ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード Billboard All American Top40 1989年3月11日付 ガンズ・アンド・ローゼズ Guns N' Roses - Paradise City

2025-03-09 20:00:00 | 1989年ビルボードTop40
1989年ビルボード Billboard All American Top40、1989年3月11日付、2週目の1位はDebbie Gibsonの"Lost In Your Eyes"。Debbie Gibsonですが、アメリカの女性ボーカル、シンガーソングライター。デビューシングルの"Only in My Dreams"がいきなり最高位4位を記録、続いて出すシングルが大ヒットを続け、4枚目のシングル"Foolish Beat" が初のNo.1、この曲で、6曲目のTop40ヒットで、5曲目のTop5ヒット、2曲目のNo.1となりました。

2位は4位からアップ、Mike + The Mechanicsの"The Living Years"。Mike + The Mechanicsですが、「Mike」とは、Genesis のオリジナルメンバーで、ベース&ギターを担当しているMike Rutherfordのこと、そのMike Rutherfordが主催するソロプロジェクト、初ヒットの"Silent Running"が6位を記録、この曲が4曲目のTop40ヒットで、2曲目のTop5ヒット、初のTop3入りです。

3位は5位からアップ、New Kids On The Blockの"You Got It (The Right Stuff)"。New Kids On The Blockですが、アメリカ合衆国マサチューセッツ州出身のいずれも10代の5人組ボーイズ・バンド。初のヒット"Please Don't Go Girl"が最高位10位を記録、この曲が2曲目のTop40ヒットで、初のTop3ヒットです。

4位は8位からアップ、Bobby Brownの"Roni"。Bobby Brownですが、アメリカ・マサチューセッツ州出身のポップ、R&B歌手。1983年ニュー・エディションの一員としてデビュー、1986年にグループを脱退してソロ歌手に、初のシングルヒット"Don't Be Cruel" が最高位8位、"My Prerogative"がNo.1、この曲が3曲目のTop40ヒットで、2曲目のTop5ヒットです。

5位は10位からアップ、Guns N' Rosesの"Paradise City"。Guns N' Rosesですが、アメリカのハードロック、ヘビーメタルバンド、デビューアルバム『Appetite for Destruction』から、初のTop40ヒット"Sweet Child O' Mine"がいきなりのNo.1、この曲が3曲目のTopp40ヒットで、2曲目のTop5ヒットです。

この週5位はGuns N' Rosesの"Paradise City"。最高位は3月11日と18日付の2週間の第5位。年間チャートは86位。Guns N' Roses、初のシングルヒット"Sweet Child O' Mine"がいきなりのNo.1、年間5位の特大のヒット、続く"Welcome to the Jungle" も最高位7位、年間74位。そしてこの曲が3曲続けてのTop10以内、年間100位以内に入るヒットととなりました。

Guns N' Rosesですが、アメリカロサンジェルスで結成されたヘヴィメタルバンド。ボーカルのアクセル・ローズ、ギターのスラッシュが中心となってバンドを結成、バンド名Guns N' Rosesの「Guns」のトレイシー・ガンズは、結成直後にバンドを脱退、ファーストアルバムには参加していません。

1987年にファーストアルバム『Appetite for Destruction』をリリース、徐々にアルバムが評判になり、セカンドシングルとしてリリースされた"Sweet Child O' Mine"がチャートを急上昇、ヘビメタバンドでは異例のシングルチャートNo.1を記録します。こちらをご覧ください→→→

続いて、元々はイギリスでの初めてのヒット"Welcome to the Jungle" がチャートを上昇、最高位7位を記録、続く3曲目のヒットシングルがこの曲"Paradise City" で、3曲連続のTop10内に入るヒットとなりました。

"Paradise City"の曲の作者はSlash、Axl Rose、Izzy Stradlin、Duff McKagan、Steven Adlerのメンバー5人。この曲も含め、Guns N' Rosesの曲は、アクセル・ローズのハイトーンボーカル、スラッシュのハードなギターで、この頃大人気のヘビメタバンドVan Halen、Bon Jovi、Def Leppardの中でも、最もヘビィな曲でしたが、ヘビィな中にもメロディアスなところがある、そこがシングルでも大ヒットするところなのでしょう。

今週    先週    song    /    artist
1 1 LOST IN YOUR EYES / DEBBIE GIBSON
2 4 THE LIVING YEARS / MIKE + THE MECHANICS
3 5 YOU GOT IT (THE RIGHT STUFF) / NEW KIDS ON THE BLOCK
4 8 RONI / BOBBY BROWN
5 10 PARADISE CITY / GUNS N' ROSES
6 9 SURRENDER TO ME(FROM "TEQUILA SUNRISE") / ANN WILSON & ROBIN ZANDER
7 12 GIRL YOU KNOW IT'S TRUE / MILLI VANILLI
8 2 THE LOVER IN ME / SHEENA EASTON
9 13 MY HEART CAN'T TELL YOU NO / ROD STEWART
10 3 STRAIGHT UP / PAULA ABDUL
11 17 ETERNAL FLAME / BANGLES
12 16 DON'T TELL ME LIES / BREATHE
13 25 THE LOOK / ROXETTE
14 7 WHAT I AM / EDIE BRICKELL & NEW BOHEMIANS
15 18 I BEG YOUR PARDON / KON KAN
16 21 YOU'RE NOT ALONE / CHICAGO
17 6 WILD THING / TONE LOC
18 20 DREAMIN' / VANESSA WILLIAMS
19 26 WALK THE DINOSAUR / WAS (NOT WAS)
20 23 JUST BECAUSE / ANITA BAKER
21 30 SHE DRIVES ME CRAZY / FINE YOUNG CANNIBALS
22 28 STAND / R.E.M.
23 11 SHE WANTS TO DANCE WITH ME / RICK ASTLEY
24 14 A LITTLE RESPECT / ERASURE
25 29 YOU GOT IT / ROY ORBISON
26 27 THE LOVE IN YOUR EYES / EDDIE MONEY
27 32 SUPERWOMAN / KARYN WHITE
28 31 MORE THAN YOU KNOW / MARTIKA
29 35 CRYIN' / VIXEN
30 15 BORN TO BE MY BABY / BON JOVI
31 37 YOUR MAMA DON'T DANCE / POISON
32 24 WHEN I'M WITH YOU / SHERIFF
33 19 DIAL MY HEART / THE BOYS
34 22 WALKING AWAY / INFORMATION SOCIETY
35 40 SHE WON'T TALK TO ME / LUTHER VANDROSS
36 41 FEELS SO GOOD / VAN HALEN
37 50 HEAVEN HELP ME / DEON ESTUS
38 44 SECOND CHANCE / 38 SPECIAL
39 45 ORINOCO FLOW (SAIL AWAY) / ENYA
40 48 ROOM TO MOVE / ANIMOTION
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アン・ウィルソン & ロビン・ザンダー Ann Wilson and Robin Zander - Surrender to Me(1989年の洋楽 Part8)

2025-03-06 20:00:00 | '89年洋楽
1989年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart8は、Ann Wilson and Robin Zanderの"Surrender To Me (From"Tequila Sunrise")"。最高位は3月11日付の第6位。年間チャートは98位。映画『Tequila Sunrise』サウンドトラックからのヒットです。

まずは映画『Tequila Sunrise』ですが、メル・ギブソン主演の恋愛・犯罪ミステリィ映画。主演はメル・ギブソン。1987年の映画『リーサル・ウェポン』で人気の絶頂にあった俳優が主演し、『Tequila Sunrise』も大ヒットしました。ちなみに、Tequila Sunriseとは、Tequilaベースのカクテルの名前ですね。

映画のヒットとともに、主題歌のこの曲"Surrender To Me"も最高位6位を記録するヒット曲となりました。曲の作者はソングライターのRoss Vannelliと、Richard Marxの共作。Richard Marxですが、彼自身のヒット曲はもちろん、私のブログでも、Vixenの"Edge of a Broken Heart" の作者として登場しています、ソングライターとして良い曲作りますよね。そしてRoss Vannelliですが、なんと1978年に第4位を記録した "I Just Wanna Stop”のヒットで有名なGino Vannelliの弟さんだとのことです。

歌っているのはハートのAnn Wilson と、チープ・トリックのRobin Zander、驚きのデュエットでのパワーバラードです。改めて、この二人、声量もあり、歌うまいです。パワーバラードのお手本のような曲でした。

Ann Wilsonは、映画「Footloose」のサウンドトラックで、LoverboyのMike Renoとのデュエット"Almost Paradise"が最高位7位のヒットを記録しています。それ以来のソロでのTop40ヒットです。こちらをご覧ください→→→

Robin Zanderですが、ソロでのTop40ヒットはこの曲が初めて、ただ、ソロでは、映画『オーバー・ザ・トップ』サウンドトラック収録曲"In This Country"があります。シングルにはならなかったようですが、なかなかカッコ良い曲でした。

こちらが映画『Over the Top』収録、Robin Zander の"In This Country"です。 
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ビルボード Billboard All American Top40 1989年3月4日付 シーナ・イーストン Sheena Easton - The Lover In Me

2025-03-02 20:00:00 | 1989年ビルボードTop40
1989年ビルボード Billboard All American Top40、1989年3月4日付、2位からアップして1位はDebbie Gibsonの"Lost In Your Eyes"。Hot100には7週目にしてのNo.1です。Debbie Gibsonですが、アメリカの女性ボーカル、シンガーソングライター。デビューシングルの"Only in My Dreams"がいきなり最高位4位を記録、続いて出すシングルが大ヒットを続け、4枚目のシングル"Foolish Beat" が初のNo.1、この曲で、6曲目のTop40ヒットで、5曲目のTop5ヒット、2曲目のNo.1となりました。

2位は4位からアップ、Sheena Eastonの"The Lover In Me"。Sheena Eastonですが、イギリススコットランド出身の女性ボーカリスト。初のヒット曲"9 to 5 (Morning Train)"がいきなりのNo.1、この曲で11曲目のTop40ヒット、3曲目のTop5ヒット、2曲目のTop3ヒットとなりました。

3位は3週間の1位からダウン、Paula Abdulの"Straight Up"。ポーラ・アブドゥルですが、アメリカカリフォルニア州出身のシンガー、ダンサー、振付師。元々、NBAのチアリーダーから振付師として活躍、歌手としての初めてのヒットシングルが、3週間のNo.1、大ヒットとなりました。

4位は9位からジャンプアップ、Mike + The Mechanicsの"The Living Years"。Mike + The Mechanicsですが、「Mike」とは、Genesis のオリジナルメンバーで、ベース&ギターを担当しているMike Rutherfordのこと、そのMike Rutherfordが主催するソロプロジェクト、初ヒットの"Silent Running"が6位を記録、この曲が4曲目のTop40ヒットで、2曲目のTop5ヒットです。

5位は7位からアップ、New Kids On The Blockの"You Got It (The Right Stuff)"。New Kids On The Blockですが、アメリカ合衆国マサチューセッツ州出身のいずれも10代の5人組ボーイズ・バンド。初のヒット"Please Don't Go Girl"が最高位10位を記録、この曲が2曲目のTop40ヒットで、初のTop5ヒットです。

この週2位はSheena Eastonの"The Lover In Me"。最高位はこの1週間の2位。年間チャートは41位。久しぶりのTop40ヒットが大ヒットとなりました。

Sheena Eastonですが、イギリススコットランド出身の女性ボーカリスト。1981年、アメリカでのデビューシングル"Morning Train (Nine to Five)"がいきなりのNo.1を記録。日本でも大ヒット、もちろんみなさんご存じですよね。

その後も、80年代半ばまで、アップテンポのダンスヒットから、スローバラードまで大ヒットを連発します。バラードの"Almost Over You" は名曲でした。こちらをご覧ください→→→

そのSheena Eastonですが、1985年に最高位29位を記録した"Do It for Love"以来、約3年間、Top40から遠ざかっていました。アルバムも出していたようですが、ヒットしなかったようです。

1989年にリリースした彼女9枚目のスタジオアルバム『The Lover in Me』からのファーストシングルがこの曲"The Lover In Me"で、3年ぶりのTop40ヒット、No.1となった初の大ヒット"Morning Train (Nine to Five)"に次ぐ、最高位2位を記録しました。

"The Lover In Me"の曲の作者はKenneth Edmonds、Antonio Reid、Daryl Simmonsの共作、そう、"Babyface" と "L.A." Reid、そしてDaryl Simmonsの共作なんです。プロデュースも"Babyface" と "L.A." Reid。当時大人気のダンスヒットメーカーの作品で、もちろんダンスミュージックでの大ヒットでした。

今週    先週    song    /    artist
1 2 LOST IN YOUR EYES / DEBBIE GIBSON
2 4 THE LOVER IN ME / SHEENA EASTON
3 1 STRAIGHT UP / PAULA ABDUL
4 9 THE LIVING YEARS / MIKE + THE MECHANICS
5 7 YOU GOT IT (THE RIGHT STUFF) / NEW KIDS ON THE BLOCK
6 3 WILD THING / TONE LOC
7 8 WHAT I AM / EDIE BRICKELL & NEW BOHEMIANS
8 12 RONI / BOBBY BROWN
9 11 SURRENDER TO ME(FROM "TEQUILA SUNRISE") / ANN WILSON & ROBIN ZANDER
10 14 PARADISE CITY / GUNS N' ROSES
11 6 SHE WANTS TO DANCE WITH ME / RICK ASTLEY
12 17 GIRL YOU KNOW IT'S TRUE / MILLI VANILLI
13 18 MY HEART CAN'T TELL YOU NO / ROD STEWART
14 15 A LITTLE RESPECT / ERASURE
15 5 BORN TO BE MY BABY / BON JOVI
16 19 DON'T TELL ME LIES / BREATHE
17 26 ETERNAL FLAME / BANGLES
18 22 I BEG YOUR PARDON / KON KAN
19 13 DIAL MY HEART / THE BOYS
20 25 DREAMIN' / VANESSA WILLIAMS
21 24 YOU'RE NOT ALONE / CHICAGO
22 10 WALKING AWAY / INFORMATION SOCIETY
23 27 JUST BECAUSE / ANITA BAKER
24 16 WHEN I'M WITH YOU / SHERIFF
25 31 THE LOOK / ROXETTE
26 30 WALK THE DINOSAUR / WAS (NOT WAS)
27 29 THE LOVE IN YOUR EYES / EDDIE MONEY
28 32 STAND / R.E.M.
29 33 YOU GOT IT / ROY ORBISON
30 39 SHE DRIVES ME CRAZY / FINE YOUNG CANNIBALS
31 35 MORE THAN YOU KNOW / MARTIKA
32 37 SUPERWOMAN / KARYN WHITE
33 20 I WANNA HAVE SOME FUN / SAMANTHA FOX
34 23 WHEN THE CHILDREN CRY / WHITE LION
35 38 CRYIN' / VIXEN
36 40 THE LAST MILE / CINDERELLA
37 46 YOUR MAMA DON'T DANCE / POISON
38 21 ANGEL OF HARLEM / U2
39 34 ALL THIS TIME / TIFFANY
40 43 SHE WON'T TALK TO ME / LUTHER VANDROSS
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エディ・ブリケル&ニュー・ボヘミアンズ Edie Brickell & New Bohemians - What I Am(1989年の洋楽 Part7)

2025-02-27 20:00:00 | '89年洋楽
1989年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart7は、Edie Brickell & New Bohemiansの"What I Am"。最高位は3月4日付の第7位。年間チャートは84位でした。

Edie Brickell & New Bohemiansですが、突然チャートを上がってきたこのバンド、アメリカ・テキサス州出身のフォーク・ロックバンド。元々、80年代前半に、New Bohemiansとして活動を開始、アルバムを出すまでには至りませんでしたが、80年代中頃、ボーカルでソングライターのEdie Brickellがバンドに加入、Edie Brickell & New Bohemiansとして、1989年、ファーストアルバム『Shooting Rubberbands at the Stars(星に輪ゴムを)』をリリースします。

そのファーストアルバムからのシングル、デビューシングルになりますが、この曲"What I Am"。曲の作者はボーカルのEdie Brickellと、バンドメンバーのKenny Withrowの共作。

この89年は、女性ダンスボーカルと、メロディアスヘビメタの大ヒットが目白押しの時代、そんな中でのこの曲のヒット、地味な曲ながら目立ちましたね。70年代に回帰したようなこの曲が流れてくると、ほっとする、癒される曲でした。

アメリカンフォークソングというと、87年にスザンヌ・ヴェガの「ルカ」がヒットしましたが、この曲は、それよりも、79年のリッキー・リー・ジョーンズに近い曲にも感じました。アルバム『Shooting Rubberbands at the Stars』ですが、地味なアルバムだったですが、最高位4位のロングヒットとなり、年間チャートでも18位の大ヒットアルバムになりました。

Edie Brickell & New Bohemiansですが、次のアルバムは残念ながらヒットせず、シングルヒットはこの曲のみの一発屋で終わってしまいました。この曲のヒットの時にはまだ23歳だったボーカルのEdie Brickellですが、バンド活動停止後、なんとポール・サイモンと結婚、25歳年の差夫婦で、3人のお子さんも設けたそうです。
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ビルボード Billboard All American Top40 1989年2月25日付 ポーラ・アブドゥル Paula Abdul - Straight Up

2025-02-23 20:00:00 | 1989年ビルボードTop40
1989年ビルボード Billboard All American Top40、1989年2月25日付、これで3週目の1位の大ヒット、Paula Abdulの"Straight Up"。ポーラ・アブドゥルですが、アメリカカリフォルニア州出身のシンガー、ダンサー、振付師。元々、NBAのチアリーダーから振付師として活躍、歌手としての初めてのヒットシングルが、ついにNo.1獲得です。

2位は4位からアップ、Debbie Gibsonの"Lost In Your Eyes"。この時Hot100にはまだ6週目で2位まで急上昇です。Debbie Gibsonですが、アメリカの女性ボーカル、シンガーソングライター。デビューシングルの"Only in My Dreams"がいきなり最高位4位を記録、続いて出すシングルが大ヒットを続け、4枚目のシングル"Foolish Beat" が初のNo.1、この曲で、6曲目のTop40ヒットで、5曲目のTop5ヒット、3曲目のTop3ヒットです。

3位は1週間の2位からダウン、Tone Locの"Wild Thing"。Tone Locですが、アメリカロサンゼルス出身のラッパー。初のヒットシングルが、No.1こそ逃しましたが最高位2位を記録する大ヒットになりました。

4位は5位からアップ、Sheena Eastonの"The Lover In Me"。Sheena Eastonですが、イギリススコットランド出身の女性ボーカリスト。初のヒット曲"9 to 5 (Morning Train)"がいきなりのNo.1、この曲で11曲目のTop40ヒット、3曲目のTop5ヒットとなりました。

5位は1週間の3位からダウン、Bon Joviの"Born To Be My Baby"。Bon Joviですが、アメリカニュージャージー州で結成された日本でも大人気ハードロックバンド。1984年にファーストシングルの"Runaway"が最高位39位と初のTop40ヒット。86年には、"You Give Love A Bad Name "、"Livin' on A Prayer"が、2曲連続のNo.1、さらに、88年には"Bad Medicine"もNo.1と、3曲のNo.1ヒットを持つハードロックグループとしては異例のシングルヒットを連発する大人気バンド、この曲で6曲目のTop40ヒット、4曲目のTop3ヒットとなりました。

この週3週目の1位はPaula Abdulの"Straight Up"。1位はこの3週間、年間チャートは第4位。Hot100には25週間、Top40には16週間滞在するロングヒットで、初のヒットシングルが年間4位となる大ヒットとなりました。

Paula Abdulですが、アメリカ合衆国カリフォルニア州出身の、元チアリーダー、ダンサー、振付師。

元々NBAのチアリーダーをしていて、80年代に入ってからは、ザ・ジャクソンズの振付師となり、その後にはジャネット・ジャクソンの振り付けを担当し、注目されました。他にもZZトップやデュラン・デュランなどの数々のアーティストの振付師として、更に、映画のダンスシーンの振付を担当するなど、歌手として有名になる前から、振付師として大活躍していました。

その振付師としての活躍が目に留まり、1988年に歌手デビュー、ファーストアルバム『Forever Your Girl』をリリースしますが、ファーストシングル、セカンドシングルと、なかなかヒットには至りませんでした。

そのアルバムからの3枚目のシングルがこの曲"Straight Up"、ついに大ヒットとなりました。曲の作者はソングライターのElliot Wolff。Elliot Wolffは、70年代から音楽プロデューサーやソングライターとして活動していたようですが、この"Straight Up"が初の大ヒットです。

とにかくこの"Straight Up"、ミドルテンポのカッコいい曲でしたねー。この頃、多くの女性アーチストのダンスミュージックが大ヒットしていましたが、この曲は群を抜いてカッコいい曲でありました。もちろん、PVのダンスも見とれちゃいます。

このアルバム『Forever Your Girl』からは、結局4曲のNo.1ヒットが生まれ、それはデビューアルバムとしての記録となります。アルバムも、リリース後の64週目でNo.1を記録するロングヒットとなり、年間チャートでは89年の3位、90年の6位と、2年間10位以内に入る特大のヒットアルバムとなりました。

今週    先週    song    /    artist
1 1 STRAIGHT UP / PAULA ABDUL
2 4 LOST IN YOUR EYES / DEBBIE GIBSON
3 2 WILD THING / TONE LOC
4 5 THE LOVER IN ME / SHEENA EASTON
5 3 BORN TO BE MY BABY / BON JOVI
6 7 SHE WANTS TO DANCE WITH ME / RICK ASTLEY
7 10 YOU GOT IT (THE RIGHT STUFF) / NEW KIDS ON THE BLOCK
8 8 WHAT I AM / EDIE BRICKELL & NEW BOHEMIANS
9 16 THE LIVING YEARS / MIKE + THE MECHANICS
10 9 WALKING AWAY / INFORMATION SOCIETY
11 11 SURRENDER TO ME(FROM "TEQUILA SUNRISE") / ANN WILSON & ROBIN ZANDER
12 17 RONI / BOBBY BROWN
13 15 DIAL MY HEART / THE BOYS
14 19 PARADISE CITY / GUNS N' ROSES
15 18 A LITTLE RESPECT / ERASURE
16 6 WHEN I'M WITH YOU / SHERIFF
17 23 GIRL YOU KNOW IT'S TRUE / MILLI VANILLI
18 21 MY HEART CAN'T TELL YOU NO / ROD STEWART
19 24 DON'T TELL ME LIES / BREATHE
20 12 I WANNA HAVE SOME FUN / SAMANTHA FOX
21 14 ANGEL OF HARLEM / U2
22 26 I BEG YOUR PARDON / KON KAN
23 13 WHEN THE CHILDREN CRY / WHITE LION
24 28 YOU'RE NOT ALONE / CHICAGO
25 31 DREAMIN' / VANESSA WILLIAMS
26 34 ETERNAL FLAME / BANGLES
27 30 JUST BECAUSE / ANITA BAKER
28 22 ALL SHE WANTS IS / DURAN DURAN
29 32 THE LOVE IN YOUR EYES / EDDIE MONEY
30 36 WALK THE DINOSAUR / WAS (NOT WAS)
31 41 THE LOOK / ROXETTE
32 43 STAND / R.E.M.
33 40 YOU GOT IT / ROY ORBISON
34 20 ALL THIS TIME / TIFFANY
35 39 MORE THAN YOU KNOW / MARTIKA
36 25 THE WAY YOU LOVE ME / KARYN WHITE
37 48 SUPERWOMAN / KARYN WHITE
38 46 CRYIN' / VIXEN
39 49 SHE DRIVES ME CRAZY / FINE YOUNG CANNIBALS
40 44 THE LAST MILE / CINDERELLA
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