ゆるゆると逃ぐる蜘蛛ある夜長かな
アメリカ大統領選は十一月。九月は角川俳句賞落選の時だ。たいてい選考会は八月末に行われる...
秋の富士未来永劫孤独かな
富士の雪が完全に消えるのは七月。八月は既に涼しく、初雪は九月。山梨の夏は短いなあ。今朝...
秋暑きコーヒー豆を噛み潰す
東京の地下鉄で見かけたポスター。何か違和感があったので、写真に撮った。そしてそれが何か...
ナサニエルローゼン広場秋茜
サントリーホール前の噴水広場には、カラヤン広場という名が付いていることを知った。オリジ...
かき氷器しまひそびれてまた使ふ
かぼちゃんの梳いた毛を桜の木にかけ置く。 俳句王国日本の俳都松山には「一句一遊」という...
倒木の無言に倒れ行く秋ぞ
散歩の途中、木を倒している人々に遭遇。 コレは何デスカ?と聞けば、枯れた木を放置して置...
秋晴や御殿場の山羊繫がれて
今日東名高速に乗る前に御殿場でガソリンを入れてたら、側道に幸福そうな山羊が居た。立派で...
秋の蛇秋の蜂みな何処に居る
松山城紫竹門の狭間。くわぁ、久しぶりにここへ来た。いつもは黒門口から登り、東雲神社の階...
秋風や家を出て見る家の窓
新しいほうむへママが引っ越して、初めてのお散歩。孫とひ孫と私と一緒に近所の神社まで車椅...
月を待つゆつくり夢を見るやうに
忘れるといけないので昨夜の夢の話を。 夢の中では既に満月の夜で、私は山梨の友人達とお月...