チョイ贅沢をしたお陰で、節約の余地がまだある。シャネルのヒットシリーズ『LE LIFT(ル・リフト)』を使い切った機会に、シャネルを止める決心をした。この化粧水が驚異的なお肌の“ハリ“をもたらそうが皺を伸ばそうが、潔くキッパリ止める。いい意味で、麻薬のやうなものであった。今後は髪の先から足裏までロクシタンのシアバターしかつけぬ。ものすごい節約。惚れ惚れする倹約。糸瓜の実が成ったら糸瓜水は使うかもしれぬ。さう言えば、昔句友が、根岸の子規庵で分けて貰ったといふ糸瓜の種を星岡の家の庭に蒔いたら立派な糸瓜が成ったっけ。ニックは一句詠んだっけ。
hechima growing
tiny fingers reaching out
becoming new life
<新しき命糸瓜の手伸びゆく>
パヒュームもココ・ノワールから、ロクシタン・ヴァーヴェナへ。引継ぎ式。
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「今日の怒り」
アマゾン経由の古本屋で注文し、楽しみに待ってた句集が届いた。開けてみると元の持主の書き込みが沢山あった。全句の半分に?マークが書かれてた。後の半分に×が書かれてた。好きな句に✔︎するならともかく選句に×をつける人を初めて知った。しかも語順を入れ替える無限マークを縦にした添削記号により、名句が台無しにされてた。何という蛮行。本当に許せん。ニックの楽譜立から消ゴムを借りて来て、この愚かなマークを全頁消すのに二十分かかった。糞、糞、という意味の英語を呟きつつ、「名句が分からないから格安で古本に出してくれたのだ。」「鉛筆書きだったからまだマシだったのだ。」と己れに言い聞かせ激しい憤怒に耐えた。