ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード 全米 Top40 1985年12月14日付 ハート Heart - Never

2021-12-12 21:56:01 | 1985年ビルボードTop40
1985年12月14日付ビルボード All American Top40、この週2週目の1位はMr. Misterの"Broken Wings"。Mr. Misterですが、アメリカのロックグループ。彼らの初めてのアメリカでのヒット・Top40ヒットが初めてのNo.1獲得です。

2位は前週と変わらず、1週のみですが1位を記録、Phil Collins & Marilyn Martinの"Separate Lives (Theme From White Nights)"。この曲、映画「White Nights」サウンドトラックからのテーマ曲です。Phil Collinsですが、もちろん皆さんご存知、Genesisのドラマー兼ボーカリストで、ソロでも大ヒットを連発、"Against All Odds (Take a Look at Me Now)"などこの曲で4曲目のNo.1ヒットとなりました。一方、Marilyn Martinですが、この曲が初めてのシングルヒットで初のNo.1を記録しました。
3位は5位からアップ、Lionel Richieの"Say You, Say Me (Title Song From White Knights)"。Lionel Richieですが、Commodoresのメンバーで、皆さんご存知、ソロでも数々の大ヒットを持っています。ソロになってからはこの曲で10曲目のシングルですが、なんとそのシングルすべてがTop10ヒット、Top3ヒットもこの曲で6曲目となりました。
4位は9位からジャンプアップ、Eddie Murphyの"Party All the Time"。Eddie Murphyですが、歌手というよりも、皆さん俳優でご存知ですよね。ちょうどこの頃大ヒットしている映画『ビバリーヒルズ・コップ』シリーズのアクセル・フォーリー刑事役で大人気です。歌手としては初めてのTop40ヒットが4位まで上がってきました。
5位は4位からダウン、Heartの"Never"。Heartですが、1975年にデビューしたアメリカンロックグループ。1975年の初めてのヒット"Magic Man"が最高位9位、それ以降ヒットを積み重ね、この曲で11曲目のTop40ヒットで初めてのTop5ヒットになりました。

この週5位はHeartの"Never"。最高位は前の週の1週のみの第4位。年間チャートは86年の第18位。最高位4位ながらHot100に24週間チャートインするロングヒットで、この時点でHeartの最大のヒットになりました。

Heartですが、1960年代から音楽活動を始め、長い下積み時代を経て1975年にファーストアルバム『Dreamboat Annie』でデビューしたアメリカンロックバンド。アンとナンシーのウィルソン姉妹を中心とする女性ロックバンドの草分け。
ファーストアルバムの『Dreamboat Annie』は素晴らしいアルバムで、私はすぐに大ファンになりました。
初のTop40ヒット"Crazy on You"、そして最高位9位と初のTop10ヒットとなった"Magic Man"、名曲でした。こちらをご覧ください→→→
もちろん、アンウィルソンの力強く、情感のあるボーカル、そして、ナンシーウィルソンの女性ギタリストというのは、新鮮な驚きでした。

その後も最高位11位の"Barracuda"を始め、コンスタントにTop40ヒットを続けます。1981年に"Tell It Like It Is"が最高位8位、年間87位のヒットになりますが、特大のヒットには至りませんでした。

そして、バンド8枚目のアルバム『Heart』をリリース。8枚目にしてバンド名を冠するアルバムで、バンドの勝負アルバムだったのでしょうか、アルバムは特大のヒット、85年12月21日には1週のみですが、ついにアルバムチャートNo.1を記録、年間チャートでは85年の79位に続き、86年のアルバム年間チャートではついに第2位を記録しました。

このアルバムからはすでに"What About Love?"が最高位10位、年間87位となるヒットとなっています。こちらをご覧ください→→→
Heartですが、このアルバムまでは、しばらく、ソウルフルなロックが多かったのですが、この8枚目のアルバムには、ハード・メロディアスロックが中心に収録されていて、そこが大成功だったのでしょう。

"Never"ですが、そのアルバムから、"What About Love?"に続く2枚目のシングルカット曲。
曲の作者は名ソングライターのHolly Knightに、Gene Black、そして「Connie」の共作。Holly Knightといえば、数々の名曲を作っている人で、私のブログにも何度か登場しています。Scandalの"The Warrior"やPat Benatarの"Love Is A Battlefield"も彼女の作品ですね。そして、「Connie」というのは、Ann & Nancy Wilsonに Sue Ennisの3人のチームのペンネームです。

"Never"は素晴らしい曲でした。そしてこの時のチャートも楽しいチャートだったなぁ。Starshipの"We Built This City"に、この曲"Never"が何位になるか、毎週ドキドキしながら全米Top40を聞いていました。
Heartの私の最も好きな曲、70年代が"Magic Man"で、そして80年代はこの曲"Never"です。

"Never"は最高位4位でしたが、85年の年間チャートには登場しませんでした。年度の途中になってしまい、「なんだ年間チャートは圏外か」、とがっかりしていたところ、まさか翌年86年の年間チャートに入るとは、それも18位、ホント驚きましたし、嬉しかったです。
後年Ann Wilsonはだいぶ貫禄が出てしまいましたが、このPVでは美しいお姿、もちろんNancy Wilsonは変わらずカッコよく美しいです。


今週 先週 song / artist
1 1 BROKEN WINGS / MR. MISTER
2 2 SEPARATE LIVES (THEME FROM WHITE NIGHTS) / PHIL COLLINS & MARILYN MARTIN
3 5 SAY YOU, SAY ME(TITLE SONG FROM WHITE NIGHTS) / LIONEL RICHIE
4 9 PARTY ALL THE TIME / EDDIE MURPHY
5 4 NEVER / HEART
6 7 ELECTION DAY / ARCADIA
7 11 ALIVE & KICKING / SIMPLE MINDS
8 10 SLEEPING BAG / ZZ TOP
9 13 I MISS YOU / KLYMAXX
10 3 WE BUILT THIS CITY / STARSHIP
11 8 WHO'S ZOOMIN' WHO / ARETHA FRANKLIN
12 14 SMALL TOWN / JOHN COUGAR MELLENCAMP
13 15 PERFECT WAY / SCRITTI POLITTI
14 16 THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR / DIONNE & FRIENDS
15 12 LAY YOUR HANDS ON ME / THOMPSON TWINS
16 17 TONIGHT SHE COMES / CARS
17 6 YOU BELONG TO THE CITY / GLENN FREY
18 19 WALK OF LIFE / DIRE STRAITS
19 23 TALK TO ME / STEVIE NICKS
20 20 WRAP HER UP / ELTON JOHN
21 21 EMERGENCY / KOOL & THE GANG
22 27 BURNING HEART / SURVIVOR
23 31 LOVE IS THE SEVENTH WAVE / STING
24 18 SISTERS ARE DOIN' IT FOR THEMSELVES / EURYTHMICS AND ARETHA FRANKLIN
25 28 OBJECT OF MY DESIRE / STARPOINT
26 32 CONGA / MIAMI SOUND MACHINE
27 33 YOU'RE A FRIEND OF MINE / CLARENCE CLEMONS & JACKSON BROWNE
28 37 IT'S ONLY LOVE / RYAN ADAMS / TINA TURNER
29 35 DO IT FOR LOVE / SHEENA EASTON
30 38 EVERYBODY DANCE / TA MARA & THE SEEN
31 41 SPIES LIKE US / PAUL MCCARTNEY
32 44 GO HOME / STEVIE WONDER
33 40 GOODBYE / NIGHT RANGER
34 22 MIAMI VICE THEME / JAN HAMMER
35 25 PART TIME LOVER / STEVIE WONDER
36 24 YOU ARE MY LADY / FREDDIE JACKSON
37 45 I'M YOUR MAN / WHAM!
38 39 SUN CITY / ARTIST UNITED AGAINST APARTHEID
39 26 ONE OF THE LIVING / TINA TURNER
40 46 SEX AS A WEAPON / PAT BENATAR
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Eurythmics and Aretha Franklin - Sisters Are Doin’ It For Themselves(1985年の洋楽 Part48)

2021-12-09 23:09:54 | '85年洋楽
1985年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart48はEurythmics and Aretha Franklinの"Sisters Are Doin’ It For Themselves"。最高位は12月7日付の第18位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

さてこの曲"Sisters Are Doin’ It For Themselves"ですが、なんとEurythmicsとAretha Franklinの異色のコラボレーションです。
曲の作者はEurythmicsのAnnie LennoxとDavid A. Stewartの共作。
そして、Eurythmicsの4枚目のアルバム『Be Yourself Tonight』と、Aretha Franklinの方は通算30枚目となるアルバム『Who's Zoomin' Who?』の両方のアルバムに収録されている曲です。

Eurythmicsのアルバム『Be Yourself Tonight』からは、すでに"Would I Lie To You?"が最高位5位、そして、名曲"There Must Be an Angel (Playing with My Heart)"が最高位22位、イギリスではNo.1のヒットとなっています。この曲が3曲目のシングルとなりました。こちらをご覧ください→→→

そしてAretha Franklinですが、『Who's Zoomin' Who?』からも、"Freeway of Love"が最高位3位、"Who's Zoomin' Who"が7位の大ヒット、この曲がEurythmicsと同じく3曲目のシングルヒットです。こちらをご覧ください→→→

曲は女性の人権を歌ったもの?
バックには Tom Petty and the HeartbreakersのMike Campbell、Stan Lynch、Benmont Tench、さらにはジャズベーシストのNathan Eastが参加しています。
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ビルボード 全米 Top40 1985年12月7日付 Phil Collins & Marilyn Martin - Separate Lives (Theme From White Nights)

2021-12-05 20:59:21 | 1985年ビルボードTop40
1985年12月7日付ビルボード All American Top40、1位の交代がありました、3位から上がっての1位はMr. Misterの"Broken Wings"。Mr. Misterですが、アメリカのロックグループ。彼らの初めてのアメリカでのヒット・Top40ヒットが初めてのNo.1獲得です。

2位は1週のみの1位からダウン、Phil Collins & Marilyn Martinの"Separate Lives (Theme From White Nights)"。この曲、映画「White Nights」サウンドトラックからのテーマ曲です。Phil Collinsですが、もちろん皆さんご存知、Genesisのドラマー兼ボーカリストで、ソロでも大ヒットを連発、"Against All Odds (Take a Look at Me Now)"などこの曲で4曲目のNo.1ヒットとなりました。一方、Marilyn Martinですが、この曲が初めてのシングルヒットで初のNo.1を記録しました。
3位は2位はからダウン、2週間の1位の大ヒット、Starshipの"We Built This City"。Starship、ルーツは60年代のJefferson Airplaneまでさかのぼります。その後、1974年にJefferson Starshipとなり、さらに1984年、ジェファーソン・エアプレイン創設メンバーのポール・カントナーがバンドを去ったことにより、Starshipとなりました。Starshipとしては初めてのヒットですが、Jefferson Airplane時代の最高位5位の"Somebody to Love"、Jefferson Starship時代の最高位3位の"Miracles"と合わせて3曲目のTop5ヒット、グループの長い歴史を経ての初めてのNo.1です。
4位は5位からアップ、Heartの"Never"。Heartですが、1975年にデビューしたアメリカンロックグループ。1975年の初めてのヒット"Magic Man"が最高位9位、それ以降ヒットを積み重ね、この曲で11曲目のTop40ヒットで初めてのTop5ヒットになりました。
5位は12位からジャンプアップ、Lionel Richieの"Say You, Say Me (Title Song From White Knights)"。Lionel Richieですが、Commodoresのメンバーで、皆さんご存知、ソロでも数々の大ヒットを持っています。ソロになってからはこの曲で10曲目のシングルですが、なんとそのシングルすべてがTop10ヒット、Top5ヒットもこの曲で8曲目となりました。

この週2位はPhil Collins & Marilyn Martinの"Separate Lives (Theme From White Nights)"。11月30日付で1週のみでしたが1位を記録。年間チャートは50位。年度の途中で年間チャートは低めでしたが大ヒットになりました。

Phil Collinsですが、言うまでもありませんね、Genesisのドラマー兼ボーカル。バンド活動に並行してソロでも大ヒットを連発しています。
ソロではまずは1981年に"In the Air Tonight"が最高位19位を記録、このシングルを皮切りに、この曲までにTop40ヒットは計10曲となりました。そのうち、まずは映画のサントラから"Against All Odds (Take a Look at Me Now)"が初めてのNo.1となり、"Sussudio"、"One More Night"と、計3曲がNo.1となり、"Separate Lives"で、ソロで11曲目のTop40ヒット、なんと4曲目のNo.1となりました。ソロでも大成功、この頃からしばらく人気の絶頂期が続きます。

一方、Marilyn Martinですが、アメリカ出身のシンガーソングライター。70年代初めから音楽活動を開始、Michael McDonaldやBoz Scaggsなどのツアーでバックボーカルを務め、さらに. Stevie Nicksなどのレコーディングにもバックボーカルで参加するなど、長く下積み活動を続けます。そしてこの曲で初めて表舞台に立ち、デュエット曲ではありますが、なんとNo.1ヒットになりました。
その後も現在まで音楽活動を続け、この後、1曲だけですが、ソロでTop40ヒットも持つことになります。

"Separate Lives (Theme From White Nights)"ですが、曲名からも分かるように映画『ホワイトナイツ/白夜』のテーマソング。
映画はバレエ・ダンサーの友情の物語。私はこの頃映画をよく見ていて、この映画を見た覚えがあるのですが、「ダンスのシーンが凄かったなぁ」との記憶があるくらいで、映画として面白かったのかは覚えていません。

でもこの映画、とにかく挿入歌に特大のヒットがあったことから有名です。もちろんこの曲"Separate Lives (Theme From White Nights)"と、この週5位に急上昇してきたLionel Richieの"Say You, Say Me (Title Song From White Knights)"です。2曲のNo.1となるサントラ盤、なかなか他にないですね。

さて"Separate Lives (Theme From White Nights)"ですが、なんとこの曲の作者はStephen Bishop。Phil Collinsではないのです。なぜStephen Bishopの曲が映画に取り上げられたのか、経緯についてはよくわかりませんでした。

さてそのStephen Bishopですが、アメリカ出身のシンガーソングライター、素晴らしい曲を作るのです。
1977年に最高位11位を記録した"On and On"をはじめ、4曲のTop40ヒットを持っていて、Top40ファンにはおなじみですね。"On and On"については、もう8年も前の記事ですが、こちらをご覧ください→→→
彼の4枚目のアルバム『Sleeping with Girls』にはこの曲のStephen Bishopバージョンが収録されています。"Separate Lives"、やっぱり曲が良かったです。

Stephen Bishopのライブバージョンがありました。

今週先週song/artist
1 3 BROKEN WINGS/MR. MISTER
2 1 SEPARATE LIVES (THEME FROM WHITE NIGHTS)/PHIL COLLINS & MARILYN MARTIN
3 2 WE BUILT THIS CITY/STARSHIP
4 5 NEVER/HEART
5 12 SAY YOU, SAY ME(TITLE SONG FROM WHITE NIGHTS)/LIONEL RICHIE
6 4 YOU BELONG TO THE CITY/GLENN FREY
7 8 ELECTION DAY/ARCADIA
8 7 WHO'S ZOOMIN' WHO/ARETHA FRANKLIN
9 9 PARTY ALL THE TIME/EDDIE MURPHY
10 10 SLEEPING BAG/ZZ TOP
11 11 ALIVE & KICKING/SIMPLE MINDS
12 6 LAY YOUR HANDS ON ME/THOMPSON TWINS
13 16 I MISS YOU/KLYMAXX
14 21 SMALL TOWN/JOHN COUGAR MELLENCAMP
15 19 PERFECT WAY/SCRITTI POLITTI
16 27 THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR/DIONNE & FRIENDS
17 25 TONIGHT SHE COMES/CARS
18 24 SISTERS ARE DOIN' IT FOR THEMSELVES/EURYTHMICS AND ARETHA FRANKLIN
19 28 WALK OF LIFE/DIRE STRAITS
20 26 WRAP HER UP/ELTON JOHN
21 31 EMERGENCY/KOOL & THE GANG
22 14 MIAMI VICE THEME/JAN HAMMER
23 33 TALK TO ME/STEVIE NICKS
24 20 YOU ARE MY LADY/FREDDIE JACKSON
25 18 PART TIME LOVER/STEVIE WONDER
26 15 ONE OF THE LIVING/TINA TURNER
27 34 BURNING HEART/SURVIVOR
28 29 OBJECT OF MY DESIRE/STARPOINT
29 13 BE NEAR ME/ABC
30 17 HEAD OVER HEELS/TEARS FOR FEARS
31 35 LOVE IS THE SEVENTH WAVE/STING
32 36 CONGA/MIAMI SOUND MACHINE
33 37 YOU'RE A FRIEND OF MINE/CLARENCE CLEMONS & JACKSON BROWNE
34 22 SOUL KISS/OLIVIA NEWTON-JOHN
35 39 DO IT FOR LOVE/SHEENA EASTON
36 23 LOVE THEME FROM ST. ELMO'S FIRE/DAVID FOSTER
37 44 IT'S ONLY LOVE/RYAN ADAMS / TINA TURNER
38 40 EVERYBODY DANCE/TA MARA & THE SEEN
39 42 SUN CITY/ARTIST UNITED AGAINST APARTHEID
40 49 GOODBYE/NIGHT RANGER
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トンプソン・ツインズ Thompson Twins - Lay Your Hands On Me(1985年の洋楽 Part47)

2021-12-02 22:53:06 | '85年洋楽
1985年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart47はThompson Twinsの"Lay Your Hands On Me"。最高位は11月23日と30日の第6位。年間チャートは84位。1984年の彼らの初めての大ヒット、最高位3位、年間23位の"Hold Me Now"に次ぐヒット曲となりました。

今回はThompson Twins、私のブログには久々のブリティッシュ・ニュー・ウェイヴ系バンドの登場です。
デビューは1981年、デビュー当時は7人組だったようですが、すぐに3人組となり活動を開始します。

初めてのヒットは3枚目のアルバム『Side Kicks』。そのアルバムからのシングル"Lies"が1983年に初めてのTop40ヒットとなり、最高位30位。ただこの曲、母国イギリスではヒットしなかったようです。イギリスではそのアルバム収録の"Love on Your Side"が初めてのTop10ヒットとなります。
アルバム『Side Kicks』はアメリカでは34位、母国イギリスでは2位の大ヒットアルバムとなります。

そして翌年1984年に出した彼ら4枚目のアルバム『Into the Gap』が彼ら最大のヒットとなります。
アルバムチャートでは第10位、イギリスでは1位を記録します。
そのアルバムからのファーストシングルが"Hold Me Now"で、前述のように最高位3位の大ヒットとなりました。こちらをご覧ください→→→

この曲"Lay Your Hands On Me"ですが、彼らの次の5枚目のアルバム『Here's to Future Days』からのファーストシングルカット曲。
曲の作者はメンバーのAlannah Currie、Tom Bailey、Joe Leewayの3人の共作です。
実はこの曲、前年の1984年に、イギリスでシングル単体でリリースされた曲です。その時はギターがなかったバージョンだったようですが、新たにギターと、ゴスペルコーラスを加えて再録音した曲がアルバムに収録されシングルカット、ヒットに結びつきました。

この時のメンバーは3人で、この曲・アルバムのギターはなんとNile Rodgersが務めておりました。この曲の85年のバージョンは、プロデュースにもNile Rodgersが参加しているようです。
こちらがNile Rodgersのバージョンです。さすがギターがファンキーです。


この曲、いくつものバージョンがあるようで、こちらはNile Rodgersのギターは入っていませんで、代わりにストリングスが入ってます。
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