
ただいまと話しかけたる花は葉に
借家の庭の冨士桜(古木) 前から予約してた92歳のバイオリニスト、イブリー・ギトリスのコ...

桜蕊降る玄関の石段に
日記俳句もありだし、写真俳句もありだなーと思う。俳句を楽しむにはルールや技が多少いるけ...

新緑や瞼に金の粉を刷き
フェラーリに夢中のニック。 大月まで新緑を愛でつつ、渋滞なしの快適ドライブ。特急かいじ...

肉食うて身を養ひぬ青嵐
思わずピクニックしたくなるワイン。 普通の日本の家庭はだいたい、主婦が献立を考え、買い...

あかあかと皐月蕾みし山の冷
かぼちゃんの散歩が、今やジョギングになんなんとしている。 ステージワン!ステージツー!...

額縁屋探して歩く青嵐
ニックの若い頃の肖像画が届いたので額装して壁に飾ろうと思い立ち、富士吉田の額縁屋さんを...

初夏のスクランブルなエッグかな
フリー毛玉。先着一羽の鳥様に無料でプレゼント。 たまに朝ご飯を一人で食べると、暇なので...

五月雨や窓に来て鳴く虫ひとつ
昨日の朝食堂で一緒だった老人夫婦について、もう一言。 あんなに塩分を気にしておられたご...

監獄のやうな場所なり蚊喰鳥
バレエにおける、「顔をつける」ということは、鼻と手の距離を、月と地球のように保つ事だっ...

青嵐届かぬ塔にわれは居り
食欲を奪ふ物、丼の下に敷いてあるゴムの滑り止め。 インスタグラムに写真やビデオを載せる...