1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年9月24日付、4位から上がって初の1位はBobby McFerrinの"Don't Worry Be Happy"。Bobby McFerrinですが、アメリカ・ニューヨーク出身のジャズミュージシャン。久しぶりのジャズ系のミュージシャンの大ヒット、レギュラーチャートでは初のヒット曲がついにNo.1獲得です。
2位は2週間の1位からダウン、Guns N' Rosesの"Sweet Child O' Mine"。アメリカのハードロック、ヘビーメタルバンドGuns N' Roses、デビューアルバム『Appetite for Destruction』から、初のTop40ヒットがついにNo.1、これだけヘヴィなロックバンドとしては初といっていいNo.1ヒットとなりました。
3位は5位からアップ、Taylor Dayneの"I'll Always Love You"。Taylor Dayneですが、アメリカ・ニューヨーク出身のシンガー・ソングライター。デビュー曲"Tell It to My Heart"が最高位7位を記録、この曲でデビューから3曲連続でTop10入り、初のTop3ヒットとなりました。
4位は2週間の2位からダウン、Robert Palmerの"Simply Irresistible"。Guns N' Rosesに阻まれて2曲目の1位はなりませんでした。Robert Palmerですが、初のTop40ヒットが1978年の"Every Kinda People"。以来、ソロではこの曲で6曲目のTop40ヒット、The Power Stationの3曲を含めると、この曲で9曲目のTop40ヒット、No.1の"Addicted to Love"など、3曲目のTop3ヒットとなりました。
5位は9位からジャンプアップ、Def Leppardの"Love Bites"。Def Leppardですが、イギリス出身のハードロック・ヘヴィメタルグループ。70年代後半にデビューし、83年には"Photograph"が最高位12位を記録、この曲で6曲目のTop40ヒットで、3曲目のTop10ヒット、惜しくも1位を逃した最高位2位の"Pour Some Sugar On Me"に続き、2曲目のTop5ヒットになりました。
この週2位からダウンして4位はRobert Palmerの"Simply Irresistible"。最高位は9月10日、17日付の2週間の2位、年間チャートは23位。Guns N' Rosesに阻まれて、2曲目の1位はなりませんでしたが、"I Didn't Mean To Turn You On"に続き最高位2位を記録する大ヒットになりました。
Robert Palmerですが、イギリス出身のシンガー・ソングライター、ロック・R&Bシンガー。デビューは70年代中頃、ロックシンガーながら、ソウルフルなボーカルが注目され、ソロシンガーとしてデビュー、初のソロアルバムを74年にリリースしますが、この時には、大ヒットまでには至りませんでした。
初のヒットは1978年、彼の4枚目のアルバムからのシングル"Every Kinda People"が最高位16位を記録、この"Every Kinda People"ですが、ロックというよりもレゲエ、といっていい曲でした。この個性的な曲がTop40に上がってきたときには、大変驚きました。
80年代になると、しばらくシングルヒットがなく忘れていた頃、1985年になって、突如、Duran DuranのAndy Taylor、元ChicのTony ThompsonなどとThe Power Stationを結成、"Some Like It Hot"が最高位6位、"Get It On" が最高位9位など、3曲のTop40ヒットを出して復活します。
The Power Stationの活動はアルバム1枚で終わり、ソロ活動に復帰、同じ年の1985年、8枚目のソロアルバムとなる『Riptide』をリリース、このアルバムからは、ファーストシングルはTop40にも入らなかったものの、2枚目のシングル"Addicted to Love"が突然1位となる大ヒットシングルとなりました。
続く3枚目のシングルは最高33位と空振りでしたが、4枚目が再びの大ヒット、"I Didn't Mean To Turn You On"が、最高位2位を記録する大ヒットとなりました。 こちらをご覧ください→→→
この曲"Simply Irresistible"ですが、続くソロ9枚目のアルバム『Heavy Nova』からのファーストシングルカット曲で、最高位2位を記録する大ヒットでした。Robert Palmerのヒット曲ですが、The Power Stationの曲を含めても、この曲で9曲目、ヒット曲の数は少ないものの、9曲中5曲がTop10入り、1位1曲、2位2曲と、大ヒットが多いのが驚きです。
"Simply Irresistible"の曲の作者はRobert Palmer自身。ロバート・パーマー、相変わらずのソウルフルなボーカルですが、曲はこれまでの曲以上にロックな曲でした。この曲は、私としては、彼の曲の中ではこれまでで一番です。
そしてこの曲のPV、"Addicted to Love"、"I Didn't Mean To Turn You On"で登場したお姉さま方が、この曲でも登場です。濃いメイクで、黒髪のオールバック、マネキンのような無表情でのダンスは健在、というより、パワーアップしていますね。
今週 先週 song / artist
1 4 DON'T WORRY BE HAPPY / BOBBY MCFERRIN
2 1 SWEET CHILD O' MINE / GUNS N' ROSES
3 5 I'LL ALWAYS LOVE YOU / TAYLOR DAYNE
4 2 SIMPLY IRRESISTIBLE / ROBERT PALMER
5 9 LOVE BITES / DEF LEPPARD
6 3 PERFECT WORLD / HUEY LEWIS & THE NEWS
7 11 ONE GOOD WOMAN / PETER CETERA
8 7 IF IT ISN'T LOVE / NEW EDITION
9 8 NOBODY'S FOOL(THEME FROM "CADDYSHACKⅡ) / KENNY LOGGINS
10 15 DON'T BE CRUEL / CHEAP TRICK
11 10 IT WOULD TAKE A STRONG STRONG MAN / RICK ASTLEY
12 14 I HATE MYSELF FOR LOVING YOU / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
13 19 RED RED WINE / UB40
14 18 PLEASE DON'T GO GIRL / NEW KIDS ON THE BLOCK
15 17 A NIGHTMARE ON MY STREET / D.J. JAZZY JEFF & THE FRESH PRINCE
16 6 WHEN IT'S LOVE / VAN HALEN
17 22 WHAT'S ON YOUR MIND / INFORMATION SOCIETY
18 21 FALLEN ANGEL / POISON
19 20 DON'T BE CRUEL / BOBBY BROWN
20 27 DON'T YOU KNOW WHAT THE NIGHT CAN DO? / STEVE WINWOOD
21 31 GROOVY KIND OF LOVE / PHIL COLLINS
22 26 STAYING TOGETHER / DEBBIE GIBSON
23 28 TRUE LOVE / GLENN FREY
24 30 FOREVER YOUNG / ROD STEWART
25 13 MONKEY / GEORGE MICHAEL
26 29 WHAT YOU SEE IS WHAT YOU GET / BRENDA K. STARR
27 32 CHAINS OF LOVE / ERASURE
28 33 NEVER TEAR US APART / INXS
29 16 FAST CAR / TRACY CHAPMAN
30 12 ANOTHER PART OF ME / MICHAEL JACKSON
31 36 WILD, WILD WEST / THE ESCAPE CLUB
32 40 THE LOCO-MOTION / KYLIE MINOGUE
33 23 I DON'T WANNA LIVE WITHOUT YOUR LOVE / CHICAGO
34 24 I DON'T WANNA GO ON WITH YOU LIKE THAT / ELTON JOHN
35 43 ONE MOMENT IN TIME / WHITNEY HOUSTON
36 25 HERE WITH ME / REO SPEEDWAGON
37 46 SUPERSTITIOUS / EUROPE
38 35 HANDS TO HEAVEN / BREATHE
39 44 TIME AND TIDE / BASIA
40 58 KOKOMO / BEACH BOYS
1 4 DON'T WORRY BE HAPPY / BOBBY MCFERRIN
2 1 SWEET CHILD O' MINE / GUNS N' ROSES
3 5 I'LL ALWAYS LOVE YOU / TAYLOR DAYNE
4 2 SIMPLY IRRESISTIBLE / ROBERT PALMER
5 9 LOVE BITES / DEF LEPPARD
6 3 PERFECT WORLD / HUEY LEWIS & THE NEWS
7 11 ONE GOOD WOMAN / PETER CETERA
8 7 IF IT ISN'T LOVE / NEW EDITION
9 8 NOBODY'S FOOL(THEME FROM "CADDYSHACKⅡ) / KENNY LOGGINS
10 15 DON'T BE CRUEL / CHEAP TRICK
11 10 IT WOULD TAKE A STRONG STRONG MAN / RICK ASTLEY
12 14 I HATE MYSELF FOR LOVING YOU / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
13 19 RED RED WINE / UB40
14 18 PLEASE DON'T GO GIRL / NEW KIDS ON THE BLOCK
15 17 A NIGHTMARE ON MY STREET / D.J. JAZZY JEFF & THE FRESH PRINCE
16 6 WHEN IT'S LOVE / VAN HALEN
17 22 WHAT'S ON YOUR MIND / INFORMATION SOCIETY
18 21 FALLEN ANGEL / POISON
19 20 DON'T BE CRUEL / BOBBY BROWN
20 27 DON'T YOU KNOW WHAT THE NIGHT CAN DO? / STEVE WINWOOD
21 31 GROOVY KIND OF LOVE / PHIL COLLINS
22 26 STAYING TOGETHER / DEBBIE GIBSON
23 28 TRUE LOVE / GLENN FREY
24 30 FOREVER YOUNG / ROD STEWART
25 13 MONKEY / GEORGE MICHAEL
26 29 WHAT YOU SEE IS WHAT YOU GET / BRENDA K. STARR
27 32 CHAINS OF LOVE / ERASURE
28 33 NEVER TEAR US APART / INXS
29 16 FAST CAR / TRACY CHAPMAN
30 12 ANOTHER PART OF ME / MICHAEL JACKSON
31 36 WILD, WILD WEST / THE ESCAPE CLUB
32 40 THE LOCO-MOTION / KYLIE MINOGUE
33 23 I DON'T WANNA LIVE WITHOUT YOUR LOVE / CHICAGO
34 24 I DON'T WANNA GO ON WITH YOU LIKE THAT / ELTON JOHN
35 43 ONE MOMENT IN TIME / WHITNEY HOUSTON
36 25 HERE WITH ME / REO SPEEDWAGON
37 46 SUPERSTITIOUS / EUROPE
38 35 HANDS TO HEAVEN / BREATHE
39 44 TIME AND TIDE / BASIA
40 58 KOKOMO / BEACH BOYS
78年のヒット以降、The Power Stationのヒットで息を吹き返すまですっかり忘れていました。
前作♪Addicted To Love♪もロックぽかったですが、この曲はよりロックにソウルフルになっていますね。
PVを観てもカッコいいですね。
(でもハイパラクチブと、のちのフォンクミュージックのカバーが大好き)
ただそれらの「溺れて」「ターニューオン」「イレジスチボゥ」みな特異といいますか、単なるポップラブソングでなく、訳ワカメな曲調がたまりませんですな🤣
で、ちなみに私、おネーサンがたも好きですが、おネーサン方をバックに、鈍クサそうに真面目に歌うパーマー氏の姿勢が好きでした。
エッチなロック、ゴージャスなポップ、笑えるボーカル、がパーマー氏の真髄❗
なんてこたないか( ・∀・)
70年代の2曲のヒットは、ソウルフルな、異色のロックヒットでしたので、注目していましたが、それから5年以上音沙汰なくなっての突然のThe Power Stationでの復活でした。驚きましたよね。
この曲、相変わらずソウルフルではありますが、ロックっぽいところもあり、カッコいい曲でした。
そうそう、大ヒットと空振りと、交互に出てくるのは、ブロンディがありました。kc&ザ・サンシャイン・バンドもそうだったですよ。
そうですね、PVではマネキンお姉さん方が目立ちますが、そこにまじめなロバート・パーマーが入ってくるところがまた良い、ですよね。
私が岩国米軍の前でやらかしたのもそんな感じでありました。口笛までもらいました。
でもアイツらのドンストップビリービン(ジャーニーです)クソヘタクソでしたよ、ホントにもう。外人はみな歌がウマい、なんてのは盲信でありますたな。
「おら、かかってこいや😃」てな気分になれるなんて、私の過去、あんなにイキった(内心です)のはあとにも先にもございません。
でもヤツラはムキになったらしく、集団なもんだから、3局いきなりドバドバドバと入れてくるという掟破りも!
でもまあポップスカラオケを続けて店で聴けるなんて滅多にないことでしたんで気分は良かったです。
そうそう、この曲、まさにロバート・パーマーの面目躍如でした。PVもね。これぞロバート・パーマーの曲、PVでしたよ。
ドイヒーであります。普通にシンプリー・イレジスチブルで良かったでしょう。響きもカッコいいのに。
こりゃ「恋に溺れて」で味をしめたんですな、カッコ悪いぞ😃
このころはもうあんま邦題はなかったでしょう。むしろジョージマイケルなんか、Faith, Father figure みたく横文字のままでしたので、風向き変わってきてましたかね?
私が最後に認識した邦題は「それが愛というものだから」でありました。格調高かったなあ☺️
こちらのPVは、相変わらずかなり飛ばしまくっている感がありますが、続く『シー・メイクス・マイ・デイ』では、もうすっかりもとのオジサンに戻っていました。
さすがに4作連続であのPVは…、といったところでしょう。
どうやらPVにお姉さんたちが登場するのは、これが最後だったみたいです(まだあったら教えてください)。
86年の大ヒット曲2曲もこの曲も、PVにはお姉さんが登場ですね。
ヒットの女神かも知れませんね。
そうか、R.PalmerもBlondieと同じく、大ヒットの確率が高いですね。
Blondieは№1の3曲以外は、♪One Way Or Another♪ですか。
邦題ですか、邦題は、あんまり気にしない方なのですが、この80年代も半ばすぎると、邦題っていうのがだいぶ少なくなり、90年代になるとほとんどなくなったのではなかったでしょうか。いらない、っちゃあいらないですが。