

この曲、「これぞパワーバラード」という曲。トム・キーファー の迫力あるボーカルは、まさにヘビメタ・パワーバラードにはぴったり、ちょっとだけですが、"Nobody's Fool"を超える、バンドの最大のヒット曲になりました。

シングル"Don't Know What You Got (Till It's Gone)"のヒットにより、アルバムは、シングルを上回る大ヒット、最高位こそ10位ですが、年間チャートには、1988年の54位、89年の27位と、2年連続年間チャートインする大ヒットアルバムとなりました。

このアルバムですが、ドラムスが、アルバムのクレジットにはメンバーのFred Couryと記載されていますが、実際には、元ジェフ・ベックグループ、元レインボーのCozy Powell が担当しているようです。
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年11月19日付 カイリー・ミノーグ Kylie Minogue - The Loco-Motion

2024-11-17 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年11月19日付、4位から上がって1位はBon Joviの"Bad Medicine"。Bon Joviですが、アメリカニュージャージー州で結成された日本でも大人気ハードロックバンド。1984年にファーストシングルの"Runaway"が最高位39位と初のTop40ヒット。86年には、"You Give Love A Bad Name "、"Livin' on A Prayer"が、ハードロックでは異例の2曲連続のNo.1を記録、この曲で5曲目のTop40ヒット、3曲目のTop5ヒットで、その3曲ともNo.1となりました。

2位は1週のみの1位からダウン、The Escape Clubの"Wild, Wild West"。The Escape Clubですが、イギリスロンドンで結成されたポップ・ロックグループ。デビューは1983年、初めてのシングル"Wild, Wild West"がついにNo.1獲得です。

3位は前週と変わらず2週目の3位、Kylie Minogueの"The Loco-Motion"。Kylie Minogueですが、オーストラリア出身のシンガー・ソングライター。アメリカでの初めてのヒットが1987年最高位28位の"I Should Be So Lucky"。この曲が2曲目のTop40ヒットで、3位まで上がってきました。

4位は6位からアップ、U2の"Desire"。U2ですが、アイルランド出身。デビューは1980年、アメリカでは、84年、"(Pride) In The Name Of Love"が最高位33位、87年になって、突如"With or Without You"がチャートを上昇、3週間の1位を記録、次のシングル"I Still Haven't Found What I'm Looking For"も2曲連続のNo.1ヒット、この曲が5曲目のTop40ヒットで、2曲のNo1ヒットを含め、3曲目のTop5ヒットとなりました。 

5位は2位からダウン、1週間の1位を記録、The Beach Boysの"Kokomo"。映画『カクテル』の主題歌。The Beach Boysですが、60年代から活躍するアメリカカリフォルニアで結成されたロックバンド。60年代初めからTop40ヒットを連発、60年代に、"I Get Around"など、3曲のNo.1ヒットを持っています。70年代以降では、Top40ヒットはこの曲で8曲目、Top10ヒットは1976年最高位5位の"Rock and Roll Music" 以来12年ぶり、66年の"Good Vibrations" 以来22年ぶりのNo.1ヒットとなりました。

この週2週目の3位はKylie Minogueの"The Loco-Motion"。最高位はこの2週間の3位。年間チャートは年度の途中ながら49位。Hot100には27週間滞在するロングヒットでした。

Kylie Minogueですが、オーストラリア出身のシンガー・ソングライター。元々は子役として女優で活躍、そこから歌手としてデビューしたのが1987年のこと。デビューからすぐに母国オーストラリアでは大人気になります。

アメリカでの初ヒットは、1988年の"I Should Be So Lucky"、最高位28位を記録します。この曲は、オーストラリアやイギリス、ヨーロッパ各国、日本でも大ヒット、日本ではなんとオリコンチャートで12週間連続の1位という特大のヒットとなりました。世界的な人気歌手となります。こちらをご覧ください→→→

続くシングルがこの曲"The Loco-Motion"。この曲はご存じの方が多いと思います、オリジナルは1962年にリリースされたLittle Evaバージョン。全米No.1を記録し、年間チャートでも第7位の特大のヒットとなりました。曲の作者はGerry GoffinとCarole King。そう、Carole Kingが作った曲なのですよね。

この名曲"The Loco-Motion"は、Kylie Minogueの前にも、作者のCarole Kingをはじめ様々なミュージシャンがカバーしていますが、有名なのはもちろんGrand Funk Railroadバージョン。1974年にNo.1を記録、こちらも年間チャート第4位の特大のヒットでした。

そして1988年、Kylie Minogueバージョンもヒットし、60年代、70年代、80年代の各世代でTop3ヒットとなる、3世代にわたっての大ヒットとなりました。

そのKylie Minogueバージョンですが、元々は、"Locomotion"のタイトルで、1987年、彼女のデビューシングルとして発表され、母国オーストラリアではNo.1を記録、特大のヒットを記録した曲でした。

その"Locomotion" を、当時のアメリカの大人気プロデューサー、Stock Aitken Waterman(SAW)のプロデュースで再録音、アルバム『Kylie』に収録され、タイトルも"The Loco-Motion"の新たな曲としてアメリカで発売され、大ヒットにつながりました。

このKylie Minogueバージョン、Grand Funk Railroadのロックバージョンとは違い、オリジナルのLittle Evaバージョンに近いダンスバージョン。もちろん、SAWのプロデュースにより洗練されたダンスミュージックです。

こちらがオリジナルの1962年Little Evaバージョンです。

そしてこちらが私が大好きなGrand Funk Railroadバージョン。1974年5月に2週間の1位を記録しています。

今週    先週    song    /    artist
1 4 BAD MEDICINE / BON JOVI
2 1 WILD, WILD WEST / THE ESCAPE CLUB
3 3 THE LOCO-MOTION / KYLIE MINOGUE
4 6 DESIRE / U2
5 2 KOKOMO(FROM THE"COCKTAIL"SOUNDTRACK) / THE BEACH BOYS
6 8 BABY, I LOVE YOUR WAY/FREEBIRD MEDLEY / WILL TO POWER
7 9 KISSING A FOOL / GEORGE MICHAEL
8 11 HOW CAN I FALL? / BREATHE
9 12 LOOK AWAY / CHICAGO
10 5 ONE MOMENT IN TIME / WHITNEY HOUSTON
11 15 I DON'T WANT YOUR LOVE / DURAN DURAN
12 14 DON'T KNOW WHAT YOU GOT(TILL IT'S GONE) / CINDERELLA
13 16 GIVING YOU THE BEST THAT I GOT / ANITA BAKER
14 13 ANOTHER LOVER / GIANT STEPS
15 17 WAITING FOR A STAR TO FALL / BOY MEETS GIRL
16 7 GROOVY KIND OF LOVE / PHIL COLLINS
17 21 WALK ON WATER / EDDIE MONEY
18 24 WELCOME TO THE JUNGLE / GUNS N' ROSES
19 22 THE PROMISE / WHEN IN ROME
20 19 A WORD IN SPANISH / ELTON JOHN
21 10 NEVER TEAR US APART / INXS
22 33 MY PREROGATIVE / BOBBY BROWN
23 32 EVERY ROSE HAS ITS THORN / POISON
24 26 DOMINO DANCING / PET SHOP BOYS
25 29 FINISH WHAT YA STARTED / VAN HALEN
26 27 EDGE OF A BROKEN HEART / VIXEN
27 31 SMALL WORLD / HUEY LEWIS & THE NEWS
28 18 WHAT'S ON YOUR MIND(PURE ENERGY) / INFORMATION SOCIETY
29 35 SPY IN THE HOUSE OF LOVE / WAS(NOT WAS)
30 20 RED RED WINE / UB40
31 36 IN YOUR ROOM / BANGLES
32 38 TILL I LOVED YOU / BARBRA STREISAND & DON JOHNSON
33 23 DON'T YOU KNOW WHAT THE NIGHT CAN DO? / STEVE WINWOOD
34 39 EARLY IN THE MORNING / ROBERT PALMER
35 40 NOT JUST ANOTHER GIRL / IVAN NEVILLE
36 30 DON'T BE CRUEL / BOBBY BROWN
37 25 CHAINS OF LOVE / ERASURE
38 43 I REMEMBER HOLDING YOU / BOYS CLUB
39 49 SILHOUETTE / KENNY G
40 42 SYMPTOMS OF TRUE LOVE / TRACIE SPENCER
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ヴィクセン Vixen - Edge Of A Broken Heart(1988年の洋楽 Part44)

2024-11-14 20:00:00 | '88年洋楽
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart44は、Vixenの"Edge Of A Broken Heart"。最高位は11月19日付の1週間の26位。年間チャートは圏外でした。

Vixenですが、ミネソタ州で結成されたガールズメタルバンド。結成は1980年ですが、この88年になって、初のアルバム『Vixen』をリリース、そのデビューアルバムからのファーストシングルがこの曲"Edge Of A Broken Heart"で、初のTop40ヒットとなりました。

ところで、「Vixen」の意味ですが、「雌の狐」または「意地悪女」のこと、そこからスラングでは、セクシーな美人、ナイスバディーな美女のことだそうです。日本ではというと「Vixen」といえば、天体望遠鏡のメーカーの名前です。私のメインの望遠鏡もこのメーカーの製品です。

"Edge Of A Broken Heart"の作者はRichard MarxとFee Waybillの共作。Richard Marxはこの曲のキーボードも担当しています。もう一人のFee Waybillですが、アメリカンロックバンドThe Tubesのリードボーカリスト。83年のTop10ヒット"She's a Beauty"が有名ですね。"She's a Beauty"はこちらをご覧ください→→→

"Edge Of A Broken Heart"ですが、ガールズメタルバンドといいながらも、この曲はポップなロック、ヒット性の高い良い曲だったです。大ヒット曲になっても良かったと思いますが、最高位は26位、いまいちのヒットで残念でした。
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年11月12日付 エスケイプ・クラブ The Escape Club - Wild Wild West

2024-11-10 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年11月12日付、2位から上がって1位はThe Escape Clubの"Wild, Wild West"。The Escape Clubですが、イギリスロンドンで結成されたポップ・ロックグループ。デビューは1983年、初めてのシングル"Wild, Wild West"がついにNo.1獲得です。

2位は1週間の1位からダウン、The Beach Boysの"Kokomo"。映画『カクテル』の主題歌。The Beach Boysですが、60年代から活躍するアメリカカリフォルニアで結成されたロックバンド。60年代初めからTop40ヒットを連発、60年代に、"I Get Around"など、3曲のNo.1ヒットを持っています。70年代以降では、Top40ヒットはこの曲で8曲目、Top10ヒットは1976年最高位5位の"Rock and Roll Music" 以来12年ぶり、66年の"Good Vibrations" 以来22年ぶりのNo.1ヒットとなりました。

3位は4位からアップ、Kylie Minogueの"The Loco-Motion"。Kylie Minogueですが、オーストラリア出身のシンガー・ソングライター。アメリカでの初めてのヒットが1987年最高位28位の"I Should Be So Lucky"。この曲が2曲目のTop40ヒットで、3位まで上がってきました。

4位は5位からアップ、Bon Joviの"Bad Medicine"。Bon Joviですが、アメリカニュージャージー州で結成された日本でも大人気ハードロックバンド。1984年にファーストシングルの"Runaway"が最高位39位と初のTop40ヒット。86年には、"You Give Love A Bad Name "、"Livin' on A Prayer"が、ハードロックでは異例の2曲連続のNo.1を記録、この曲で5曲目のTop40ヒット、2曲のNo.1を含め3曲目のTop5ヒットです。

5位は6位からアップ、Whitney Houstonの"One Moment In Time"。Whitney Houstonですが、アメリカが生んだ最高の歌姫。初のシングルヒット"You Give Good Love"が最高位3位を記録、その後は、"Saving All My Love for You"を皮切りに、88年4月のNo.1ヒット"Where Do Broken Hearts Go" まで、7曲連続のNo.1を記録、この曲で10曲目のTop40ヒットで、そのすべてがTop10入り、9曲目のTop5ヒットとなりました。

この週初のNo.1を記録したのがThe Escape Clubの"Wild, Wild West"。1位はこの1週間、年間チャートは18位。年度の途中でしたが、Hot100には27週間滞在するロングヒットで年間Top20入り、デビューシングルが大ヒットになりました。

The Escape Clubですが、イギリスロンドンで結成されたポップ・ロックバンド。結成は1983年。1988年の夏に、ファーストアルバム『Wild, Wild West』、シングルのこの曲"Wild, Wild West"をリリースして、大ヒットにつながりました。

"Wild, Wild West"の曲の作者はThe Escape Clubのメンバー全員。イギリス出身のバンドではありますが、曲はどこから聞いてもアメリカンロックですね。

この曲、このバンドがまさか1位になるとは、ビックリです。何となく、20位台止まりで下がってしまうのでは、と思っていましたが、ちょうど時代に合っていたのでしょうか。MVにも特徴がありますので、そこもヒットにつながったのかもしれません。

イギリス出身のバンドですが、この曲は、本国イギリスで発売されたのにもかかわらず、全くヒットせず、母国でヒットチャートに入らなかったのに全米1位になる、初めてのヒット曲、だとのことです。MVが、イギリスで放映禁止になったのも影響していたのかもしれません。

そのMVですが、手と足だけの奇妙な動きが特徴のMVで、これが放映禁止?と疑問符が付きますが、刺激的なMVであったことはそのとおりでした。いずれにしても、こんなバンドもいたなぁ、とのヒット曲でした。もう1曲Top40ヒットがありましたが、数年後には解散してしまったようです(再結成して今でも活動はしているようです)

今週    先週    song    /    artist
1 2 WILD, WILD WEST / THE ESCAPE CLUB
2 1 KOKOMO(FROM THE"COCKTAIL"SOUNDTRACK) / THE BEACH BOYS
3 4 THE LOCO-MOTION / KYLIE MINOGUE
4 5 BAD MEDICINE / BON JOVI
5 6 ONE MOMENT IN TIME / WHITNEY HOUSTON
6 8 DESIRE / U2
7 3 GROOVY KIND OF LOVE / PHIL COLLINS
8 13 BABY, I LOVE YOUR WAY/FREEBIRD MEDLEY / WILL TO POWER
9 15 KISSING A FOOL / GEORGE MICHAEL
10 7 NEVER TEAR US APART / INXS
11 12 HOW CAN I FALL? / BREATHE
12 17 LOOK AWAY / CHICAGO
13 16 ANOTHER LOVER / GIANT STEPS
14 18 DON'T KNOW WHAT YOU GOT(TILL IT'S GONE) / CINDERELLA
15 20 I DON'T WANT YOUR LOVE / DURAN DURAN
16 22 GIVING YOU THE BEST THAT I GOT / ANITA BAKER
17 23 WAITING FOR A STAR TO FALL / BOY MEETS GIRL
18 10 WHAT'S ON YOUR MIND(PURE ENERGY) / INFORMATION SOCIETY
19 24 A WORD IN SPANISH / ELTON JOHN
20 9 RED RED WINE / UB40
21 26 WALK ON WATER / EDDIE MONEY
22 27 THE PROMISE / WHEN IN ROME
23 11 DON'T YOU KNOW WHAT THE NIGHT CAN DO? / STEVE WINWOOD
24 33 WELCOME TO THE JUNGLE / GUNS N' ROSES
25 14 CHAINS OF LOVE / ERASURE
26 32 DOMINO DANCING / PET SHOP BOYS
27 30 EDGE OF A BROKEN HEART / VIXEN
28 21 LOVE BITES / DEF LEPPARD
29 35 FINISH WHAT YA STARTED / VAN HALEN
30 19 DON'T BE CRUEL / BOBBY BROWN
31 37 SMALL WORLD / HUEY LEWIS & THE NEWS
32 42 EVERY ROSE HAS ITS THORN / POISON
33 45 MY PREROGATIVE / BOBBY BROWN
34 25 FOREVER YOUNG / ROD STEWART
35 40 SPY IN THE HOUSE OF LOVE / WAS(NOT WAS)
36 41 IN YOUR ROOM / BANGLES
37 31 DOWNTOWN LIFE / DARYL HALL & JOHN OATES
38 43 TILL I LOVED YOU / BARBRA STREISAND & DON JOHNSON
39 48 EARLY IN THE MORNING / ROBERT PALMER
40 47 NOT JUST ANOTHER GIRL / IVAN NEVILLE
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ホイットニー・ヒューストン Whitney Houston - One Moment In Time(1988年の洋楽 Part43)

2024-11-07 20:00:00 | '88年洋楽
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart43は、Whitney Houstonの"One Moment In Time"。最高位は11月12日付の1週間の第5位。年間チャートは第89位でした。

Whitney Houstonのことは私のブログには何度も登場済み、皆さんご存じですが、アメリカが生んだ最高の歌姫。初のシングルヒット"You Give Good Love"が最高位3位を記録、その後は、"Saving All My Love for You"を皮切りに、この88年4月のNo.1ヒット"Where Do Broken Hearts Go" まで、7曲連続のNo.1を記録、この曲で10曲目のTop40ヒットで、そのすべてがTop10入り、9曲目のTop5ヒットとなりました。"Where Do Broken Hearts Go"についてはこちらをご覧ください→→→

"One Moment In Time"ですが、1988年夏のソウルオリンピック、アメリカのオリンピック中継番組のテーマ曲として作られた曲、Whitney Houstonのアルバムではなく、『1988 Summer Olympics Album: One Moment in Time』の中の1曲として発表されました。

曲の作者は Albert Hammondとアメリカの作詞家John Bettisの共作。John Bettisは有名作詞家で、カーペンターズの"Yesterday Once More"、Madonna の"Crazy for You"、Pointer Sistersの"Slow Hand"などなど、数々のヒット曲を作った方、プロデューサーはNarada Michael Walden。

Albert Hammondは、元々は「カリフォルニアの青い空」のヒットで有名ですが、70年代後半からはソングライターとして大活躍、Starshipの"Nothing's Gonna Stop Us Now"は、彼の作曲と、Narada Michael WaldenプロデュースのNo.1ヒットです。

この曲、Albert Hammond、John BettisとNarada Michael Waldenの3人が作った壮大なバラード曲、そしてWhitney Houston、その曲を見事に歌い上げ、まさにオリンピックにぴったりの感動的な曲になりました。

この曲、オリンピックのテーマ曲といえばこの曲を思い出す、歌い継がれる曲。オリンピックという短期間のイベントのテーマですので、特大のヒットにまでは至りませんでしたが、ヨーロッパなど世界中で大ヒット、オリンピック以外にも、様々な場面で歌われる名曲です。
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